JPS5823725B2 - 円盤巻線 - Google Patents

円盤巻線

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Publication number
JPS5823725B2
JPS5823725B2 JP51046636A JP4663676A JPS5823725B2 JP S5823725 B2 JPS5823725 B2 JP S5823725B2 JP 51046636 A JP51046636 A JP 51046636A JP 4663676 A JP4663676 A JP 4663676A JP S5823725 B2 JPS5823725 B2 JP S5823725B2
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JP
Japan
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winding
coils
pair
conductor
series capacitance
Prior art date
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Expired
Application number
JP51046636A
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JPS52131119A (en
Inventor
森悦紀
渡辺透
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変圧器等に用いられ特に衝撃電圧特性を数珠
した信頼度の高い円盤巻線に関する。
一般に、円盤巻線は機械的強度が大きく、変圧器などの
高圧巻線として広く用いられている。
しかし、円盤巻線は、コイルの対向面積が比較的小さく
且つコイル数が多いため、コイル間の直列静電容量が小
さく、衝撃電圧特性が悪いという欠点がある。
この欠点を改善するために、第1図及び第2図に示すよ
うな巻線が開発されている。
まず、第1図に示す巻線は、インターリーブと言われる
円盤巻線構造を有する。
即ち、絶縁筒30上に巻回配置された各々一対のコイル
I、■。
m、 rv、・・・・・・が組となり、符号1〜24の
ターン数で示される導体がお互に交差し合っているもの
である。
尚、符号31は巻線の端子を示す。而してこの構造は、
離れたコイル間を静電的に結合し、コイル内の隣接導体
間又は導体とシールド間を流れる衝撃電圧による充電電
流の方向を逆にし、夫々の間のインダクタンスを互に打
消すようにして、コイル間に大きな直列静電容量を付加
せんとするものである。
第3図に基づいて定量的に説明すると、図示の巻線は一
対のコイル当り24ターンの巻回数を有しており、1コ
イル当りの直列静電容量Mは、ターン間の静電容量をC
とすれば、M=11cとなり、従って一対コイル当りの
直列静電容量N=55cとなる。
尚、図中矢符Wは充電電流の方向を示す。
よって、直列静電容量M或はNは、1コイルのターン数
に比例した値となるが、大容量或は超高圧の変圧器では
1コイル当りの巻数が減少し、且つ個々の導体の絶縁厚
さも増加するので、必然的に直列静電容量は減少し、為
に衝撃電圧特性が悪くなるという欠点がある。
又、第2図に示す巻線は、各一対のコイルI、■、・・
・・・・の各相互間にシールド導体Sを巻込み、これを
静電的に結合したものである。
この巻線も第1図に示した巻線と同じく、離れたコイル
間を静電的に結合し、コイル間の隣接導体間又は導体と
シールド間を流れる衝撃電圧による充電電流の方向を逆
にし、その間のインダクタンスを互に打消すようにして
、コイル間に大きな直列静電容量を付加するものである
第4図に基づいて定量的に説明すると、巻込まれたシー
ルド導体Sが1コイル当り3ターンのとき、1コイル当
りの直列静電容量M= 6 c (cはターン間の静電
容量)、一対コイル当りの直列静電容量N=12cとな
る。
よってこの巻線は、直列静電容量M或はNがシールド導
体Sの巻込み巻回数に比例して増加するという特長を有
している。
然し乍ら、高電圧大容量の変圧器に用いる場合には、巻
線巾を大きく取ると変圧器全体が大型化し、輸送上に制
限があり、従ってシールド導体Sの巻込み回数が制限さ
れる場合がある。
又、シールド導体Sの巻線巾に起因して原価低減上好ま
しくないという欠点がある。
本発明は狭止の諸欠点に鑑み為されたもので、この円盤
巻線の目的は、大容量超高圧巻線の巻回数が少ない場合
でも、衝撃電圧特性を良好にできるようにすることにあ
る。
上記の目的を達成するため、本発明ではインターリーブ
構成の複数対のコイルを、軸方向に積重ねて円盤巻線と
する際、インターリーブ構成の各対のコイル間を接続す
る導体の外側渡り位置を、円周方向に順にずらすと共に
、インターリーブ構成の各コイル中にシールド導体を少
なくとも1回巻込み、各シールド導体間はコイル導体の
外側渡り位置間で渡る外側渡り線にて接続するようにし
たことを特徴とするものである。
次に、本発明の一実施例を第5図及び第6図に基づき説
明する。
まず第5図は、巻線の断面図及び等価な静電容量の電気
回路を示すもので、一対コイル当り24ターンの導体巻
回数を既述のインターリーブ方式とし、シールド導体S
を各コイル当り1ターン毎巻込んで巻線が構成されてい
る。
この巻線の直列静電容量は第3図及び第4図の場合と同
様にして計算でき、一対コイル当りの直列静電容量N=
5.5 c+4 c=9.5 cとなる。
第6図は、第5図に示した巻線を外側から展開して平面
的に図示したもので、インターリーブ方式の導体の内側
渡り位置101,104,107゜110、・・・、及
び外側渡り位置102,103゜105.106,10
8,109.・・・は、巻込まれたシールド導体Sの接
続線である外側渡り線Sl、S2.S3.S4.S5.
・・・・・・を円滑に渡せるように、円周方向に少しづ
つずらして配されている。
第7図は、従来のインターリーブ方式の巻線A1コンデ
ンサ結合方式の巻線B1及び本発明による巻線Cを比較
対照して示すものである。
又第8図は、巻線A、B、Cについて横軸に1コイル当
りの巻回数、縦軸に一対コイル間の直列静電容量の値を
示したもので(尚、同図中りは、シールド導体Sが1タ
一ン巻込まれている場合を示す)、このグラフから明ら
かな如く、本発明の巻線Cの直列静電容量は巻線A及び
シールド導体Sが1タ一ン巻込まれている場合りの直列
静電容量を和した値となり、1コイル当りの巻回数を規
定すれば、必要充分な大きさの直列静電容量を有した巻
線が得られることとなる。
即ち、変圧器仕様で1コイル当りの巻回数が決定され、
衝撃電圧の値から必要な直列静電容量の値が決まるので
、これらの値及び変圧器等の全体の大きさ、コスト等を
勘案して容易に製作することができる。
斯くして、大容量超高圧変圧器で1コイル当りの巻回数
が少なくなった場合でも、インターリーブ巻線の改良と
して、衝撃電圧特性の良好な巻線が得られる。
第9図は本発明の他の実施例を示すもので、シールド導
体Sをコイルからコイルへ渡す場合に、第5図及び第6
図に示した実施例よりも多くコイルをとばして構成する
ものである。
この実施例によれば、シールド導体S01ターン轟りの
直列静電容量の増加分が前述の実施例よりも犬となる利
点がある。
又、第10図は本発明の他の実施例を示すもので、イン
ターリーブ方式の巻線において導体が二並列のものに適
用した巻線である。
間、第9図及び第10図においても第5図及び第6図の
場合と同様の構成であるので、詳述は省略する。
以上述べた如く本発明に拠れば、インターリーブ巻線に
シールド導体を巻込むことが可能となったので、衝撃電
圧特性の良好な円盤巻線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインターリーブ方式による円盤巻線の巻
回配置図、第2図は従来のコンデンサ結合方式による円
盤巻線の巻回配置図、第3図及び第4図は衝撃電圧特性
の効果の示針となる直列静電容量の大きさを示すもので
、第3図1は第1図の巻線の巻回配置図、同図2,3は
第3図1と等価な電気回路図、第4図1は第2図の巻線
の巻回配置図、同図2,3は第4図1と等価な電気回路
図、第5図は本発明に係る円盤巻線の一実施例を示すも
ので、同図1は巻回配置図、同図2,3は第5図1と等
価な電気回路図、第6図は同実施例の巻線展開図、第7
図は同実施例と従来の円盤巻線とを示すもので、同図1
はインターリーブ方式の巻線Aの巻回配置図、同図2は
コンデンサ結合方式の巻線Bの巻回配置図、同図3は同
実施例の巻線Cの巻回配置図、第8図は1コイル当りの
巻回数と直列静電容量の大きさとの関係を示すグラフ、
第9図並びに第10図は本発明の他の実施例を夫々示す
巻回配置図である。 符号の説明、101,104,107,110・・・内
側渡り位置、102,103,105゜106.108
・・・外側渡り位置、109・・・外側渡り位置、S・
・・シールド導体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導体を巻回形成した一対のコイルの複数組を軸方向
    に積重ね、かつ前記一対のコイルから次の一対のコイル
    へ外側渡り位置にて導体を渡らせると共に、前記一対の
    コイルはその導体をコイル間で互いに交差させるインタ
    ーリーブ構成とするものにおいて、インターリーブ構成
    の各対のコイルにおける導体の外側渡り位置を、円周方
    向に順にずらすと共に、インターリーブ構成の各コイル
    の中にシールド導体を少なくとも1ターン巻込み、前記
    各コイル中のシールド導体は、各対コイルの導体の外側
    渡り位置の間で渡る外側渡り線にてそれぞれ接続したこ
    とを特徴とする円盤巻線。
JP51046636A 1976-04-26 1976-04-26 円盤巻線 Expired JPS5823725B2 (ja)

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JP51046636A JPS5823725B2 (ja) 1976-04-26 1976-04-26 円盤巻線

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JP51046636A JPS5823725B2 (ja) 1976-04-26 1976-04-26 円盤巻線

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JPS52131119A JPS52131119A (en) 1977-11-02
JPS5823725B2 true JPS5823725B2 (ja) 1983-05-17

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