JPS5823597Y2 - シ−ト材料切断用プレス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は薄紙、厚紙、段ボール等のシート材料を切断
するプレスに係り、特にシート材料の予かじめ切断した
廃棄除去すべき部分を迅速かつ効果的にシートの残存部
から抜き出すスリップ部所を有するプレスに関する。

このような←特に段ボール板紙加工にて使用する如き）
プレスのス） ＩＪツブ部所には通常２つの相対的に可
動な枠に担持された対置する一対のストリップツールが
配置されており、該枠は機械を介してシート材料の移動
通路に平行に位置づけられかつかかるシート材料の方へ
かつそこからはなれて動くようになっている。

このような機械で種々の作業をしかつ異る形伏（デザイ
ン）を抜き出そうとする場合にはその度毎にシート自体
に関しかつ相互に夫々のストリップツールの位置を再調
整する必要がある。

従ってこれまでは通常、プレス機械の外側において切断
ダイスをセットし、適切な廃棄部分抜出除去作用を行な
うためにストリップ要素を位置づけるべき正確な位置を
決定するための必要な寸法を測り、ついでストリップツ
ールの位置を決定するためこれらの測定値を使用するこ
とが必要であった。

このような作業は操作員によってなされねばならなかっ
たが、操作員は機械のストリップ部所にもたれながらス
トリップ部所の側部及び端部からの距離を測定すること
によってストリップツールを位置づけており、通常スト
リップツールを正確かつ適正な位置に取付けることは出
来なかった。

本願考案においては対置するストリップツールを担持す
る上下の枠即ちツール保持枠は夫々受は台に担持され該
受す台が該受は台間に位置づけられたシート材料の移動
通路に関し垂直に動くようになっている。

新規な作業を行なう際にはストリップ要素を担持するツ
ール保持枠を受は台から滑動して移動しプレスの側方か
ら外方に伸ばす。

こうして操作員は機械によりかかることなく自由にスト
リップ要素上に直接新らしいデザインを配置出来かつシ
ートの廃棄部分に対しそしてまた注意深い測定をなすこ
とによって正確な調整をなすことなく相互にストリップ
要素を正確にかつ適確に調節できる。

次いでストリップ要素を担持するツール保持枠は夫々の
受は台に滑り戻され更にこれらの受は台にはツール保持
枠を鎖錠するための装置が設けである。

プレスが再び作動されると受は台がそこに固着されてい
るツール保持枠と共に動きこうしてストリップ要素が廃
棄部分に係合しかつ除去作用を行なう。

従って本願の重要な目的はストリップツールを担持しか
つ除去されるべきシートに対し相対的に動くように設計
されたツール保持枠がプレスから滑動しながら引抜かれ
それによりツールの調整がプレス本体の外部においてな
しうるような除去材料を切断するプレスを提供すること
である。

本願の別の目的は２つの一般に水平に伸びる架台が２つ
の一般に水平に伸びる受は台を支持し該受は台がストリ
ップツールを担持する水平のツール保持枠を支持し更に
該ツール保持枠が夫々の受は台内に水平に滑動するよう
に取付けられかつ２つの対置する受は台の上部が夫々の
架台に枢着されているプレスを提供することである。

即ち本願考案はシート材料を切断するプレスが廃棄除去
部分を官みかつ２つのツール保持枠によって支持された
廃棄物抜き出し要素を有し、これら２つのツール保持枠
は２つの相対的に動き得る受は台内に滑動的に受は入れ
られそれによりこれらのツール保持枠はストリップツー
ルの調整をなすために受は台から滑動的に引出しつるの
である。

本願考案のこれら及びその他の目的特長利点は下記の図
面に関する記載からよりよく理解されるであろう。

この考案の変形改良は実用新案登録請求の範囲に記載の
精神から出ることなく行なうことが出来るであろう。

シート材料を切断するプレス機械は一般に供給部所と、
切断及びフリーズ（溝付け）部所と、くず部分抜き取り
部即ちストリップ部所と、搬送部所とを含んでいる。

即ち加工されるシート材料は供給部所から切断及びフリ
ーズ（溝付け）部所へ供給され、前記切断及びフリーズ
（溝付け）部所でシート原紙は切断されかつ折曲部に沿
って必要な溝付けがなされストリップ部所へ供給されて
そこでシート原紙から切断されたくず部分が除去され、
その後こうして切断され即ち打抜かれかつストリップさ
れたシート材料が搬送部所へ送給される。

第１図はこのようなプレス機械のストリップ部所のみを
示しており、図がプレスの側面を示し供給及び切断部所
が右方にあり排出部所が左右にあることが理解されよう
。

第１図に示すプレスの部分はハウジング１を有し該ハウ
ジング内には破線で示すように板２０が設けてあり、鉄
板はスｔ−ＩＪツブ部所に供給されるシート材料を支持
するよう設計されている。

上下のツール保持枠３．′４は対置して対をなしている
上下のストリップツール５，６を支持する作用をしてい
る。

通常、板２０は有孔板であって下方のストリップツール
６が鉄板を介して上方に伸長し該板上に支持されるシー
ト材料と保合出来るようになっている。

上下のストリップツールはストリップされるべきシート
部分と係合するように動き該ツール間にシートの廃棄部
分即ちくず部材をはさみ込み、ストリップツールとシー
トの廃棄部分とがシートの面に対し一緒に移動し積極的
にストリップ作業を行なう。

ストリップツール５，６は、ツール保持枠３゜４の往復
動により下記に詳述するような方法で板２０に支持され
るシート材料の方へかつそこからはなれるように周期的
に運動する。

第３図を参照するに、ハウジング１は水平に配置された
受は台７を有し該受は台７はスｌ−ＩＪツブ部所を垂直
往復動する。

連結リンク１０．１１が受は台７の両端をアーム１２，
１３に枢着連結しており該アーム１２．１３は軸１４．
１５周り番こハウジングへ枢着されている。

アーム１２．１３は駆動アーム１６．１７と一体的に形
成され、これらのアーム１６，１７はリンク１８によっ
て連結されいっしょに回転するようになっていてそれに
よって受は台７を上下に動かす。

アーム１３゜１７は更に別のアーム１９を有し、該アー
ム１９は往復動可能な駆動部材に連結されている。

この往復動可能な駆動部材についてはここで詳細に述べ
る必要がないが該部材は往復可能な受は台７を駆動する
役目を有している。

板２０は点２１にてハウジング１へ取付けられかつスト
リップされるシートを順次支持する。

板２０は適当位置に孔を有しそれによって下方受は台に
支持されたツール保持枠４上のストリップツール６が板
２０を介して上方に伸長し板２０の上面に支持されたシ
ートに係合するようになっている。

上方の受は台２２は板２０上方に、ある間隔をおいて位
置づけられかつ連結リンク２３．２４によって担持され
、該リンクはアーム２５，２６の端部に枢着され、この
アームは軸２７．２８の周りにハウジングへ枢着されて
いる。

駆動アーム２９．３０がアーム２５，２６と一体的に形
成され、該駆動アーム２９，３０はリンク３１によって
相互に連結されている。

アーム３２がまたアーム２６．３０と一体的に形成され
ており該アーム３２がアーム１９に連結されたと同一の
駆動機構に連結されそれにより受は台７，２２が水平位
置を保ち板２０の方へまたそこからはなれるようにいっ
しょに往復動する。

作動時には、すでに切断（打抜）されてはいるがまだ廃
棄部分が除去されていないシートが板２０上の位置へ移
される。

シート供給プレスにおいてはシート供給は一般にグリッ
パバー（こよってなされる。

グリッパバーはプレスを横切って側方に延びかつ鎖３３
，３４によって担持されており、これらの鎖３３．３４
は案内３５．３６に沿って案内されている。

受は台７，２２用の駆動機構の作動がこれら２つの部材
を板２０の方へ動かしかつこれらの受は台によって夫々
支持されたツール保持枠４，３上のスｌ−ＩＪツブツー
ル６．５が互いに近ずきかつ板２０上に載置されたシー
トの廃棄部分に接する。

対置する対め上下のスｌ−ＩＪツブツールは除去される
べきシートの廃棄部分に係合しこれらのツールが該部分
をはさみ込みついでシートの残存部の面上力に多少移動
して積極的（こストリップ作用を行なう。

本願をこおいては上部ストリップツール５は受は台２２
に直接載置されておらず枠３に載置されている。

枠３は受は台２２に担持されている支持体２２ａに水平
滑動運動するように載置されている。

ある場合には、例えば詰りを起したシートをストリップ
部所から除去するために上部のツール保持枠３を持上げ
ることが望まれまたは必要となる。

そのため支持体２２ａ全体がツール保持枠３に沿ってス
トリップ部所内で枢動するような手段が設けである。

このために支持体２２ａは受は台２２に支持されかつ第
２図に示すようにその支持体２２ａの下面２２ｂは受は
台２２の肩部２２ｃに存する。

ツール保持枠４は下方受は台７に形成された案内路３７
ａに滑動可能に載置され、それにより該ツール保持枠は
プレスの側部から水平方向に引抜くことも出来る。

ツール保持枠４は垂直に伸び、（第３図にみるように）
ツール保持枠４の左端に連結された板３９を有し、この
波は締具４１によって台部４０に係合するように保持さ
れた垂直面を有している。

締具４１が解放されるときツール保持枠４は第１図に示
すように受は台７から水平に引抜かれる。

同様ｆこして、ツール保持枠３は締具４２を解放して受
は台２２から水平に引抜くことが出来、該締具４２は台
部４４と係合するようにツール保持枠３に連結された板
４３を保持している。

このような配置によりツール保持枠３，４に載置される
べきストリップツール５，６は２つのツール保持枠３，
４がプレス側部から引抜かれるときにも相互にかつスト
リップされるシートをこ対し正確に位置決めされうる。

鎖錠機構４５が受は台２２と支持体２２ａとを一緒に動
くように積極的に鎖錠するために設けである。

該機構４５は一対のロッド４６から成っており、該ロッ
ドはブラケット４７内を滑動するように案内されかつ鎖
錠アーム４８の回転運動によリロツド４６が夫々外方に
動きかつ支持体２２ａに形成された開口４９へと移動す
るように設計されている。

第２図に見るようにアーム４８が右方に動くとロッド４
６が開口４９から引抜かれかつツール保持枠３に沿う支
持体２２ａが第３図に点線にて示すようにその軸線５０
周りに枢動させられる。

支持体２２ａの枢動は受は台が最上位置にあるとき起る
であろうことがわかる。

この考案の望ましい実施例に関する前記記載からプレス
においてストリップツールを調整可能になす正確かつ効
果的な手段が提供されかつ当業者において種々の変形及
び改良がなされるであろうが実用新案登録請求の範囲に
記載の考案に属するそれらの変形及び改良はこの考案に
属することがわかるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図はプレスの側部から部分的に引抜かれたストリッ
プツールを担持するツール保持枠を示しているシート材
料を切断するプレスのストリップ部所の斜視図、第２図
は一部を垂直断面にてまた一部を側面にて示すプレスの
ス） ＩＪツブ部所の関連部分を示す側面図、第３図は
第２図Ｉこ示すストリップ部所の端面図であって一部を
垂直断面にてまた一部を側面図にて示す図、第４図は下
方ツール保持枠の外端及びその励動部分を示す破断面図
、第５図はツール保持枠鎖錠機構の破断側面図、第３図
は第５図に示すツール保持枠鎖錠機構の破断面図である
。 符号の簡単な説明、１・・・・・・ハウジング、３・・
・・・・ツール保持枠、４・・・・・・ツール保持枠、
５，６・・・・・・ストリップツール、７・・・・・・
受は台、１ｏ、ｉｉ・・・・・・連結リング、１２，１
３・・・・・・アーム、１４゜１５・・・・・・軸、１
６，１７・・・・・・駆動アーム、１８・・・・・・リ
ンク、１９・・・・・・アーム、２０・・・・・・板、
２１・・・・・・点、２２・・・・・・受は台、２２ａ
・・・・・・支持体、２２ｂ・・・・・・下面、２２ｃ
・・・・・・肩部、２３，２４・・・・・・連結リンク
、２５，２６・・・・・・アーム、２７，２８・・・・
・・軸、２９ 、３０−−−−−−アーム、３１・・・
・・・リンク、３２・・・・・・アース、３３，３４・
・・・・・鎖、３５．３６・・・・・・案内、３７ａ・
・・・・・案内路、３９・・・・・・板、４０・・・・
・・台部、４１・・・・・・締具、４２・・・・・・締
具、４３・・・・・・板、４４・・・・・・台部、４５
・・・・・・鎖錠機構、４６・・・・・・ロッド、４７
・・・・・・ブラケット、４８・・・・・・鎖錠アーム
、４９・・・・・・開口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シート材料切断部所と、ストリップシールを保持してい
   る上下に重なり合ったツール保持枠を有している切屑排
   出部所と、を有しているシート材料を切断加工するプレ
   スであって、これらのツール保持枠が前記切屑排出部所
   から又は該折屑排出部所へ出し入れ出来るように引出し
   伏に受は台へ側方滑動移動可能に載置されており、該受
   は台が、ツール保持枠を滑動可能に保持している案内手
   段と、ツール保持枠を持上げ可能に枢支する手段と、ツ
   ール保持枠を固定する手段と、を備えていることを特徴
   とするシート材料切断プレス。