JPS5823425B2 - セツチヤクザイソセイブツ - Google Patents

セツチヤクザイソセイブツ

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JPS5823425B2
JPS5823425B2 JP12711675A JP12711675A JPS5823425B2 JP S5823425 B2 JPS5823425 B2 JP S5823425B2 JP 12711675 A JP12711675 A JP 12711675A JP 12711675 A JP12711675 A JP 12711675A JP S5823425 B2 JPS5823425 B2 JP S5823425B2
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JP
Japan
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resin
adhesive
alkylresorcinol
plywood
formaldehyde
Prior art date
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Expired
Application number
JP12711675A
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English (en)
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JPS5250329A (en
Inventor
伊藤邦矩
堀木清之助
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya Yukagaku Kogyo KK
Original Assignee
Nagoya Yukagaku Kogyo KK
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として合板等の木材用に供される接着剤組成
物に関するものであり、従来のフェノール系接着剤と同
等もしくはそれ以上の接着力及び耐久性を備え、かつ使
用条件の有利なこと、価格がより安価となることなどフ
ェノール系接着剤以上の利点を多く有するような接着剤
組成物を提供することを目的とする。
しかして本発明の接着剤とは、アミノプラスト系樹脂と
アルキルレゾルシノール系樹脂との混合物を主体とする
ものである。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明に用いられるアミノプラスト系樹脂とはアミン基
を有する化合物とアルデヒド化合物との縮合樹脂及び更
にこれをアルコール変性した変性樹脂を含むもので、こ
れらを例示すれば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メタノ
ール変性尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホル
ムアルデヒド樹脂、メタノール変性メラミン−ホルムア
ルデヒド樹脂、n−ブタノール変性メラミン−ホルムア
ルデヒド樹脂、ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド樹
脂、エタノール変性ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂、インブタノール変性ベンゾグアナミン−ホルム
アルデヒド樹脂、尿素−メラミン−ホルムアルデヒド共
縮合樹脂、メラミン−ベンゾグアナミン−ホルムアルデ
ヒド共縮合樹脂等がある。
上記例示は本発明を限定するものではない。
本発明に用いられるアルキルレゾルシノール系樹脂とは
、アルキルレゾルシノール化合物とフォルムアルデヒド
、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド、アクロレイン
、フラン等のアルデヒド化合物、またはパラホルムアル
デヒド、α−オキシメチレン等のアルデヒド供与物質と
の縮合物をいう。
ここにアルキルレゾルシノール化合物とはレゾルシノー
ルの一個または二個以上のアルキル基置換体をいう。
アルキル基は望ましくは炭素数が1ないし4個であり、
かかるアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、1so−プロピル基、n−ブチル基、1so
−ブチル基、tert−ブチル基等がある。
これらC数が4以下のアルキル基を置換体として有する
レゾルシノールはオイルシェールの乾溜時に副生ずるか
ら安価に入手できる。
しかし、炭素数5以上のアルキル基を置換基に有するア
ルキルレゾルシノールでも本発明の目的は容易に達成す
ることができるから、アルキル基の炭素数は本発明の限
定にはならない。
アルキルレゾルシノール系化合物は2種以上相互に混合
されたものであってもよい。
特にオイルシェールの乾溜時に副生ずるアルキルレゾル
シノール系化合物は5−メチルレゾルシノール、5−エ
チルレゾルシノール、4・5−ジメチルレゾルシノール
、2・5−ジメチルレゾシノール、2・4・5−トリメ
チルレゾシノール等の混合物である。
上記アルキルレゾシノール化合物は常法によりフォルム
アルデヒド、アクロレイン、フラン等と縮合せられるが
、望ましくは縮合調節剤としてアセトン、ε−カグフロ
クタム、を添加する(ソ連発明者証第145354号お
よび第183382号)これら化合物はアルキルレゾシ
ノール化合物と錯体を生成して縮合反応を調節する。
アルキルレゾルシノールはアルキル基の電子吸引力によ
り、特にこれら化合物と錯体を生成し易い。
所望なれば、上記アルキルレゾルシノール化合物にフェ
ノール、アルキルフェノール、トルエン、キシレン、ク
マロン、シクロヘキサノン、カシューオイル、タンニン
類、峯ラック、ダンマー、ロジンまたはロジン誘導体、
石油樹脂、メタノール、エタノール、n−ブタノール、
エチレングリコール、グリセリン、フルフリルアルコー
ル等のアルコール類等の変性剤等を添加してもよい。
アミノプラスト系樹脂にアルキルレゾルシノール系樹脂
を混合する比率は任意でよいが、望ましくはアミノプラ
スト系樹脂100重量部(以下単に部とする)に対し、
アルキルレゾルシノール系樹脂は1部〜50部更に望ま
しくは4部〜20部程度の範囲をもって添加されるべき
である。
例となれば、アルキルレゾルシノール系樹脂を上記範囲
以下で含むものは耐久力が若干低下する。
また、アルキルレゾルシノール系樹脂を上記範囲以上含
んでもコストの上昇に比し接着力・耐久性等の性態はそ
れ程顕著には向上しない。
しかしながら上記範囲以外であっても、本発明の目的は
充分達成せられるものであり、よって上記範囲は本発明
を限定するものではない。
上記アミノプラスト系樹脂とアルキルレゾルシノール系
樹脂の他、合成ゴム、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、ポリアミド、エポキシ樹脂、ブチラール
樹脂、ポリビニルアルコール、CMC等のゴム、プラス
チックス、炭酸カルシウム、カーボンブラック、木粉、
小麦粉等の充填材、その他の第三成分を添加してもよい
本接着剤組成物はそのまま、あるいは必要に応じて塩化
アンモン、塩酸等の酸性触媒を数重量%(以下単に%と
する)以下添加して接着に供する。
本接着剤組成物はアルキルレゾルシノール系樹脂の添加
量が数%程度のものでも接着性・耐久性がフェノール樹
脂と同等になるので、価格的にみて極めて優利である。
また、必要とするプレス温度、プレス圧はフェノール樹
脂に比して低くてよいから、含有水分が犬でも接着時の
欠陥が生じがたく、接着工程に要する手間、装置の点か
らみればフェノール樹脂より優れている。
更に、例えば尿素樹脂系接着剤を用いる2類合板と同一
ラインでフェノール樹脂系接着剤を用いる1類合板を製
造する場合には、尿素樹脂系接着剤は酸性触媒を用い、
フェノール樹脂系接着剤はアルカリ触媒を用いるので、
全面的にラインの洗浄をしなければならない。
しかし、本接着剤組成物は酸性触媒が用いられるから、
ラインを洗浄する必要はない。
これは合板製造工業において大きなメリットになる。
尿素樹脂とレゾルシノール樹脂の混合物が合板の接着剤
として提供せられているが、レゾルシール樹脂はアルキ
ルレゾルシノール系樹脂に比してアミノプラスト系樹脂
との反応性が劣り硬化速度が遅く、したがって本発明の
接着剤組成物よりも高い硬化温度が必要であり、そのた
めに耐熱性の劣る基材には適用しにく\、また基材に含
まれる水、接着剤に含まれる溶剤、あるいは接着剤の分
解物等が急激に揮散することによる接着部のはがれ、ふ
くれ等の接着欠陥を生じる可能性が大きい。
これに比べて本発明の接着剤組成物は前記したようにア
ルキル基の電子吸引効果によりフェノール性OH基のプ
ロトンが活性化せられる結果、アルデヒド基やメチロー
ル基との反応性がレゾルシノールに比して著るしく高い
したがって硬化速度が犬であり低温短時間の接着が可能
である。
したがって接着剤に含まれる気化物によるはがれ、ふく
れ等の接着欠陥を生じることが少なく、したがって水分
を多く含む未乾燥の基材や耐熱性に劣る基材の接着や集
成材のように深部にまで接着部がおよんで熱処理が施し
にくいものの接着にも容易に適用出来る。
特に本発明の接着剤組成物がその特徴とする低温硬化性
のために未乾燥の基材にも上記した接着欠陥の心配なく
して適用出来ることは特筆すべきことである。
例となれば基材特に木材は多量の水分を含むため、これ
を接着欠陥なくして接着しようとする場合は従来、大エ
ネルギ−、長時間を要する乾燥を行なっていたのが実状
であり、このため木材の乾燥工程は木材加工関係の工場
では大きなネックになっていた。
しかし本発明の接着剤組成物を用いれば木材は殆んど未
乾燥の状態で接着欠陥なしに接着が可能となり、木材加
工関係の工場における最大のネックがみごとに解消され
る。
更に本発明の接着剤組成物は尿素樹脂−レゾルシノール
樹脂混合物に比して親油性が大きく、したがって木材の
ような親水性のものからプラスチックスのような親油性
のものまで汎。
く基材として選択出来るのである。
本接着剤組成物は合板の他、集成材、家具、スキー、楽
器等主として木材の接着、あるいはバードボード、パー
ティクルボード、プラスチックス等の結着に用いて有用
である。
実施例 1 30%のメラミンを含むメラミン−尿素共縮合樹脂とエ
チルレゾルシノール−フォルムアルデヒド縮合体を用い
て第1表に示す配合物を調製する。
第1表に示す配合物により、下記の条件で合板を製造す
る。
構 成 3プライ 2.5−2.5−2.5−単板
含水率 18% 塗布量35グ/300X300mm ・冷 圧10kg/cr7L15分×20℃熱 圧
10kg/crIL2分×110℃上記のようにして製
造した合板の性能試験の結果を第2表に示す。
試験方法は日本農林規格に準じて行った。
第2表にみるように、レゾルシノール系樹脂の1%以上
の添加量により、一類合板以上の性能を示すものが得ら
れる。
比較例 1 次の組成の配合物を調製する。
上記配合物により実施例1と同様な性能試験を行なった
結果を下記に示す。
本比較例1に対応する実施例1の試料7に比べて接着強
度が著るしく低(かつその接着強度も煮沸によって急激
に低下する。
これは比較例1の硬化性が試料7より劣ることを意味す
るが、一方比較例1において硬化性を向上せしめるため
に熱圧を2分×120℃で行なえば単板含水率が18%
という高含水率においては接着部の部分的なはがれ、ふ
くれを生じ、結果として接着力の向上は望めない。
次いでポリスチロール片を試料7と比較例1とによって
接着した。
硬化条件は105℃、5分である。
その結果試料7はせん断接着力が32.3kg/crt
fを示すに対し比較例1は全く接着しなかった。
実施例 2 尿素樹脂とジメチルレゾルシノール−フォルムアルデヒ
ド縮合体を用いて第3表に示す配合物を調製する。
第3表に示す配合物により、熱圧温度を105℃に変更
し、その他は実施例1と同様な条件で合板を製造する。
該合板の性能試験を結果を第4表に示す。
試験方法は日本農林規格に準じて行った。
第4表と第2表とを比較すれば、アルキルレゾルシノー
ル系樹脂の添加効果は尿素単独縮合体よりもメラミン−
尿素共縮合体の場合の方が顕著である。
特にメラミンをlO%以上共縮合させたメラミン−尿素
共縮合体はこの効果が著るしい。
実施例 3 アルキルレゾルシノール系樹脂としてオイルシェール乾
溜副産物をε−カプロラクタムを調節剤としてフォルム
アルデヒドと縮合したものを用いる。
該アルキルレゾルシノール系樹脂を用いて第5表に示す
ような配合物を調製する。
第5表に示す配合物により、下記の条件で合板を製造す
る。
構成 3プライ 2.5−2.5−2.5 (mw )
塗布量 35P/300X300mm 冷圧10kg/cm 15分×20℃ 熱圧15kg/crA4分×130℃ 上記のようにして製造した合板の性能試験の結果を第6
表に示す。
試験方法は日本農林規格に準じて行った。
第6表にみるようにメラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂にレゾルシノール系樹脂を5%添加することによりフ
ェノール樹脂以上の耐水性・接着性が得られる。
実施例 4 レゾルシノール系樹脂として25−ジメチルレゾルシノ
ール−フェノール混合物とフランとの縮合物を用いる。
2・5−ジメチルレゾルシノールとフェノールの比率は
重量比で9:1(Aとする)、8:2(Bとする)の2
種とする。
上記アルキルレゾルシノール系樹脂A、Bを用いて第7
表に示す配合物を調製する。
第7表に示す配合物により実施例3と同様な条件で合板
を製造する。
該合板の性能試験の結果を第8表に示す。
試験方法は日本農林規格に準じて行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アミノプラスト系樹脂と、アルキルレゾルシノール
    系樹脂との混合物を主体とする接着剤組成物。
JP12711675A 1975-10-21 1975-10-21 セツチヤクザイソセイブツ Expired JPS5823425B2 (ja)

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JP2001226654A (ja) * 2000-02-17 2001-08-21 Aica Kogyo Co Ltd 接着剤組成物

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