JPS60238377A - 湿潤木材用接着剤 - Google Patents
湿潤木材用接着剤Info
- Publication number
- JPS60238377A JPS60238377A JP9290384A JP9290384A JPS60238377A JP S60238377 A JPS60238377 A JP S60238377A JP 9290384 A JP9290384 A JP 9290384A JP 9290384 A JP9290384 A JP 9290384A JP S60238377 A JPS60238377 A JP S60238377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- wood
- urea resin
- emulsion
- wet wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
湿潤木材(間伐材)用の接着剤である。
従来の湿潤木材の接着は、木材の繊維飽和点である含水
率約28%以下、実用的には含水率5〜15%位の程度
で行われており、15%以上の含水木材は、木材を乾燥
して含水率を15%以下にしてから接着するか、接着剤
に増量剤を多量に配合してペースト状にして用いるか、
又は含水木材中の水分と反応して硬化するイソシアネー
トを含有するウレタン樹脂接着剤を用いていた。
率約28%以下、実用的には含水率5〜15%位の程度
で行われており、15%以上の含水木材は、木材を乾燥
して含水率を15%以下にしてから接着するか、接着剤
に増量剤を多量に配合してペースト状にして用いるか、
又は含水木材中の水分と反応して硬化するイソシアネー
トを含有するウレタン樹脂接着剤を用いていた。
[発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、不定形で、而もそれぞれに含水率が高く且つ
異なっている板状の湿潤木材を、乾燥処理することなく
多重に積層し、加圧下で常温硬化する為に必要とする低
粘度の安価な接着剤の提供にある。
異なっている板状の湿潤木材を、乾燥処理することなく
多重に積層し、加圧下で常温硬化する為に必要とする低
粘度の安価な接着剤の提供にある。
従来、間伐材のように、含水率がそれぞれ異なる各種材
質の湿潤木材を、しかも多重に積層しようとするときは
、木材に含有される水が多量であるため、接着剤が希釈
、拡散されて目的を達成することができない。又、水硬
化形の接着剤については、含水率によっては、塗布した
時点で硬化が始まり、間伐材の多重の積層を終了して加
圧する迄に硬化が進み、接着剤としての効果を期待゛で
きない場合の生ずるする危険性があることから、湿潤木
材を乾燥処理して、含水率を一定基準に下げる行程を加
えざるを得なかった。当然乾燥処理の作業行程とそれに
用する経費を必要としたのである。又接着剤の単価も高
価であって汎用合板の接着剤どして使用するのは経済的
に困難である。
質の湿潤木材を、しかも多重に積層しようとするときは
、木材に含有される水が多量であるため、接着剤が希釈
、拡散されて目的を達成することができない。又、水硬
化形の接着剤については、含水率によっては、塗布した
時点で硬化が始まり、間伐材の多重の積層を終了して加
圧する迄に硬化が進み、接着剤としての効果を期待゛で
きない場合の生ずるする危険性があることから、湿潤木
材を乾燥処理して、含水率を一定基準に下げる行程を加
えざるを得なかった。当然乾燥処理の作業行程とそれに
用する経費を必要としたのである。又接着剤の単価も高
価であって汎用合板の接着剤どして使用するのは経済的
に困難である。
本発明はこれらの欠点を解消するもので、不定形で而も
高含水の湿潤木材(間伐材)を多重に積層し、加圧下で
常温硬化し、必要大の木材の素材を生産する際に必要な
、低粘度で安価、而も接着力の強い接着剤を提供するこ
とにある。
高含水の湿潤木材(間伐材)を多重に積層し、加圧下で
常温硬化し、必要大の木材の素材を生産する際に必要な
、低粘度で安価、而も接着力の強い接着剤を提供するこ
とにある。
本発明に係る接着剤は、尿素樹脂接着剤を基剤とし、こ
れに混合する他の接着剤は、エマルジョン系接着剤の例
としては、酢酸ビニルエマルジョン、酢ビアクリルエマ
ルジョン、アクリルエマルジョン、等であり、水溶性接
着剤の例としては、メラミン、レゾルシノール、メラミ
ン尿素等を用いることができる。これらの配合比率は任
意であるが、硬化速度、作業性から考え合わせると尿素
樹脂接着剤が50%以上であることが望ましく、粘度調
整及び増量剤として添加するフィラーも低澱粉質のもの
が粘度の経時変化を起こしにくく作業性の上で優れてい
る。
れに混合する他の接着剤は、エマルジョン系接着剤の例
としては、酢酸ビニルエマルジョン、酢ビアクリルエマ
ルジョン、アクリルエマルジョン、等であり、水溶性接
着剤の例としては、メラミン、レゾルシノール、メラミ
ン尿素等を用いることができる。これらの配合比率は任
意であるが、硬化速度、作業性から考え合わせると尿素
樹脂接着剤が50%以上であることが望ましく、粘度調
整及び増量剤として添加するフィラーも低澱粉質のもの
が粘度の経時変化を起こしにくく作業性の上で優れてい
る。
実施例1
配合
尿素樹脂接着剤(c o n c) 60%メラミン樹
脂接着剤 20% 酢ビアクリル接着剤 20% 上記配合100部に対して小豆1] 10部20%塩化
アンモン液 10部 実施例2 尿素樹脂接着剤 55% フェノール樹脂樹脂剤 25% 酢酸ビニルエマルシロン 20% 添加剤は実施例Iに同じ 実施例3 尿素樹脂接着剤 70% レゾルシノール ′ 10% アクリルエマルジョン 20% 添加剤は実施例1に同じ 〔作用〕 本発明は、前述したような接着剤に関するもので、これ
を板状の間伐材であって、それぞれの形状が不定形であ
り、乾燥処理を施さず、それぞれに異って高い含水率を
有する湿潤木材に塗布し、多重に積層して後、通常の圧
力より高い圧力を加えて常温下で硬化させる。木材の破
壊圧力は35kgであり、通常の木材の積層合板に於い
ては15に、以下の圧力を加えるが、本発明の接着剤を
使用する時は木材の材質、分量によって20〜30kg
程度の圧力を、常温下で加えるものである。本発明によ
る接着剤は、安価で低粘度の尿素樹脂接着剤を基剤とし
て50%以上使用し、粘度調整及び増量剤として添加す
るフィラーも低澱粉質のものであるから、粘度の経時変
化をおこさず作業性がよく、加える圧力と本発明による
接着剤との調整によって、現在まで不可能とされていた
乾燥処理を施さない湿潤木材の接着剤の開発に成功した
のである。
脂接着剤 20% 酢ビアクリル接着剤 20% 上記配合100部に対して小豆1] 10部20%塩化
アンモン液 10部 実施例2 尿素樹脂接着剤 55% フェノール樹脂樹脂剤 25% 酢酸ビニルエマルシロン 20% 添加剤は実施例Iに同じ 実施例3 尿素樹脂接着剤 70% レゾルシノール ′ 10% アクリルエマルジョン 20% 添加剤は実施例1に同じ 〔作用〕 本発明は、前述したような接着剤に関するもので、これ
を板状の間伐材であって、それぞれの形状が不定形であ
り、乾燥処理を施さず、それぞれに異って高い含水率を
有する湿潤木材に塗布し、多重に積層して後、通常の圧
力より高い圧力を加えて常温下で硬化させる。木材の破
壊圧力は35kgであり、通常の木材の積層合板に於い
ては15に、以下の圧力を加えるが、本発明の接着剤を
使用する時は木材の材質、分量によって20〜30kg
程度の圧力を、常温下で加えるものである。本発明によ
る接着剤は、安価で低粘度の尿素樹脂接着剤を基剤とし
て50%以上使用し、粘度調整及び増量剤として添加す
るフィラーも低澱粉質のものであるから、粘度の経時変
化をおこさず作業性がよく、加える圧力と本発明による
接着剤との調整によって、現在まで不可能とされていた
乾燥処理を施さない湿潤木材の接着剤の開発に成功した
のである。
本発明による接着剤の上記3例について、杉、檜、落葉
松、雑木、又はこれらの混合したものについて水分40
〜70%のものに付いて接着試験を行った結果、その接
着力は材破壊の接着強度を示した。以上のように本発明
による接着剤を湿潤木材の接着に使用して、不定形の含
水率の高い間伐材を常温で加圧接着し、所望大の木材の
素材を得、またその素材から製材品を得ることは、現時
植林業のネックとなっている間伐材の有効利用に多大の
効果を挙げるものである。即ち木炭や、牧棚の需要がな
くなり、年間500万立米の間伐材が需要不振となって
、植林業の不振の原因となっている現状に鑑みて、本発
明による新しい接着剤の発明は、接着剤としても安価で
あり、その製品の接着力は、製品破壊の接着強度を示す
ものであるから、本発明により所望大の新規な木材の素
材を提供し得るもので、その価格は現在のベニヤ合板よ
り安価である。しかも、不定形の間伐材を多重に積層し
加圧したものであるから、その断面模様は、非常に複雑
で意匠的にも新鮮である。新規な木材素材としての利用
の範囲は、床材、装飾板等拡販に亙り、産業上の用途は
測り知れないほど多大である。
松、雑木、又はこれらの混合したものについて水分40
〜70%のものに付いて接着試験を行った結果、その接
着力は材破壊の接着強度を示した。以上のように本発明
による接着剤を湿潤木材の接着に使用して、不定形の含
水率の高い間伐材を常温で加圧接着し、所望大の木材の
素材を得、またその素材から製材品を得ることは、現時
植林業のネックとなっている間伐材の有効利用に多大の
効果を挙げるものである。即ち木炭や、牧棚の需要がな
くなり、年間500万立米の間伐材が需要不振となって
、植林業の不振の原因となっている現状に鑑みて、本発
明による新しい接着剤の発明は、接着剤としても安価で
あり、その製品の接着力は、製品破壊の接着強度を示す
ものであるから、本発明により所望大の新規な木材の素
材を提供し得るもので、その価格は現在のベニヤ合板よ
り安価である。しかも、不定形の間伐材を多重に積層し
加圧したものであるから、その断面模様は、非常に複雑
で意匠的にも新鮮である。新規な木材素材としての利用
の範囲は、床材、装飾板等拡販に亙り、産業上の用途は
測り知れないほど多大である。
Claims (1)
- 尿素樹脂接着剤を主剤とし、エマルジョン系接着剤、水
溶性接着剤及び小麦粉、大豆等の増量、粘度調整剤、硬
化剤を混合することから成る湿潤木材(間伐材)用接着
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9290384A JPS60238377A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 湿潤木材用接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9290384A JPS60238377A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 湿潤木材用接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60238377A true JPS60238377A (ja) | 1985-11-27 |
Family
ID=14067432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9290384A Pending JPS60238377A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 湿潤木材用接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60238377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4942191A (en) * | 1988-04-25 | 1990-07-17 | Borden, Inc. | Aldehyde condensation resin glue compositions having pea and other leguminous flour extenders |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS499545A (ja) * | 1972-05-24 | 1974-01-28 | ||
JPS5250329A (en) * | 1975-10-21 | 1977-04-22 | Nagoya Yukagaku Kogyo Kk | Adhesive composition |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP9290384A patent/JPS60238377A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS499545A (ja) * | 1972-05-24 | 1974-01-28 | ||
JPS5250329A (en) * | 1975-10-21 | 1977-04-22 | Nagoya Yukagaku Kogyo Kk | Adhesive composition |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4942191A (en) * | 1988-04-25 | 1990-07-17 | Borden, Inc. | Aldehyde condensation resin glue compositions having pea and other leguminous flour extenders |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Selbo | Adhesive bonding of wood | |
CN103540282B (zh) | 一种脲醛树脂木材胶黏剂改性剂及其应用 | |
CN1314446B (zh) | 粘合剂 | |
JPS61241348A (ja) | ホルムアルデヒド結合剤およびその製造方法 | |
CN111675998B (zh) | 一种细木工板用豆粕胶黏剂及其制备方法 | |
CN105729587A (zh) | 一种生态装饰板 | |
CN105599066A (zh) | 一种防虫生态装饰板 | |
JPS61112601A (ja) | 木材部品の組立て方法 | |
RU2004114997A (ru) | Способ склеивания материалов на основе древесины | |
CN109181612A (zh) | 一种耐水性生物基胶黏剂及其制备方法 | |
CN1320988C (zh) | 降低从带有甲醛的层状产品中甲醛排放量的方法及由该方法得到的产品 | |
US5532330A (en) | Heat-curable tannin-based binding agents | |
CN105666600A (zh) | 一种大豆胶防虫生态装饰板及其制造方法 | |
SE410003B (sv) | Bindemedel innehallande lignosulfonater och fenolformaldehydharts for framstellning av plywood, spanskivor, fiberskivor och liknande | |
JPS60238377A (ja) | 湿潤木材用接着剤 | |
JPH06330012A (ja) | レゾルシノール系樹脂接着剤組成物 | |
CN104760096A (zh) | 防腐低醛实木复合地板的生产方法 | |
CA1136976A (en) | Poplar bark as extender for glue mix used in manufacture of plywood | |
Pizzi | Research vs. Industrial practice with tannin-based adhesives | |
SU1687588A1 (ru) | Состав дл обработки гидрофобизированных древесных частиц или поверхности гидрофобизированных древесных плит | |
JPH03136801A (ja) | 化粧板の製造方法 | |
CN111117541A (zh) | 一种胶合梁加工用指接胶调配方法 | |
JP3347715B1 (ja) | 2液分別塗布型の速硬化耐水型接着剤組成物、及びそれを使用した接着方法 | |
JPS6227107A (ja) | パ−チクルボ−ド | |
US3200030A (en) | Method of patching wood veneer and manufacturing veneer-paper laminates |