JPS5823326B2 - リユウジヨウカツセイタンノセイゾウホウホウ - Google Patents
リユウジヨウカツセイタンノセイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5823326B2 JPS5823326B2 JP50062545A JP6254575A JPS5823326B2 JP S5823326 B2 JPS5823326 B2 JP S5823326B2 JP 50062545 A JP50062545 A JP 50062545A JP 6254575 A JP6254575 A JP 6254575A JP S5823326 B2 JPS5823326 B2 JP S5823326B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- texture
- activated carbon
- oil absorption
- raw material
- granules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
近時、活性炭原料は従来から用いられている木炭、素灰
、果実殻、石炭などに加えて、パルプ廃液、石油ピッチ
、副生カーボン、各種合成樹脂などが採用されるに至り
極めて多様化してきているが、得られる製品の諸性能は
適用される製造手段によって大きく左右されることから
、使用原料に最も適した製造条件を見出すことが有能な
活性炭を得るための重要な課題とされている。
、果実殻、石炭などに加えて、パルプ廃液、石油ピッチ
、副生カーボン、各種合成樹脂などが採用されるに至り
極めて多様化してきているが、得られる製品の諸性能は
適用される製造手段によって大きく左右されることから
、使用原料に最も適した製造条件を見出すことが有能な
活性炭を得るための重要な課題とされている。
出願人は、ある範囲以上の表面特性を備えたゴム補強用
あるいは印刷インキ用ファーネスカーボンブラックが活
性炭原料として極めて有効である事実に着目し、すでに
該新規原料を用いた粒状活性炭の製造方法につき提案(
特願昭48−132774号、特開昭50−83286
号)した。
あるいは印刷インキ用ファーネスカーボンブラックが活
性炭原料として極めて有効である事実に着目し、すでに
該新規原料を用いた粒状活性炭の製造方法につき提案(
特願昭48−132774号、特開昭50−83286
号)した。
しかしながら、前記先願の製造方法による場合には、製
造工程中とくに賦活時の収率が低いうえに、得られる活
性炭のかさ比重が小さく、またハンドリング時に汚染度
の高い摩損ダストが生じるなどの欠点がある。
造工程中とくに賦活時の収率が低いうえに、得られる活
性炭のかさ比重が小さく、またハンドリング時に汚染度
の高い摩損ダストが生じるなどの欠点がある。
賦活収率は最終的に製造原価に影響を与える主因子とな
り、他方、かさ比重が小さいことは吸着槽の活性炭充填
容積を増大させ、また汚染性ダストの発生は通水液への
汚染問題などの原因となり、いずれも実用上無視し得な
い難点となる。
り、他方、かさ比重が小さいことは吸着槽の活性炭充填
容積を増大させ、また汚染性ダストの発生は通水液への
汚染問題などの原因となり、いずれも実用上無視し得な
い難点となる。
発明者らは、上記欠点を解消すべく鋭意研究を重ねた結
果、製造工程中、焼成前の過程で成粒物を特定温度条件
のもとに二段階の酸化肌理を施すと、賦活収率が大巾に
向上するほか、かさ比重の増大、粒硬度の増強、汚染性
ダストの減少など種種の特性改善効果が現出するとの知
見を得て本発明に至った。
果、製造工程中、焼成前の過程で成粒物を特定温度条件
のもとに二段階の酸化肌理を施すと、賦活収率が大巾に
向上するほか、かさ比重の増大、粒硬度の増強、汚染性
ダストの減少など種種の特性改善効果が現出するとの知
見を得て本発明に至った。
本発明の原料炭は、吸油量(JIS−B法CC/100
g)が100以上でかつよう素吸着量(mv′、9)と
前記吸油量との積(IAXOA)が1.3×104以上
の特性を有するファーネスカーボンブラックが用いられ
る。
g)が100以上でかつよう素吸着量(mv′、9)と
前記吸油量との積(IAXOA)が1.3×104以上
の特性を有するファーネスカーボンブラックが用いられ
る。
通常SAF 、 I SAF 、 ll5AFなど各種
のゴム補強用ハード系高ストラクチヤーファーネスカー
ボンブラックがこの特性要件を満足し、有効に適用でき
る。
のゴム補強用ハード系高ストラクチヤーファーネスカー
ボンブラックがこの特性要件を満足し、有効に適用でき
る。
原料カーボンブラックにタールまたはピッチもしくはこ
れらの混合物を結合剤として添加し、捏合機などを用い
て十が混練して粘性捏合物とする。
れらの混合物を結合剤として添加し、捏合機などを用い
て十が混練して粘性捏合物とする。
良好な粘性捏合物を得るためには、原料に対する結合剤
の添加量を原料カーボンブラツ7の吸油量の80〜lt
o%(容量)に相当する量とし、80〜120℃の温度
に維持しながら十分に混練することが望ましい。
の添加量を原料カーボンブラツ7の吸油量の80〜lt
o%(容量)に相当する量とし、80〜120℃の温度
に維持しながら十分に混練することが望ましい。
粘性捏合物は、回転造粒、押出成形、型造成形。
など適宜な手段により所定の粒度に成粒化する。
この場合、一旦比較的大きな団粒に成形した後、これを
所望粒度に破砕、篩分けして成粒化することもできる。
所望粒度に破砕、篩分けして成粒化することもできる。
得られた成粒物は、酸化性ガスを接触させながら100
〜300℃の温度範囲で一次酸化処理する。
〜300℃の温度範囲で一次酸化処理する。
このα哩は、成粒物中に含有される水分およびその他の
揮発性成分を円滑に駆逐除去して均質な細化組織体を形
成する工程で、成粒物を肌理槽にシ充填し予熱した空気
あるいは酸素富化ガスを導入しつつ槽温度を緩徐な昇温
速度で漸次上昇することによっておこなわれる。
揮発性成分を円滑に駆逐除去して均質な細化組織体を形
成する工程で、成粒物を肌理槽にシ充填し予熱した空気
あるいは酸素富化ガスを導入しつつ槽温度を緩徐な昇温
速度で漸次上昇することによっておこなわれる。
成粒物中の揮発分は100°C近辺から揮散し始めるが
、肌理温度が300℃を越えると結合剤の:炭素化残溜
成分までが駆逐されるため均質な細化組織の形成が阻害
され、また処理収率の減少を伴う結果を招く。
、肌理温度が300℃を越えると結合剤の:炭素化残溜
成分までが駆逐されるため均質な細化組織の形成が阻害
され、また処理収率の減少を伴う結果を招く。
なお、肌理槽の構造は、固定層方式、流動層方式のいず
れも適用できるが、この段階では成粒物か弱粒傾向にあ
るうえに粘着性かあ、るため、固定層方式を採用するこ
とが操作の円滑化に有効である。
れも適用できるが、この段階では成粒物か弱粒傾向にあ
るうえに粘着性かあ、るため、固定層方式を採用するこ
とが操作の円滑化に有効である。
一次酸化処理された成粒物は次いで酸化性ガスを接触さ
せながら310〜400°Cの温度範囲で二次酸化処理
される。
せながら310〜400°Cの温度範囲で二次酸化処理
される。
この処理により結合剤成分、は分子間架橋が促進されて
不融化状態に移行し、結果的に粒強度を高める作用を営
むが、肌理温度が400°Cを越えると成粒物が酸化消
耗したり、あるいは亀裂破損が生じるなど不都合な事態
を起生ずる。
不融化状態に移行し、結果的に粒強度を高める作用を営
むが、肌理温度が400°Cを越えると成粒物が酸化消
耗したり、あるいは亀裂破損が生じるなど不都合な事態
を起生ずる。
二次酸化処理の操作は、一次酸化肌理と同様に成粒物を
肌理槽に充填し、空気あるいは酸化富化ガスを導入しな
から槽温度を漸次上昇することによっておこなわれるが
、この段階では成粒物が比較的強固であるため流動槽方
式の肌理槽またはロータリーキルンを用いて肌理するこ
とが望ましい。
肌理槽に充填し、空気あるいは酸化富化ガスを導入しな
から槽温度を漸次上昇することによっておこなわれるが
、この段階では成粒物が比較的強固であるため流動槽方
式の肌理槽またはロータリーキルンを用いて肌理するこ
とが望ましい。
一次および二次酸化処理された成粒物は、常法により不
活性雰囲気中で500〜900°Cで焼成炭化し、つい
でH2O、Co 2. Coあるいはこれらの混合ガス
を用いて700〜900℃で賦活する。
活性雰囲気中で500〜900°Cで焼成炭化し、つい
でH2O、Co 2. Coあるいはこれらの混合ガス
を用いて700〜900℃で賦活する。
本発明においては上記二段階の酸化処理を適用すること
により、賦活時の収率が、先願方法に比べ実用的吸着能
領域(よう素吸着量800〜900■/g)で約15係
の向上効果が認められる。
により、賦活時の収率が、先願方法に比べ実用的吸着能
領域(よう素吸着量800〜900■/g)で約15係
の向上効果が認められる。
そのうえ、得られる活性炭のかさ比重も20〜30係増
大し、同時に粒硬度および摩損性の改善効果と相俟って
摩損ダスト量も減少し、ダストの状態も汚染度が少なく
分離し易い形態になる等、実用性能が極めて向上する第
1」益がある。
大し、同時に粒硬度および摩損性の改善効果と相俟って
摩損ダスト量も減少し、ダストの状態も汚染度が少なく
分離し易い形態になる等、実用性能が極めて向上する第
1」益がある。
実施例
よう素吸着量102m9/g、吸油量140cc/10
0gの特性を有するファーネスカーボンブラック(IA
XOA値、1.42X 10’)を原料とし、これに結
合剤として石炭タール60部、石炭ピッチ40部からな
る混合物を添加し、捏合機を用いて混練した。
0gの特性を有するファーネスカーボンブラック(IA
XOA値、1.42X 10’)を原料とし、これに結
合剤として石炭タール60部、石炭ピッチ40部からな
る混合物を添加し、捏合機を用いて混練した。
結合剤の添加量は、原料カーボンブラック吸油量(JI
S−B法、CC/100g)値の110%(容量)に相
当する量で加え、120°Cの温度で均質な粘性捏合物
が得られるまで十分に混練した。
S−B法、CC/100g)値の110%(容量)に相
当する量で加え、120°Cの温度で均質な粘性捏合物
が得られるまで十分に混練した。
捏合物を加圧押出成形機により直径1mrILの円柱状
に押出し、これを2〜3mmの長さに切断して成粒物を
得た。
に押出し、これを2〜3mmの長さに切断して成粒物を
得た。
得られた成粒物を円笥状加熱肌理槽に充填し、固定槽状
態で底部から予熱空気を導入して層内に拡散させながら
120°Cから300°Cまで漸次昇温させて一次酸化
肌理した。
態で底部から予熱空気を導入して層内に拡散させながら
120°Cから300°Cまで漸次昇温させて一次酸化
肌理した。
一次酸化肌理後の成粒物を外熱式ロータリーキルンに移
し、冷空気を導入しながら310°Cから350℃まで
漸次昇温し、350°C到達後、該温度に4時間保持し
て二次酸化肌理した。
し、冷空気を導入しながら310°Cから350℃まで
漸次昇温し、350°C到達後、該温度に4時間保持し
て二次酸化肌理した。
ついで導入ガスを窒素に切換えてロータリーキルン内を
十分不活性雰囲気に保持し、炉内温度を800°Cに昇
温して成粒物を焼成炭化した。
十分不活性雰囲気に保持し、炉内温度を800°Cに昇
温して成粒物を焼成炭化した。
炭化物は引続き内燃式流動賦活炉に移し、900℃で賦
活処理して粒状活性炭を得た。
活処理して粒状活性炭を得た。
比較のために、先願製造方法として一次酸化肌理および
二次酸化処理をおこなわず、その他は上記と同−条件を
適用して粒状活性炭を製造した。
二次酸化処理をおこなわず、その他は上記と同−条件を
適用して粒状活性炭を製造した。
両製潰方法におけるよう素吸着量800mI?/gおよ
び900Tn9/gレベルの賦活収率ならびに得られた
活性炭の緒特性を対比して下表に示した。
び900Tn9/gレベルの賦活収率ならびに得られた
活性炭の緒特性を対比して下表に示した。
なお、参考のために市販の水処理用粒状活性炭の特性を
併載した。
併載した。
Claims (1)
- 1 吸油量(JIS−B法CC/100g)が100以
上で、かつよう素吸着量(Tfv′g)と前記吸油量と
の積(IAXOA)が1.3×104以上の特性を有す
るファーネスカーボンブラックを原料とし、該原料にタ
ールまたはピッチもしくはこれらの混合物を添加混線し
成粒化した後、成粒物に酸化性ガスを接触させつつ10
0〜300℃の温度範囲で一次酸化肌理し、次いで31
0〜400°Cの温度範囲で二次酸化肌理し、しかる後
常法により焼成、賦活することを特徴とする粒状活性炭
の製置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50062545A JPS5823326B2 (ja) | 1975-05-27 | 1975-05-27 | リユウジヨウカツセイタンノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50062545A JPS5823326B2 (ja) | 1975-05-27 | 1975-05-27 | リユウジヨウカツセイタンノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51138590A JPS51138590A (en) | 1976-11-30 |
JPS5823326B2 true JPS5823326B2 (ja) | 1983-05-14 |
Family
ID=13203299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50062545A Expired JPS5823326B2 (ja) | 1975-05-27 | 1975-05-27 | リユウジヨウカツセイタンノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823326B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3329626A (en) * | 1965-03-22 | 1967-07-04 | Phillips Petroleum Co | Activated furnace carbon black production |
US3533961A (en) * | 1966-02-07 | 1970-10-13 | Huber Corp J M | Method of producing spherical pellets of activated carbon |
JPS4921038A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 | ||
JPS505676A (ja) * | 1973-05-24 | 1975-01-21 |
-
1975
- 1975-05-27 JP JP50062545A patent/JPS5823326B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3329626A (en) * | 1965-03-22 | 1967-07-04 | Phillips Petroleum Co | Activated furnace carbon black production |
US3533961A (en) * | 1966-02-07 | 1970-10-13 | Huber Corp J M | Method of producing spherical pellets of activated carbon |
JPS4921038A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 | ||
JPS505676A (ja) * | 1973-05-24 | 1975-01-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51138590A (en) | 1976-11-30 |
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