JPS5822978Y2 - タ−ボチヤ−ジヤ式エンジン - Google Patents

タ−ボチヤ−ジヤ式エンジン

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JPS5822978Y2
JPS5822978Y2 JP1978060658U JP6065878U JPS5822978Y2 JP S5822978 Y2 JPS5822978 Y2 JP S5822978Y2 JP 1978060658 U JP1978060658 U JP 1978060658U JP 6065878 U JP6065878 U JP 6065878U JP S5822978 Y2 JPS5822978 Y2 JP S5822978Y2
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JP
Japan
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bypass
turbine
oil pressure
lubricating oil
valve
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Expired
Application number
JP1978060658U
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English (en)
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JPS54163211U (ja
Inventor
森祥一
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はターボチャージャ式エンジンに関t−る。
ターボチャージャはエンジン始動直後から高速回転し、
最高8000Orpmに達するのに対し、ポンプで加圧
した潤滑油はフィルタを通過した後ターボチャージャへ
供給されるため、ターボチャージャ回転初期に潤滑油の
供給が不充分となり、焼付の原因となる問題点があった
本考案はターボチャージャのタービンと並列に、タービ
ン入口側排気通路とタービン出口側排気通路をつなぐバ
イパスを設けると共に、上記バイパスに潤滑油圧と連動
する開閉機構を取付け、エンジン始動初期に於ける潤滑
油圧が規定値未満の時、ターボチャージャのタービン側
へ排気ガスが行かないようにし、油圧が規定値以上にな
ってからタービン側へ排気ガスを導くようにしたもので
、次に図面により説明する。
第1図に於てターボチャージャ1はエンジンのシリンダ
ヘッド上部に取付けてあり、タービン2とフロワー3を
備え、潤滑油人口4はパイプ5をへて潤滑油ポンプに接
続する。
タービン2の排気ガス人口6は入口側排気通路γをへて
排気マニホールド(図示せず)の出口に接続する。
タービン2の排気ガス出口8は出口側排気通路9をへて
マフラー(図示せず)に接続する。
通路7を形成している排気管本体からY形に分岐管10
が突出し、又通路9を形成している排気管本体から下向
きに分岐管11が突出し、両分肢管10.11は先端の
フランジ12.13部分で接合し、複数個のボルトによ
り固定してあり、両分肢管10,11内にタービン2と
並列のバイパス14を形成している。
即チバイパス1°4の入口はタービン2の入口側排気通
路7に接続し、出口は出口側排気通路9に接続する。
通路7とバイパス14の分岐部の排気管本体に、切換弁
15を固定した支軸16が回動自在に支持されてお−リ
、第1図に於て切換弁15はバイパス14を閉塞してい
る。
なお第1図中17はブロワ−3の吸気(給気)入口で、
空気清浄器(図示せず)に接続し、出口18はエンジン
の吸気マニホールドに接続する。
切換弁支軸16の排気管本体より外方へ突出した部分に
は第2図の如くアーム20が固定してあり、アーム20
は油圧シリンダー21内に嵌合するピストン22のロッ
ド先端にピン23を介して接続し、又アーム20の先端
には引張ばね24の一端が接続している。
引張ばね24の他端は固定ブラケット25に接続する。
油圧シリンダー21内の油圧室26はパイプ27をへて
潤滑油ポンプ28の吐出口に接続している。
29は調圧部、30はフィルター、31は各潤滑部であ
る。
エンジンの始動初期には油圧室26内の油圧は殆でOで
あるため、ピストン22はばね240弾力により22′
の位置に後退しており、このため切換弁15は15′の
位置で人口側排気通路7(第1図)ft閉塞状態に保つ
従ってエンジンから排出される排気ガスはバイパス14
を矢印A方向に流れ、即ちタービン2を通過することな
く、マフラーをへて大気中へ放出され、タービン2は回
転しない。
ポンプ28の吐出圧が増加するにつれて加圧潤滑油は調
圧部29、フィルター30、パイプ5″f:へてオイル
人口4からターボチャージャ1内の潤滑部に供給され始
める。
それと同時に加圧潤滑油は油圧シリンダー21内の油圧
室26内に入り、引張ばね24内の弾力に抗してピスト
ン22を第2図の状態1で押出し、15′の位置にあっ
た切換弁は矢印B方向に回動してパイブス14を塞ぐ。
これにより排気ガスは入口側排気通路7をへてタービン
2を矢印C方向に通過し、タービン2の作動によりブロ
ワ−3が駆動され、加圧した吸気をエンジンに供給でき
るようになる。
それまでにはターボチャージャ1へ必要な潤滑油が供給
されているので、ターボチャージャ1は円滑に作動する
以上説明したように本考案によると、バイパス14に切
換弁15を設け、ポンプ2Bの吐出圧が低い間は切換弁
15により入口側排気通路7を塞ぎ、タービン2に排気
ガスが供給されないようにしたので、エンジン始動初期
の潤滑油の供給不足とそれによる焼付を確実に防止し得
る利点がある。
ポンプ28の吐出圧が規定値以上になると、切換弁15
はバイパス14を塞ぐため、ターボチャージャ1は初期
の過給作用を行う。
又本考案に釦いては構造を簡単化すると共に、切換弁1
5の動作を潤滑油圧の変化に正確に対応させることがで
きる。
すなわちバイパス開閉機構はバイパス14を閉鎖できる
弁15と、潤滑油圧が導入される油圧シリンダー21と
、シリンダー21のピストン22を弁15につなぐアー
ム機構(アーム20等)と、弁15をバイパス開放方向
に付勢するばね24とを備え、油圧上昇時にピストン2
2がバイパス閉鎖方向に移動するようになっている。
このようにシリンダー21の油圧を弁15に伝える伝達
装置としてアーム20等の機械的な機構だけを採用し、
ソレノイド等の電気的手段を採用していないので、上記
伝達装置の構造を簡単化し、製造コストを低減できる。
しかも潤滑油圧の変化に対して正確かつ速やかに弁15
を切り換えることができ、弁15の動作遅れ、すなわち
潤滑油圧が所定値以上になったにもかかわらずバイパス
14が閉鎖されないという現象を防止し、可及的速やか
にタービン2f:始動させて最適の運転状態を得ること
ができる。
又通常運転中に弁15はシリンダー21の油圧により閉
鎖状態に保たれるので、弁15閉鎖用の動力として電力
等の特別な動力は必要でなく、エンジン全体の消費動力
を節約できる。
更に通常運転中にバイパス14が開くことを防止し、エ
ンジン応答性の低下を防ぐことができる。
すなわち先に説明したように、切換弁15は油圧室26
内の油圧が殆どゼロの時にバイパス14を開いているが
、油圧が上昇してターボチャージャ1内の潤滑部へ潤滑
油が供給され始めると、それと同時に矢印B方向に回動
してバイパス14を塞ぐ。
このように弁15のバイパス閉鎖動作に必要な力は潤滑
開始時の「低い油圧」に対応している。
そして一般にエンジンの通常運転中(潤滑開始後)は運
転速度が低速であっても潤滑油圧は上記「低い油圧」以
上に保たれるので、通常運転時には低速状態でも弁15
は常に閉鎖して排気がバイパス14へ吹き抜けることを
防止し、従って低速状態から急激な加速操作を行った場
合のエンジン応答性を高めることができる。
なお本考案を具体化する時、図示の切換弁15の代りに
バイパス14のみを開閉する弁を採用し、潤滑油圧が規
定値未満の時上記弁が開放し、油圧が規定値以上に達し
た時上記弁がバイパス14を閉塞するようにしても差支
えない。
その場合は上記弁によりバイパス14が開放中、一部の
排気ガスはタービン2を通過するが、タービン2が高い
流路抵抗を与えるため、大部分の排気ガスはバイパス1
4を通り、従ってタービン2は実質的に回転せず、仮に
低速で回転しても焼付の恐れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部縦断正面図、第2図は切換弁作動機構の構
造略図である。 1・・・ターボチャージャ、2・・・タービン、7・・
・タービン入口側排気通路、9・・・タービン出口側排
気通路、14・・・バイパス、15・・・切換弁、20
・・・アーム、21・・・油圧シリンダー 22・・・
ピストン、24・・・ばね、28・・・潤滑油ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターボチャージャのタービンと並列に、タービン入口側
    排気通路とタービン出口側排気通路をつなぐバイパスを
    設けると共に、エンジン始動初期の潤滑油圧が殆どゼロ
    の時タービン側への排気ガスを止め又は減し、油圧が規
    定値以上になってターボチャージャ内の潤滑部へオイル
    が供給され始めるのと同時にタービン側へ排気ガスを導
    くように、潤滑油圧と連動する開閉機構を上記バイパス
    に設け、上記開閉機構を上記バイパスを閉鎖できる弁と
    、潤滑油圧が導入される油圧シリンダーと、該シリンダ
    ーのピストンを上記弁につなぐアーム機構と、弁f)Z
    イパス開放方向に付勢するばねとにより形成し、潤滑油
    圧上昇時にピストンがバイパス閉鎖方向に移動するよう
    にしたことを特徴とするターボチャージャ式エンジン。
JP1978060658U 1978-05-04 1978-05-04 タ−ボチヤ−ジヤ式エンジン Expired JPS5822978Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978060658U JPS5822978Y2 (ja) 1978-05-04 1978-05-04 タ−ボチヤ−ジヤ式エンジン

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54163211U JPS54163211U (ja) 1979-11-15
JPS5822978Y2 true JPS5822978Y2 (ja) 1983-05-17

Family

ID=28961353

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JP1978060658U Expired JPS5822978Y2 (ja) 1978-05-04 1978-05-04 タ−ボチヤ−ジヤ式エンジン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20131609A1 (it) * 2013-09-30 2015-03-31 Fpt Ind Spa Sistema di protezione di un sistema turbocompressore, in particolare per la prevenzione di un relativo danneggiamento quando una pressione di un relativo olio di lubrificazione e' insufficiente

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JPS49102133U (ja) * 1972-12-27 1974-09-03

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JPS54163211U (ja) 1979-11-15

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