JPS5822869Y2 - 低運転席式キヤブの構造 - Google Patents

低運転席式キヤブの構造

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JPS5822869Y2
JPS5822869Y2 JP5659779U JP5659779U JPS5822869Y2 JP S5822869 Y2 JPS5822869 Y2 JP S5822869Y2 JP 5659779 U JP5659779 U JP 5659779U JP 5659779 U JP5659779 U JP 5659779U JP S5822869 Y2 JPS5822869 Y2 JP S5822869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
seat
bed
driver
engine
Prior art date
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Expired
Application number
JP5659779U
Other languages
English (en)
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JPS55157020U (ja
Inventor
吉田哲生
香川翔
篠原彰
須藤孝
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by いすゞ自動車株式会社 filed Critical いすゞ自動車株式会社
Priority to JP5659779U priority Critical patent/JPS5822869Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車;殊に大型トラックにおいて、運転席
の位置が低く、良好な側方視界を得ることのできるキャ
ブの構造に関するものである。
従来のいわゆるキャブオーバ型トラック(特に大型トラ
ック)においては、運転席はエンジンの上方に位置して
いるため、運転者のアイポイントが高く、左側方の視界
は完全なものとはいえず、左折事故の一因であるとされ
ていた。
本考案はこのような欠点を除去するためになされたもの
で、以下その実施例を図面により説明する。
第1図乃至第3図において、1はキャブ、2し1フロン
トウインドガラス、3はフロントロアウィンドガラス、
4はドア、5はキャブ1内の運転席、50はそのシート
、6は助手席、7はベッド、8はキャブ1の中央部にお
けるキャブフロア(第1図の太実線で示す部分)、9は
キャブフロア8の下方に位置されたエンジン、10は前
車輪である。
第1図に示すように、運転席5の位置はエンジン9の前
方にあるため、キャブ1のフロア8の位置を低くするこ
とができ、従って運転席5のシート50はエンジン9の
頂部より相当量下方に位置し、運転席5の上方のキャブ
ルーフAもそれに応じて低くなる。
運転席5の後方にはベッドTがキャブ1の巾方向に配置
されるが、その下方にはエンジン9が位置するため、そ
の位置は運転席5のシート50より相当高い位置となる
このため、キャブ1のベッド7を含む部分のルーフBは
ベッドスペースを確保するために高く構成される。
キャブ1内の中央部後方は、エンジン9が位置している
ので、キャブ1中央部のフロア8はそれに沿って後方で
高くなっており(エンジンフード80を構成)、その部
分とキャブ左側方との間のスペースに助手席6が配置さ
れている。
助手席6は運転席5より後方に位置しているが、第1図
に示すように、完全に後方位置でなくともよく、要は運
転席5からドア4を介して側方視界を助手席6の乗員が
妨げない程度の後方位置であればよい。
このスペースはエンジン9位置の側方にあるため、シー
トの高さは運転席5のシート50とほぼ同一にすること
ができる。
ベッド7は、この例では、2つのベッドシート70(前
方)と71(後方)により構成され、この2つのシート
はその端部でヒンジ機構(リンク機構)72により互い
に連結されている(第4図参照)。
ベッド7はエンジンフード80上にその長手方向中央部
が支持され、各端部はキャブ1の内壁側に設けた適当な
ブラケット73.74上に支持される− 前方のベッドシート70は、助手席6の使用時、そのシ
ートバック60との干渉を避は且つそのベッドスペース
を確保するため、前記ヒンジ機構72によりシート71
上に折りたた1れるよう構成されている。
シート70の支持を安全かつ確実にするために、この例
ではキャブ1の内壁との間にベルト75が設けられてい
る。
第4図の76と77は、両ベルトの端部を連結するため
、ベッドシート70端とキャブ内壁側にそれぞれ固定さ
れたアンカーブラケットを示す。
ベッドシート70の車両進行方向側端部には、粗い網目
状の保護ベルト78がその長手方向に沿って取り付げら
れ、その各端部はキャブ内壁側に固定したアンカー79
に引っ掛けて保持できるよう構成され、ベッド7の乗員
の安全を図るようになっている。
エンジンフード80には適当なステップ81が設けられ
、ベッド7上への乗降の便宜を図っている。
助手席6のシートバック60は、非使用時にはベッドシ
ート70との干渉を避けるため、そのシート部分に対し
前方へ倒せるよう構成されている(公知のヒンジ機構及
びロック機構による)。
従ってベッド使用時には、助手席6のシートバック60
を前方に倒した後第2図及び第4図に示すように、ベッ
ドシート70を前方に倒してそのスペースを確保し、ベ
ルト78をアンカー79に連結すれば良い。
助手席6の使用時には、第3図に示すように、ベッドシ
ート70を後方に折りたたんだ後、シートバック60を
後方使用位置1で引き起こせばよい。
ベッド7は、この例では、そのシート70が全長にわた
って折りたためるよう構成したが、助手席6の上方部分
だけを折りたたみできるよう構成してもよい。
渣た助手席6のシートバック60は、この例では前方に
倒せるよう構成したが、公知のリクライニングシートの
機構を利用してベッド使用時にはそれと干渉しないよう
、後方に倒せるようにしてもよい。
キャブ1の助手席6の側方及びその上方にはウィンドガ
ラス11及び12が設げられ、乗員の便に供している。
ウィンドガラス11は、この例では、引戸式の開閉自在
な機構となっている。
キャブ1のフロントウィンドガラス2の運転席5と反対
側の下方位置には、フロントロアウィントガラス3がそ
れとほぼ連続した形で設けられ、捷たキャブ1内前方に
設けられたフエシア14の前記ガラス3側の部分を除去
してフエシアレスエリア(フエシアの無い領域)15が
キャブ1内前方端に形成されている。
上記”はぼ連続した″とは、ガラス2ど3との境界は細
いサツシ(、この例では細いフレームとウェザストリッ
プの組み合せ)16により仕切られているため、両ガラ
スがその部分であたかも一体であるかのようなつながり
を有し、視界を著しく向上させている構成を意味するも
のである。
ドア4は、この例では、ドア4のほぼ全面又はその一部
(例えば第1図の2点鎖線で示す部分)にわたってガラ
スが嵌め込1れ、通常のドアに比べて側方視界の広い、
広側方視界ドアが使用されている。
ドア4は、従来のドア(上半部にガラスが開閉自在に取
り付けられたもの)を使用しても、広視界ドアよりも側
方視界は劣るが、運転席が低いため、従来のキャブに比
べての側方視界は、その分だけ低くなり、フロントロア
ウィンドガラス3との併用効果は相当向上するものであ
る○ フロントロアウィンドガラス3は、色付きの強化ガラス
又は熱線プリント入りの色付合せガラスにより構成され
、ドア4を広側方視界ドアとした場合、それに取り付け
られるガラスは、色付き強化ガラス又は熱線プリント入
りの少なくとも下方部分を色付きにした合せガラスによ
り構成されている。
ドア4のガラスを色付な合せガラスにした場合、上方は
透明であって、その境界はいわゆる”ぼかし′”が形成
される。
上述した本考案によれば、キャブ1内の運転席5はエン
ジン9よりも前方に配置されているので、従来のキャブ
に比べて運転席を相当量低くすることができ、左側方視
界の死角を減少させるのに効果的である。
フロントロアウィンドガラス3及び広側方視界ドア4の
設置により、その効果は著しく向上し、左折事故の防止
に大きく寄与することができる。
また運転席5の後方にはベッド7が設置され、その上方
におけるキャブルーフBを運転席5上のキャブルーフA
よりも高くすることによりベッドスペースが十分に確保
される。
助手席6は運転席5の後方であって下方にエンジン9が
位置するキャブフロア8の部分(エンジンフード80)
と進行方向左側キャブサイドとの間に配置され、使用時
には、その上方のベッド70がシートバック60及びヘ
ッドクリアランス確保のため、その位置を移動できるよ
う構成され、非使用時にはベッド70が同位置に戻され
てベッド7が使用でき、シートバック60が前方又は後
方に倒れてベッド70の上記位置への配置を妨げない(
干渉しない)よう構成されているので、室内スペースを
有効に生かすことができ、ドア4を通じての側方視界を
妨げることもない。
窓11を開閉自在とすれば、ドア4のガラスが・・メコ
ロシ式であっても、外部との対応はそれを通じて行うこ
とができ、便利かつ安全である。
第5図は、キャブ1のルーフAとB間の段差が高速走行
時、空気抵抗となるのを極力おさえるためのルーフ構造
の一例を示したもので、前記段差の部分が2つの互いに
傾斜した面B−1及びB−2とからなり、これらがルー
フAの前方中央でなめらかに交わるよう構成することに
より、前記効果を得ようとするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面概略図、第2図及
び第3図は第1図の斜視(透視)概略図であって、それ
ぞれ異った作動状態を示す図、第4図は本考案の一部を
示す斜視概略図、第5図は本考案の他の実施例を示す斜
視概略図である。 1:キャブ、2:フロントウィンドガラス、3:フロン
トロアウィンドガラス、4:ドア、5:運転席、6:助
手席、7:ベッド、70:移動可能なベッド、8:キャ
ブ中央フロア、9:エンジン、14:フエシア、15:
フエシアレスエリア、15:窓枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 キャブ1の運転席5をエンジン9よりも前方に配置
    することによって、同運転席5のシート50をエンジン
    9の頂部よりも下方に位置させ、運転席5の後方にはキ
    ャブ1の巾方向にベッド7を配置すると共に、その上方
    のキャブルーフBを運転席5上方のキャブルーフAより
    も高くすることによりベッドスペースを確保し、運転席
    5よりも後方であってキャブ中央フロア8とキャブサイ
    ドとの間に助手席6を配置したことを特徴とする低運転
    席式キャブの構造。 2 前記ルーフAとBの間の部分が二つの互いに傾斜し
    た面B−1及びB−2とからなり、これラカ、ルーフA
    の前方でなめらかに交わるよう構成されたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の低運転席式キ
    ャブの構造。 3 前記ベッド7の、少なくとも助手席6の上方部分7
    0が助手席6の使用時にはその位置が移動でき、不使用
    時には同上方位置に取り付けられてベッド7として機能
    するよう構成されたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の低運転席式キャブの構造。 4 前記助手席6のシートバック60は、ベッド7の使
    用時には、それと干渉しない前方又は後方位置に倒され
    るよう構成されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第3項記載の低運転席式キャブの構造。 5 ベッド7は前方のベッドシート70と後方のベッド
    シート71より構成され、かつヒンジ機構72により互
    いに連結され、前方のベッドシート70は前記ヒンジ機
    構72によりベッドシート71上に折ったた筐れるよう
    構成され、更に同前方ベッドシート70の各端部とキャ
    ブ内壁との間はベルト75により連結されたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第り項記載の低運転席式
    キャブの構造。 6 前記前方のベッドシート70の前方にはそれに沿っ
    て保護ベルト78が取り付けられ、その各端部は、キャ
    ブ内壁側に設けたアンカーに着脱自在に連結できるよう
    構成されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    5項記載の低運転席式キャブの構造。
JP5659779U 1979-04-27 1979-04-27 低運転席式キヤブの構造 Expired JPS5822869Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55157020U JPS55157020U (ja) 1980-11-12
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ID=29290704

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JPH11301512A (ja) * 1998-04-16 1999-11-02 Nissan Diesel Motor Co Ltd ダブルキャブ車両

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JPS55157020U (ja) 1980-11-12

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