JPS58225241A - 構造物の制振装置 - Google Patents

構造物の制振装置

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JPS58225241A
JPS58225241A JP10632982A JP10632982A JPS58225241A JP S58225241 A JPS58225241 A JP S58225241A JP 10632982 A JP10632982 A JP 10632982A JP 10632982 A JP10632982 A JP 10632982A JP S58225241 A JPS58225241 A JP S58225241A
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braking
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vibration
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Yutaka Tanabe
田辺 裕
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、種々の構造物の振動を減衰させるために用い
る割振装置に関し、特に建物、橋梁、塔等の建造物の地
震等による振動を抑制したシ、コングレッサのような振
動を生じる装置の振動を抑制したり、化学グランドの配
管の振動を抑制したりするのに好適な制振装置に関する
ものである。
本明細書において「構造物」なる語は最も広義に解釈す
るものとし、外力によってまたは内的要因によって撮動
を生じるあらゆる構造物を意味するものとする。
従来、地震等による振動から構造物を保護するため、ク
ーロン摩擦減衰、粘性減衰等を利用した各種の制振装置
が提案されているが、従来提案された制振装置はいずれ
も振幅及び周期が略一定の振動に対してのみ有効であり
、地震のように振幅及び周期が不確定に変化する撮動に
対しては役に立たなかった。例えば支持台に支持した振
子の上端部付近をリンクを介して構造物の床部等に結合
し、振子と梃子の作用により構造物の振動を吸収しよう
とする割振装置が知られている。しかじながらこの割振
装置が有効なのは或特定の範囲の振幅及び周期の振動に
対してのみでちゃ、設定した範囲外の振動が起った場合
には充分な制振効果を得ることができない。またこの制
振装置では、吸収し得る振動エネルギを増大させるため
に装置を   □大形化すると、構造物に停滞振動が生
じ、がえ−   いて構造物に悪影響を及はす結果にな
ることが多かった〇 本発明の目的は、振動力の大きさに略比例した減衰効果
を生じさせて、充分な割振効果が得られる撮動の範囲を
従来よりも大幅に広げることができるようにした構造物
の割振装置を提供することにある。
本顆第1の発明は、構造物と振動系を異にする基体と、
機械的変位に応じて発電する発電装置と、構造物の撮動
により該構造物と前記基体との間に生じる相対的な変位
を前記発電装置に伝達する機械変位伝達機構と、前記発
電装置が発生する電気エネルギにより駆動されて前記相
対的な変位に機械的に制動をかける制動装置とにより構
成される。
また本願第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて
更に前記発電装置が発生する電気エネルギを消費させる
抵抗器を設けたものである。
以下図面を参照して本発明をその実施例とともに詳細に
説明する。
tE1図は本発明の一実施例を示したもので、同図にお
いて1は基礎2の上に構築されたフレーム、:ljl、
7レーAIの上に支持された石油タンク等の構造物であ
る。4はフレーム1の内側に配置されて基礎2の上に固
定された基体で、この基体4は実質的に剛体とみなすこ
とができる程度に十分強固に構成されている。この基体
4はフレーム1及び構造物3とは振動系を異にするよう
に設けられており、基礎2に地震等の撮動が与えられた
場合、または構造物3自体が振動した場合、構造物3と
基礎2との間に相対的な変位が生じるようになっている
。本実施例では地震により構造物3と基体4との間に図
示の矢印A 、 A’方向の往復変位が相対的に生じる
ものとする。
基体4の上には、発電装置5が取付けられ、また基体4
に固定されたブラケット6に、略扇形の回動板7が、そ
の略中央部においてピン8により回動自在に支持されて
いる。回動板7の下部には円弧状のラック9が設けられ
、このう、り9は発電装置5の回転軸に取付けられたビ
ニオン歯車10に噛合されている。回動板゛7の上部に
はピン11が固定され、このピン11は構造物3の床部
または該床部を支えるフレーム1の梁1aに固定された
結合部材12に設けられた逆U字状の溝13に係入され
ている。そして構造物3が正規の位置に静止していると
きにビニオン歯車10がラック9の中央部に噛み合うよ
うに各部が位置決めされている。結合部材12.ビン1
31回動板7及びビニオン歯車10により、構造物3と
基体4との間の相対的な変位を発電装置5に伝達する機
械変位伝達機構が構成されている。
基体4の上にはまた、発電装置5の回転軸に対して対称
な位置に位置させて、1対の支柱14゜14が固定され
、これらの支柱には、発電装置5の出力により駆動され
て構造物3と基体4との間に相対的な変位に機械的に制
動をかける制動装置15が取付けられている。図示の制
動装置15は、回動板7の板面にブレーキ/9ツドを押
当てることによ9回動板7に制動をかける制動機構を備
えたもので、ブレーキパッドを押当てる力を与える駆動
源としては例えば電磁石の如き電磁駆動装置が用いられ
る。第2図には、この制動装置の構成を概略的に示して
あり、同図において16 、16’は回動板7を介して
相対向するように配置された制動板、17 、17’は
制動板16 、16’の回動[7に対向する面に貼着さ
れたブレーキ/4ツドである。
制動板16 、16’は、図示しないバネにより付勢さ
れて、常時はブレーキ・やラド17 、17’を回動板
7から離間させる位置に保持されている。また発電装置
5の出力はリード線ll 、l!を介して電磁石19に
供給され、発電装置5の出力により該電磁石が励磁され
ると制動板16 、16’に貼着された!レーキノクツ
ド17 、17’が回動板7に押当てられて回動板7に
機械的な制動がかけられるようになっている。
第3図は上記制動装置の原理を示したもので、同図にお
いて制動板16 、16’はそれぞれの一端がプラタン
) 14 、14’に枢支され、他端にブレーキ/4ツ
ド17 、17’が貼着されている。制動板16 、1
6’はバネ18 、18’によυ付勢されて、;1 回動板7からブレーキ/’P ラド17 、17’を離
間させた状態に保持されている。制動板16 、16’
の側方には電磁石19が配置され、この電磁石19のコ
イルの両端に抵抗器20を通して発電装置5の出力が印
加されている。発電装置5が発電すると、電磁石19の
コイルに電流が流れてこの電磁石19が励磁されるため
制動板16 、16’が吸引され、この吸引力によりプ
レーキノ9ツド17.17’が回動板7に押当てられて
回動板7に制動がかけられる。この場合回動板7にかけ
られる制動力は発電装置5の出力に略比例して自動的に
増減する。
また第3図に示した例では、電磁石のコイルと直列にエ
ネルギ消費手段として抵抗器2oが接続されているため
、発電装置5が発生する電気エネルギの一部が抵抗器2
oによシ消費される。
上記実施例において地震等により構造物3と基体4との
間にA 、 A’力方向相対的な変位が生じると、回動
板7が第1図の矢印B 、 B’力方向回動し、発電装
置5が駆動される。これにょシ構造物3の振動エネルギ
が電気エネルギに変換される。この電気エネルギの一部
は抵抗器2oにより消費されるため、構造物3の振動エ
ネルギの一部が消費されることになる。また上記電気エ
ネルギの他の部分は制動装置15を駆動するために用い
られ、この制動装置15により回動板7に制動がかけら
れる。これらにより構造物3の振動エネルギは急速に失
なわれ、振動は急速に減衰していく。
周知のように、発電装置5の起電力は、発電装置の電機
子コイルと鎖交する磁束の時間的な変化率に比例するた
め、振動の減衰効果は構造物3の振動の大きさに比例し
て自動的に増減する。即ち、振動が小さい場合には、抵
抗器20により消費されるエネルギの量が少なく、制動
装置15による制動効果も小さいが、振動が大きくなる
につれて抵抗器20により消費されるエネルギの量が増
大し、制動装置15による制動効果も増大する。したが
って広範囲の振幅の振動に対して常に適切な減衰効果を
得ることができ、構造物に停滞振動が生じることもない
。また本発明の割損装置では、振動エネルギを直接電気
エネルギに変換し、この電気エネルギで制動装置を駆動
するので、別個のエネルギ源を必要とせず、停電になっ
た場合でも使用できる。
上記実施例のように、制動装置15を設けるとともに発
電装置の出力を消費させる抵抗器20を設けると、撮動
の減衰効果を増大させて短時間で振動を減衰させること
ができる。また抵抗器20の抵抗値を変えることにより
制振効果を種々調整することができる。この場合、抵抗
器を複数個用意しておいて、切換スイッチにより該複数
の抵抗器を適宜に選択して発電装置の出力端に接続し得
るようにしておけば、割振効果の調整を容易に行なうこ
とができる。
上記のように、発電装置が発生する電気エネルギの一部
を消費させるために抵抗器を設けると種種の利点が得ら
れるが、この抵抗器は必要に応じて設ければよく、電磁
的に駆動される機械的な制動装置のみによって振動エネ
ルギを減衰させるようにしてもよい。尚抵抗器を省略し
た場合にも発1   電装室0内部抵抗に1す”ネ″w
o一部が消費される。
本発明で用いる発電装f5は、可動側磁極の機械的変位
に応じて電気エネルギを発生するものであれば如何なる
形式のものでもよく、交流発電機または直流発電機の如
何を問わない。
構造物の振動を発電装置に云えるための機械変位伝達機
構は、構造物と基体との間の相対的な変位(上記の例で
は往復運動)を発電装置を駆動するのに適した変位(上
記の例では回転運動)に変換する機構を含むものであれ
ばよく、上記実施例のものに限定されるものではない。
第4図は本発明の他の実施例を示したもので、この実施
例では基礎2の上に設置された基台401と、上端が1
個所で交わるように斜めに配置されて下端が基台401
に固定された複数本の支柱402とにより基体4′が構
成されている。複数本の支柱402の上端は構造物3の
床部付近まで延びていて適宜の結合具により相互に結合
され、これらの支柱402の上端に一ン22により梃子
23の上端部寄り0部分力゛枢支さt″′C′″6・梃
子   1123の上端にはリンク24の一端が枢支さ
れ、リンク24の他端は構造物3の床部またはフレーム
1の上部梁1aに固定されえブラケット25に枢支され
ている。そして構造物3が正規の位置に静゛止している
状態にあるときに、梃子23が鉛直方向に垂下するよう
にリンク24の長さが設定されている。したがって地震
等により構造物3が基体4′に対して相対的に矢印A 
、 A’力方向往り移動すると梃子23が鉛直面内で矢
印B 、 B’力方向回動し、梃子23の下端には構造
物3と基体4′との間の相対的な変位が拡大されて現わ
れる。
梃子23の下端には発電装置5が固定されている。発電
装置5は、その回転軸を、梃子23の回動方向と直交す
る向きに向けて取付けられ、この発電装置の回転軸にビ
ニオン歯車26が取付けられている。一方基体4′の基
台401上には、上記歯車26の回動の軌跡と平行な円
弧に沿って多数の歯を配列したラック27が設けられて
いる。上記ビニオン歯車26はラック27に噛合され、
構造物3の振動に伴って梃子23が往復回動すると、ビ
ニオン歯車26が回転して発電装置5を駆動する。本実
施例では、リンク24.梃子23.−ニオン歯車26及
びラック27により、構造物3と基体4′との間に生じ
る相対的な変位を発電装gt、5に伝達する機械的変位
伝達機構が構成されている。
また発電装置50回転軸に回転円板28が取付けられ、
この回転円板28の回転に機械的に制動をかける制動装
置29が発電装置5のノ・ウジングに固定されている。
この制動装置29は回転円板28をブレーキ・臂ツドで
挾んで制動をかけるもので、発電装置5の出力により駆
動されるものである。
第5図は本発明の更に他の実施例を示したものでこの実
施例では第4図の実施例と同様に設けられた梃子23の
下端に円弧状のラック30が取付けられ、基台401上
に固定された発電装置5の回転軸に取付けたビニオン歯
車31が上記ラック30に噛合されている。基台401
上には1対の支柱32.32が固定されていてこれらの
支柱の上端に、ラック30をブレーキA?ッドで挾んで
構造物3と基体4′との間の相対的変位に制動をかける
制動装置15’が取付けられている。この制動装置15
’は第1図及び第2図に示した実施例の制動装置15と
同様のものである。
上記の各実施例では、構造物3の床部に本発明の制振装
置を結合しているが、構造物の床部以外の部分に本発明
の制振装置を結合することもできる。例えば第6図は基
礎2の上に設置された構造物3の側壁3aに本発明の制
振装置を結合した例を示したもので、この例では、基礎
2の上に設置された基体4〃の上部にピン33により梃
子23が枢支され、この梃子23の上端は、構造物3の
側壁3aに固定された結合部材37にリンク24を介し
て結合されている。基体41の下部には歯車39.39
’が横方向に間隔をあけて取付けられ、これらの歯車に
ラック40が噛合されている。そしてラック40の中央
部に設けられた孔に梃子23の下端が係入され、梃子2
3の回動に伴ってラック40が水平方向に往復動するよ
うになっている。またラック40をガイドするため、該
ラグj    り40の上面に係合するガイドローラ4
1.41’が基体4#に取付けられている。そして歯車
39゜39′の少なくとも一方に発電装置(図示せず。
)の回転軸が結合されている。この例では、構造物3に
矢印A 、 A’方向の振動が生じた際に梃子23がぎ
ン35を支点にして往復回動し、これによりラック40
が水平方向に往復動して歯車39.39’を回転させる
。歯車39 、39’の少なくとも一方は発電装置の回
転軸に結合されているので該発電装置が発電し、その発
電エネルギが消費されることにより振動が減衰させられ
る。そして図示してないがこの発電装置には第4図に示
した例と同様の制動装置が取付けられている。
第6図に示した例において、梃子23を用いずに、ラッ
ク40を直接構造物3の側壁3aに結合することもでき
る。また第6図の例において同様の制振装置を構造物3
の両側に配設することもできる。
上記の各実施例では制動装置を電磁石のみにより駆動す
るようにしたが、電磁石により油圧装置を介して制動装
置を駆動するように構成すること   ;1もできる。
第7図は電磁石によp油圧装置を介して駆動する制動装
置の原理図で、同図において制動板16はその一端がブ
ラケット14に枢支され、他端にブレーキノフッド17
が固定されている。この制動板16はバネ18により付
勢されて常時は回動板7から離間した状態に保持されて
いる。発電装置5の出力は抵抗20を通して電磁石19
のコイルに印加され、電磁石19の出力が油圧装置51
を介して制動板16に与えられている。第7図において
発電装置5が発電すると、電磁石19のコイルに電流が
流れてこの電磁石19が励磁され、この電磁石19の出
力は油圧装置51によシ増幅されて制動板16に伝えら
れる。したがって電磁石19のみによって制動装置を駆
動する場合に比べて、発電装置5の同じ出力でより強力
な制動力を得ることができる。
第8図は、第1図及び第2図の実施例の制動装置に油圧
装置を用いた実施例を示したもので、この実施例では基
体4に制動装置支持枠52 、52’が設けられている
。一方の支持枠52には、回動板7の両側周辺部に向っ
て延びる1対のレバー53.53が枢支され、これらの
レバーの一端に制動板54.54が固定されている。各
制動板にはブレーキ/やラド(図示せず。)が貼着され
、これらの制動板がブレーキノフッドを介して回動板7
の周辺部を挾むことにより回動板7に制動をかけるよう
になっている。レバー53.53の他端部は油田シリン
ダ55のピストンロッドに結合されている。この例では
レバー53.53と制動板54.54とにより制動機構
が構成されている。
発電装置5の出力は電磁石19のコイルに印加され、こ
の電磁石19の出力アームはマスクシリンダ56に結合
されている。マスクシリンダ56から送出される圧力油
は送油バイグ57を介して油圧シリンダ55に供給され
、発電装置5が出力を発生して電磁石19が励磁される
と、この電磁石の駆動力がマスクシリンダ56及び油圧
シリンダ55からなる油圧装置により増幅されて制動板
54.54に伝達されるようになっている。他方の支持
枠52′にもレバー53’、53’と制動板54′。
54〃とからなる制動機構と、この制動機構を駆動する
油圧シリンダ55′とが取付けられ、前記マスタシリン
ダ56から送油・母イグ57′を介して油圧シリンダ5
5′に圧力油が供給されている。
したがって第8図に示した例では、構造物3(第8図に
は図示せず。)と基体4との間に相対的な変位が生じて
回動板7が回動し、発電装置5が出力を発生すると、電
磁石19がマスクシリンダ56及び油圧シリンダ55 
、55’を介して制動板53 、53’を回動板7側に
変位させ、回動板7に制動をかける。この場合回動板7
に作用する制動力は第1図及び第2図の実施例で得られ
る制動力に比して大きなものとなシ、構造物3の振動は
急速に減衰する。
上記の各実施例の割振装置は、構造物と基体との間に生
じる相対的変位の方向と一致する方向の振動を最も効果
的に減衰させることができるが、構造物と基体との間の
変位の方向に対して角度をもった方向の振動が生じた際
にもその分力によって構造物と基体との間に変位を生じ
させることができるので振動減衰効果を得ることができ
る。一般に最低2台の制振装置を構造物と基体との間に
生じさせる変位の方向を異ならせて設置することによシ
、あらゆる方向の振動を減衰させることができる。また
構造物をX、Yテーブルの如き基体に対して互いに直交
する2方向に変位自在な支持台上に支持して、該支持台
の基体に対するX方向及びY方向の変位をそれぞれ伝達
機構を介して異なる発電装置に伝達するように構成する
こともできる。
上記の説明では、発電装置として回転形のものを用いた
が、リニアモータと同様に固定側及び可動側の磁極を直
線的にまたは円弧に沿って配列して両者を相対的に変位
させる形式の発電装置を用いることもできる。
第1図、第2図及び第4図乃至第6図に示した基体の構
成、機械変位伝達機構の構成、割振装置と構造物との結
合構造及び制動装置の構造等はあくまでも一例を示した
ものであり、保護すべき構   □造物の形状、構造や
、発電装置の構造、或いは振   11動の姿態等に応
じて各部に種々の変形を加えることができるのは勿論で
ある。
尚発電装置は、構造物と基体との間に生じる相対変位に
応じて発電するように設ければよく、例えば発電装置を
構造物側に支持するようにしてもよい。また本発明で用
いる機械的変位伝達機構は、構造物と基体との間に生じ
る相対的変位を発電装置を駆動するのに通した形にして
発電装置に伝達するものであればよく、その構成は任意
である。
本発明において、構造物が大形化した場合、発電装置も
大形になることが考えられるが、本発明で用いる発電装
置は損失が多く、効率が低いもので良いので、発電装置
が大形化す2場合でも比較的安価に製作することができ
る。
本発明の制振装置は、振動を短時間で減衰させることが
必要な場合に広く適用でき、建物やタンク、或いは種々
の機械装置等を地震から保護する目的の外、化学グラン
ドの配管の脈動による振動を除去する目的で使用するこ
とができる。また原子力発電所等の特に重要な構造物を
地震等の振動から保護する場合等にも有用である。
以上のように、本発明によれば、振動エネルギを電気エ
ネルギに変換してこの電気エネルギによジ制動装置を駆
動することにより撮動の大きさに見合った制動力を得て
振動を減衰させるので、撮動の振幅が一定し身い場合で
も充分々制振効果を得ることができる。また振動の振幅
に略比例して撮動エネルギの減衰量が変化するので、常
に適切な割振効果を得て、構造物に停滞振動が生じるの
を防ぐことができる利点がある。
また特に本願特許請求の範囲第4項の発明によれば、発
電装置が発生する電気エネルギで制動装置を駆動して構
造物と基体との間の相対的な変位に機械的に制動をかけ
ると同時に、該電気エネルギの一部をエネルギ消費手段
で消費させることにより電気的に制動をかけるようにし
たので、構造物の振動を短時間で減衰させることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図の実施例の要部の構成を示す拡大断面図、第3図
は本発明で用いる制動装置の原理を説明するための接続
図、第4図乃至第2図はそれぞれ本発明の他の異なる実
施例の概略構成図である。 3・・・構造物、4 + 4’ t 4’・・・基体、
5・・・発電装置、7・・・回動板、9・・・ラック、
10・・・ビニオン歯車、15 、15’・・・制動装
置、23・・・梃子、24・・・リンク、26・・・ビ
ニオン歯車、27・・・ラック、28・・・回転板、2
9・・・制動装置、30・・・ラック、31・・・ビニ
オン歯車、39・・・ビニオン歯車、40・・・ラック
。 手続補正書(自発) 昭和57年7 月16日 特許庁長官若 杉 和 夫殿 1、事件の表示 特願昭57−106529号 2、発明の名称 構造物の制振装置 (328)千代田化工建設株式会社 4、代 理 人 〒105東+1・都港区新橋4丁目3
1番6号 文山ビル6階明細書の図面の簡単な説明の欄 6、抽圧の内容 明細書第25頁第1行〜同第5行の「接続図・・・であ
る。」を下記の通り訂正する。 明の他の異なる実施例の概略構成図、第7図は本発明で
用いる他の制動装置の原理を説明する説明図、第8図は
本発明の他の実施例の要部を示す斜視図である。」 以上

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造物の振動を減衰させる割振装置において、前
    記構造物と振動系を異にする基体と、機械的変位に応じ
    て発電する発電装置と、前記構造物の振動により該構造
    物と前記基体との間に生じる相対的な変位を前記発電装
    置に伝達する機械変位伝達機構と、前記発電装置が発生
    する電気エネルギにより駆動されて前記相対的な変位に
    機械的に制動をかける制動装置とを具備したことを特徴
    とする構造物の制振装置。
  2. (2)前記制動装置は前記機械変位伝達機構の一部を構
    成する可動部材、または該機構により変位が伝達される
    可動部材に機械的に制動をかける制動機構と、前記発電
    装置により励磁されて前記制動機構に制動力を与える電
    磁駆動装置とからなっている特許請求の範囲第1項に記
    載の構造物の割振装置。
  3. (3)前記制動装置は、前記機械変位伝達機構の一部を
    構成する可動部材または該機構により変位が伝達される
    可動部材に機械的に制動をかける制動機構と、前記発電
    装置により励磁される電磁駆動装置と、前記電磁駆動装
    置の駆動出力を増幅して前記制動機構に制動力として与
    える油圧装置とからなっている特許請求の範囲第1項に
    記載の構造物の割振装置。
  4. (4)構造物の振動を減衰させる制振装置において、前
    記構造物と振動系を異にする基体と、機械的変位に応じ
    て発電する発電装置と、前記構造物の振動によシ該構造
    物と前記基体との間に生じる相対的な変位を前記発電装
    置に伝達する機械変位伝達機構と、前記発電装置が発生
    する電気エネルギにより駆動されて前記相対的な変位に
    機械的に制動をかける制動装置と、前記発電装置が発生
    する電気エネルギを消費させるエネルギ消費手段とを具
    備したことを特徴とする構造物の割振装置。
  5. (5)前記制動装置は前記機械変位伝達機構の一部を構
    成する可動部材、または該機構により変位が伝達される
    可動部材に機械的に制動をかける制動機構と、前記発電
    装置に−よジ励磁されて前記制動機構に制動力を与える
    電磁駆動装置とからなって込る特許請求の範囲第4項に
    記載の構造物の制振装置。
  6. (6)前記制動装置は、前記機械変位伝達機構の一部を
    構成する可動部材または核機構により変位が伝達される
    可動部材に機械的に制動をかける制動機構と、前記発電
    装置により励磁される電磁駆動装置と、前記電磁駆動装
    置の駆動出力を増幅して前記制動機構に制動力として与
    える油圧装置とからなっている特許請求の範囲第4項に
    記載の構造物の制振装置。
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