JPS58224711A - セメント積層板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、セメント積層板の製造方法に関する。

従来のセメント系材料を用いた板の製造方法には、流し
込成形と押出成形がある。流し込成形は広幅材の製造が
可能である反面、型枠が必要であるためコストアップに
なり製品の品質も不安定である。さらに打設上面を成型
するのに手間がかかる。一方、押出成形は型枠不要で製
品の品質も安定したものが得られるが、広幅材の製造が
難かしく現在の技術では幅９００闘が限度であり、また
補強材を押出しと同時ｌこ挿入することが難かしい。ま
た、フェロセメントや積層管等のようにシートへの吹付
けによる積層材は知られているが、これらはいずれも鉄
筋等の主補強材にシートを手作業で掛止した後、セメン
ト系材料を吹付けたものであるから手間がかかる。

この発明は芯材および補強ノートで補強さｎた積層板を
連続的に効率よく製造する方法である。

以下１図面に基いてこの方法を説明すると。

１はワイヤメツシヱ、メタルラス等の鋼製金網。

セメント板、炭素繊維シート等の芯材であり。

これは送出ロール２によって製造ラインに送り出される
。この芯材に吹付機３からセメントモルタル、セメント
ペーストもしくは炭素繊維補強セメント複合材等のセメ
ント材料６を吹付け。

その後この吹付面に金網、炭素繊維シート等の補強シー
ト４を供給し、補強シート４を芯材方向に抑圧ロール５
で押圧する。以後セメント材料６を吹付けた後、補強シ
ート４を圧加する工程を所要厚さになる味で繰り返す６
なお、炭素繊維シートは織布ある。いは不織布であり、
シートの種類を選ぶことによって所望強さの積層板が得
られる。

吹付は用のセメント材料として炭素繊維補強セメント材
を使用すると特に優れた積層板が得られる。炭素繊維補
強セメントはそれだけで高強度、高靭性材料であること
は周知であるが。

芯材あるいは補強シートと一体化することにより、さら
に高強度、高靭性でかつ耐衝撃性の大きな複合材料の提
供が可能となるばかりでなく。

炭素繊維を有効に活用できるため、トータルで繊維量の
低減が計れるため、経済的な材料を製造することができ
る。

炭素繊維混入セメント材□料で使用する炭素繊維は高強
度高靭性のＰＡＮ系のもの１石油、石炭ピッチを原料と
して得られる低弾性タイプのものいずれでもよいが、経
済性を考慮すると現状では低弾性タイプのものが好まし
く、低弾性タイプといえども引張強度は０．８Ｘ１０’
〜１．ＯＸ　１０’ρ戸！。

弾性係数ＨＯ，５ｘ　１０’　〜１　、Ｏｘ　１０’　
”／ｃｖｔ”とセメント系材料を補強するには十分な機
械的性質を有している。

本発明はフェロセメント等とは異なり、芯材。

補強シートは連続で積層されることが大きな特徴であり
、さらに四−ルで加圧するため芯材。

補強シートとセメントモルタルセメントペーストもしく
は炭素繊維混入セメント材料との一体性が十分に確保さ
れるので、芯材、補強シートによる補強効果が単にセメ
ント材料を吹付けたものに比べ向上する特徴を有する。

また広幅材の製造が可能なことも見逃せな−、さらに押
圧ロールによって加圧するので成形も同時にできる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の製造方法を示す概略図である。 １・・芯材　２・・送出ロール　３・・吹付機　４・・
補強シート　５・・押圧ロール　６・・セメント材料

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 芯材をロールで送出し、この芯材に（１）セメントモル
   タル、セメントペーストもしくは炭素繊維混入セメント
   材料を吹付けた後、（２）ロールに巻いた補強７−トを
   この吹付面に加圧し、以後所要厚さになるまで（１）お
   よび（２）の工程を繰返すことを特徴とするセメント積
   層板の製造方法