JPS582246Y2 - コンパクトの蓋体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はコンパクトの蓋体に係る。

コンパクトは化粧用品収納用具として用いられるため、
需要者にとって美的愛好心を満足させるものであること
が要求される。

よってテ゛ザイン、装飾等において苦心が払われるので
あるが、特にその蓋体は外見的にコンパクトの主部とな
るため、該蓋体をどのように作るかが、極めて重要であ
る。

該コンパクトは一般に合成樹脂材によって形成されるが
、上記装飾的必要から蓋体周壁の外面に金属光沢を有す
るリングを嵌合する場合があり、本案は該リング嵌合が
−に結合して確実に行えるように設けたものである。

以下図面について説明すると、１はコンパクトの蓋体で
、頂壁２の周縁部から周壁３を垂設させて形成され、該
周壁の一部下面からは本体枢着用の軸受は部４が垂設さ
せである。

上記周壁３の外壁面はリング５の外壁面によって形成す
る。

リング５は蓋体形成に先だって予め形成させたものであ
り、リング部６の内壁面中間部から同円きフランジ７を
突出させ、又該フランジの内端縁の全部又は一部へ屈折
保合部８を形成させて形成する。

該屈折保合部としては第１図から第３図が示すように内
向き７ランジ内端から上方へ屈折部８を起立させてもよ
く、又第４図のように、内向きフランジの複数個所へ内
方へ開口する溝孔９を設け、その口部を形成する端部を
他端部方向に屈折形成させて屈折部８，８としてもよい
。

つまり前者の屈折部は垂直方向に又後者は水平方向にお
いてそれぞれ形成するものである。

該ノングはプラスチック材にメッキ又はアルミ蒸着した
ものが適する。

上記リングを金型内にセットし、いわゆるインサート成
形によって蓋体１を形成する。

このときリング部６の外壁面はそのま・蓋体周壁の外壁
面とし、又リング部上端部６ａは蓋体頂壁２の外周面と
する。

父上記屈折保合部８は蓋体頂壁の周縁部内に埋設させる
。

既述の軸受は部４も該インサート成形時に形成させる。

尚第３図に示す１０は鏡である。

本案は上記構成とするものであり、リング部の内壁面中
間部から内向きフランジ７を突出させると共にその内端
縁の一部又は全部へは屈折保合部８を付設させてあり、
該リングをインサート成形して頂壁周縁部内に屈折係合
部を埋設させて蓋体となすため、そのリングの屈折係合
部外面側へ蓋体成形用の溶融樹脂材料が充填されて一体
に結合されることとなり、その結合度は極めて高く、よ
ってリングがガタつくようなことがなく、又リング部の
外壁面を蓋体周壁の外壁面とし、又リング部の上端面を
蓋体頂壁の外周面として露出させるものであるから該リ
ングを頂壁部分と異る色彩ないし光沢とすることで蓋体
装飾上極めて便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案蓋体に使用するリングの平面図１、第２図
はその断面図、第３図は本案蓋体の断面図、第４図は第
１図リングを別実施例で示す平面図である。 １・・・・・・蓋体、５・・・・・・リング、６・・・
・・・リング部、７・・・・・・内向きフランジ、８・
・・・・・屈折保合部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （Ａ）リング部６の内壁面中間部から突出させた内向き
   フランジ７を有すると共に、該内向きフランジ７の内端
   縁に屈折保合部８を有するプラスチック材にメッキ又は
   アルミ蒸着したリング５と（Ｂ）上記リング５のリング
   部６の上部内に、上記内向きフランジ７および屈折係合
   部８を埋没させて充填した溶融合成樹脂材により形成し
   た頂壁２と から成るコンパクトの蓋体。