JPS5835125Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧用コンパクトに係る。

一般によく使用されている化粧用コンパクトに、身と蓋
とを後部で枢着し、その蓋の内面に鏡を、且つ、外面に
金属製装飾板を貼着したものがある。

ところで、この種のコンパクトは、重く且つ厚くなりが
ちであり、携帯の便宜上から軽量で且つ薄いものが要求
されている。

本案は、斯る要望に応ずべく身及び蓋を改良したもので
ある。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、Ｂは、扁平な身、Ａは、護身に突き合わせ
て後端を身の後端へ枢着Ｃした扁平な蓋である。

身Ｂは、合成樹脂製の弁本体５とドラム６とがら戒る。

弁本体５は、下縁が内側へ屈曲する周壁のみで構成した
無底のリング乃至枠状のものである。

ドラム６は、周壁を弁本体５の内周形状に適合させた皿
状のものであって、弁本体５内へ嵌着して、底壁６１を
以て身Ｂの底としており、底壁６１の下面を弁本体５の
下面と面一になるようにしている。

このドラム６には、予め化粧料を充填しておき、最終的
に組み込む。

なお、底面にはラベルを貼着するとよい。

蓋Ａは、身Ｂに枢着Ｃした合成樹脂製の蓋本体１とガラ
ス製の鏡２と、金属製の装飾板３と、合成樹脂製の額縁
４とから成る。

蓋本体１は、頂壁の中央に大きな孔を穿設した〕ング乃
至枠状のものであり、その孔の内周面１１中途部を内向
きのテーパに形威し、内面でその孔の周りに凹溝１２を
周設している。

鏡２は、外周形状を内向き態勢において上記孔内周面１
１に合致させ、その孔中に内側から嵌め込んで゛いる。

装飾板３は、鏡２の背面と合致する形状として、鏡の背
面へ貼着し、上記孔内に没入させて、外面が蓋本体１の
外面と面一になるようにしている。

額縁４は、断面り字状で且つ上記凹溝１２に適合するよ
う形威し、その凹溝１２へ嵌着して、鏡２の抜出を阻止
すると共に、鏡２の周縁をカバーし装飾している。

而して、身Ｂと蓋Ａは、身本体５と蓋本体１との後端で
枢着Ｃし、また、身本体５の前端に係合突条５１を、蓋
本体１の前端には該係合突条と係合する係合突片１３を
設けて、閉蓋時に互いに係合させるようにしている。

本案によれば、身Ｂにおいて、身本体５に底が無く、ド
ラム６の底壁６１を身Ｂの底としているので、身Ｂの底
相当の厚みを薄くでき、且つ、この分の重量を低減でき
、また、蓋Ａにおいて、蓋本体１に従来のように頂壁が
無く、鏡２の背面に装飾板３が直接貼着されて、鏡２と
装飾板３とで蓋本体の頂壁を兼ねるから、その頂壁相当
分の厚さを薄くでき、且つ、この分の重量を低減でき、
従って、コンパクト全体としての厚さをかなり薄くでき
ると共に、重量を大きく低減でき、携帯に具合よくでき
る。

また、材料の減少により安価となり、外観を悪くするこ
とはない。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例の縦断側面図である。 Ａ・・・・・・蓋、Ｂ・・・・・・身、Ｃ・・・・・・
枢着、１・・・・・・蓋本体、２・・・・・・鏡、３・
・・・・・装飾板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扁平な身Ｂと蓋Ａを後端で枢着Ｃして開閉自在に構成し
   て成る化粧用コンパクトにおいて、身Ｂを弁本体５とド
   ラム６とで構威し、その弁本体５を下縁が内側へ屈曲す
   る周壁のみの無底のリング乃至枠状のものとし、且つ、
   そのドラム６を周壁が弁本体５の内周形状に適合する皿
   状のものとして弁本体５内へ嵌着させて、該ドラム６の
   底壁６１を以て身Ｂの底とし、蓋Ａを蓋本体１と鏡２と
   装飾板３とで構成し、その蓋本体１の頂壁の中央に大き
   な孔があるリング乃至枠状のものとし、その鏡２を上記
   孔に適合するものとして内向き態勢において周面をその
   孔の内周面１１へ嵌め込み、且つ、その装飾板３を鏡２
   の背面と合致する形状として鏡の背面へ貼着すると共に
   、外面を蓋本体１の外面と面一に上記孔内に嵌入したこ
   とを特徴とする化粧用コンパクト。