JPS58224194A - 塗膜の二次密着性に優れた表面処理鋼板 - Google Patents

塗膜の二次密着性に優れた表面処理鋼板

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JPS58224194A
JPS58224194A JP10566482A JP10566482A JPS58224194A JP S58224194 A JPS58224194 A JP S58224194A JP 10566482 A JP10566482 A JP 10566482A JP 10566482 A JP10566482 A JP 10566482A JP S58224194 A JPS58224194 A JP S58224194A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
plating
treatment
secondary adhesion
chromium
Prior art date
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Pending
Application number
JP10566482A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kurokawa
黒川 重男
Hajime Kimura
肇 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS58224194A publication Critical patent/JPS58224194A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高耐食性表面処理鋼板、特にhまたはh糸表面
処理鋼板の塗膜二次密着性を著しく改良するとともに、
優れた耐食性、連続溶接性を具備した表面処理鋼板に関
するものである。
Znめっきやh合金めつき(Zn −Ni 、 Zn 
−Atなど〕は、カチオン電着塗装−中塗り一上塗りを
施した3コート塗装後の塗膜二次密着性が悪い〇塗膜二
次密着性とは、何等かの方法で塗膜劣化させた後の密着
性で、その試験方法としては3コ一ト後50℃の温水中
に10日間浸漬し、引き上げ直後にゴバン目剥離試験法
によって密着性を判定する方法がある。
この塗膜二次密着性の改良法として、既に御めっき処理
法(fF願昭55−141773号および特願昭56−
82179号)ならびにFeめつき+クロメート処理法
(特願昭57−15204号)の技術を開示しているが
、Feめつき処理だけではZn −Ni合金めつき層の
耐食性が向上しない。また、最表面にクロメート処理を
施すと、微量ではあるが、脱脂、りん酸化酸処理時にC
rが溶出するという不都合がある。
そこで、本発明は上述したような従来技術の欠点を解消
することができる塗膜の二次密着性の優れた表面処理鋼
板を提供しようとするものであり、本発明によれば、鋼
板にZnめつき、Zn系合金、zn系複合めっきした後
、クロメート処理またはクロム含有めっき処理を施し、
次いでFeめつき処理を行うことにより上記目的を達成
することができる0このようにして作られた鋼板は、最
表面がFeであるため、脱脂、りん酸塩化成処理工程で
Crが溶出することはなく、かつ冷延鋼板と全く同様の
りん酸塩化成処理が可能である。ZTIまたはZn系め
っき層はクロメートまたはCr含有めっき皮膜によって
不働態化されているため、その耐食性は数倍向上してい
る。
以下、本発明の表面処理鋼板を添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。
本発明の表面処理鋼板は、第1図に示すように、鋼板1
上のZnまたはZn系めっき層2の上に、クロメートま
たはCr含有めっき#3を形成し、次いでnめつき層4
を形成したものである。znまたはZn系めっき表面の
クロメート処理は一般的なりロメート処理で良く、その
方法はスプレー法、浸漬法いずれでも良い0またCr含
有めっきとは、一般的なznめつき浴、 Zn −Ni
合金めつき浴等のZn系めっき浴中に6価クロムイオン
を混入し、通42に、)7y?!r#ツ*t6 c l
−c:あ、。co+io z。
ム量は、第2図に示すように、0.1 W/−未満では
表面を不働態化するのに十分でなく、白錆防止に役立た
ない0また、501IF/11/を超えると表面が黄色
味を帯びる上次にめっきされるFeめつきのめつき密着
性を悪くするから、クロム量は0.1〜50岬/−とす
るのが良いO peめっきは一般的な硫酸塩浴、塩化物浴、混合浴など
いかなる方法によって施しても良いが、そのめっき厚は
、第3図に示すように、0.1f/−未満ではクロム溶
出の防止には効果が少ないので0.1f/−以上が良い
。またFeめつき厚を厚くすることはクロム溶出、塗膜
二次密着性のどちらにも効果があるが、経済性、耐食性
(初期に赤錆が発生し易くなる〕の点から考慮すると上
限は20?/W?とするのが良い〇 ちなみに、一般的な自動車車体の塗装処理工程は次に示
す通りである。車体組立→脱脂(弱アルカリでスプレー
または浸漬脱脂)→水洗→表面調整(りん酸塩化成処理
のための表面調整、脱脂と同時に行う場合もある)→り
ん酸塩化成処理(スプレーまたは浸漬処理)→水洗→純
水水洗→乾燥→電着塗装→焼付け→中塗り上塗り塗装(
スプレー)o以上の工程中、前述したCr溶出が問題と
なるのは、脱脂工程およびりん酸塩化成処理工程である
以下、本発明を実施例につき具体的に説明する〇〔実施
例1〕 板厚0.8 iw 、目付量20t/−のZn −Ni
合金電気めっき鋼板を使用し、下記の条件(2)により
クロメート処理(Cr付着量0.0l−100v/−)
を行い、次いで条件■により0.01〜1 G Ofi
n?の電気鉄めっきを行ったC(4) クロメート処理
条件 (1)浴 組 成  クロム酸  5〜50 f/を硫
  酸  0.05〜0.5 f/1(2) 浴   
 温   45℃ (3)浸漬時間 1〜10秒 ■ 電気鉄めっき条件 (1) めっき浴組成  硫酸第一鉄 3009/を硫
酸アンモニウム 100f/z ■ めつき浴温  室温 G)電流密度 30A/di 上記のようにして得られた試験片で、Cr付着量を0.
01−100”F/−の範囲で変化させ、nめつき量を
10f/−と一定とした場合の塩水噴霧試験(JIS 
 Z  2371)50日後の腐食減量を第2図に示す
。Cr付着量が0.1岬/−以上で腐食減量が少なくな
り耐食性が向上している。
また、Cr付着f120v/−で一定としたクロメート
処理層上にFeめつき量が0.01〜IQOf/−の範
囲内で変化させた試料について、下記条件0で脱脂処理
を行い、その時のクロム溶出量を測定した。
O脱脂条件 ゛(1)  脱脂液組成 ファインクリーナー4357
A  16t/l(日>−r−カライジング社製) ファインクリーナー4357B  129/1(2)処
理温度 60℃ (3)  処理時間  60秒スプレー+120秒浸漬
その結果を第3図に示す。0.1f/−以上の鉄めっき
を施すと、Cr溶出量は急激に減少することがわかる。
クロメート処理後鉄めっき処理を施した試験片に下記の
条件0により、りん酸塩処理ならびに3コート塗装を行
ない、[F]に記すようにして塗膜の二次密着性試験を
行なった。      −〇 りん酸塩処理および塗装
条件 α) りん酸塩処理 ボンデライト3004(日本パーカライジング社製〕 120秒浸漬処理、55℃ @ 3コート塗装 (2−1)  カチオン電着塗装 パワートップU−30グレー (日本ペイント社製〕 塗膜厚 17P1焼付け 18(lx 35分 (2−2)  中塗り 14       ′″′−7“1″′−1酎9′“I
パスプレー塗装 35μm1焼付け 140℃X30分 (2−3)  上塗り アミラックペイント(関西ペイント 社製) スプレー塗装 40μm1 焼付け 140℃x30分 ■ 塗膜二次密着性試験方法 3コート塗装後の試験片を50℃の5X食塩水中に10
日間浸漬し、引き上げ直後に2M方眼100個をカッタ
ーナイフでけがき、直ちにセロテープ剥離を行った。
第1表から明らかなように、クロム付着量0.111F
/−以上、Feめっき量0.117−以上で塗膜二次密
着性は顕著に改善されている0 〔実施例2〕 目付量20t/−のZn −Ni合金めっき鋼板の表面
に下記条件茹でクロム含有めっき層(電解クロメート〕
を形成した。 Cr付着量は無水クロム酸の濃度と電解
時間によってコントロールした。
ω Cr含有めっき処理条件 (1)浴組成N15Q・6H,0300f/1ZnSO
,・7 H,0130f/1 無水クロム酸 0.5〜5f/l (り浴 温55℃ (3)  [流密度 30A/dm’ この電解クロムメート処理に続いて上記条件■で鉄めつ
きを施した0このようにして得られた試験片について塩
水噴霧試験(JIS  Z  2371)と上記条件0
によるCr溶出量の測定を行った結果、実施例1と全く
同様の結果が得られた。また塗膜二次密着性も実施例1
と同様に顕著に改善された(第1表参照)。
〔実施例3〕 目付量40f/−の電気亜鉛めっき鋼板を用いて実施例
1と同様に条件(2)でクロメート処理を施し、次いで
条件■で鉄めつきを施したにのようにして得られた試験
片について、塩水噴霧試験(JIS  Z  2371
)と条件0によるCr溶出量の測定を行った結果、実施
例1と全く同様の結果が得られた0また塗膜二次密着性
も実施例1と同様顕著に改善された(第1表参照)。
〔実施例4〕 目付量30f/I?/のzn −Fe合金めっき鋼板を
用いて実施例1と同様に条件囚でクロメート処理を施し
、次いで条件■で鉄めつきを施したOこのようにして得
られた試験片について塩水噴霧試験(JIS  Z  
2371)と条件0によるCr溶出量の測定を行った結
果、実施例1と全く同様の結果が得られた。また塗膜二
次密着性も向上していることがわかった(第1表参照〕
〔実施例5〕 目付量302/−のzn −、kl複合めっき鋼板を用
いて実施例1と同様に条件囚でクロメート処理を施し、
次いで条件(B)で鉄めっきを施したにのようにして得
られた試験片について塩水噴霧試験(JIS  Z  
2371)と条件0によるCr溶出量の測定を行った結
果、実施例1と全く同様の結果が得られた◎また塗膜の
二次密着性も実施例1と同様顕著に改善された(第1表
参照)0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面処理鋼板の線図的断面図、第2図
はCr付着量と耐食性(腐食減量]との関係を示すグラ
フ、第3図はFeめつき量とcrm出量との関係を示す
グラフであるO符号の説明 1・・・鋼板、2・・ZnまたはZn系めっき層、  
    −3・・クロメートまたはCr含有めっき層、
4・・・Feめっき層 特許出願人 川崎製鉄株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 亜鉛めっき鋼板、亜鉛系合金めっき鋼板または亜鉛系複
    合めっき鋼板の表面に、クロム量が0.1〜50キ/−
    のクロメート処理またはクロム含有めっき処理を施し、
    次いで0.1〜20F/dの鉄めっき処理を施してなる
    ことを特徴とする塗膜の二次密着性に優れた表面処理鋼
    板。
JP10566482A 1982-06-19 1982-06-19 塗膜の二次密着性に優れた表面処理鋼板 Pending JPS58224194A (ja)

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JP10566482A JPS58224194A (ja) 1982-06-19 1982-06-19 塗膜の二次密着性に優れた表面処理鋼板

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JP (1) JPS58224194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03153883A (ja) * 1989-11-13 1991-07-01 Nkk Corp 潤滑性、耐食性および塗装適合性に優れた複層めつき鋼板
JPH06322523A (ja) * 1993-05-11 1994-11-22 Nippon Steel Corp 気相セラミック被覆めっき鋼板

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JPH03153883A (ja) * 1989-11-13 1991-07-01 Nkk Corp 潤滑性、耐食性および塗装適合性に優れた複層めつき鋼板
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