JPS5822415Y2 - マサツシキデンジレンケツソウチ - Google Patents

マサツシキデンジレンケツソウチ

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Publication number
JPS5822415Y2
JPS5822415Y2 JP4065575U JP4065575U JPS5822415Y2 JP S5822415 Y2 JPS5822415 Y2 JP S5822415Y2 JP 4065575 U JP4065575 U JP 4065575U JP 4065575 U JP4065575 U JP 4065575U JP S5822415 Y2 JPS5822415 Y2 JP S5822415Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
excitation coil
spring
leaf spring
connecting body
Prior art date
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Expired
Application number
JP4065575U
Other languages
English (en)
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JPS51119445U (ja
Inventor
良治 小林
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP4065575U priority Critical patent/JPS5822415Y2/ja
Publication of JPS51119445U publication Critical patent/JPS51119445U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は摩擦式電磁連結装置、特に励磁コイルにより
吸引されるアマチュアをばねにより支持してなるばね駆
動式の連結装置に関するものである。
従来、この種装置においては、励磁コイルの付勢時に吸
引されるアマチュアを連結体に板ばねで支持しこの板ば
ねにより、励磁コイルの付勢時にアマチュアから連結体
にトルクを伝達し、励磁コイルの消勢時にアマチュアを
元の位置に復帰するように構成していた。
従って、板ばねはトルク伝達作用を行なうため、機械的
強度を大きく設定しなければならず、このため板ばねの
ばね定数を大きくして、板ばねの力量を大きく設定して
いたが、反面アマチュアの復帰作用の力量としては必要
以上に大きくなる。
即ち、連結作用を繰返すことによりアマチュア又はアマ
チュアと接合する連結体の摩擦面が摩耗して、これらの
間の空隙が大きくなれば、励磁コイルの吸引力は、第4
図に示す如く空隙の2乗に反比例して小さくなるので非
常に小さくなり、そのため励磁コイルを付勢してがら連
結体が連結するまでのいわゆるアマチュア吸引時間が長
くなり、俊敏で正確な連結作用を行なうことができない
更には、板ばねの力量が励磁コイルの吸引力より大きく
なり励磁コイルを付勢しているにも拘わらず、アマチュ
アが連結体の摩擦板に吸引されず、連結作用をなし得な
い等の支障をきたし、装置としての寿命を著しく短がく
、その用途は非常に限定されていた。
この考案は上記欠点を解消した優れた摩擦式電磁連結装
置を提供するものである。
以下、第1図に示すこの考案の一実施例について説明す
る。
第1図において、1は環状の固定子、2はこの固定子に
装着された励磁コイル、3は上記固定子1を固定するた
めのホルダ、4は上記固定子1の内周部に装着された第
1の回転軸であり、軸受5を介して上記固定子1により
回転可能に支持されている。
6は上記第1の回転軸4に固定された回転子、7はこの
回転子に固着された摩擦板、8は上記第1の回転軸4と
同一軸心上に配置された第2の回転軸、9は上記摩擦板
7と軸方向に空隙を介し対向して設けられたアマチュア
、10はこのアマチュア9を上記第2の回転軸8に支持
するための板ばねで、一方が上記アマチュア9に他方が
上記第2の回転軸8に各々リベット11により固着され
ている。
12は上記各板ばね10を一体に固定するためのリベツ
)、10a、10bは各々板ばね10に形成され、上記
各リベツ) 11.12の装着用の穴である。
なお、穴10aと穴10bは、第2図から明らかなよう
に交互に略等間隔に形成されている。
次にこの実施例の動作を説明する。
先ず、励磁コイル2の消勢時には、板ばね10によりア
マチュア9が右方に位置しており、摩擦板7とアマチュ
ア9は空隙gを介して対向しているので、この状態では
第1の回転軸4から第2の回転軸8への動力の伝達は行
なわれない。
次に励磁コイル2が付勢されると第1図に点線Φで示す
磁路に磁束が流れ、アマチュア9がばね10の弾性力に
抗して固定子1側に吸引されて摩擦板7に圧接され、第
1の回転軸4から回転子6、摩擦板7、アマチュア9、
板ばね10を介して第2の回転軸8へ動力の伝達が行な
われる。
なお、板ばね10は環状に形成されているため、穴10
aと穴10 bとの各相互間には一般に周知のように
引張り荷重、圧縮荷重も加わることになり、この引張り
荷重、圧縮荷重をも利用してトルクが伝達される。
この状態から励磁コイル2が消勢されると、アマチュア
9は板ばね10の弾性力により、摩擦板7から離間して
、空隙gを保持し連結を解除して、第1の回転軸4から
第2の回・転軸8への動力の伝達を断つ。
このような一連の動作を行なうものであるが、板ばね1
0は、第2の回転軸8ヘトルクを伝達するとともに、励
磁コイル2の消勢時にアマチュア9を元の位置に復帰さ
せる作用を行なう。
ここで、一般にばねの特性として直列に多数重ねて使用
すれば、ばね定数には、 となりばねの数に応じて小さくなる。
このことから、この実施例では、板ばね10を2枚使用
しているため、ばね定数は、第3図に示す如くA特性か
らB特性になりばね板が1枚の場合に比して半分となる
従って、板ばね10の機械的強度は2倍になり、しかも
ばね定数は半分になるのでアマチュア9と摩擦板7の空
隙gが摩耗のために大きくなっても、励磁コイル2の吸
引力が板ばね10の力量より小さくなることはなく、そ
のため、励磁コイル2の付勢によるアマチュア2吸引時
間も短かくなり、しかもアマチュア2が摩擦板7に吸引
されないこともなくなるので、正確で応答性のよい連結
動作を行なうと共に装置の寿命を延ばすことができる。
又、板ばね10のばね定数を非常に小さくすることによ
り、励磁コイル2の吸引力を小さくすることができるの
で、励磁コイルの容量を少なくでき、そのため、励磁コ
イルの小型化が可能となり、しいては装置の小型化に結
びつく。
尚、上述では、板ばね10を2枚使用したが、2枚以上
装着すれば、よりばね定数を小さくでき、より一層の効
果がある。
又、以上は電磁クラッチについて説明したが電磁ブレー
キとして使用しても同等の効果を奏する。
以上の様にこの考案は、第2の連結体にアマチュアを支
持するためのばね体を複数個設けて、アマチュアから第
2の連結体へのトルク伝達体としての、ばね体の機械的
強度を向上するとともに、ばね体のばね定数を小さくし
ているので、アマチュアと第1の連結体の摩擦面との間
隙が大きくなっても正確で応答性の優れた連結作用をな
し得、従って装置の耐久性も向上し、更に励磁コイルの
容量も少なくできるので装置を小型にすることができる
等の優れた利点を有する。
まだ、複数個の板ばねの形状を環状とし、その環状部に
おいて夫々の板ばね、アマチュア、第2の連結体を結合
するという極めて簡単な構成としたものであり、これに
より、夫々の結合位置を略同径の位置に近づけることが
でき、板ばねに各支点間に交互には引張り応力と圧縮応
力が働くためトルクによる負荷は分散されるので、板ば
ねの強度が向上され、その板厚を薄く形成でき、板ばね
のばね定数を大幅に低減でき、しかも、複数個の板ばh
の夫々は、アマチュア側の結合位置と第2の連結体側の
結合位置とが略等間隔に交互に形成されているため、結
合位置相互間の夫々に作用する弾性力も略等しいものと
なり、励磁コイルの付勢又は消勢の瞬間には第1の連結
体に対しアマチュアの全面が略同時に接合又は離間する
ことになり、弾性力が不均一の場合において生じる恐れ
があるアマチュア並びに第1の連結体の片寄った摩耗の
発生をも防止できるものであり、長期に互って大きな伝
達トルクを維持することができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図は第
1図に示す実施例の要部を示す正面図、第3図はばね体
のたわみ一力量特性図、第4図は励磁コイルの吸引力特
性図で゛ある。 図中、1は固定子、2は励磁コイル、3はホルダ、4は
第1の回転軸、5は軸受、6は回転子、7は摩擦板、9
はアマチュア、10はばね体、11.12はリベットで
゛ある。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結面を有する第1の連結体と、上記連結面と接合可能
    なアマチュア、このアマチュアを介して上記第1の連結
    体と連結可能な第2の連結体、付勢時に上記アマチュア
    を上記連結面に圧接して上記第1、第2の連結体を連結
    させる励磁コイル、及び、複数個の環状のばねを重ね合
    わせて形成され上記アマチュアと上記第2の連結体との
    間に配置されるとともに、上記励磁コイルの消勢時に上
    記アマチュアを上記連結面から離間させるよう付勢され
    た板ばねを備え、上記複数の環状板ばねどうじが環状部
    の複数個所で互いに固定され、がっ環状板ばねどうじが
    回定された固定点の略中央部にて板ばねの一方と上記ア
    マチュアとが、また板ばねの他方と上記第2の連結体と
    が結合されるよう構成したことを特徴とする摩擦式電磁
    連結装置。
JP4065575U 1975-03-25 1975-03-25 マサツシキデンジレンケツソウチ Expired JPS5822415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4065575U JPS5822415Y2 (ja) 1975-03-25 1975-03-25 マサツシキデンジレンケツソウチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4065575U JPS5822415Y2 (ja) 1975-03-25 1975-03-25 マサツシキデンジレンケツソウチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51119445U JPS51119445U (ja) 1976-09-28
JPS5822415Y2 true JPS5822415Y2 (ja) 1983-05-13

Family

ID=28166664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4065575U Expired JPS5822415Y2 (ja) 1975-03-25 1975-03-25 マサツシキデンジレンケツソウチ

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JPS51119445U (ja) 1976-09-28

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