JPS5822402Y2 - 油圧シリンダ - Google Patents
油圧シリンダInfo
- Publication number
- JPS5822402Y2 JPS5822402Y2 JP1978046902U JP4690278U JPS5822402Y2 JP S5822402 Y2 JPS5822402 Y2 JP S5822402Y2 JP 1978046902 U JP1978046902 U JP 1978046902U JP 4690278 U JP4690278 U JP 4690278U JP S5822402 Y2 JPS5822402 Y2 JP S5822402Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- dust seal
- piston rod
- rod
- drain hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は特に建設機械に使用される油圧シリンダの改良
に関するものである。
に関するものである。
従来の油圧シリンダを第6図により説明すると、aはシ
リンダ、bはピストンロッドCに連結したピストンであ
り、シリンダa内を摺動する。
リンダ、bはピストンロッドCに連結したピストンであ
り、シリンダa内を摺動する。
dはシリンダカバ一部、eは内外向リップを有するダス
トシール、fはロッドパツキン、g、hは作動油流出入
口である。
トシール、fはロッドパツキン、g、hは作動油流出入
口である。
このような構成において、ロッドパツキンfから外方に
もれた油はダストシールeの間に貯まる。
もれた油はダストシールeの間に貯まる。
ダストシールeが外側だけのリップ付ならば洩油は容易
にピストンロッドeに付着等して外部に排出または洩出
するが、図示した如くダストシールeのリップ部に内、
外の2つのリップがついているため、ダストシールeの
内側(シリンダ側)に洩油が貯まると逃げ場がなく、つ
いてはダストシールeをカバ一部dのダストシール溝よ
り押出し、ダストシールの機能を果さなくなる。
にピストンロッドeに付着等して外部に排出または洩出
するが、図示した如くダストシールeのリップ部に内、
外の2つのリップがついているため、ダストシールeの
内側(シリンダ側)に洩油が貯まると逃げ場がなく、つ
いてはダストシールeをカバ一部dのダストシール溝よ
り押出し、ダストシールの機能を果さなくなる。
また、ロッドパツキンfからの洩油は、ダストシールe
の外側のリップ付のみであると、外部に洩出してピスト
ンロッドCが塵埃で汚染され、かつ油の無駄となる。
の外側のリップ付のみであると、外部に洩出してピスト
ンロッドCが塵埃で汚染され、かつ油の無駄となる。
そこで本考案は前記欠点を除去し、ロッドパツキンには
潤滑油の供給が欲せられているので積極的にロッドパツ
キンとダストシール間に貯込んで、かつ外部に洩出せず
、またピストンロッドを通じてダストがロッドパツキン
側に浸入しない油圧シリンダを提供することを目的とし
たものである。
潤滑油の供給が欲せられているので積極的にロッドパツ
キンとダストシール間に貯込んで、かつ外部に洩出せず
、またピストンロッドを通じてダストがロッドパツキン
側に浸入しない油圧シリンダを提供することを目的とし
たものである。
つまりその特徴とする処は、ピストンロッド突出側のシ
リンダカバ一部にロッドパツキンと内外向リップを有す
るダストシールを配設した油圧シリンダにおいて、ピス
トンロッドに接する油溜室をロッドパツキンとダストシ
ールとの間のシリンダカバ一部に形成し、該油溜室に連
通するドレン穴をシリンダカバ一部に穿設し、前記油溜
室内に溜った油を所定圧力に達した際外部に放出する安
全器を該ドレン穴に取付けたことにあり、油溜室にて洩
油の貯えを行い、貯えられた油はピストンロッドが内側
に移動するときピストンロッドの表面に付着してロッド
パツキンとの潤滑の役目をはたす。
リンダカバ一部にロッドパツキンと内外向リップを有す
るダストシールを配設した油圧シリンダにおいて、ピス
トンロッドに接する油溜室をロッドパツキンとダストシ
ールとの間のシリンダカバ一部に形成し、該油溜室に連
通するドレン穴をシリンダカバ一部に穿設し、前記油溜
室内に溜った油を所定圧力に達した際外部に放出する安
全器を該ドレン穴に取付けたことにあり、油溜室にて洩
油の貯えを行い、貯えられた油はピストンロッドが内側
に移動するときピストンロッドの表面に付着してロッド
パツキンとの潤滑の役目をはたす。
従って、ロッドパツキンの寿命を飛躍的に増大、洩油の
外部への漏出を制限する。
外部への漏出を制限する。
しかも安全器の所定圧力を1〜2 kg/Cm2に設定
しておけば、油溜室の油の圧力が1〜2 kg/CT1
2以上になると自動的に油が洩出するので、安全器から
の漏出油をチェックすることにより、ロッドパツキンの
寿命推定を可能とし、シリンダの信頼性向上に大きく寄
与できる。
しておけば、油溜室の油の圧力が1〜2 kg/CT1
2以上になると自動的に油が洩出するので、安全器から
の漏出油をチェックすることにより、ロッドパツキンの
寿命推定を可能とし、シリンダの信頼性向上に大きく寄
与できる。
本考案の実施例を以下図面に従い詳細に説明する。
第1,2図において、シリンダ1にピストン5に連結し
たピストンロッド6が組込まれており、ピストン6には
ピストンパツキン10が装着されている。
たピストンロッド6が組込まれており、ピストン6には
ピストンパツキン10が装着されている。
ピストンロッド6は連結ピン穴7を有す。シリンダ1に
は、両端に作動流体出入口8,9が設けられており、両
サイドのシリンダカバ一部にヘッド部2及びボトム部3
を有する。
は、両端に作動流体出入口8,9が設けられており、両
サイドのシリンダカバ一部にヘッド部2及びボトム部3
を有する。
ボトム部3には連結ピン穴4がある。
ピストンロッド6が突出したヘッド部2には、内外2つ
のリップがついたダストシール12及びロッドパツキン
11を組込んであり、中心部をピストンロッド6が貫通
し摺動できるようになっている。
のリップがついたダストシール12及びロッドパツキン
11を組込んであり、中心部をピストンロッド6が貫通
し摺動できるようになっている。
またダストシール12とロッドパツキン11の間には、
ヘッド部2外周からピストンロッド6面までドレン穴1
3が貫通穿設している。
ヘッド部2外周からピストンロッド6面までドレン穴1
3が貫通穿設している。
ヘッド部2の外周部のドレン穴13の外部開口には、安
全器14が取付けられている。
全器14が取付けられている。
ヘッド部2内周面にはピストンロッド6外周面と接する
ように油溜室18が形成されており、ドレン穴13と連
通する。
ように油溜室18が形成されており、ドレン穴13と連
通する。
第3乃至5図に安全器14の一例を示す。
第3図において、ヘッド外周部2のドレン穴13部に弁
体20を埋め込む。
体20を埋め込む。
弁体20には、導入25が孔いており、ドレン穴13と
通じる。
通じる。
導入25の弁シート21部には、球弁22があり、止め
輪24とスプリング23によって弁シート21に押え付
けられており、導入25を密閉している。
輪24とスプリング23によって弁シート21に押え付
けられており、導入25を密閉している。
スプリング23は組込み状態において、任意の安全設定
圧力とバランスした力を有しており、油溜室18内に溜
った油が所定圧力に達した際には、球弁22が弁シート
21より離れ、油溜室18の油を外部に放出する。
圧力とバランスした力を有しており、油溜室18内に溜
った油が所定圧力に達した際には、球弁22が弁シート
21より離れ、油溜室18の油を外部に放出する。
第4図は他の実施例で、第5図は第4図V−■方向より
見たものである。
見たものである。
第4,5図においてヘッド部2の外周のドレン穴13部
に、弾力性を有する軟質材のプラグ30を埋め込んでい
る。
に、弾力性を有する軟質材のプラグ30を埋め込んでい
る。
プラグ30には、導入31があり、ドレン穴13と通じ
る。
る。
プラグ30にはプラグ半径aより小さい半径Rの切込み
32を、導入31に通じるように、いれである。
32を、導入31に通じるように、いれである。
プラグ30は弾力性を有するため、切込み32部は通常
状態においては、密閉している。
状態においては、密閉している。
またプラグ30の弾性力は任意の安全設定圧力とバラン
スするものであり、第3図で示す実施例のものと同様で
゛ある。
スするものであり、第3図で示す実施例のものと同様で
゛ある。
なお15はピストン油室、16はOリング溝、17はダ
ストシール溝である。
ストシール溝である。
安全器14はテーパネジでヘッド部2にとりつけられて
いる。
いる。
次にその作用を説明すると、ピストン油室15内の流体
は、ピストンロッド6の摺動及びピストン油室15内の
圧力により、ロッドパツキン部11より、ピストン油室
15外に流出する。
は、ピストンロッド6の摺動及びピストン油室15内の
圧力により、ロッドパツキン部11より、ピストン油室
15外に流出する。
流出した流体は、内外2つのリップ付きのダストシール
12によりせき止められ、油留室18、ドレン穴13に
貯えられる。
12によりせき止められ、油留室18、ドレン穴13に
貯えられる。
貯えられた流体は、ピストンロッド6の摺動(内側に移
動するとき)により、ピストンロッド6表面に付着し、
ロッドパツキン11の潤滑作用を行なう。
動するとき)により、ピストンロッド6表面に付着し、
ロッドパツキン11の潤滑作用を行なう。
ヘッド部2の外周に埋め込まれた安全器14は油溜室1
8、ドレン穴13に貯えられた流体圧力が設定圧力以上
に大きくなったとき作動し、ダストシール12が外部に
押出されるのを防止するとともに、ダストシール12の
リップ部からの流体の漏れを制限する。
8、ドレン穴13に貯えられた流体圧力が設定圧力以上
に大きくなったとき作動し、ダストシール12が外部に
押出されるのを防止するとともに、ダストシール12の
リップ部からの流体の漏れを制限する。
なお安全器14は1例として圧力を1〜2 kg/Cm
2位で作動するように設定しておけば良い。
2位で作動するように設定しておけば良い。
なお油溜室18を形成したが、ドレン穴13に油溜め機
能を有する形式でも良い。
能を有する形式でも良い。
このように本実施例によれば、ロッドパツキン11とダ
ストシール12の間のシリンダカバ一部(ヘッド部2)
に油溜室18を形成したので、ピストン油室15内の洩
油を貯え、ピストンロッド6の内側移動の際、ピストン
ロッド6表面に洩油を付着させ、ロッドパツキン11の
潤滑作用を行うことができる。
ストシール12の間のシリンダカバ一部(ヘッド部2)
に油溜室18を形成したので、ピストン油室15内の洩
油を貯え、ピストンロッド6の内側移動の際、ピストン
ロッド6表面に洩油を付着させ、ロッドパツキン11の
潤滑作用を行うことができる。
そして油溜室18内に貯えられた洩油の圧力が高くなる
と、油溜室18に連通したドレン穴13に取付けた安全
器14が働き、外部に洩油をドレン穴13を介し排出す
ることができる。
と、油溜室18に連通したドレン穴13に取付けた安全
器14が働き、外部に洩油をドレン穴13を介し排出す
ることができる。
要するに本考案の油圧シリンダによれば、ピストンロッ
ド突出側のシリンダカバ一部にロッドパツキンと内外向
リップを有するダストシールを配設した油圧シリンダに
おいて、ピストンロッドに接する油溜室をロッドパツキ
ンとダストシールとの間のシリンダカバ一部に形成し、
該油溜室に連通するドレン穴をシリンダカバ一部に穿設
し、前記油溜室内に溜った油を所定圧力に達した際、外
部に放出する安全器を該ドレン穴に取付けたことにより
、次の効果を奏する。
ド突出側のシリンダカバ一部にロッドパツキンと内外向
リップを有するダストシールを配設した油圧シリンダに
おいて、ピストンロッドに接する油溜室をロッドパツキ
ンとダストシールとの間のシリンダカバ一部に形成し、
該油溜室に連通するドレン穴をシリンダカバ一部に穿設
し、前記油溜室内に溜った油を所定圧力に達した際、外
部に放出する安全器を該ドレン穴に取付けたことにより
、次の効果を奏する。
■ ロッドパツキンの寿命を大幅に増大する。
■ ダストシール部より外部−2の漏油を制限し、油を
節約できる。
節約できる。
■ 安全器からの漏出油量をチェックすることにより、
ロッドパツキンの寿命推定ができる。
ロッドパツキンの寿命推定ができる。
■ 安価に製作でき、シリンダの信頼性向上に大きく寄
与できる。
与できる。
第1図は本考案である油圧シリンダの実施例を示す断面
図、第2図はその要部断面図、第3図はその安全器部の
断面図、第4図は他の例の断面図、第5図は第4図■−
■方向平面図、第6図は従来の油圧シリンダを示す断面
図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・シリンダカバ
一部のヘッド部、3・・・・・・シリンダカバ一部のボ
トム部、5・・・・・・ピストン、6・・・・・・ピス
トンロッド、8,9・・・・・・流出入口、11・・・
・・・ロッドパツキン、12・・・・・・内外向リップ
を有するダストシール、13・・・・・・ドレン穴、1
4・・・・・・安全器、15・・・・・・ピストン油室
、18・・・・・・油溜室。
図、第2図はその要部断面図、第3図はその安全器部の
断面図、第4図は他の例の断面図、第5図は第4図■−
■方向平面図、第6図は従来の油圧シリンダを示す断面
図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・シリンダカバ
一部のヘッド部、3・・・・・・シリンダカバ一部のボ
トム部、5・・・・・・ピストン、6・・・・・・ピス
トンロッド、8,9・・・・・・流出入口、11・・・
・・・ロッドパツキン、12・・・・・・内外向リップ
を有するダストシール、13・・・・・・ドレン穴、1
4・・・・・・安全器、15・・・・・・ピストン油室
、18・・・・・・油溜室。
Claims (1)
- ピストンロッド突出側のシリンダカバ一部にロッドパツ
キンと内外向リップを有するダストシールを配設した油
圧シリンダにおいて、ピストンロッドに接する油溜室を
ロッドパツキンとダストシールとの間のシリンダカバ一
部に形成し、該油溜室に連通するドレン穴をシリンダカ
バ一部に穿、設し、前記油溜室内に溜った油を所定圧力
に達した際、外部に放出する安全器を該ドレン穴に取付
けたことを特徴とする油圧シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978046902U JPS5822402Y2 (ja) | 1978-04-10 | 1978-04-10 | 油圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978046902U JPS5822402Y2 (ja) | 1978-04-10 | 1978-04-10 | 油圧シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54150086U JPS54150086U (ja) | 1979-10-18 |
JPS5822402Y2 true JPS5822402Y2 (ja) | 1983-05-13 |
Family
ID=28927867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978046902U Expired JPS5822402Y2 (ja) | 1978-04-10 | 1978-04-10 | 油圧シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822402Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4320049Y1 (ja) * | 1965-12-03 | 1968-08-22 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS543279Y2 (ja) * | 1973-04-02 | 1979-02-14 |
-
1978
- 1978-04-10 JP JP1978046902U patent/JPS5822402Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4320049Y1 (ja) * | 1965-12-03 | 1968-08-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54150086U (ja) | 1979-10-18 |
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