JPH0430402Y2 - - Google Patents

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JPH0430402Y2
JPH0430402Y2 JP1986100748U JP10074886U JPH0430402Y2 JP H0430402 Y2 JPH0430402 Y2 JP H0430402Y2 JP 1986100748 U JP1986100748 U JP 1986100748U JP 10074886 U JP10074886 U JP 10074886U JP H0430402 Y2 JPH0430402 Y2 JP H0430402Y2
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oil
piston
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pressure
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はアキユムレータに関し、特に、ピス
トンのかじりを防止することのできるアキユムレ
ータに関するものである。
〔従来技術〕
一般に、この種のアキユムレータは、第4図に
示すように、筒状をなすケーシング31の内部
に、外周面にピストンシール部材37,37を具
えたピストン32が摺動可能に配設されている。
そして、前記ケーシング31の、一端部には気
体封入口38を有する第1閉塞部材33が挿嵌さ
れ、この第1閉塞部材33はこれに続いて螺合さ
れるナツト42を介して前記ケーシング31に固
定され、また、前記ケーシング31の他端部には
中心部に油路43が形成されている第2閉塞部材
34が挿嵌されるとともに、この第2閉塞部材3
4はこれに続いて螺合されるナツト45を介して
固定されていて、前記ケーシング31の内部にお
いて、第1閉塞部材33と、第2閉塞部材34と
の間を前記ピストン32が移動可能となつてい
る。
さらに、前記第1閉塞部材33の中心部には気
体封入口38とケーシング31の内部とを連通す
る流路39が形成されているとともに、この流路
39にはこれを開閉するバルブ40が設けられ、
また、この第1閉塞部材33には前記気体封入口
38を覆うためのキヤツプ41が被装されてい
る。
そして、前記ケーシング31内において、前記
第1閉塞部材33とピストン32との間には、予
め気体封入口38からバルブ40および流路39
を通じて窒素などの気体が所定の油圧に対応する
気圧となるように封入されて気体室46が形成さ
れていて、第2閉塞部材34の油路43と連通す
る流路(図示せず)中の油圧が前記気体室46内
の圧力よりも低い常態においては、第4図に示す
ように気体室46の圧力によりピストン32が前
記第2閉塞部材34側に押圧されて油路43は閉
塞されている。
一方、流路中の油圧が気体室46内の圧力より
も高くなると、前記ピストン32は油路43に流
入している油により気体室46内の圧力に抗して
第1閉塞部材33方向に押圧されるとともに、こ
れに応じて気体室46が縮小することにより生じ
る圧縮作用によつて昇圧する気体室46内の圧力
と油圧とが一致するまで移動するようになり、こ
れにより、油に過度の油圧が発生した時に、この
アキユムレータによつて過度の圧力が解放され、
流路に設けられた他の装置等の破損防止を図るよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のような従来のものにあつ
ては、長期間作動しなかつた場合に、ピストン3
2に設けられたピストンシール部材37,37の
油膜切れが生じてしまうために、この状態で作動
してピストン32がケーシング31内部を移動す
ると、ピストン32の外周面とケーシング31の
内周面との摩擦が多いので、ケーシング31の内
周面にピストン32によるかじりが生じてしまう
という問題点を有していた。
また、高圧で使用した場合に、ケーシング31
の内部において前記ピストン32のピストンシー
ル部材37,37によつて隔てられた気体室46
と油路43との圧力差が大きいために、気体室4
6内の気体が漏れ易くなつてしまうという問題点
を有していた。
さらに、ピストン32のピストンシール部材3
7,37間の油溜めに外部から給油するものも存
在するが、このようなものは全体が大型、かつ、
高価となつてしまうという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、ピストンによるケー
シングの内面のかじりを防止することができると
ともに、ケーシング内部の気体室からの漏洩を防
止し、しかも、全体を小型、かつ安価とすること
のできるアキユムレータを提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決するためにこの考案は、筒
状をなすケーシングの内部に、外周面にピストン
シール部材と、これらの間に位置する油溜めとを
具えたピストンを配設するとともに、前記ケーシ
ングの一端部に第1閉塞部材を、また、他端部に
第2閉塞部材をそれぞれ挿嵌し、前記ピストン
と、前記第1閉塞部材との間を気体室とするとと
もに、前記第2閉塞部材との間に油が流入し得る
ようにしたアキユムレータにおいて、前記ピスト
ンに、その第2閉塞部材側の側面から前記油溜め
に連通する油孔を穿設するとともに、前記第2閉
塞部材に、それに設けた油路と連通する溝を形成
して、前記ピストンが前記第2閉塞部材と当接し
た際、前記油路と油孔とが前記溝を介して連通可
能とし、さらに、前記油孔の内部に前記油溜め方
向への油の流れを許すチエツク弁を設けたことを
特徴とするアキユムレータを構成したものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
ピストンによるケーシングの内面のかじりを防止
することができるとともに、ケーシング内部の気
体室とピストンの外周面との圧力差を小さくする
ことができることになる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるアキユムレータが示
されていて、筒状をなすケーシング1の内部に、
外周面にピストンシール部材7,7を有し、か
つ、このピストンシール部材7,7の間に連続す
る溝状の油溜め6が形成されるとともに、内部に
チエツク弁5が設けられたピストン2が摺動自在
に配設され、さらに、前記ケーシング1の一端部
には、気体封入口8とこれに連通して中心部に形
成された流路9とこの流路9に設けられたバルブ
10とを有し、かつ、前記気体封入口8を覆うた
めのキヤツプ11を被装された第1閉塞部材3が
挿嵌されている。
そして、前記第1閉塞部材3はこれに続いてケ
ーシング1の一端部に螺合されるナツト12を介
してケーシング1に固定されている。
また、前記ケーシング1の他端部には、中心部
に油路13が形成されている第2閉塞部材4が挿
嵌されるとともに、この第2閉塞部材4はこれに
続いてケーシング1の他端部に螺合されるナツト
15を介して固定されている。
したがつて、前記ケーシング1の内部におい
て、前記第1閉塞部材3と第2閉塞部材4との間
をピストン2が移動可能となり、さらに、このピ
ストン2と前記第1閉塞部材3との間には、予め
第1閉塞部材3の気体封入口8からバルブ10お
よび流路9を通じて窒素などの気体が所定の油圧
に対応する気圧となるように封入されて気体室1
6が形成されていて、第2閉塞部材4の油路13
と連通する流路(図示せず)中の油圧が前記気体
室16内の圧力より低い常態においては、第1図
に示すように、気体室16の圧力によりピストン
2が前記第2閉塞部材4に圧接されて油路13は
閉塞されている。
また、前記ピストン2の内部にはチエツク弁5
が設けられている。
このチエツク弁5は、その詳細を第2図に示す
ように、ピストン2の外周面のピストンシール部
材7,7間に形成された油溜め6と、ピストン2
の第2閉塞部材4側の側面とを連通して形成され
た油孔17の、ピストン2の第2閉塞部材4側の
側面よりやや内方に設けられ、ばね18と、これ
に接する鋼球19と、この鋼球19により開閉さ
れる油通過孔20aを有するストツパ20とで構
成されている。
そして、前記ストツパ20を固定するストツプ
リング21が前記油孔17内に挿嵌されていて、
常態では、第2図に示すように、ばね18の付勢
力によつて鋼球19がストツパ20に圧接されて
ストツパ20の油通過孔20aは閉塞されている
が、第2閉塞部材4側に所定の油圧、すなわち、
気体室16内の圧力により低い所定の油圧が作用
すると、これによつて前記鋼球19がばね18の
付勢力に抗して押圧されてストツパ20の油通過
孔20aは開放されるとともに、第2閉塞部材4
側の油が油孔17を通じて油溜め6に供給される
ようになつている。
また、前記第2閉塞部材4のピストン2と接す
る面には、第2図および第3図に示すように、4
つの放射状の部分と、これらを連結する幅aの環
状の部分とからなる溝14が形成されているので
油路13に流入した油は直ちにチエツク弁5に伝
達されるようになつている。
一方、前記第2閉塞部材4の油路13と連通す
る流路中の油圧が高くなると、油路13に流入し
ている油が第2閉塞部材4の溝14を通つてピス
トン2の油孔17に流入し、この油孔17に所定
の油圧、すなわち、気体室16内の圧力より低い
所定の油圧が作用すると、前記チエツク弁5が作
動して油が油孔17を通じて油溜め6に供給さ
れ、これによりピストンシール部材7,7間に油
が満たされてケーシング1の内面とピストン2と
が潤滑な状態となる。したがつて、前記油路13
に前記チエツク弁5が作動する油圧が供給された
場合には瞬時に油溜6に油が供給されることにな
る。
そして、前記流路中の油圧がさらに高くなつて
気体室16内の圧力よりも高くなると、前記ピス
トン2は油路13に流入している油により気体室
16内の圧力に抗して第1閉塞部材3方向に押圧
されて移動しはじめることとなるが、このとき、
前述の如く、ピストンシール部材7,7間に油が
満たされていてケーシング1の内面とピストン2
とが充分に潤滑な状態となつているために、ピス
トン2の外周面とケーシング1の内面との摩擦が
少ないので、かじりが生じることがなく、したが
つて、ピストン2によるケーシング1の内面のか
じりを防止することができることとなる。
また、前記油溜め6内の油が減少した場合に
は、チエツク弁5により油孔17を通じて順次油
が供給されるので、油溜め6内の油がなくなるこ
とはなく、さらに、油溜め6への油の供給は、流
路中の油圧が気体室16内の圧力より大きくなる
以前に行なわれるので、気体室16内の圧力と流
路中の油圧との圧力差による漏洩を、ピストンシ
ール部材7,7間の油圧により小さくすることが
できることとなり、したがつて、気体室16内の
気体が漏れるのを防止することができることとな
る。
そして、前記ピストン2の移動は、これに応じ
て気体室16が縮小することにより生じる圧縮作
用によつて昇圧する気体室16内の圧力と流路中
の油圧とが一致するまで続くこととなり、この場
合においても、ケーシング1の内面とピストン2
とが潤滑な状態となつているので、ピストン2の
移動が滑らかなものとなる。
なお、前記実施例においては、チエツク弁5の
構成を第2図に示すものとしたが、これに限定す
ることなく、油圧によつて作動するものであれば
どのようなものであつても良いことは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
ピストンによるケーシングの内面のかじりを防止
することができるとともに、ケーシング内部の気
体室内の圧力とピストン外周面の油圧との圧力差
を小さくすることができて、気体室内の気体の漏
れを防止することができ、しかも、油路内に油が
供給されると溝を介して直ちにチエツク弁に供給
されるので、チエツク弁の作動特性に応じて常に
適切な油を油溜めに供給することができるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるアキユムレータを示す
概略縦断面図、第2図は第1図に示すもののチエ
ツク弁部分の拡大図、第3図は第1図に示すもの
の第2閉塞部材のピストンと接する面を示す図、
第4図は従来のものの概略縦断面図である。 1,31……ケーシング、2,32……ピスト
ン、3,33……第1閉塞部材、4,34……第
2閉塞部材、5……チエツク弁、6……油溜め、
7,37……ピストンシール部材、8,38……
気体封入口、9,39……流路、10,40……
バルブ、11,41……キヤツプ、12,15,
42,45……ナツト、13,43……油路、1
4……溝、16,46……気体室、17……油
孔、18……ばね、19……鋼球、20……スト
ツパ、20a……油通過孔、21……ストツプリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状をなすケーシング1の内部に、外周面にピ
    ストンシール部材7,7と、これらの間に位置す
    る油溜め6とを具えたピストン2を配設するとと
    もに、前記ケーシング1の一端部に第1閉塞部材
    3を、また、他端部に第2閉塞部材4をそれぞれ
    挿嵌し、前記ピストン2と、前記第1閉塞部材3
    との間を気体室16とするとともに、前記第2閉
    塞部材4との間に油が流入し得るようにしたアキ
    ユムレータにおいて、前記ピストン2に、その第
    2閉塞部材4側の側面から前記油溜め6に連通す
    る油孔17を穿設するとともに、前記第2閉塞部
    材4に、それに設けた油路13と連通する溝14
    を形成して、前記ピストン2が前記第2閉塞部材
    4と当接した際、前記油路13と油孔17とが前
    記溝14を介して連通可能とし、さらに、前記油
    孔17の内部に前記油溜め6方向への油の流れを
    許すチエツク弁5を設けたことを特徴とするアキ
    ユムレータ。
JP1986100748U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0430402Y2 (ja)

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JPS636201U JPS636201U (ja) 1988-01-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60188602A (ja) * 1984-03-07 1985-09-26 Nippon Denso Co Ltd ピストン型アキユムレ−タ

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55122501U (ja) * 1979-02-22 1980-08-30

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JPS60188602A (ja) * 1984-03-07 1985-09-26 Nippon Denso Co Ltd ピストン型アキユムレ−タ

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