JPS58222841A - 徐放性プラスチックフィルム - Google Patents

徐放性プラスチックフィルム

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JPS58222841A
JPS58222841A JP57105273A JP10527382A JPS58222841A JP S58222841 A JPS58222841 A JP S58222841A JP 57105273 A JP57105273 A JP 57105273A JP 10527382 A JP10527382 A JP 10527382A JP S58222841 A JPS58222841 A JP S58222841A
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斧原 正幸
三木 恭輔
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は気体の透過性を幅広く調節することのできる徐
放性プラスチックフィルム及びその製造方法に関する。
更に詳しくは、発泡樹脂層を含む多層プラスチックフィ
ルムであって、発泡樹脂層の微細構造を発泡の度合でコ
ントロールすることによって、ガスの透過率を適度に調
節したプラスチックフィルム及びその製造方法に関する
近年、バラジクロルペンゾール等の防虫剤の包装用に防
虫剤の揮散性を調節する為の特殊な包装形態が広く採用
されている。例えばバラジクロルペンゾールの錠剤をガ
スバリア性の高いフィルムで包装し、錠剤の上面に相当
するフィルム部分に窓を開けて、窓の部分に通気性の高
い不織布を貼付して、錠剤の揮散性を調節している。そ
の他の方法として、和紙/ポリエステルフィルム/ポリ
”fV’/(D’)”、4−“′°”1゛7−/(り7
!° 1・。
高いポリエステルフィルムに物理的手段によって細孔を
あけておき、このラミネートでバラジクロルペンゾール
の錠剤を密封包装することによって、錠剤の徐放性を調
節する方法が行われている。
バラジクロルペンゾールは、樟脳、ナフタリンに代る防
虫剤として一般に広く使用されているが、裸の錠剤のま
までは揮散性が大きすぎて、夏期において重量減少が急
速に起る為、何らかの揮散性の抑制が必要である。我国
では毎年、春と秋に衣替えの時期があり、冬物衣類と夏
物衣類をタンスの中で保管する際、害虫が付かないよう
に防虫剤を使用する。特に夏期の約半年間は気温が高い
為、害虫の活動が活発化し、冬物衣類を痛める原因とナ
ル。この夏期の半年間にわたってバラジクロルペンゾー
ルの蒸気が徐々に放散してゆけば、最良の防虫効果が得
られる。ところが未包装のバラジクロルペンゾールは3
0℃の室温においては1日乃至2回で殆ど全部が放散し
てしまう。
バラジクロルペンゾールの揮散性を抑制する為、プラス
チックフィルムで包装する方法が当然考えられる。しか
しながらポリエチレンあるいはポリプロピレンのような
気体透過性の良いフィルムで包装すると、夏期において
揮散性を抑制する効果が不十分である。一方ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物樹脂のような所謂ガスバリア性
樹脂のフィルムでは揮散性を抑制する効果が強すぎて錠
剤の揮散性が悪く、防虫効果が損われる。
そこでバラジクロルペンゾールの揮散性を調節する包装
方法として、先に述べた窓付き包装、穴アキポリエステ
ルフィルムによる包装等の手段が採用されている。この
ような防虫剤の揮散性の調節は使用する地域の気候、使
用する季節によってきめ細かく変化させるのが好ましい
が、従来の包装方法では揮散性の調節を必ずしも幅広〈
実施することが困難である。又複雑な包装形態を採用し
ている為、製品価格に占める包材・費の割合が高すぎる
という欠点がある。
本発明者らは、防虫剤等の徐放性に優れ、しかも経済的
に有利な方法で製造することのできる包装用プラスチッ
クフィルムな得んとして研究を進め、ガスバリア性樹脂
層を含む多層プラスチックフィルムにおいて、発泡樹脂
層をガスバリア性樹脂で形成せしめることによってガス
揮散性を幅広く調節できることを見出し、本発明を完成
させるに至った。
本発明は、気体の透過性を幅広く調節することができて
、しかも包装材料としての外観、風合に優れたプラスチ
ックフィルム及びその製造方法を提供することを目的と
している。
本発明は特にバラジクロルペンゾール等の防虫剤あるい
は芳香剤の徐放性を調節できる包装用フィルムを提供す
ることを目的としている。
本発明の徐放性プラスチックフィルムは、発泡樹脂層と
非発泡樹脂層から成る二層以上の多層プラスチックフィ
ルムであり、少くとも一層の発泡樹脂層を含み、該発泡
樹脂層は100重量部のガスバリア性樹脂C二対して0
.1重量部以上の発泡剤を添加して発泡させた樹脂組成
物を主成分とし、該発泡樹脂層は扁平化した発泡セルに
起因する凹凸構造、 を形成しており、主として該凹凸
構造を発泡度合で調節することによって気体の透過率を
調節して成ることを特徴とする。
本発明の徐放性プラスチックフィルムは、好ましくは少
くとも二層の発泡樹脂層A及びBを含み、発泡樹脂層A
は表面層であって、発泡樹脂層Aは100重量部の熱可
塑性樹脂に対して0.1重量部以上の発泡剤を添加して
発泡させた樹脂組成物を主成分とし、発泡樹脂層Aの表
面は微細な繊維構造に起因する紙状の風合あるいはシル
キーな光沢を形成しており、発泡樹脂層Bは中間層であ
って、発泡樹脂層Bは100重量部のガスバリア性樹脂
(二対して0.1重量部以上の発泡剤を添加して発泡さ
せた樹脂組成物を主成°分とし、発泡樹脂層Bは扁平化
した発泡セルに起因する凹凸構造を形成しており、主と
して該凹凸構造を発泡度合で調節することによって気体
の透過率を調節して成る。
本発明の徐放性プラスチックフィルムの製造方法は、発
泡剤を添加した熱可塑性樹脂を主成分とする発泡樹脂要
人と発泡剤を添加したガスバリア性樹脂を主成分とする
発泡樹脂層Bと非発泡樹脂   11層とから成る多層
プラスチックフィルムの製造方法であり、100重量部
の熱可塑性樹脂に対して0.1重量部以上の発泡剤を添
加した発泡樹脂組成物と100重量部のガスバリア性樹
脂に対して0.1重量部以上の発泡剤を添加した発泡樹
脂組成物と熱可塑性樹脂を主成分とする非発泡樹脂層と
を別々の押出機でそれぞれ混線溶融した後、円筒状共押
出ダイの内部で発泡樹脂層Aと発泡樹脂層Bと非発泡樹
脂層とを溶融接着し、次いで押出ダイの出口から積層t
ユープ状に押出し、次いで該チューブ内外の気圧の差に
より該チューブを幅方向へ膨張させると共に引取方向へ
延伸し、更に該チューブの表面に冷却流体を吹き付けて
該チューブを外面から冷却し乍ら、最終的シーブロー比
率が3以上に達するまで該チューブを膨張させ、同時に
引取比率が2以上に達するまで引取方向へ延伸すること
を特徴としている。
本発明において、発泡樹脂層のガスバリア性樹脂とは、
酸素、窒素、炭酸ガス等の気体の透過性が、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ステロール樹脂等の汎用樹脂より
も小さい樹脂を指し、具体的にはポリアミド樹脂、エチ
レン−酢、酸ビニル共重合体けん化物樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂等を指す
。ガスバリア性樹脂に添加する発泡剤としては、アゾジ
カルボンアミド、p−)ルエンスルホニルセミカルパジ
ド、トリヒドラジノトリアジン、重炭酸ソーダ等が好ま
しい。ガスバリア性樹脂100重量部に対して発泡剤は
0.1重量部以上、好ましくは0.5 乃至2重量部を
添加する。ガスバリア性樹脂としては、C−カプロラク
タムとアジピン酸へキサメチレンジアンモニウムとの共
重合体ポリアミド樹脂あるいは該ポリアミド樹脂とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂との混合物が特
に好ましい。このようなガスバリア性樹脂に対して0.
I Ili量部以上の発泡剤を添加して発泡させ゛た発
泡樹脂層によって酸素、窒素のような分子量の小さい無
機ガスのみならず、パラジクロルペンゾール等の分子量
の大きい有機物の蒸気の通気性を調節することが出来る
ガスバリア性樹脂の発泡樹脂層に隣接な発泡樹脂層Aの
熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロビレン、アイ
オノマー樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂
あるいはそれらの混合物を主成分とする樹脂組成物が好
ましい。該発泡樹脂層Aは表面層であり、これらの熱可
塑性樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の発泡
剤を添加して発泡させる。発泡剤は重炭酸ソーダ、アゾ
ジカルボンアミド、p−)ルエンスルホニルセミカルパ
ジド、トリヒドラジノトリアジン等が好ましい。
発泡剤は好ましくは0.5乃至2重量部を添加する。
該発泡樹脂層Aの表面は微細な繊維構造に起因する紙状
の風合あるいはノルキーな光沢を形成する。
発泡樹脂層Aが低密度ポリエチレンとポリプロピレンと
の混合物に発泡剤を添加した樹脂組成物である場合には
、本発明のフィルムの表面には微細な繊維構造に起因す
る和紙状の風合が形成される。
発泡樹脂層Aがアイオノマー樹脂を主成分とする樹脂に
発泡剤を添加した樹脂組成物である場合には、本発明の
フィルムの表面には微細な繊維構造に起因するシルキー
な光沢が発現する。
非発泡樹脂層はヒートシール性の良好なポリエチレン、
接着性ポリエチレン、アイオノマー樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共電合体樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン樹脂を主成分とする樹脂組成物から成ることが好ま
しい。該非発泡樹脂層はフィルムの強度保持、製膜性の
維持等の為にも必要である。非発泡樹脂層は、水分を通
しにくい樹脂であってよいが、ポリアミド樹脂、塩化ビ
ニリデン樹脂等のいわゆるガスバリア性樹脂は好ましく
ない。本発明のフィルムでは、発泡樹脂層にガスバリア
性樹脂層を含み、主としてガスバリア性樹脂層の発泡の
0度合によってガスの透過性を調節する。従って他の発
泡樹脂層及び非発泡樹脂層は、ガスバリア性樹脂から成
る発泡樹脂層よりもガス透過性が十分に大きいことが必
要である。特に非発泡樹脂層は樹脂自体のガス透過性が
十分に大きいことが望ましい。
防虫剤として広く用いられているパラジクロル   l
ペンゾールの錠剤の揮散性を調節する為に本発明のフィ
ルムで該錠剤を包装して防虫用途に使用する場合、本発
明のフィルムには通気性を調節する作用の外に、外観の
良さ、ヒートシール性、適度の機械強度等様々の性能が
要求される。本発明のフィルムを構成する各層間の接着
力が十分に大きいことも必要な性能のひとつである。発
泡樹脂層B/非発泡樹脂層の二層あるいは、発泡樹脂層
A/発泡樹脂層B/非発泡樹脂層の三層構成から成る本
発明のフィルムにおいて、発泡樹脂層Bはガスバリア性
樹脂である為、発泡樹脂層Aあるいは非発泡樹脂層との
層間接着性に留意する必要がある。発泡樹脂層Bが共重
合ポリアミド樹脂の発泡層から成る場合、隣接する発泡
樹脂層Aあるいは非発泡樹脂層としては、アイオノマー
樹脂あるいは分子鎖末端に反応性官能基を有する接着性
ポリオレフィン樹脂を主成分とするポリオレフィン樹脂
組成物が好ましい。
本発明のフィルムは積層共押出法で製造する。
発泡樹脂組成物と非発泡樹脂組成物とをそれぞれ別々の
押出機で混線溶融した後、円筒状共押出ダイへ樹脂を供
給し、円筒状共押出ダイの内部で発泡樹脂層と非発泡樹
脂層とを溶融接着し、次いで押出ダイの出口から積層チ
ューブ状に押出し、次いで該チューブ内外の気圧の差に
より該チューブを幅方向へ膨張させると共に引取方向へ
延伸し、更に該デユープの表面に冷却流体を吹き付けて
該チューブを外面から冷却し乍ら、最終的にブロー比率
が3以上に達するまで該チューブな膨張させ同時に引取
比率が2以上に達するまで引取方向へ該チューブを延伸
して製造するのが好ましい。
本フィルムの製造法において特に留意すべき点は、円筒
状共押出ダイから積層シート状に溶融押出したチューブ
の膨張・延伸方法である。ダイから出たシートでは発泡
セルの膨張が起り、微細なセルが次第に成長し、さらに
インフレバブルの冷却過程におけるチューブの幅方向へ
のIJM及び引取方向への延伸の際に発泡樹脂層に微細
な繊維構造が形成される。発泡表面層A/ガスバリア性
樹脂発泡層B/非発泡表面層Cから成るフィルムにおい
て発泡表面要人はフィルムの外観を決定する層であり、
フィルムの風合はこのA層の風合の良否で主に支配され
る。A層の発泡セルが延伸され、微細な凹凸のある配向
した繊維構造が形成される場合、チューブの冷却条件及
び膨張延伸条件で風合が決まってくる。一方ガスパリア
性樹脂発泡層Bも当然同時に膨張延伸させるが、このB
層の冷却条件及び膨張延伸条件によってフィルムの気体
透過性が主として支配される。B層の発泡セルの成長及
びフィルム全体の膨張延伸によってB層の膜厚が薄くな
り、フィルムの気体透過性が増加する。B層の膜厚は部
分的には数1000X乃至数μのオーダーまで薄化する
。部分的にはB層の発泡セルがA層側へ破裂することに
よって、さらにセルの膜厚は低下する。フィルムの使用
目的に合わせてガス透過性を調節する必要があるが、主
としてB層の発泡セルの大きさ、膜厚、繊維構造によっ
て気体透過性を調節することができる。そこで発泡表面
要人の風合が良好であって、しかもガスバリア性樹脂発
泡層Bの気体透過性が適度に調節されているようなフィ
ルム成形条件を見出すことが重要である。本発明のフィ
ルム製造方法によって気体の透過性を幅広く調節するこ
とが出来、防虫剤等の包装に相応した外観の良好なフィ
ルムを得ることが出来る。
非発泡樹脂層Cは本発明のフィルムの強度を維持する為
にも必要不可欠である。またC層は本発明のチューブ膨
張延伸法でフィルムを製造する為にも必要不可欠である
。本発明のフィルム製造法ではチューブの高膨張、高延
伸を行う為、発泡樹脂層は繊維構造を形成する。その為
インフレバブル内の空気が洩れ、バブルの内圧が下がり
、バブルの直径が小さくなる。バブルの直径を一定に保
つためには、常に一炬量の空気を外からバブル内へ供給
する必要が生じる。バブル内を一定空気圧に保持するフ
ィルム折径調整装置を使用することによってバブル内の
空気の洩れに対してバブル内圧を調節することは可能で
あるが、やはり、非発泡樹脂層Cが存在することが好ま
しい。
発泡樹脂層と非発泡樹脂層との二層から成るフィルムに
おいて、発泡樹脂層と非発泡樹脂層との   ・層)1
1 構成比率は重量比で5:1乃至1:5程度の範囲内であ
ることが好ましい。発泡樹脂層A/発泡ガスバリア性樹
脂層B/非発泡樹脂層Cから成る三層フィルムの場合、
構成比率は重量比で1:1:1乃至5:1:5あるいは
5:1:1乃至1:1:5程度であることが好ましい。
ガスバリア性樹脂発泡層Bはガス透過性を調節する主層
であるため、他の層に対してやや少なめの構成比率であ
ることが好ましい。
本発明の徐放性プラスチックフィルムは、ガス透過性を
自由に調節できるばかりでなく、風合に優れ、ヒートシ
ール性が良好で、かつ十分なフィルム強度を有している
為、防虫剤以外に、芳香剤、ガス吸着剤、その地気体の
発散を調節する必要のある用途に徐放性包装用として幅
広く使用することができる。
以下に実施例を示す。
実施例1.。
パラジクロルペンゾール錠剤(重量: 28 gr)1
個を本発明のフィルム及び比較の為製造したフィルム並
びに従来品のラミネートフィルムで包装し、約20℃の
室温雰囲気中(=放置して重量の経、日変化を測った。
第1表には各フィルムの層構成及び見掛は厚みを示す。
第  1  表 第1表C二おいて、サンプルAを包装したフィルムは本
発明の方法により製造した共重合ポリアミド発泡層/低
密度ポリエチレン(L″DPE)非発泡層の二層から成
るインフレーションフィルムである。比較例のサンプル
Cを包装したフィルム□はボ9プロピvン(P、P)と
LDPEとを5011bずつ混合し、これを発泡剤で発
泡させた層とLDPE層とから成る二層インフレーショ
ンフィルムである。
サンプルDを包装したフィルムはアイオノマー樹脂発泡
層/アイオノマー樹脂の二層インフレーションフィルム
である。サンプルEを包装したフィルムは共重合ポリア
ミド樹脂/アイオノマー樹脂の二層インフレーションフ
ィルムである。サンプルFを包装したフィルムは、レー
ヨンパルプ不織布和紙/二軸延伸ポリエステルフィルム
穴あけ加工品/LDPEのラミネートフィルムである。
サンプルBは未包装の裸のバラジクロルペンゾール錠剤
である。角柱状の錠剤をこれらのフィルムでビロー包装
して完全にヒートシールして重量変化測定用のサンプル
とした。第1図には錠剤の電歇変化を残量(%)で示す
で与えられる。
第1図で明らかなように、ブランクの未包装品(B)で
は約18日間で錠剤が完全に蒸発してしまう。サンプル
Eでは反対に、40日後でも全く錠剤が揮散せず、これ
では防虫剤としての効果が発揮されない。サンプルFは
従来品の特殊和紙包装品であり、40日後でも70チ程
度の錠剤が残っている。サンプルFでは3ケ月乃至4ケ
月の防虫効果カ維持できる。サンプルAが本発明のフィ
ルムによる包装品であり、40日間でも75%程度の錠
剤カ残っており、適度の徐放性を有している。サンプル
C及びDでは約40日で錠剤が全て揮散してしまうため
、防虫剤用の徐放性フィルムとしてはや\不適当である
本発明のフィルムは原料樹脂から共押出多層インフレー
ション法の一工程で製造できるため、従来品の特殊和紙
?ミネートよりはるかに経済的である。
実施例2゜ 本発明の方法で、発泡アイオノマー/発泡共重合ポリア
ミド/接着性ポリエチレンの三層フィルムを製造し、こ
のフィルムでバラジクロペンゾール錠剤を実施例1と同
様にヒートシール包装して、錠剤の重量減少率を測定し
た。比較のため、    1:実施例1と同様に従来品
のレーヨンバルブ不織布和紙/二軸延伸ポリニスグルフ
ィルムの穴あけ加工品/LDPEのラミネートフィルム
包装品でも錠剤の重量減少量を測定した。第2表に測定
例を示す。
第2表で明らかなように、本発明のフィルムで包装した
バラジクロルペンゾール錠剤の重量減少率は従来品の特
殊和紙ラミネート包装品と重量減少率と殆ど一致してお
り、バラジクロルペンゾールに対して適度の徐放性を有
していると云える。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発泡樹脂層と非発泡樹脂層とから成る二層以上の
    多層プラスチックフィルムであり、少なくとも一層の発
    泡樹脂層を含み、該発泡樹脂層は100重量部のガスバ
    リア性樹脂に対して0.1重量部以上の発泡剤を添加し
    て発泡させた樹脂組成物を主成分とし、該発泡樹脂層は
    扁平化した発泡セルに起因する凹凸構造を形成しており
    、主として該凹凸構造を発泡度合で調節することによっ
    て気体の透過率を調節して成ることを特徴とする徐放性
    プラスチックフィルム。
  2. (2)発泡樹脂層と非発泡樹脂層とから成る二層以上の
    多層プラスチックフィルムであり、少くとも二層の発泡
    樹脂層A及びBを含み、発泡樹脂層Aは表面層であって
    、発泡樹脂層Aは100重量部の熱可塑性樹脂に対して
    0.1重量部以上の発泡剤を添加して発泡させた樹脂組
    成物を主成分とし、発泡樹脂層Aの表面は微細を繊維構
    造に起因する紙状の風合あるいはシルキーな光沢を形成
    しており、発泡樹脂層Bは中間層であって、発泡樹脂層
    Bは100重量部のガスバリア性樹脂に対して0.1重
    量部以上の発泡剤を添加して発泡させた樹脂組成物を主
    成分とし、発泡樹脂層Bは扁平化した発泡セルに起因す
    る凹凸構造を形成しており、主として該凹凸構造を発泡
    度合で調節することによって気体の透過率を調節して成
    ることを特徴とする徐放性プラスチックフイ°ルム。
  3. (3)発泡樹脂層A/発泡樹脂層B/非発泡樹脂層がこ
    の順で配されて成る三層プラスチックフィルムであり、
    発泡樹脂層Aの熱可塑性樹脂がアイオノマー樹脂であり
    、発泡樹脂層Bのガスバリア性樹脂がポリアミド樹脂で
    あり、非発泡樹脂層がアイオノマー樹脂乃至は接着性ポ
    リオレフィン樹脂である特許請求の範囲第(2)項記載
    の徐放性プラスチックフィルム。
  4. (4)発泡剤を添加した熱可塑性樹脂を主成分とする発
    泡樹脂層Aと発泡剤を添加したガスバリア性樹脂を主成
    分とする発泡樹脂層Bと非発泡樹脂層とから成る多層プ
    ラスチックフィルムの製造方法であり、100重量部の
    熱可塑性樹脂に対して0.1重量部以上の発泡剤を添加
    した発泡樹脂組成物と100重量部のガスバリア性樹脂
    に対して0.1重量部以上の発泡剤を添加した発泡樹脂
    組成物と熱可塑性樹脂を主成分とする非発泡樹脂層とを
    別々の押出機でそれぞれ泥練溶融した後、円筒状共押出
    ダイの内部で発泡樹脂層Aと発泡樹脂層Bと非発泡樹脂
    層とを溶融接着し、次いで押出ダイの出口から積層チュ
    ーブ状に押出し、次いで該チューブ内外の気圧の差によ
    り該チューブを幅方向へ膨張させると共に引取方向へ延
    伸し、更に該チューブの表面に冷却流体を吹き付けて該
    チューブな外面から冷却し乍ら、最終的にブロー化率が
    3以上に達するまで該チューブを膨張させ、同時に引取
    比率が2以上に達するまで引取方向へ該チューブを延伸
    することを特徴とする徐放性プラスチックフィルムの製
    造方法。
JP57105273A 1982-06-21 1982-06-21 徐放性プラスチックフィルム Granted JPS58222841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169467A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Sumitomo Bakelite Co Ltd 揮散成分徐放用フィルム、揮散成分徐放用包装袋、及び包装体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169467A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Sumitomo Bakelite Co Ltd 揮散成分徐放用フィルム、揮散成分徐放用包装袋、及び包装体

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