JPS5821949B2 - コ−クスの製造方法 - Google Patents

コ−クスの製造方法

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JPS5821949B2
JPS5821949B2 JP53117250A JP11725078A JPS5821949B2 JP S5821949 B2 JPS5821949 B2 JP S5821949B2 JP 53117250 A JP53117250 A JP 53117250A JP 11725078 A JP11725078 A JP 11725078A JP S5821949 B2 JPS5821949 B2 JP S5821949B2
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JP
Japan
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coke
coal
carbon material
caking
binder
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JP53117250A
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English (en)
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JPS5543160A (en
Inventor
梶川量之助
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SANEIGUMI KK
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SANEIGUMI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は非粘結炭を含む石炭を主原料としてコークス
を製造する方法に関する。
従来のコークス製造方法においては、3uふるい下80
%程度に粉砕した数種類の石炭を、粘結性などの諸特性
を考慮して配合したものを原料とし、これを高温でコー
クス化させてコークスを得ている。
ところで各種の石炭のうち、加熱によりコークス化する
のは瀝青炭などの粘結炭だけであり、との粘結炭の配合
比率によりコークス強度が大きく左右される。
ところが最近はこの粘結炭の資源が枯渇しはじめたので
、他の石炭、特に現在比較的資源が豊富で未利用に近い
高揮発分非粘結炭をコークス原料とすることが強く要請
されるに至り、コークス化する性質をそなえていない高
揮発分非粘結炭に石炭系あるいは石油系のピッチを粘結
剤として添加する方法が提案された。
しかしこの方法により得られたコークスは粘結炭を多量
に使用するものに比べて強度が劣るうえ、微細な孔隙を
有するコークス塊であるため反応性が高く、低反応性コ
ークスが要求される高炉用コークスとしては適当でない
この発明は上記の点に鑑みてなされたもので、高揮発分
非粘結炭を原料の一部として高いコークス強度を有する
コークスを得るコークスの製造方法を提供しようとする
ものである。
しかしてこの発明は、非粘結炭を含む石炭と、粘結剤と
、必要に応じて用いる粉コークスなどの補強材とから成
る原料を加熱してコークスを得るコークスの製造方法に
おいて、上記原料に1200℃以上の熱履歴を経て生成
された直径5乃至250μのほぼ球状を呈しかつ揮発成
分が5%以下の石油燃焼ダストを添加することを特徴と
するコークスの製造方法である。
この発明において非粘結炭を含む石炭としては、粘結炭
と非粘結炭の両方を適当な比率で配合して用いるが、特
に非粘結炭の配合比率が大きくても強度の高いコークス
が得られる。
また粘結剤としては石炭系、石油系のピッチが一般に用
いられるが、他の粘結剤を用いてもよい。
また粉コークスなどの補強材は用いても用いなくてもよ
い。
この発明において、1200℃以上の熱履歴を経て生成
された直径5乃至250μのほぼ球状を呈しかつ揮発成
分が5%以下の石油燃焼ダストとしては、石油専焼ボイ
ラや炉か“ら排出される石油燃刺の燃焼ダストを用いる
なお上記の「石油燃焼ダスト」を以下炭素材と称する。
この発明において、1200℃以上の熱履歴を経て生成
された直径5乃至250μのほぼ球状を呈する炭素材を
コークス原料に添加することにより、非粘結炭を原料の
一部とするコークスにおいてもそのコークス強度が低下
しないことについて、その詳細な機構は明確ではないが
、次のような機構によるものと推定される。
すなわち、粘結剤のうち石炭分子の接着に寄与していな
い接着界面以外の脆弱な粘結剤部分中に、十分広い固体
表面積を有する微少粒状炭素材が多数分散して混在し、
粘結剤との間に分子間結合力を生じて粘結剤自体のコー
クス化後の構造強度が増加する。
この際炭素材はほぼ球状であるので、粘結剤が接着剤と
して挙動する際の流動性は阻害されず、またコークス化
後の粘結剤構造中に応力破壊のきっかけとなる鋭角界面
が発生しない。
さらに炭素材は1200℃以上の高温の熱履歴を経てい
るので、球状化が充分おこなわれているうえ、炭素材の
原子配列が整理されて粘結剤との間の分子間結合力が増
加するものと考えられる。
この発明において炭素材の粒径が5μ未満であると取扱
いに困難であり、250μより大きいと充分広い表面積
が得られないうえ粘結剤中に均一に分散されることにな
らないので、コークスの強度増加の効果が薄くなる。
この発明において炭素材の揮発成分が5%を越えるとコ
ークス中に微細孔隙が多数生成されて反応性の低いコー
クスを得ることが困難となる。
揮発成分の多い炭素材の場合はこれを水洗濾過するなど
して揮発成分を低下させて用いる必要がある。
この発明において炭素材の添加は、粘結剤中に添加して
攪拌するのが望ましいが、石炭の粉砕工程において添加
するなど他の添加方法によってもよい。
また炭素材の添加量は粘結剤の量に応じて適宜定めるも
のとするが、粘結剤の20〜90%程度とするのが望ま
しい。
この発明による利点は次の通りである。
(イ)粘結剤の強度が増加して、非粘結炭の配合割合を
増しても高い強度のコークスが得られ、非粘結炭を有効
利用して経済的にコークスを製造できる。
(0) 炭素材としてボイラ、炉などの産業廃棄物で
ある燃焼ダストを用いるので、このダストの処理費が不
要となり、かつ原料費も安価で済む。
e→ 炭素材と粘結剤とによって形成された緻密な構造
物により高揮発分非粘結炭のコークス化後に生じる微細
孔隙が被覆されるので低反応性のコークスが得られると
ともに、高炉操業中の比較的低温部において生ずるツル
ージョンロス、すなわちC02+C=2COの反応進行
を阻止し、コークス比の節減に寄与する。
なお本発明はコークス炉を用いた一般のコークス製造法
やその改良法である成形炭装入法などのほか、成形コー
クス製造法にも適用できるものである。
以下にこの発明の実施例を挙げる。
〔実施例〕
第1表左側欄に示す成分を有する9種の原料を用いて、
同表布上欄に示すようにその配合比率を変えて混合し試
料A−Fを得た。
なお各石炭は3Uふるい下80%に粉砕したものを用い
、また炭素材は粒径5〜250μの石油専焼ボイラの燃
焼ダストを水洗濾過したもの(炭素材a)、上記燃焼ダ
ストそのままのもの(炭素材す、c)、および粒径25
0〜400μの石油専焼ボイラの燃焼ダストを水洗濾過
したもの(炭素材b)を用いた。
各試料は水を加えて攪拌混合してその密度を0.7g/
cr/l、水分10%に調整後、それぞれ直径70龍、
高さ130龍の軟鋼製のかん中に装入し、電気炉中で温
度900°C260分間の乾留をおこなった。
得られたコークスA−Fの強度および反応性を第1表布
下欄に示す。
なお強度は国際法であるRoga法の強度試験機によっ
て測定し、反応性はJISによった。
表から明らかなように、炭素材を用いない従来の製造方
法によるコークスAに比べて、この発明の製造方法によ
るコークスB、Cは強度が優れているとともに、反応性
が低く、高炉用コークス原料として好適である。
また揮発分が5%を越す炭素材す、cを用いたコークス
D、E、および粒径が250μを越す炭素材dを用いた
コークスFは、強度、反応性ともコークスB、0より劣
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非粘結炭を含む石炭と、粘結剤と、必要に応じて用
    いる粉コークスなどの補強材とから成る原料を加熱して
    コークスを得るコークスの製造方法において、上記原料
    に1200℃以上の熱履歴を経て生成された直径5乃至
    250μのほぼ球状を呈しかつ揮発成分が5%以下の石
    油燃焼ダストを添加することを特徴とするコークスの製
    造方法。
JP53117250A 1978-09-21 1978-09-21 コ−クスの製造方法 Expired JPS5821949B2 (ja)

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JPS5543160A JPS5543160A (en) 1980-03-26
JPS5821949B2 true JPS5821949B2 (ja) 1983-05-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244102B2 (ja) * 1984-12-26 1990-10-02 Ulvac Corp

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226217U (ja) * 1975-07-15 1977-02-24
JPS52139101A (en) * 1976-05-17 1977-11-19 Osaka Gas Co Ltd Preparation of coke

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JPH0244102B2 (ja) * 1984-12-26 1990-10-02 Ulvac Corp

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