JPS58218543A - 透湿性壁装材 - Google Patents
透湿性壁装材Info
- Publication number
- JPS58218543A JPS58218543A JP9895882A JP9895882A JPS58218543A JP S58218543 A JPS58218543 A JP S58218543A JP 9895882 A JP9895882 A JP 9895882A JP 9895882 A JP9895882 A JP 9895882A JP S58218543 A JPS58218543 A JP S58218543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- porosity
- fiber
- fibers
- fiber aggregate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、建物の壁装材に関するものであり、更にくわ
しくは、屋内において発生する水蒸気を送品により屋外
に除去し、壁面温度低下時の表面結露を防ぐための壁装
材に関する。
しくは、屋内において発生する水蒸気を送品により屋外
に除去し、壁面温度低下時の表面結露を防ぐための壁装
材に関する。
従来、室内では生活環境下で多くの熱・水蒸気が発生し
、その後、室内温度が低下すると、壁面温度が露点以下
になり結露現象が起る。この現象は、室内、特に地下室
など□で多く見受けられた。
、その後、室内温度が低下すると、壁面温度が露点以下
になり結露現象が起る。この現象は、室内、特に地下室
など□で多く見受けられた。
結露状態が永く続くと、カビが発生し、壁面の美観上ま
たは、居住者の健康上好ましくなかった。
たは、居住者の健康上好ましくなかった。
本発明者らは、結露現象の生じない壁装材について鋭意
検討した結果1本発明に到ったものである。
検討した結果1本発明に到ったものである。
即ち1本発明は、撥水性多孔質膜と繊維集合体とよりな
り、繊維集合体は厚み方向において多孔度率が小から大
になるように構成されており、少なくとも繊維集合体の
多孔度率の小さい側に撥水性多孔質膜が配されている壁
装材である。
り、繊維集合体は厚み方向において多孔度率が小から大
になるように構成されており、少なくとも繊維集合体の
多孔度率の小さい側に撥水性多孔質膜が配されている壁
装材である。
以下1本発明の詳細な説明する。
撥水性多孔質膜とは、水は通過させず、水蒸気状態の時
は通過できる孔を多数有するシート状物であり、例えば
ポリエチレン、ポリスチレン、テフロンなどの製膜時に
特定の熱処理やテンションをかけることKより製造され
る。その孔径は0.5〜100μmであり、水蒸気透過
量と耐水圧のバランスから0.5〜50μmが好ましい
。
は通過できる孔を多数有するシート状物であり、例えば
ポリエチレン、ポリスチレン、テフロンなどの製膜時に
特定の熱処理やテンションをかけることKより製造され
る。その孔径は0.5〜100μmであり、水蒸気透過
量と耐水圧のバランスから0.5〜50μmが好ましい
。
ここで、撥水性とはJIS L 1000−197
6に定められたスプレーテストで70点以上を示す状暢
をいう。該多孔質膜は、補強材として通常の有機、無機
繊維よりなる織物などで補強されていてもよい。
6に定められたスプレーテストで70点以上を示す状暢
をいう。該多孔質膜は、補強材として通常の有機、無機
繊維よりなる織物などで補強されていてもよい。
繊維集合体とは、無機、有機を問わず、繊維状物の集合
体を意味し、集合体形成の方法としては。
体を意味し、集合体形成の方法としては。
不織布状、スパンポンド状、織編物状で、且つ、ニード
ルパンチの如く接着剤のないポンド方式や接着剤のある
ポンド方式などで集合成形された形態をいう。また、ガ
ラス繊維ウェブの如く、単に繊維が並べられた後、針金
などで形態保持されているものでもよい。
ルパンチの如く接着剤のないポンド方式や接着剤のある
ポンド方式などで集合成形された形態をいう。また、ガ
ラス繊維ウェブの如く、単に繊維が並べられた後、針金
などで形態保持されているものでもよい。
繊維集合体に於ける多孔度率とは一定容積中に充填され
る繊維量で定まり、多孔度率は次式で表わされる。
る繊維量で定まり、多孔度率は次式で表わされる。
P=(V−−)/VxlOO(%)
但し、■=繊維集合体が占める全容積
M:充填されている繊維の重量
S:繊維の比重
したがって、多孔慶大とは上式からも明らかなように一
定容積につめられている繊維重量が少ないことを意味し
、多孔度小とは逆に、一定容積につめられている繊維重
量が多いことを意味する。
定容積につめられている繊維重量が少ないことを意味し
、多孔度小とは逆に、一定容積につめられている繊維重
量が多いことを意味する。
繊維集合体の厚み方向に多孔度率の変化をもたせるには
1例えば不織布などで同一面積に於て同一重量の繊維を
用い、その積層厚さを変えることKよって得られるし、
また1w&維太さを変化させることによっても多孔度率
を変化させることができ する。この際、一層構造で
連続的に密度を変化させたものでもよいし%また、二層
構造とし、一層を多孔度率を小さくシ、他層を多孔度率
を大きくしたものを積層してもよいし、また、三層構造
として多孔度率を大中小としたものを積層してもよいし
、また、多層構造で多孔度率が順次大〜小のシートを多
数層積層したものでもよい。不織布などに於て、その繊
維間の結合はニードルパンチまたは熱押圧による成型な
どの接着剤なしの結合であってもよいし、また、接着剤
による結合であってもよい。しかし、後者の場合、繊維
間隙を接着剤で完全に埋めてしまうのは好ましくない。
1例えば不織布などで同一面積に於て同一重量の繊維を
用い、その積層厚さを変えることKよって得られるし、
また1w&維太さを変化させることによっても多孔度率
を変化させることができ する。この際、一層構造で
連続的に密度を変化させたものでもよいし%また、二層
構造とし、一層を多孔度率を小さくシ、他層を多孔度率
を大きくしたものを積層してもよいし、また、三層構造
として多孔度率を大中小としたものを積層してもよいし
、また、多層構造で多孔度率が順次大〜小のシートを多
数層積層したものでもよい。不織布などに於て、その繊
維間の結合はニードルパンチまたは熱押圧による成型な
どの接着剤なしの結合であってもよいし、また、接着剤
による結合であってもよい。しかし、後者の場合、繊維
間隙を接着剤で完全に埋めてしまうのは好ましくない。
繊維集合体の多孔度半値としては多孔度率が小さい場合
、即ち、ali維の密な場合で30〜35%。
、即ち、ali維の密な場合で30〜35%。
多孔度率が大きい場合、即ち、繊維の疎な場合で80〜
85%が壁装材を形成し得る限界である。
85%が壁装材を形成し得る限界である。
また、厚み方向における多孔度の変化の割合は大きけれ
ば大きい程好ましいが1通常、多孔度率の差で約10%
以上ある方が好ましい。また、繊維の太さは特にこだわ
らないが、直径5〜7μ〃lから60〜70μmの範囲
のものまで用いることができる。繊維集合体の厚さは保
温効果を考慮して 5− 2M以上必要であり、特に好ましくは5〜100■であ
る。具体的に繊維集合体の厚み方向において多孔度率が
小から大になるようにする17cld、特に好ましいの
は1例えば、厚み方向において疎水性合成繊維の多孔度
率が小さい1l(A層)、前記A層の片側に疎水性合成
繊維と吸湿能のある繊維が混合され、前記Allより多
孔度率の大きい騙(Bil)、前記B層のA層と反対側
に表面親水性を示す繊維で、且つ、BMより多孔度率の
大きい層(6層)よりなる繊維集合体が適当である。A
層、B層、6層の厚み比は特に限定されないが、B層の
厚みが全体厚みの20〜35チで、かつ。
ば大きい程好ましいが1通常、多孔度率の差で約10%
以上ある方が好ましい。また、繊維の太さは特にこだわ
らないが、直径5〜7μ〃lから60〜70μmの範囲
のものまで用いることができる。繊維集合体の厚さは保
温効果を考慮して 5− 2M以上必要であり、特に好ましくは5〜100■であ
る。具体的に繊維集合体の厚み方向において多孔度率が
小から大になるようにする17cld、特に好ましいの
は1例えば、厚み方向において疎水性合成繊維の多孔度
率が小さい1l(A層)、前記A層の片側に疎水性合成
繊維と吸湿能のある繊維が混合され、前記Allより多
孔度率の大きい騙(Bil)、前記B層のA層と反対側
に表面親水性を示す繊維で、且つ、BMより多孔度率の
大きい層(6層)よりなる繊維集合体が適当である。A
層、B層、6層の厚み比は特に限定されないが、B層の
厚みが全体厚みの20〜35チで、かつ。
A層と6層の厚み比が1=3〜3:1が好ましく。
特に好ましいのはA層=B層:6層が40:20:40
のものが作用効果の点で好ましい。
のものが作用効果の点で好ましい。
疎水性繊維とは65%RH,20℃に於ける水分率が2
チ以下の繊維であり1例えば、ポリエステル繊維、アク
リル繊維、塩化ビニル系繊維、ガラス繊維などが含まれ
る。表面親水性繊維とは。
チ以下の繊維であり1例えば、ポリエステル繊維、アク
リル繊維、塩化ビニル系繊維、ガラス繊維などが含まれ
る。表面親水性繊維とは。
内径10麿のガラス管に多孔度率70%になるよ6一
うに繊維を充填し、ガラス管の下端IQmを水に浸漬し
た時1毛管現象によるガラス管内の水面上昇が浸漬から
5分後で301111以上を示すものをいう。例えば、
アクリル繊維、セルロース系繊維。
た時1毛管現象によるガラス管内の水面上昇が浸漬から
5分後で301111以上を示すものをいう。例えば、
アクリル繊維、セルロース系繊維。
親水性の改良されたポリエステル繊維などである。
吸湿性繊維とは、65%RH120℃に於ける水分率が
5%以上の繊維であり1例えば、綿、麻。
5%以上の繊維であり1例えば、綿、麻。
羊毛などの天然繊維、ビスコース・レーヨンなどの再生
繊維などである。
繊維などである。
前記多孔質膜は、m維集合体の多孔度率の小さい側に配
されることが必要である。多孔質膜と繊維集合体とは接
着により接合されるが、その場合、全面接着しないで点
状、線状、網目状に接着されることが好ましい。
されることが必要である。多孔質膜と繊維集合体とは接
着により接合されるが、その場合、全面接着しないで点
状、線状、網目状に接着されることが好ましい。
本願発明の壁装材は、家屋建設にあたって、多孔度率の
小さい側、即ち、多孔質膜側を室内側に配することが好
ましい。その理由は次に述べる通りである。
小さい側、即ち、多孔質膜側を室内側に配することが好
ましい。その理由は次に述べる通りである。
地下室あるいは屋内において、屋外に比して室内側が高
品になった時(水蒸気圧が高くなった時)。
品になった時(水蒸気圧が高くなった時)。
水蒸気は多孔質膜および繊維集合体を通って、屋外へ移
動する。水蒸気の移動に当っては、多孔度率が大きい程
、移動速度が速くなるため、繊維集合体層の多孔度率が
室内側から室外側へ行くに従って、順次大きくなってい
るので、室内側から室外への水蒸気の移動が迅速に効果
的に行われる。
動する。水蒸気の移動に当っては、多孔度率が大きい程
、移動速度が速くなるため、繊維集合体層の多孔度率が
室内側から室外側へ行くに従って、順次大きくなってい
るので、室内側から室外への水蒸気の移動が迅速に効果
的に行われる。
一方、逆に、室内に比して屋外の水蒸気圧が高くなった
時は、水蒸気の移動は室内方向へ向うが。
時は、水蒸気の移動は室内方向へ向うが。
繊維集合体層の多孔度率差により、また、多孔質膜の性
質によりその移動速度は遅いが、集合体中での水蒸気密
度が増し、ついには繊維集合体層で結露する。繊維集合
体層で結露した水分は、繊維の毛細管現象によって上部
へ移動するか、あるいは最屋外層の多孔度率が大きい層
へ移動し、再び気化するので、室内への水蒸気の流入は
防ぐことができる。この時、繊維集合体層を厚み方向に
おいて、疎水性合成繊維の多孔度率が小さいl!l(A
層 層)、前記A−の片□側に疎水性合成繊維と吸酷能
1のある繊維が混合され、前記A層より多孔度率の大
きい層(B層)、前記B層のA層と反対側に表面親水性
を示す繊維で、且つ、B層より多孔度率の大きいNCC
Ffl)となし、屋内側にAIを配し屋外側に0層を配
すると上記の水蒸気λ移動が効果的に行われる。
質によりその移動速度は遅いが、集合体中での水蒸気密
度が増し、ついには繊維集合体層で結露する。繊維集合
体層で結露した水分は、繊維の毛細管現象によって上部
へ移動するか、あるいは最屋外層の多孔度率が大きい層
へ移動し、再び気化するので、室内への水蒸気の流入は
防ぐことができる。この時、繊維集合体層を厚み方向に
おいて、疎水性合成繊維の多孔度率が小さいl!l(A
層 層)、前記A−の片□側に疎水性合成繊維と吸酷能
1のある繊維が混合され、前記A層より多孔度率の大
きい層(B層)、前記B層のA層と反対側に表面親水性
を示す繊維で、且つ、B層より多孔度率の大きいNCC
Ffl)となし、屋内側にAIを配し屋外側に0層を配
すると上記の水蒸気λ移動が効果的に行われる。
即ち、繊維集合体の中間層(Ill)に吸湿能のある繊
維を用いることにより室内から室外、室外から室内いず
れの方向での水蒸気移動に放ても、該層で水蒸気の移動
速度が急激におち、水蒸気の移動を一旦阻止する。室内
から室外へ水蒸気が移動する時は、疎水性合成繊維の多
孔度率が小さい層(A層)での水蒸気移動が多孔度率が
低いにもかかわらず速いので、Bl!lまで水蒸気が引
きつけられる現象が生じ、また、室外から室内へ水蒸気
が移動する時は1表面親水性を示す繊維で、最も多孔度
率の大きい層(C−)を容易に通過した水蒸気がBFI
K吸晶され、Allへの水蒸気移動が大巾におくれる。
維を用いることにより室内から室外、室外から室内いず
れの方向での水蒸気移動に放ても、該層で水蒸気の移動
速度が急激におち、水蒸気の移動を一旦阻止する。室内
から室外へ水蒸気が移動する時は、疎水性合成繊維の多
孔度率が小さい層(A層)での水蒸気移動が多孔度率が
低いにもかかわらず速いので、Bl!lまで水蒸気が引
きつけられる現象が生じ、また、室外から室内へ水蒸気
が移動する時は1表面親水性を示す繊維で、最も多孔度
率の大きい層(C−)を容易に通過した水蒸気がBFI
K吸晶され、Allへの水蒸気移動が大巾におくれる。
そしてB層の吸湿量が飽和値になると、B層に結露を生
じるが、この結露水けB層の毛細管現象により上部に移
動するか、または最屋外層の多孔度率の大きい層へ移動
し気化する。
じるが、この結露水けB層の毛細管現象により上部に移
動するか、または最屋外層の多孔度率の大きい層へ移動
し気化する。
9−
ここで、繊維集合体がA−のみで形成されていると、水
蒸気の室内から室外への移動が行われに<<、また、0
層のみで形成されていると、水蒸気の室外から室内への
移動が行われないので、厚み方向において多孔度率が小
→大に変化して構成されていることが必要である。
蒸気の室内から室外への移動が行われに<<、また、0
層のみで形成されていると、水蒸気の室外から室内への
移動が行われないので、厚み方向において多孔度率が小
→大に変化して構成されていることが必要である。
以下1図面に記載した実施例について述べる。
実施例1゜
水蒸気透過性が6800fm/24hr であって、
最多孔径が0.5μm、気孔率が82%(気孔率とは全
面積に対する孔面積のしめる割合をいう)であるテフロ
ンフィルムの多孔質膜1.単繊維繊度1.4デニールの
ポリエステル繊維をニードルパンチし、その後、熱加圧
したシート(多孔度率65%)2.単繊維繊度1.4デ
ニ一ルポリエステル繊維/単繊維繊度2デニールのレー
ヨンが50150である繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率70%)3.単繊維繊度
3デニ゛−ルのアクリル繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率85%)4を順に10− 積層して(シート2.シート3およびシート4の厚み比
は2:1:2)、シー)2.3.4の王者をニードルバ
ンチし、多孔質膜は接着剤を介して接着して厚さ5鵡の
壁装材を形成し、多孔質膜1側を室内側に配して室内の
壁面を形成した。
最多孔径が0.5μm、気孔率が82%(気孔率とは全
面積に対する孔面積のしめる割合をいう)であるテフロ
ンフィルムの多孔質膜1.単繊維繊度1.4デニールの
ポリエステル繊維をニードルパンチし、その後、熱加圧
したシート(多孔度率65%)2.単繊維繊度1.4デ
ニ一ルポリエステル繊維/単繊維繊度2デニールのレー
ヨンが50150である繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率70%)3.単繊維繊度
3デニ゛−ルのアクリル繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率85%)4を順に10− 積層して(シート2.シート3およびシート4の厚み比
は2:1:2)、シー)2.3.4の王者をニードルバ
ンチし、多孔質膜は接着剤を介して接着して厚さ5鵡の
壁装材を形成し、多孔質膜1側を室内側に配して室内の
壁面を形成した。
該室内で石油ストーブを燃焼させ、室温を20℃に加熱
した。この時の品度は50〜52%(水蒸気圧8.5〜
9.On+Hf)であった。この後1石油ストーブを止
めて室内を密封しておいたところ室内の温度は5℃まで
下がった。しかし、壁面への結露は生じなかった。(5
2%RHでの露点は約10℃である。)ここにおいて、
水蒸気透過性は、ASTM E96−66 E法に
よって測定した。
した。この時の品度は50〜52%(水蒸気圧8.5〜
9.On+Hf)であった。この後1石油ストーブを止
めて室内を密封しておいたところ室内の温度は5℃まで
下がった。しかし、壁面への結露は生じなかった。(5
2%RHでの露点は約10℃である。)ここにおいて、
水蒸気透過性は、ASTM E96−66 E法に
よって測定した。
比較例1゜
実施例1の壁装材の多孔質膜の代わりに透湿性のないテ
フロンフィルムを貼りつけて、実施例1と同様の室内条
件でテストを行4つだところ、テフロンフィルム上に小
さい水滴が生じていた。
フロンフィルムを貼りつけて、実施例1と同様の室内条
件でテストを行4つだところ、テフロンフィルム上に小
さい水滴が生じていた。
実施例2゜
実施例1と同様の多孔質膜1.ガラス繊維のシート(多
孔度率65%)5.単繊維繊度1.4デニ一ルポリエス
テル繊維/単繊維繊度2デニールレーヨンが50150
である繊維をニードルバンチし、その後熱加圧したシー
ト(多孔度率70%)6、ガラス繊維のシート(多孔度
率80%)7を順に積層してパンチングメタルで保持し
、厚さ10m1の壁装材を形成した。該壁装材Aを第3
図に示すように地下水溝8の近くに垂直に用いて地下室
の壁を形成した。図中、9はコンクリート壁である。地
下水溝に水を入れ、24時間経過後の壁装材Aとコンク
リート壁9の間の品度は15℃において85チ〜90%
であり、室内温度は15℃において65%RHであった
が、室内での壁面には水滴は見られなかった。なお、こ
の時、壁装材Aを詳細に調べたところ、シート6の部分
に結露が多く見られたが、該結露は毛細管現象により上
方へ移動し、ついには上部より屋外へ除去されているこ
とがわかった。 1
孔度率65%)5.単繊維繊度1.4デニ一ルポリエス
テル繊維/単繊維繊度2デニールレーヨンが50150
である繊維をニードルバンチし、その後熱加圧したシー
ト(多孔度率70%)6、ガラス繊維のシート(多孔度
率80%)7を順に積層してパンチングメタルで保持し
、厚さ10m1の壁装材を形成した。該壁装材Aを第3
図に示すように地下水溝8の近くに垂直に用いて地下室
の壁を形成した。図中、9はコンクリート壁である。地
下水溝に水を入れ、24時間経過後の壁装材Aとコンク
リート壁9の間の品度は15℃において85チ〜90%
であり、室内温度は15℃において65%RHであった
が、室内での壁面には水滴は見られなかった。なお、こ
の時、壁装材Aを詳細に調べたところ、シート6の部分
に結露が多く見られたが、該結露は毛細管現象により上
方へ移動し、ついには上部より屋外へ除去されているこ
とがわかった。 1
図面は本発明の壁装材の実施例を示すもので、第1図お
よび第2図は巾方向の縦断面図、第3図は本願の壁装材
を地下室に用いた場合の模式: 特許出願人 東洋紡績株式会社 13−
よび第2図は巾方向の縦断面図、第3図は本願の壁装材
を地下室に用いた場合の模式: 特許出願人 東洋紡績株式会社 13−
Claims (2)
- (1)撥水性多孔質膜と繊維集合体とよりなり。 繊維集合体は厚み方向において多孔度率が小から大にな
るように構成されており、少なくとも繊維集合体の多孔
度率の小さい側に撥水性多孔質膜が配されていることを
特徴とする透晶性壁装材。 - (2) 繊維集合体は、厚み方向において、疎水性合
成繊維の多孔度率が小さい@CA層)、前記A層の片側
に疎水性合成繊維と吸醜能のある繊維が混合され、前記
A層より多孔度率の大きい層(B層)、前記B層のA層
と反対側に表面親水性を示す繊維で、且つ、B層より多
孔度率の大きい層(0層)よりなるものである特許請求
の範囲第1但し、■:繊維集合体が占める全容積 M:充填されている繊維の重量 S:繊維の比重
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895882A JPS58218543A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 透湿性壁装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895882A JPS58218543A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 透湿性壁装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58218543A true JPS58218543A (ja) | 1983-12-19 |
JPH0216426B2 JPH0216426B2 (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=14233585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9895882A Granted JPS58218543A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 透湿性壁装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58218543A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102717U (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-30 | ||
JPS61123110U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-02 | ||
JPS63111509U (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-18 | ||
JPS63264336A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 建築用シ−ト材料の製造方法 |
JPH03125739A (ja) * | 1989-10-11 | 1991-05-29 | Fujimori Kogyo Kk | 壁体 |
-
1982
- 1982-06-08 JP JP9895882A patent/JPS58218543A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102717U (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-30 | ||
JPH0122019Y2 (ja) * | 1984-12-11 | 1989-06-29 | ||
JPS61123110U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-02 | ||
JPH0442404Y2 (ja) * | 1985-01-22 | 1992-10-07 | ||
JPS63111509U (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-18 | ||
JPS63264336A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 建築用シ−ト材料の製造方法 |
JPH03125739A (ja) * | 1989-10-11 | 1991-05-29 | Fujimori Kogyo Kk | 壁体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0216426B2 (ja) | 1990-04-17 |
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