JPS58218543A - 透湿性壁装材 - Google Patents

透湿性壁装材

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JPS58218543A
JPS58218543A JP9895882A JP9895882A JPS58218543A JP S58218543 A JPS58218543 A JP S58218543A JP 9895882 A JP9895882 A JP 9895882A JP 9895882 A JP9895882 A JP 9895882A JP S58218543 A JPS58218543 A JP S58218543A
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layer
porosity
fiber
fibers
fiber aggregate
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JP9895882A
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福岡 重紀
土田 和義
隆司 原田
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建物の壁装材に関するものであり、更にくわ
しくは、屋内において発生する水蒸気を送品により屋外
に除去し、壁面温度低下時の表面結露を防ぐための壁装
材に関する。
従来、室内では生活環境下で多くの熱・水蒸気が発生し
、その後、室内温度が低下すると、壁面温度が露点以下
になり結露現象が起る。この現象は、室内、特に地下室
など□で多く見受けられた。
結露状態が永く続くと、カビが発生し、壁面の美観上ま
たは、居住者の健康上好ましくなかった。
本発明者らは、結露現象の生じない壁装材について鋭意
検討した結果1本発明に到ったものである。
即ち1本発明は、撥水性多孔質膜と繊維集合体とよりな
り、繊維集合体は厚み方向において多孔度率が小から大
になるように構成されており、少なくとも繊維集合体の
多孔度率の小さい側に撥水性多孔質膜が配されている壁
装材である。
以下1本発明の詳細な説明する。
撥水性多孔質膜とは、水は通過させず、水蒸気状態の時
は通過できる孔を多数有するシート状物であり、例えば
ポリエチレン、ポリスチレン、テフロンなどの製膜時に
特定の熱処理やテンションをかけることKより製造され
る。その孔径は0.5〜100μmであり、水蒸気透過
量と耐水圧のバランスから0.5〜50μmが好ましい
ここで、撥水性とはJIS  L  1000−197
6に定められたスプレーテストで70点以上を示す状暢
をいう。該多孔質膜は、補強材として通常の有機、無機
繊維よりなる織物などで補強されていてもよい。
繊維集合体とは、無機、有機を問わず、繊維状物の集合
体を意味し、集合体形成の方法としては。
不織布状、スパンポンド状、織編物状で、且つ、ニード
ルパンチの如く接着剤のないポンド方式や接着剤のある
ポンド方式などで集合成形された形態をいう。また、ガ
ラス繊維ウェブの如く、単に繊維が並べられた後、針金
などで形態保持されているものでもよい。
繊維集合体に於ける多孔度率とは一定容積中に充填され
る繊維量で定まり、多孔度率は次式で表わされる。
P=(V−−)/VxlOO(%) 但し、■=繊維集合体が占める全容積 M:充填されている繊維の重量 S:繊維の比重 したがって、多孔慶大とは上式からも明らかなように一
定容積につめられている繊維重量が少ないことを意味し
、多孔度小とは逆に、一定容積につめられている繊維重
量が多いことを意味する。
繊維集合体の厚み方向に多孔度率の変化をもたせるには
1例えば不織布などで同一面積に於て同一重量の繊維を
用い、その積層厚さを変えることKよって得られるし、
また1w&維太さを変化させることによっても多孔度率
を変化させることができ  する。この際、一層構造で
連続的に密度を変化させたものでもよいし%また、二層
構造とし、一層を多孔度率を小さくシ、他層を多孔度率
を大きくしたものを積層してもよいし、また、三層構造
として多孔度率を大中小としたものを積層してもよいし
、また、多層構造で多孔度率が順次大〜小のシートを多
数層積層したものでもよい。不織布などに於て、その繊
維間の結合はニードルパンチまたは熱押圧による成型な
どの接着剤なしの結合であってもよいし、また、接着剤
による結合であってもよい。しかし、後者の場合、繊維
間隙を接着剤で完全に埋めてしまうのは好ましくない。
繊維集合体の多孔度半値としては多孔度率が小さい場合
、即ち、ali維の密な場合で30〜35%。
多孔度率が大きい場合、即ち、繊維の疎な場合で80〜
85%が壁装材を形成し得る限界である。
また、厚み方向における多孔度の変化の割合は大きけれ
ば大きい程好ましいが1通常、多孔度率の差で約10%
以上ある方が好ましい。また、繊維の太さは特にこだわ
らないが、直径5〜7μ〃lから60〜70μmの範囲
のものまで用いることができる。繊維集合体の厚さは保
温効果を考慮して 5− 2M以上必要であり、特に好ましくは5〜100■であ
る。具体的に繊維集合体の厚み方向において多孔度率が
小から大になるようにする17cld、特に好ましいの
は1例えば、厚み方向において疎水性合成繊維の多孔度
率が小さい1l(A層)、前記A層の片側に疎水性合成
繊維と吸湿能のある繊維が混合され、前記Allより多
孔度率の大きい騙(Bil)、前記B層のA層と反対側
に表面親水性を示す繊維で、且つ、BMより多孔度率の
大きい層(6層)よりなる繊維集合体が適当である。A
層、B層、6層の厚み比は特に限定されないが、B層の
厚みが全体厚みの20〜35チで、かつ。
A層と6層の厚み比が1=3〜3:1が好ましく。
特に好ましいのはA層=B層:6層が40:20:40
のものが作用効果の点で好ましい。
疎水性繊維とは65%RH,20℃に於ける水分率が2
チ以下の繊維であり1例えば、ポリエステル繊維、アク
リル繊維、塩化ビニル系繊維、ガラス繊維などが含まれ
る。表面親水性繊維とは。
内径10麿のガラス管に多孔度率70%になるよ6一 うに繊維を充填し、ガラス管の下端IQmを水に浸漬し
た時1毛管現象によるガラス管内の水面上昇が浸漬から
5分後で301111以上を示すものをいう。例えば、
アクリル繊維、セルロース系繊維。
親水性の改良されたポリエステル繊維などである。
吸湿性繊維とは、65%RH120℃に於ける水分率が
5%以上の繊維であり1例えば、綿、麻。
羊毛などの天然繊維、ビスコース・レーヨンなどの再生
繊維などである。
前記多孔質膜は、m維集合体の多孔度率の小さい側に配
されることが必要である。多孔質膜と繊維集合体とは接
着により接合されるが、その場合、全面接着しないで点
状、線状、網目状に接着されることが好ましい。
本願発明の壁装材は、家屋建設にあたって、多孔度率の
小さい側、即ち、多孔質膜側を室内側に配することが好
ましい。その理由は次に述べる通りである。
地下室あるいは屋内において、屋外に比して室内側が高
品になった時(水蒸気圧が高くなった時)。
水蒸気は多孔質膜および繊維集合体を通って、屋外へ移
動する。水蒸気の移動に当っては、多孔度率が大きい程
、移動速度が速くなるため、繊維集合体層の多孔度率が
室内側から室外側へ行くに従って、順次大きくなってい
るので、室内側から室外への水蒸気の移動が迅速に効果
的に行われる。
一方、逆に、室内に比して屋外の水蒸気圧が高くなった
時は、水蒸気の移動は室内方向へ向うが。
繊維集合体層の多孔度率差により、また、多孔質膜の性
質によりその移動速度は遅いが、集合体中での水蒸気密
度が増し、ついには繊維集合体層で結露する。繊維集合
体層で結露した水分は、繊維の毛細管現象によって上部
へ移動するか、あるいは最屋外層の多孔度率が大きい層
へ移動し、再び気化するので、室内への水蒸気の流入は
防ぐことができる。この時、繊維集合体層を厚み方向に
おいて、疎水性合成繊維の多孔度率が小さいl!l(A
層 層)、前記A−の片□側に疎水性合成繊維と吸酷能  
 1のある繊維が混合され、前記A層より多孔度率の大
きい層(B層)、前記B層のA層と反対側に表面親水性
を示す繊維で、且つ、B層より多孔度率の大きいNCC
Ffl)となし、屋内側にAIを配し屋外側に0層を配
すると上記の水蒸気λ移動が効果的に行われる。
即ち、繊維集合体の中間層(Ill)に吸湿能のある繊
維を用いることにより室内から室外、室外から室内いず
れの方向での水蒸気移動に放ても、該層で水蒸気の移動
速度が急激におち、水蒸気の移動を一旦阻止する。室内
から室外へ水蒸気が移動する時は、疎水性合成繊維の多
孔度率が小さい層(A層)での水蒸気移動が多孔度率が
低いにもかかわらず速いので、Bl!lまで水蒸気が引
きつけられる現象が生じ、また、室外から室内へ水蒸気
が移動する時は1表面親水性を示す繊維で、最も多孔度
率の大きい層(C−)を容易に通過した水蒸気がBFI
K吸晶され、Allへの水蒸気移動が大巾におくれる。
そしてB層の吸湿量が飽和値になると、B層に結露を生
じるが、この結露水けB層の毛細管現象により上部に移
動するか、または最屋外層の多孔度率の大きい層へ移動
し気化する。
 9− ここで、繊維集合体がA−のみで形成されていると、水
蒸気の室内から室外への移動が行われに<<、また、0
層のみで形成されていると、水蒸気の室外から室内への
移動が行われないので、厚み方向において多孔度率が小
→大に変化して構成されていることが必要である。
以下1図面に記載した実施例について述べる。
実施例1゜ 水蒸気透過性が6800fm/24hr  であって、
最多孔径が0.5μm、気孔率が82%(気孔率とは全
面積に対する孔面積のしめる割合をいう)であるテフロ
ンフィルムの多孔質膜1.単繊維繊度1.4デニールの
ポリエステル繊維をニードルパンチし、その後、熱加圧
したシート(多孔度率65%)2.単繊維繊度1.4デ
ニ一ルポリエステル繊維/単繊維繊度2デニールのレー
ヨンが50150である繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率70%)3.単繊維繊度
3デニ゛−ルのアクリル繊維をニードルパンチし、その
後熱加圧したシート(多孔度率85%)4を順に10− 積層して(シート2.シート3およびシート4の厚み比
は2:1:2)、シー)2.3.4の王者をニードルバ
ンチし、多孔質膜は接着剤を介して接着して厚さ5鵡の
壁装材を形成し、多孔質膜1側を室内側に配して室内の
壁面を形成した。
該室内で石油ストーブを燃焼させ、室温を20℃に加熱
した。この時の品度は50〜52%(水蒸気圧8.5〜
9.On+Hf)であった。この後1石油ストーブを止
めて室内を密封しておいたところ室内の温度は5℃まで
下がった。しかし、壁面への結露は生じなかった。(5
2%RHでの露点は約10℃である。)ここにおいて、
水蒸気透過性は、ASTM  E96−66  E法に
よって測定した。
比較例1゜ 実施例1の壁装材の多孔質膜の代わりに透湿性のないテ
フロンフィルムを貼りつけて、実施例1と同様の室内条
件でテストを行4つだところ、テフロンフィルム上に小
さい水滴が生じていた。
実施例2゜ 実施例1と同様の多孔質膜1.ガラス繊維のシート(多
孔度率65%)5.単繊維繊度1.4デニ一ルポリエス
テル繊維/単繊維繊度2デニールレーヨンが50150
である繊維をニードルバンチし、その後熱加圧したシー
ト(多孔度率70%)6、ガラス繊維のシート(多孔度
率80%)7を順に積層してパンチングメタルで保持し
、厚さ10m1の壁装材を形成した。該壁装材Aを第3
図に示すように地下水溝8の近くに垂直に用いて地下室
の壁を形成した。図中、9はコンクリート壁である。地
下水溝に水を入れ、24時間経過後の壁装材Aとコンク
リート壁9の間の品度は15℃において85チ〜90%
であり、室内温度は15℃において65%RHであった
が、室内での壁面には水滴は見られなかった。なお、こ
の時、壁装材Aを詳細に調べたところ、シート6の部分
に結露が多く見られたが、該結露は毛細管現象により上
方へ移動し、ついには上部より屋外へ除去されているこ
とがわかった。              1
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の壁装材の実施例を示すもので、第1図お
よび第2図は巾方向の縦断面図、第3図は本願の壁装材
を地下室に用いた場合の模式: 特許出願人 東洋紡績株式会社 13−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撥水性多孔質膜と繊維集合体とよりなり。 繊維集合体は厚み方向において多孔度率が小から大にな
    るように構成されており、少なくとも繊維集合体の多孔
    度率の小さい側に撥水性多孔質膜が配されていることを
    特徴とする透晶性壁装材。
  2. (2)  繊維集合体は、厚み方向において、疎水性合
    成繊維の多孔度率が小さい@CA層)、前記A層の片側
    に疎水性合成繊維と吸醜能のある繊維が混合され、前記
    A層より多孔度率の大きい層(B層)、前記B層のA層
    と反対側に表面親水性を示す繊維で、且つ、B層より多
    孔度率の大きい層(0層)よりなるものである特許請求
    の範囲第1但し、■:繊維集合体が占める全容積 M:充填されている繊維の重量 S:繊維の比重
JP9895882A 1982-06-08 1982-06-08 透湿性壁装材 Granted JPS58218543A (ja)

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Cited By (5)

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