JP2008214902A - 蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸水行程で膨張するとともに放水行程で収縮する、多数の吸放水用片8を、不燃性の主繊維で形成された通水性の基層4内に均等に分散させて含有させ、かつこの基層4は、それら吸放水用片8と主繊維6とをバインダー10で結合して、吸放水用片8の膨張に伴って拡巾し、また吸放水用片の縮小に伴って縮巾することが出来る程度の変形可能性及び復元性を有する。
【選択図】 図1
Description
吸水行程で膨張するとともに放水行程で収縮する、多数の吸放水用片8を、不燃性の主繊維6で形成された通水性の基層4内に均等に分散させて含有させ、
かつこの基層4は、それら吸放水用片8と主繊維6とをバインダー10で結合して、
吸放水用片8の膨張に伴って拡巾し、また吸放水用片の縮小に伴って縮巾することが出来る程度の変形可能性及び復元性を有するようにしている。
上記基層4は、乾式抄造法によって、主繊維6を、その大半の繊維が全体として基層の厚み方向と直交する向きへ延びるように配向するとともに、この不燃繊維内に、抄造工程において、吸放水用片8と、上述のバインダー10である融着繊維とをそれぞれ混入させ、この融着繊維で主繊維及び吸放水用片の異なる場所を連係するように形成した。
上記吸放水用片8は、水を吸って膨張したときに、主繊維を介して相互に接し合う程度の密度で上記基層4内に含有させ、
上記膨張時に、上記吸放水用片8の内部だけでなく各吸放水用片間の隙間にも保水することができるようにしている。
上記主繊維中で、上記吸放水用片8が、一定温度以下のときに吸水により膨張し、かつ当該温度より高温のときに収縮により放水するように感温性ポリマー樹脂で形成し、
このポリマー樹脂の膨張により吸放水用片8間に保水空間が形成され、ポリマー樹脂の収縮により保水空間から放水されるように形成している。
(a)吸放水用片8を不燃性の基層4内に含有しているから、不燃性又は難燃性を担保することができ、壁材や屋根材として自然冷房を行うのに適している。
(b)吸放水用片8の膨縮に伴って基層4が拡縮巾するようにバインダー10を用いたから、吸放水用片の膨張具合によらずに当該片を基層4内に保持でき、更に不燃性及び難燃性を確実にできる。
(c)多数の吸放水用片8を基層4内に分散させたから、吸放水用片間で火が燃え広がり難い。
上記バインダー10は、PE(ポリエチレン)及びPET(ポリエチレンテレフタラート)を主成分とする熱融着繊維としている。この熱融着繊維は、紐状のバインダーであり、図4(A)に示す如く、主繊維相互、又は主繊維と吸放水用片の異なる場所に接着し、紐状の形態を保ったまま主繊維6と吸放水用片8とを連係させ、一体化している。
10…バインダー 12…被覆層 14…遮光層 16…縁材 18…化粧材
20…シート 22…レール 24…補強板 26…固定孔 28…固定ピン
30…マグネット 32…金属板
G…空隙 R…外壁 S…構造物外装用建材表面
Claims (8)
- 吸水行程で膨張するとともに放水行程で収縮する、多数の吸放水用片8を、不燃性の主繊維6で形成された通水性の基層4内に均等に分散させて含有させ、
かつこの基層4は、それら吸放水用片8と主繊維6とをバインダー10で結合して、
吸放水用片8の膨張に伴って拡巾し、また吸放水用片の縮小に伴って縮巾することが出来る程度の変形可能性及び復元性を有するようにしたことを特徴とする、蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。 - 上記主繊維6は、柔軟で相互に絡み合っており、かつ主繊維の平均長さを、少なくとも最大膨張時の吸放水用片8のサイズよりも大としたことを特徴とする、請求項1記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。
- 上記バインダー10は、上記吸放水用片8の膨張及び収縮に応じて伸縮可能であることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。
- 上記基層4は、乾式抄造法によって、主繊維6を、その大半の繊維が全体として基層の厚み方向と直交する向きへ延びるように配向するとともに、
この不燃繊維内に、抄造工程において、吸放水用片8と、上述のバインダー10である融着繊維とをそれぞれ混入させ、この融着繊維で主繊維及び吸放水用片の異なる場所を連係するように形成したことを特徴とする、請求項3記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。 - 上記吸放水用片8は、水を吸って膨張したときに、主繊維を介して相互に接し合う程度の密度で上記基層4内に含有させ、
上記膨張時に、上記吸放水用片8の内部だけでなく各吸放水用片間の隙間にも保水することができるようにしたことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。 - 上記主繊維中で、上記吸放水用片8が、一定温度以下のときに吸水により膨張し、かつ当該温度より高温のときに収縮により放水するように感温性ポリマー樹脂で形成し、
このポリマー樹脂の膨張により吸放水用片8間に保水空間が形成され、ポリマー樹脂の収縮により保水空間から放水されるように形成したことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。 - 上記基層4の少なくとも片面に、通気性と通水性とを備える遮光層14を積層させてなることを特徴とする、請求項1から請求項6の何れかに記載の蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。
- 基層4の表面及び裏面のうち一方又は双方を被覆層12で覆い、かつこの基層4及び被覆層12の外周部の全体又は一部を挟持する縁材16を周囲に設けたことを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれかに記載された蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材。
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JP2007051356A JP2008214902A (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | 蒸発冷却機能を有する構造物外装用建材 |
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- 2007-03-01 JP JP2007051356A patent/JP2008214902A/ja active Pending
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