JP2002533592A - 水蒸気障壁及びその製造方法 - Google Patents

水蒸気障壁及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002533592A
JP2002533592A JP2000589794A JP2000589794A JP2002533592A JP 2002533592 A JP2002533592 A JP 2002533592A JP 2000589794 A JP2000589794 A JP 2000589794A JP 2000589794 A JP2000589794 A JP 2000589794A JP 2002533592 A JP2002533592 A JP 2002533592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
vapor barrier
membrane
barrier according
vapor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000589794A
Other languages
English (en)
Inventor
ハーダー,スベン
Original Assignee
イーコパル アクティーゼルスカブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーコパル アクティーゼルスカブ filed Critical イーコパル アクティーゼルスカブ
Publication of JP2002533592A publication Critical patent/JP2002533592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D12/00Non-structural supports for roofing materials, e.g. battens, boards
    • E04D12/002Sheets of flexible material, e.g. roofing tile underlay

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、そこに形成された複数の第1の貫通孔(21)を有する第1の水不浸透性膜(19)と、第1の膜(19)に対向して配置された第2の水不浸透性膜(22)とを具備する、水蒸気障壁(15)に関する。吸水性材料(18)が、第1と第2の膜(19,22)間に形成される一つ以上の空間内に配置されており、第2の膜(22)の少なくとも一部分が、水蒸気拡散抵抗を有するタイプの材料からなり、その水蒸気拡散抵抗がそれと接する空気の相対湿度に依存して変化するので、蒸気拡散抵抗は、相対湿度が増大する時に減少し、更にその逆であることを、水蒸気障壁(15)は特徴とする。本発明は更に、水蒸気障壁の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、屋根又は壁構造等の建築構造に使用されるタイプの水蒸気障壁に関
する。建物における、屋根又は壁構造及び床又は部屋の壁のカバリング間のプラ
スティック膜又は別のシート材料の形態でその様な蒸気障壁を使用することが良
く知られている。通常は、屋根又は壁構造はそこに空洞を形成し、それは全体的
又は部分的に防熱材料で充填される。例えば、温度の変化により引き起こされる
漏洩及び/又は水蒸気の凝縮により、湿気は屋根又は壁構造の空洞に蓄積する場
合があり、更にその様な湿気は、金属構造要素の腐食及び木製構造要素への菌類
又は腐敗の発生の原因になる場合がある。
【0002】 国際特許出願第WO96/33321号は、建物の防熱に使用するための水蒸
気障壁を開示する。この既知の蒸気障壁は、水蒸気拡散抵抗(diffusio
n resistance)を有するタイプの膜又はプラスティックフィルムの
形態であり、その拡散抵抗は雰囲気の空気の相対的湿気に依存して変化する。こ
のことは、屋根又は壁構造内の相対的湿気が高い場合には、蒸気障壁の拡散抵抗
は低く、通常は0.2m空気柱(DIN52612に従い)に等しい拡散抵抗で
あるので、屋根又は壁構造の空洞からの湿気は、蒸気障壁を介して、建物の屋根
内に拡散する場合があることを意味する。しかし、屋根又は壁構造の暖気側にお
ける相対的湿気が低い場合には、例えば冬において、蒸気障壁の拡散抵抗はより
高く、通常2m空気柱に等しいが、しかし水蒸気の実質的な量は、建物の部屋か
ら屋根又は壁構造内へ拡散し得るので、そのことは不都合である。更にその上こ
の既知の蒸気障壁は水密であり、それは、屋根又は壁構造の空洞内へ漏れていた
可能性のある自由な水が、そこに集まり、蒸発した後で蒸気障壁を介して、夏に
非常にゆっくり拡散するか又は凝縮し得ることを意味する。
【0003】 欧州特許第EP0148870号は、一対のポリエチレン製の蒸気不浸透性プ
ラスティックフィルム及び中間吸水性層により形成される蒸気障壁を開示する。
対向して配置された蒸気不浸透性プラスティックフィルムは、そこに形成される
貫通孔を有する。しかし対向するプラスティックフィルムの孔は、お互いに関し
てオフセットするか又は変位する。この既知の蒸気障壁構造は、障壁を介して、
凝縮を経由し更に毛細管(capillary)作用により、蒸気が蒸発して乾
燥することを可能にしており、蒸気拡散抵抗は、吸水性材料の中間層の性質及び
対向する蒸気不浸透性プラスティックフィルム内の隣接する孔の最少間隔に依存
する。この既知の水蒸気障壁はまた、屋根又は壁構造の空洞内に蓄積した自由水
が、毛細管作用により蒸気障壁を介して排出する事を可能にする。しかしこの既
知の積層された水蒸気障壁が使用される場合で、屋根又は壁構造及び蒸気障壁間
の相対湿度及び温度の相違が、蒸気が外側のプラスティックフィルムに形成され
た孔において暴露される吸水性材料の中間層において凝縮されるようなものであ
る場合においてだけ、蒸発した水分は、屋根又は壁構造から蒸気障壁を介して凝
縮及び建物の室内への毛細管作用を経由して、乾燥され得る。このことは、屋根
又は壁構造は、屋根又は壁構造の温度が十分に低下していて、屋外の温度が室内
温度又は建物内部の温度より高い場合にだけ、乾燥し得ることを意味する。
【0004】 本発明は、後者のタイプの改善された蒸気障壁を提供する。従って本発明は、
そこに形成された複数の第1の貫通孔を有する第1の水不浸透性膜と、第1の膜
に対向して配置される第2の水不浸透性膜と、第1と第2の膜間に形成される一
つ以上の空間内に配置された吸水性材料とを具備する水蒸気障壁を提供し、更に
本発明による蒸気障壁は、該第2の膜の少なくとも一部分が、水蒸気拡散抵抗を
有するタイプの材料からなり、その水蒸気拡散抵抗がそれと接する空気の相対湿
度に依存して変化し、従って蒸気拡散抵抗は、相対湿度が増大する時に減少し、
更にその逆であるという特徴がある。
【0005】 第2の膜は、そこに形成される複数の第2の貫通孔を有しても良く、第1の膜
の第1の貫通孔は、第2の膜の第2の貫通孔に対してオフセットしても良く、あ
るいは第1と第2の孔はお互いに対向して設置されても良い。
【0006】 水蒸気障壁は、水に対して不浸透性の第1の膜が、建物の部屋に面している一
方で、水蒸気が通過して拡散し得る第2の膜は建物構造に対して外側に面してい
るように、配置されても良いことが好ましい。本発明による蒸気障壁により、水
分は屋根又は壁構造又はこれとは別の同様な建物構造から、自由水の排出によっ
て及び既知の蒸気障壁のような毛細管作用による凝縮された水蒸気の除去によっ
てだけではなく更に拡散によって除去されても良い。これは、本発明による蒸気
障壁は、防熱材料により部分的あるいは全体的に充填され得る建物構造内の空洞
又は空間を乾燥するのに、任意の既知の蒸気障壁よりかなりより効率的であるこ
とを意味する。
【0007】 これとは別に本発明による水蒸気障壁は、水に対して不浸透性の第1の膜が建
物構造に対して外側に面している一方で水蒸気がそれを通り拡散しうる第2の膜
が建物の部屋に面しているように、逆に配置されても良い。
【0008】 第2の水不浸透性膜のように、やはり第1の膜は、環境の大気の相対湿度に依
存して変化する水蒸気拡散抵抗を有するタイプにより形成されても良い。本発明
による水蒸気障壁の現在の好適な実施の形態において、しかし第1の膜は水に対
して実質的に不浸透性であるだけではなく、水蒸気に対しても実質的に不浸透性
である。
【0009】 吸水性材料は例えば、第1と第2の膜間に形成される複数のポケット又は空間
内に配置されても良く、その各ポケット又は空間は、第2の膜内に形成された一
つ以上の該第2の孔と第1の膜内の一つ以上の該第1の孔を連結する。しかし第
1と第2の膜は、該吸水性材料の対向する側に接続することが好ましく、それは
中間層の形で形成されており、更に第1の膜の第1の貫通孔は、第2の膜の第2
の貫通孔に対してオフセットする。
【0010】 中間層を形成する吸水性材料の特性と、対向する第1と第2の膜内の隣接する
第1と第2の孔の間の最少間隔と、中間層の厚みとは、毛細管作用による第1か
ら第2の孔への水分の移動に対する必要な抵抗及び必要な排水効果を得るように
選定されても良い。好適には、吸水性材料の中間層の厚みは好適には、0.2−
1.5mmであるべきであることが分かった。
【0011】 好適な実施の形態において、第2の孔は、第1の孔よりも吸水性材料の表面の
実質的により大きな部分を覆うので、蒸気障壁は、第2の膜が固定される側から
より開いており、それにより蒸気又は水が、蒸気障壁の一方の側のより低い拡散
抵抗により、第2の膜から第1の膜への方向においてより容易に輸送されること
を提供しており、そしてそれにより蒸気障壁内の水又は蒸気のより調整された輸
送が得られる。これとは別に第1の貫通孔は、第2の貫通孔よりも吸水性材料の
表面の実質的により大きな部分を覆っても良いので、蒸気障壁は、第1の膜が固
定される側からより開いている。
【0012】 中間層は、多孔性の耐湿性材料等の、任意の適切な吸水性材料により形成され
ても良い。しかし中間層は、繊維質材料であることが好ましく、更に改良された
セルローズファイバ(繊維)又はプラスティックファイバ等の、例えば殺菌剤を
しみこませても良い、改良された天然又は人工のファイバを具備しても良い。好
適な実施の形態において中間層は、ポリプロピレン(polypropylen
e)及びアクリルファイバ等の、プラスティックファイバの混合物により形成さ
れる。ファイバは疎水性の(hydrophobic)芯及び疎水性の外面を有
しても良い。中間層の重さは50−100g/m2であることが好ましい。
【0013】 好適には、第1の膜は、もちろん水蒸気に対して全体的に不浸透性ではないが
、任意の湿気の条件において少なくとも10m空気柱に等しい蒸気拡散抵抗を示
すべきである。通常は、水蒸気に対して実質的に不浸透性であるはずと言われる
第1の膜の水蒸気拡散抵抗は、それに接する空気の任意の相対湿度において10
−100mの空気柱に等しいはずであるが、水蒸気拡散抵抗はまた、2000m
の空気柱に等しいか又は、例えば金属箔等の選ばれた材料に依存して更により高
いものであっても良い。第1の膜は、例えば吸水性材料の中間層の一方の側面に
液体状態の膜を噴霧することにより、その場所に形成可能である。しかし、第1
の膜は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン(poly−vi
nyliden−chloride)、アルミニウム薄板等の金属の被覆フィル
ム、アルミニウム、又はそれらの合金等の、プラスティック又は金属材料から作
られたフィルム又は箔であることが好ましい。現状の好適な実施の形態において
、第1の膜は、20−100g/m2、好適には30−80g/m2の重さを有す
るポリエチレンフィルムを具備する。第1の膜の厚みは10−200ミクロン(
μm)、例えば40−100μmであることが好ましい。
【0014】 第2の膜の水蒸気拡散抵抗は、20−50%の相対湿度で少なくとも2mの空
気柱に等しく、膜に接する空気の60−100%の相対湿度で1mの空気柱より
小さいことがことが好ましい。吸水性材料が湿っているか又は吸水性材料内の空
気が高い相対湿度を有する場合に、吸水性材料から第2の膜を介して建物の内部
空間又は部屋内への湿気の拡散に対する抵抗は低いことを、このことは意味する
。結局湿気は屋根又は壁構造の空洞又は空間から比較的迅速に除去されても良い
。しかし冬季において、外側を向く蒸気障壁の側の相対湿度が、建物内部の空気
の相対湿度より低い場合に、建物の内部空間又は部屋から屋根又は壁構造内への
水蒸気の拡散に対する抵抗は比較的高い。
【0015】 好適な実施の形態において、第2の膜の水蒸気拡散抵抗はより高くて、少なく
とも5m空気柱に等しくても良く、あるいは20−50%の相対湿度では、更に
より高く、60m空気柱まで等の高さであっても良い。更にその上第2の膜の水
蒸気拡散抵抗は、0.5mの空気柱より少ないものと同等であっても良く、更に
膜と接する空気の60−100%の相対湿度で約0.1m以下が好ましく、それ
により蒸気障壁の水分輸送能力は実質的に増大する。第2の膜の厚みは10−1
00μm、例えば10−60μmであることが好ましい。
【0016】 蒸気障壁の水蒸気拡散抵抗は、60−100%の相対湿度で少なくとも0.2
mの空気柱に等しいか又はより高くても良く、例えば20−50%の相対湿度で
は100mの空気柱まであっても良い。相対湿度が最大で99%である場合には
、蒸気障壁は拡散により湿気を乾燥し、蒸気拡散抵抗は、例えば夏期において、
相対湿度が100%に達する場合には、約0.05m空気柱まで低下するので、
相対湿度が100%である場合には、蒸気障壁は、毛細管作用により凝縮水蒸気
を除去し、自由水の排出により自由水を除去する。このことは、本発明による蒸
気障壁は、拡散、凝縮及び排水の両者により乾燥することが可能であるので、既
知の蒸気障壁より建物構造内の空洞又は空間を乾燥することにおいて、かなりよ
り効率的であることを意味する。
【0017】 反対に、冬季において、相対湿度が20−50%である場合に、蒸気障壁の蒸
気拡散抵抗は、100mの空気柱まであっても良く、蒸気障壁はその後部屋から
障壁を介して屋根又は壁構造内へ蒸気が拡散することを実質的に防止しても良く
、それによりそれは構造内への湿気の蓄積を防止する。
【0018】 第2の膜は少なくとも部分的に、それと接する空気の相対湿度に依存する水蒸
気拡散抵抗を有する任意の既知の材料、例えば上記の国際特許出願第WO96/
33321号に開示される材料、から製作されても良い。例として第2の膜は、
任意の以下の材料又はそれらの任意の組み合わせを具備しても良く、それらはポ
リアミド、エチレンビニル・アルコールコポリマー(ethylene−vin
yl alcohol−copolymer)、ポリビニルアルコール、ポリウ
レタン、たんぱく質誘導体(derivatives)、メチルセルロース、亜
麻仁油アルキド、セロハン及びボーングルー(bone glue)である。こ
れらの材料の幾つかは、吸水性材料の中間層に接着されるか又は積層されるフィ
ルムの形で適切に形成される。記述した別の材料は、例えば吸水性材料の中間層
の側面に液状で噴霧されるように適用されることにより、第2の膜内に形成され
ても良い。第2の膜は少なくとも部分的に、蒸気障壁の好適な水蒸気拡散抵抗を
得るように、蒸気障壁の全体表面積の約5−20%を構成することが好ましい。
【0019】 第1及び/又は第2の膜を吸水性材料の層に接着するための接着剤は、膜を生
成する際に、接着剤により膜を共に突き出すこと(coextruding)に
より膜上に形成されても良い。接着剤は、接着区域において水蒸気障壁の浸透性
を保持するために細孔(perforations)を有しても良い。
【0020】 本発明による蒸気障壁の好適な実施の形態は、第1及び/又は第2の膜の外側
面に接続しても良い吸水性材料の、水分分配外層を更に具備しても良い。この水
分分配層は、自由漏洩水又は凝縮蒸気を十分に吸収し分配しても良く、その後第
1と第2の膜の間に配置され且つ第1の膜に形成された孔で暴露される吸水性材
料までその水を輸送しても良い。吸水性材料のこの外側層は、例えば吸水性中間
層で使用されるものと同じタイプの、任意の適切なタイプであっても良い。従っ
て吸水性材料の外側層は、例えばプラスティックファイバの混合物を含んでも良
い繊維質のフェルト状の材料であっても良い。この外側層の厚みは、、例えば0
.5mmより薄く、好適には約0.1mmと、むしろ薄いことが好ましい。外側
層の重さは10−20g/m2であることが好ましい。
【0021】 第1及び/又は第2の膜は、蒸気障壁の全体の長さに沿って伸張する連続的な
層として形成されても良い。従って蒸気障壁は、より高い拡散抵抗を有する蒸気
障壁を得るように、連続的な層として形成される第1及び/又は第2の膜を具備
しても良い。第1及び/又は第2の膜は、連続的なフィルム又は箔であっても良
く、それには、円形、楕円形、三角形又は四角形等の、任意の適切な輪郭を有し
ても良い複数の孔が形成される。更にその上、第1と第2の膜の孔の全体の面積
は、異なっても良く、従って例えば第2の膜の孔の全体の面積は第1の膜の孔の
面積を超えても良い。
【0022】 第1及び/又は第2の膜の孔は、dm2(平方デシメートル)当たり200−
600の孔の間の近さ(closeness)を有する細孔を具備しても良い。
細孔は、膜の全体の面積の1−20%、例えば2−15%を構成することが好ま
しい。細孔は、膜内の好適なパターンで又は任意(ランダム)に設置されても良
い。細孔が円形孔を具備する場合には、孔の径は0.5−10mm間にあっても
良く、細孔は例えば孔をフレイムローリング(flame−rolling)す
ることにより、膜内に穴開け(パンチ)されるか又はロール(roll)されて
も良い。第1の膜の細孔は、第2の膜の細孔に対してオフセットしても良く、あ
るいは第1の膜の細孔は、第2の膜の細孔に対向して配置されても良い。
【0023】 好適な実施の形態において第1と第2の膜は、お互いに平行な、横方向に離間
する第1と第2のバンド又は帯それぞれにより形成されており、第1と第2の膜
の第1と第2の孔はそれぞれ、その後隣接する第1と第2のバンドそれぞれの間
に形成される。上記のように第1と第2の孔は、お互いに重ならないで、オフセ
ットしなければならない。第1と第2の孔は、第1と第2の膜にそれぞれ形成さ
れており、第1と第2の孔の間の最小の間隔は、第1の膜の第1の孔から第2の
膜の隣接する第2の孔までへの水の毛細管輸送に対する十分な抵抗を得るために
、約20mmであることが好ましい。更にその上、第1と第2のバンドは、上記
のように細孔により穴が開けられても良い。
【0024】 第1と第2の膜が第1と第2のバンドによりそれぞれ形成される場合に、各第
2のバンドは、隣接する第1のバンド間の対応する帯状の間隔の幅を超える幅を
有しても良いので、その第2のバンドは、第1の膜のその様な間隔に重なるだけ
ではなく、該隣接する第1のバンドの隣接するリム部にも重なる。その様な場合
に、隣接する第1のバンドのリム部の最大の横の重なりは100mmであっても
良い。しかしその最大の横の重なりは70mmであることがことが好ましい。
【0025】 好適な実施の形態において、本発明による蒸気障壁はウェッブ状の材料の長手
方向に伸張する平行なバンド形状又は帯状の孔を有するウェッブ状の材料の形で
ある。
【0026】 更なる実施の形態において蒸気障壁は、第1のバンドにより形成された第1の
膜と、蒸気障壁の全体の長さに沿って伸張する連続的層として形成される第2の
膜との組み合わせ、あるいはその逆、を具備しても良い。バンド及び連続的層は
、穴を開けられても良く、更にバンド内の細孔は、連続的層内の細孔に対してオ
フセットしても良く、及び/又は対向して配置されても良い。
【0027】 蒸気障壁は、最大で4MJ/m2である燃焼熱(heating value
)を有していて、それは耐火に関する規定に対応することが好ましい。
【0028】 一つ以上蒸気障壁の層は、改善された耐火特性を有する蒸気障壁を提供するよ
うに、ポリアミド/ナイロンを具備しても良い。燃焼するとナイロンは、消火効
果を有する窒素を生成する。
【0029】 その上更に、本発明による蒸気障壁は、改善された吸音特性を有することが分
っている。
【0030】 本発明はまた、上記のタイプの水蒸気障壁を製造する方法を提供しており、該
方法は吸水性繊維質材料の細長い層を形成することと、第1の水不浸透性膜材料
の複数の横に離間する平行な第1のバンドを吸水性材料の層の第1の側面に適用
することと、複数の横に離間する平行な第2のバンドを吸水性繊維質材料の層の
対向する第2の側面に適用することと、を具備しており、それらの少なくとも幾
つかは、水蒸気拡散抵抗を有するタイプからなる第2の水不浸透性膜材料からな
り、その水蒸気拡散抵抗はそれと接する空気の相対湿度に依存して変化しており
、各該第2のバンドは隣接する第1のバンド間の対応する空間の幅を超える幅を
有していて、更に該空間及び該隣接する第1のバンドの隣接するリム部に重なる
ように適用される。
【0031】 少なくとも幾つかの第1と第2のバンドは、吸水性繊維質材料の層の側面に接
着される箔又はフィルムであっても良い。第1のバンドは例えば、熱又は溶融に
より吸水性材料の層の熱可塑性繊維質に接続するポリエチレンのフィルム又は箔
であっても良い。少なくとも幾つかの第2のバンドは、接着剤により吸水性材料
の層に固定されて、離間した位置が適用されることが好ましい。このことは、該
第2のバンド及び吸水性材料の層間に適切なポリマ接着剤のネット状のバンドを
挿入することにより、及び例えば加熱により実質的に接着剤を作用させることに
より実施されても良い。 本発明は図面を参照してより以上に説明される。
【0032】 図1に示す屋根構造は、ラフタ(たる木)10(図1には1つだけ表示する)
とラフタ10の上側部に固定される板11の層とを備える木製フレームを具備す
る。ラフタ10と板11の層の間に形成された空間には、ミネラルウール(鉱さ
い綿)12等の防熱材料が充填される。板11の層は、屋根用フェルト13の外
層及び屋根用フェルトと板11の間に配置された水密のフィルム又は箔14によ
り覆われる。防熱材料又はミネラルウール12の内側は、本発明による水蒸気障
壁15により覆われており、蒸気障壁の内側は、ラス(板)17に固定された石
膏板16等の裏張り板により覆われる。図1に示す水蒸気障壁15の目的は、ラ
フタ10間に形成された空間内に収集された発生し得る水分を蒸気障壁15を介
して石膏板16の下の区画内に移動可能にすることである。水分は例えば、屋根
用フェルト13及び/又はフィルム14内の発生し得る漏れを通過した自由水で
あっても良く、あるいはそれは、凝縮された水蒸気又は高い相対湿度の空気であ
っても良い。
【0033】 冬季において、蒸気障壁15の蒸気拡散抵抗は、100m空気柱までであって
も良く、蒸気障壁はその後、湿気が部屋から蒸気障壁を介して屋根構造内へ拡散
することを実質的に防止しても良く、更にそれによりそれは屋根構造内の水分の
蓄積を防止する。
【0034】 図2から8は、水蒸気障壁の別の実施の形態を示しており、そこでは同じ部分
は同じ参照番号を有する。
【0035】 図2は、本発明による水蒸気障壁15の実施の形態をより詳細に図式的に図示
する。図2に示す水蒸気障壁15は、ポリプロピレンファイバ(繊維)とアクリ
ルファイバの混合物であっても良い繊維質材料等の、吸水性材料の中間薄層18
を具備する。層18の厚みは、例えば0.5−1mmであっても良い。ポリエチ
レンフィルムの第1の膜19は、中間繊維質層18の上面に固定される。第1の
膜19は、ポリエチレンフィルムの多数のお互いに平行なバンド20により形成
される。バンド又は帯20は、その間にバンド状又は帯状の孔21を形成するよ
うにお互いに横に離間する。第2の膜22は、例えばポリマ接着剤により中間層
18の下面に適用される。第2の膜22はまた、プラスティックフィルムの多数
の平行なバンド又は帯23により形成される。各これらのバンド又は帯は、孔2
1の1つに対向して配置されて、この孔だけではなく、バンド20の隣接するリ
ム部にも重なる。バンド又は帯23の少なくとも幾つかは、それに接する空気の
相対湿度に依存する水蒸気拡散抵抗を有するタイプのプラスティック材料から製
作される。従って少なくとも幾つかの帯23はポリアミドから製作されても良い
。更に帯又はバンド23は、その間にバンド状又は帯状の孔24を形成するよう
に、お互いに横に離間されており、図2と3に示すように、こられの孔は、第1
の膜19に形成される孔21に対して横にオフセットしている。第1の膜19の
対向する面は、例えば0.1mmとむしろ薄いことが好ましい繊維質の吸水性層
25により覆われる。
【0036】 上記で説明したように、湿気は屋根構造の空間から水蒸気障壁を介して建物の
内部の室に、種々な方法で通過しても良い。外側の吸水性層25と当接する自由
水は、第1の膜19の上面に沿って分配され、水が中間層18に当接し更に従っ
て吸収されても良い第1の膜の孔21まで通過する。矢印26により指示される
ように、水は排水又は毛細管作用により第2の膜22の孔24まで通過しても良
い。更にその上、屋根構造内更に結局第1の膜19の孔21における空気の相対
湿度が、石膏板16により形成される室内より高い限り、水蒸気は更に、図2で
矢印27により指示されるように、第2の膜22を通り拡散する。しかし屋根構
造内の空気の相対湿度が、建物の内部空間の空気の相対湿度以下に低下している
場合には、単に無視可能な量の湿気のみが屋根構造により区画される空間を通過
しても良いように、第2の膜の蒸気拡散抵抗は増加する。
【0037】 図4は、本発明による水蒸気障壁15の別の実施の形態を図式的に図示する。
図4の水蒸気障壁15は図2のものとは相違しており、図4では第1の膜19は
、中間層18の下面に固定されて、第2の膜22は中間層18の上面に固定され
ており、更に第1の膜19は蒸気障壁の全体長さに沿って伸張する連続的層とし
て形成される。第1の膜19は、第2の膜22の帯23に対向して配置される細
孔(perforations)28を具備する。
【0038】 図5は、水蒸気障壁15の別の実施の形態を図式的に図示する。図5の水蒸気
障壁15は図2のものとは相違しており、図5では第1の膜19は、中間層18
の下面に固定されて、第2の膜22は中間層18の上面に固定されており、更に
第1の膜19は多数の平行なバンド又は帯20により形成される。バンド又は帯
20は、その間にバンド状又は帯状の孔21を形成するように、お互いに横に離
間されており、孔21は孔24に対してオフセットする。
【0039】 図6は、水蒸気障壁15の別の実施の形態を図式的に図示する。この実施の形
態は図2のものとは相違しており、図6では第2の膜22は蒸気障壁の全体長さ
に沿って伸張する連続的層として形成される。第2の膜22は、第1の膜19の
帯20に対向して配置される細孔29を具備する。
【0040】 図7は、水蒸気障壁15の別の実施の形態を図式的に図示する。図7の水蒸気
障壁15は図2のものとは相違しており、図7では第1の膜19は、中間層18
の下面に固定されて、第2の膜22は中間層18の上面に固定されており、更に
第1及び第2の膜19、22は蒸気障壁の全体長さに沿って伸張する連続的層と
して形成される。第1の膜19は、第2の膜22の細孔29に対向して配置され
る細孔28を具備する。
【0041】 図8は、水蒸気障壁15の好適な実施の形態を図式的に図示する。図8の水蒸
気障壁15は図4のものとは相違しており、図8では図4の吸水性層25は取り
除かれており、第2の膜22は、蒸気障壁の上面部分のより小さな部分を構成し
、それによりより多くの蒸気開放障壁を獲得する。第1の膜19は、第2の膜の
帯23に対向して配置される細孔28を具備する。障壁のより多くの開口性(o
penness)は、第2の膜22から第1の膜19への方向における蒸気の輸
送が支配的であり、それにより蒸気障壁内の蒸気又は水のより調整された輸送が
得られることを可能にする。
【0042】 本発明による水蒸気障壁はまた、壁又は屋根構造等の、建物の別の部分に関連
して使用されても良いことが理解されるはずである。 本発明による水蒸気障壁は、毛細管作用だけではなく拡散によっても、水分を
外側から内側へ通過可能にしており、本発明による蒸気障壁は同様の既知の水蒸
気障壁よりかなりより効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による水蒸気障壁を具備する屋根構造の部分断面図である。
【図2】 図2は、本発明による水蒸気障壁の実施の形態の拡大された図式的断面図であ
る。
【図3】 図3は、本発明による巻き込まれたウェッブ状の水蒸気障壁の立体図である。
【図4】 図4は、本発明による水蒸気障壁の別の実施の形態の拡大された図式的断面図
である。
【図5】 図5は、本発明による水蒸気障壁の別の実施の形態の拡大された図式的断面図
である。
【図6】 図6は、本発明による水蒸気障壁の別の実施の形態の拡大された図式的断面図
である。
【図7】 図7は、本発明による水蒸気障壁の別の実施の形態の拡大された図式的断面図
である。
【図8】 図8は、本発明による水蒸気障壁の別の実施の形態の拡大された図式的断面図
である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月15日(2000.12.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2E001 DA04 DB01 DB05 EA08 FA16 GA07 GA18 GA22 GA23 GA28 GA32 GA59 HA03 HA31 HD11 LA04 4F100 AB01A AB33A AJ05C AJ06C AK01A AK04A AK21C AK46C AK51C AK69C AR00B BA03 BA07 BA10A BA10C DG01B DG20B DJ00A GB07 JA13A JB06B JD00C JD02 JD04 JD04A JD04B JD15B YY00A

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水蒸気障壁(15)において、この水蒸気障壁は、 そこに形成された複数の第1の貫通孔(21,28)を有する第1の水不浸透
    性膜(19)と、 第1の膜(19)に対向して配置される第2の水不浸透性膜(22)と、 第1と第2の膜(19,22)間に形成される一つ以上の空間内に配置された
    吸水性材料(18)とを具備しており、 該第2の膜(22)の少なくとも一部分が、水蒸気拡散抵抗を有するタイプの
    材料からなり、その水蒸気拡散抵抗がそれと接する空気の相対湿度に依存して変
    化し、従って蒸気拡散抵抗は、相対湿度が増大する時に減少し、更にその逆であ
    ることを特徴とする水蒸気障壁(15)。
  2. 【請求項2】 複数の第2の貫通孔(24,29)が、該第2の膜(22)
    に形成されており、更に 各該空間は該第1の孔(21,28)と第2の孔(24,29)を連結する 請求項1に記載の蒸気障壁。
  3. 【請求項3】 第1の貫通孔(21,28)は、該第2の貫通孔(24,2
    9)に対してオフセットする請求項2に記載の蒸気障壁。
  4. 【請求項4】 第1の膜(19)は、水蒸気に対して実質的に不浸透性であ
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  5. 【請求項5】 第1と第2の膜(19,22)は、中間層(18)の形であ
    る該吸水性材料の対向する側に接続する請求項1から4のいずれか一項に記載の
    蒸気障壁。
  6. 【請求項6】 第2の貫通孔(24,29)は、第1の貫通孔(21,28
    )より、吸水性材料の表面の実質的により大きな面積を覆っているか又はその逆
    であり、それにより第2の膜から第1の膜への方向での蒸気障壁内の蒸気の輸送
    が支配的であるか、又はその逆である請求項5に記載の蒸気障壁。
  7. 【請求項7】 吸水性材料の中間層(18)の厚みは0.2−1.5mmで
    ある請求項5又は6に記載の蒸気障壁。
  8. 【請求項8】 吸水性材料の中間層(18)は、疎水性繊維の芯を有する繊
    維を具備する繊維質プラスティック材料である請求項5から7のいずれか一項に
    記載の蒸気障壁。
  9. 【請求項9】 第1の膜(19)の水蒸気拡散抵抗は、それに接する空気の
    任意の相対湿度において10−100mの空気柱に等しい請求項1から8のいず
    れか一項に記載の蒸気障壁。
  10. 【請求項10】 第1の膜はフィルム又は箔(19)である請求項1から9
    のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  11. 【請求項11】 第1の膜(19)はプラスティック又は金属材料から製作
    される請求項1から10のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  12. 【請求項12】 第1の膜(19)はポリエチレン又はポリプロピレンから
    製作される請求項11に記載の蒸気障壁。
  13. 【請求項13】 第1の膜(19)は、20−100g/m2、好適には3
    0−80g/m2の重さを有するポリエチレンフィルムを具備する請求項12に
    記載の蒸気障壁。
  14. 【請求項14】 第2の膜(22)の水蒸気拡散抵抗は、20−50%の相
    対湿度で少なくとも2mの空気柱に等しく、膜に接する空気の相対湿度が60−
    100%で1mの空気柱より小さい請求項1から13のいずれか一項に記載の蒸
    気障壁。
  15. 【請求項15】 第2の膜(22)の水蒸気拡散抵抗は、20−50%の相
    対湿度では少なくとも5m空気柱に等しい請求項14に記載の蒸気障壁。
  16. 【請求項16】 第2の膜(22)の水蒸気拡散抵抗は、膜と接する空気の
    60−100%の相対湿度において、0.5mの空気柱より少ないものと同等で
    あって、更に好適には約0.1m以下である請求項14又は15に記載の蒸気障
    壁。
  17. 【請求項17】 第2の膜(2)の該少なくとも一部分は、ポリアミド、エ
    チレンビニル・アルコールコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、
    たんぱく質誘導体、メチルセルロース、セロハン、亜麻仁油アルキド及びボーン
    グルーから構成されるグループから選択される少なくとも一つの材料から製作さ
    れる請求項1から16のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  18. 【請求項18】 該第1の膜(19)又は第2の膜(22)の外側面に接続
    する吸水性材料の、水分分配外側層(25)を更に具備する請求項1から17の
    いずれか一項に記載の蒸気障壁。
  19. 【請求項19】 吸水性材料の外側層(25)は、繊維質のフェルト状の材
    料である請求項18に記載の蒸気障壁。
  20. 【請求項20】 吸水性材料の外側層(25)の厚みは、0.5mmより薄
    く、好適には約0.1mmである請求項19に記載の蒸気障壁。
  21. 【請求項21】 第1の膜(19)は、お互いに平行な、横方向に離間する
    第1のバンド(20)により形成されており、第1の貫通孔(21)は、隣接す
    る第1のバンド(20)の間に形成される請求項1から20のいずれか一項に記
    載の蒸気障壁。
  22. 【請求項22】 第2の膜(22)は、お互いに平行な、横方向に離間する
    第2のバンド(23)により形成されており、第2の貫通孔(24)は、隣接す
    る第2のバンド(23)の間に形成される請求項1から21のいずれか一項に記
    載の蒸気障壁。
  23. 【請求項23】 第1と第2の膜(19,22)にそれぞれ形成される第1
    と第2の孔(21,24)の間の最小の間隔は、約20mmである請求項2から
    22のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  24. 【請求項24】 各該第2のバンド(23)は、隣接する第1のバンド(2
    0)間の対応する間隔(21)の幅を超える幅を有しており、該間隔及び該隣接
    する第1のバンドの隣接するリム部に重なる請求項22に記載の蒸気障壁。
  25. 【請求項25】 隣接する第1のバンド(20)のリム部の最大の横の重な
    りは100mmである請求項24に記載の蒸気障壁。
  26. 【請求項26】 最大の横の重なりは70mmである請求項25に記載の蒸
    気障壁。
  27. 【請求項27】 蒸気障壁は、ウェッブ状の材料の長手方向に伸張する平行
    なバンド形状の孔(21,24)を有するウェッブ状の材料の形である請求項2
    1から26のいずれか一項に記載の蒸気障壁。
  28. 【請求項28】 水蒸気障壁を製造する方法において、該方法は、 吸水性繊維質材料(18)の細長い層を形成することと、 第1の水不浸透性膜材料の複数の横に離間する平行な第1のバンド(20)を
    吸水性繊維質材料(18)の層の第1の側面に適用することと、 複数の横に離間する平行な第2のバンド(23)を吸水性繊維質材料(18)
    の層の対向する第2の側面に適用することと、を具備しており、第2のバンド(
    23)の少なくとも幾つかは、水蒸気拡散抵抗を有するタイプからなる第2の膜
    材料からなり、その水蒸気拡散抵抗はそれと接する空気の相対湿度に依存して変
    化しており、 各該第2のバンド(23)は、隣接する第1のバンド(20)間の対応する空
    間(21)の幅を超える幅を有していて、更に該空間及び該隣接する第1のバン
    ドの隣接するリム部に重なるように適用される 水蒸気障壁を製造する方法。
  29. 【請求項29】 該第1の膜材料は水蒸気に対して実質的に不浸透性である
    請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 少なくとも幾つかの該第1と第2のバンド(20,23)
    は、吸水性繊維質材料(18)の層の側面に接着される箔又はフィルムである請
    求項28又は29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 第1のバンド(20)は、熱及び溶融により吸水性材料(
    18)の層の熱可塑性繊維に接続するポリエチレンのフィルム又は箔である請求
    項29又は30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 少なくとも幾つかの第2のバンド(23)は、接着剤によ
    り吸水性材料(18)の層に固定される請求項28から31のいずれか一項に記
    載の蒸気障壁。
  33. 【請求項33】 適切なポリマ接着剤のネット状のバンドが、該第2のバン
    ド(23)及び吸水性材料(18)の層間に挿入される請求項32に記載の方法
JP2000589794A 1998-12-21 1999-12-21 水蒸気障壁及びその製造方法 Pending JP2002533592A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DK199801698 1998-12-21
DKPA199801698 1998-12-21
PCT/DK1999/000724 WO2000037751A1 (en) 1998-12-21 1999-12-21 A water vapour barrier and a method of making the same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002533592A true JP2002533592A (ja) 2002-10-08

Family

ID=8107303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000589794A Pending JP2002533592A (ja) 1998-12-21 1999-12-21 水蒸気障壁及びその製造方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP1144774B1 (ja)
JP (1) JP2002533592A (ja)
AT (1) ATE281571T1 (ja)
AU (1) AU1773800A (ja)
CZ (1) CZ298483B6 (ja)
DE (1) DE69921692T2 (ja)
DK (1) DK1144774T3 (ja)
NO (1) NO20012861L (ja)
PL (1) PL349369A1 (ja)
WO (1) WO2000037751A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522500A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 スイス ビルディング コンポーネンツ アクチェンゲゼルシャフト 建物の内部を外部から隔てる壁
JP2019203910A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 タイガースポリマー株式会社 吸音構造体およびダクトの吸音構造

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6350539B1 (en) * 1999-10-25 2002-02-26 General Motors Corporation Composite gas distribution structure for fuel cell
DK1209298T3 (da) * 2000-11-22 2008-11-17 Icopal As Et laminat, især til anvendelse som undertagbeklædning
EP1296002A3 (en) 2001-09-24 2004-02-11 Icopal A/S A vapour barrier or underroof for buildings
FR2871822B1 (fr) 2004-06-17 2007-10-05 Icopal Sas Soc Par Actions Sim Isolant mince reflechissant pour sous-toiture
EP1669509B1 (de) * 2004-12-08 2008-03-19 Paul Bauder GmbH & Co. KG Dampfsperrbahn, insbesondere für Dachkonstruktionen
DE202004019654U1 (de) * 2004-12-14 2005-04-07 Orbita Film Gmbh Dampfbremsfolie
AT10699U1 (de) 2008-04-28 2009-08-15 Villas Austria Gmbh Unterlagsbahn zur herstellung der regensicherheit eines unterdachaufbaus
EP2522784A1 (en) 2011-05-09 2012-11-14 Icopal Danmark A/S A water impervious laminated membrane for use in buildings
DE202012101990U1 (de) 2012-05-23 2013-08-27 Tremco Illbruck Produktion Gmbh Dichtband
DE102012219988A1 (de) * 2012-10-31 2014-04-30 Saint-Gobain Isover G+H Ag Reversibel Wasser bindendes Mineralwolleprodukt
PL2759403T3 (pl) 2013-01-29 2016-12-30 Ukierunkowana paroizolacja wykazująca zmienność pod wpływem wilgotności
FR3118636A1 (fr) * 2021-01-07 2022-07-08 Saint-Gobain Isover Procédé d’amélioration de l’étanchéité à l’air de bâtiments utilisant une membrane à base de biopolymères
EP4274736A1 (fr) * 2021-01-07 2023-11-15 Saint-Gobain Isover Procédé d'amélioration de l'étanchéité à l'air de bâtiments utilisant une membrane à base de biopolymères
FR3121459A1 (fr) * 2021-04-06 2022-10-07 Saint-Gobain Isover Procédé d’amélioration de l’étanchéité à l’air de bâtiments utilisant une membrane à base de biopolymères
CN113524667B (zh) * 2021-05-31 2023-05-05 成都大学 一种多重仿生结构的水汽阻隔复合材料及其制备方法
FR3136491A1 (fr) * 2022-06-09 2023-12-15 Saint-Gobain Isover Procédé d’amélioration de l’étanchéité à l’air de bâtiments utilisant une membrane à base de biopolymères

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3046861C2 (de) * 1980-12-12 1986-01-30 Rütgerswerke AG, 6000 Frankfurt Dacheindeckungsbahn
DK152931C (da) * 1983-06-20 1993-01-11 Vik Consult Dampspaerre
JPS61202843A (ja) * 1985-03-06 1986-09-08 三菱瓦斯化学株式会社 通気性包装材料の製造方法
DE19514420C1 (de) * 1995-04-19 1997-03-06 Fraunhofer Ges Forschung Dampfbremse für den Einsatz zur Wärmedämmung von Gebäuden
DE29611626U1 (de) * 1996-07-04 1996-09-12 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V., 80636 München Barriere zur Behinderung von Luftkonvektion und Emission von Schadstoffen
DE69725602D1 (de) * 1996-12-06 2003-11-20 Icopal As Herlev Verfahren und membran zur erfassung von feuchtigkeit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522500A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 スイス ビルディング コンポーネンツ アクチェンゲゼルシャフト 建物の内部を外部から隔てる壁
JP2019203910A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 タイガースポリマー株式会社 吸音構造体およびダクトの吸音構造

Also Published As

Publication number Publication date
NO20012861D0 (no) 2001-06-08
DE69921692D1 (de) 2004-12-09
ATE281571T1 (de) 2004-11-15
EP1144774A1 (en) 2001-10-17
AU1773800A (en) 2000-07-12
DE69921692T2 (de) 2005-10-06
PL349369A1 (en) 2002-07-15
CZ298483B6 (cs) 2007-10-17
NO20012861L (no) 2001-08-20
WO2000037751A1 (en) 2000-06-29
CZ20012266A3 (cs) 2001-12-12
DK1144774T3 (da) 2005-01-31
EP1144774B1 (en) 2004-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002533592A (ja) 水蒸気障壁及びその製造方法
EP0148870B1 (en) Vapour barrier
CA1193533A (en) Insulation board
EP1706550B1 (en) Breathable waterproof laminate structure
US7921619B2 (en) Insulation batt having integral baffle vent
CA2451068A1 (en) Vapor permeable, liquid impermeable composite fabric and fabrication process
US20060078753A1 (en) Adaptable Protective Membrane
WO2001020088A2 (en) Metal building insulation assembly
US6026863A (en) Insulation system and a method of providing an insulation system on a pipe or a container ("insulation system")
DK1756379T3 (en) Thin reflective insulation to roof substrates
EP1296002A2 (en) A vapour barrier or underroof for buildings
NO780771L (no) Undertaksduk.
EP1209298A1 (en) A laminate, especially for use as underroofing
JP2006063715A (ja) 屋上断熱防水構造
WO1994019555A1 (en) Insulating batt
JPH0453987B2 (ja)
WO2019199264A1 (ru) Слоистая подложка для покрытий
JP2010514963A (ja) 湿式塗布されたファサードを有する外壁組立体に使用するための多層建築用ラップ
EP2069679B1 (en) Adhesive tape for sealing a joint in an insulation system, and method for sealing such a joint
FI95012B (fi) Eristysmateriaali, menetelmä sen valmistamiseksi ja valmistuksessa käytettävä laminaatti
WO2023170612A1 (en) Pliable insulation sheet
CA2611247C (en) Insulation batt having integral baffle vent
CA2472173C (en) Studded membrane with drainage
JPS62266B2 (ja)
JPS639720Y2 (ja)