JPS58218183A - 電歪式アクチユエ−タとその製造方法 - Google Patents
電歪式アクチユエ−タとその製造方法Info
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- JPS58218183A JPS58218183A JP57100750A JP10075082A JPS58218183A JP S58218183 A JPS58218183 A JP S58218183A JP 57100750 A JP57100750 A JP 57100750A JP 10075082 A JP10075082 A JP 10075082A JP S58218183 A JPS58218183 A JP S58218183A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
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- H10N30/80—Constructional details
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えばポンプに設けられ、圧電素子の電歪効
果を利用して動作するように構成された電歪式アクチュ
エータに関するものである。
果を利用して動作するように構成された電歪式アクチュ
エータに関するものである。
この種のアクチュエータは、両面に電極を有する強誘電
セラミックの薄板を多数枚積層して構成され、稼動時に
はその両面に数百ボルトの電圧が印加されて膨脹する。
セラミックの薄板を多数枚積層して構成され、稼動時に
はその両面に数百ボルトの電圧が印加されて膨脹する。
しかしてこの電圧印加時に、このアクチュエータに放電
が発生すると、膨脹を起こさなくなり、ポンプ作用等の
本来の作動を果たせなくなる。
が発生すると、膨脹を起こさなくなり、ポンプ作用等の
本来の作動を果たせなくなる。
この放電として第1に、アクチュエータとこれを収容す
るケーシングとの間に起きるものがある。
るケーシングとの間に起きるものがある。
これは薄板に設けられた各電極層のうち、いずれかのも
のとケーシングとの間の空隙を介して発生するものであ
る。また第2に、これら薄板の電極層間に放電を起こす
ことがある。
のとケーシングとの間の空隙を介して発生するものであ
る。また第2に、これら薄板の電極層間に放電を起こす
ことがある。
本発明は以上の問題点を解決すべくなされたもので、本
発明の第1の発明は、ケーシングとの間の放電のおそれ
を除去するアクチュエータを提供するものである。この
アクチュエータは、薄板状に形成されるとともに多数板
積層された圧電素子の間に、電極層が介挿され、これら
圧電素子と電極層の積層体には軸方向に貫通孔が穿設さ
れており、この貫通孔に第1電極部材が設けられる一方
、該積層体の外周部に第2電極部材が取付けられ、上記
電極層はいずれかの電極部材に導通可能であり、少なく
とも1つが第1電極部材に、少なくとも1つが第2電極
部材にそれぞれ接触することを特徴としている。
発明の第1の発明は、ケーシングとの間の放電のおそれ
を除去するアクチュエータを提供するものである。この
アクチュエータは、薄板状に形成されるとともに多数板
積層された圧電素子の間に、電極層が介挿され、これら
圧電素子と電極層の積層体には軸方向に貫通孔が穿設さ
れており、この貫通孔に第1電極部材が設けられる一方
、該積層体の外周部に第2電極部材が取付けられ、上記
電極層はいずれかの電極部材に導通可能であり、少なく
とも1つが第1電極部材に、少なくとも1つが第2電極
部材にそれぞれ接触することを特徴としている。
また本発明の第2の発明は、ケーシングとの間の放電の
おそれを除去することに加え、各電極間の放電を起こす
ことのないアクチュエータを提供するもので、上記第1
の発明の構成に加え、圧電素子と電極層との積層体が、
圧縮して焼結されて成ることを特徴としている。
おそれを除去することに加え、各電極間の放電を起こす
ことのないアクチュエータを提供するもので、上記第1
の発明の構成に加え、圧電素子と電極層との積層体が、
圧縮して焼結されて成ることを特徴としている。
さらに本発明の第3の発明は、上記電歪式アクチュエー
タの製造方法を提供するもので、環状薄板の圧電素子と
、この圧電素子の内孔もしくは外周縁側にはみ出す環状
の電極層とをそれぞれ成形し、これら圧電素子と電極層
とを交互に積層重合した後、これらを積層方向に圧縮し
つつ焼結し、積層体の内孔および外周面にそれぞれ第1
および第2電極部材を設けることを特徴としている。
タの製造方法を提供するもので、環状薄板の圧電素子と
、この圧電素子の内孔もしくは外周縁側にはみ出す環状
の電極層とをそれぞれ成形し、これら圧電素子と電極層
とを交互に積層重合した後、これらを積層方向に圧縮し
つつ焼結し、積層体の内孔および外周面にそれぞれ第1
および第2電極部材を設けることを特徴としている。
以下図示実施例により本発明を説明する。第1図は本発
明に係るアクチュエータをポンプに適用した例を示すも
ので、誘電体セラミックから成るアクチュエータ1は、
皿ばね2、ピストン3とともに、ケーシング4のシリン
ダ孔5内に収容される。ピストン3はシリンダ孔5内に
摺動自在に支持されており、その下方に形成されたポン
プ室6内の皿ばね2により常時上方へ附勢され、アクチ
ュエータ1に当接する。ピストン3は、アクチュエータ
1が膨脹すると皿はね2に抗して下降し、ポンプ室6内
の容積を減少させ、逆にアクチュエータ1が収縮すると
皿ばね2の弾発力により上昇してポンプ室6内の容積を
増大させる。すなわち、これによりポンプ作用を行ない
、吸入ボート7から逆止弁8を介して吸入した流体を、
吐出ボート9から吐出する。なお、ピストン3の外周に
はシール部材10が嵌着され、ポンプ室6内の流体(例
えば燃料油)がアクチェエータ1側へ漏洩しないように
なっている。
明に係るアクチュエータをポンプに適用した例を示すも
ので、誘電体セラミックから成るアクチュエータ1は、
皿ばね2、ピストン3とともに、ケーシング4のシリン
ダ孔5内に収容される。ピストン3はシリンダ孔5内に
摺動自在に支持されており、その下方に形成されたポン
プ室6内の皿ばね2により常時上方へ附勢され、アクチ
ュエータ1に当接する。ピストン3は、アクチュエータ
1が膨脹すると皿はね2に抗して下降し、ポンプ室6内
の容積を減少させ、逆にアクチュエータ1が収縮すると
皿ばね2の弾発力により上昇してポンプ室6内の容積を
増大させる。すなわち、これによりポンプ作用を行ない
、吸入ボート7から逆止弁8を介して吸入した流体を、
吐出ボート9から吐出する。なお、ピストン3の外周に
はシール部材10が嵌着され、ポンプ室6内の流体(例
えば燃料油)がアクチェエータ1側へ漏洩しないように
なっている。
アクチュエータ1は後述するように圧電素子であるセラ
ミック薄板11を多数枚積層して形成されるので、シリ
ンダ孔5と略同径の円柱状を呈し、その軸心部には貫通
孔12が形成される。この貫通孔12の表面には第1電
極面13を形成すべくNiメッキが施され、また、アク
チュエータ1の上端面14、下端面15および外周面1
6には、第2電極面17を形成すべくNiメッキが施さ
れる。第2電極面17は、上端面14、外周面16、下
端面15において連続しているが、貫通孔12の上下端
縁部18、19において、1〜2mmの幅の環状の隙間
をもって第1電極面13と離隔する。
ミック薄板11を多数枚積層して形成されるので、シリ
ンダ孔5と略同径の円柱状を呈し、その軸心部には貫通
孔12が形成される。この貫通孔12の表面には第1電
極面13を形成すべくNiメッキが施され、また、アク
チュエータ1の上端面14、下端面15および外周面1
6には、第2電極面17を形成すべくNiメッキが施さ
れる。第2電極面17は、上端面14、外周面16、下
端面15において連続しているが、貫通孔12の上下端
縁部18、19において、1〜2mmの幅の環状の隙間
をもって第1電極面13と離隔する。
アクチュエータ1は、上述したように、下端面15は常
時ピストン3と当接するが、上端面14はキャップ20
の内面に常時当接する。このキャップ20はケーシング
4に螺合されてこの上部開口を閉塞するもので、その中
心部には孔21が穿設される。上記貫通孔12に嵌合さ
れた正電極端子22は、この孔21から外部へ突出し、
ゴム製のグロメット23を介してキャップ20に固定さ
れる。正電極端子22は銅もしくはアルミニウムの成形
品であり、ケーシング4内へ収容される部分が円筒部2
3となっており、この円筒部23にはスリットが形成さ
れて半径方向の弾性を有し、したがって貫通孔12に形
成された第1電極面13に対して常時密着するようにな
っている。一方、正電極端子22のキャップ20からの
突出部24は中実棒であり、電気配線に供される。また
キャップ20の縁部には負電極端子25が溶接され、こ
れも電気配線に供される。
時ピストン3と当接するが、上端面14はキャップ20
の内面に常時当接する。このキャップ20はケーシング
4に螺合されてこの上部開口を閉塞するもので、その中
心部には孔21が穿設される。上記貫通孔12に嵌合さ
れた正電極端子22は、この孔21から外部へ突出し、
ゴム製のグロメット23を介してキャップ20に固定さ
れる。正電極端子22は銅もしくはアルミニウムの成形
品であり、ケーシング4内へ収容される部分が円筒部2
3となっており、この円筒部23にはスリットが形成さ
れて半径方向の弾性を有し、したがって貫通孔12に形
成された第1電極面13に対して常時密着するようにな
っている。一方、正電極端子22のキャップ20からの
突出部24は中実棒であり、電気配線に供される。また
キャップ20の縁部には負電極端子25が溶接され、こ
れも電気配線に供される。
さてアクチュエータ1は、第2図に示すような円環状の
薄板26、27を多数積層することにより成形されるも
のである。これらの薄板26、27は略同形であり、共
に、片面にPt電極剤28、29が塗布されている。薄
板26のPt電極剤28は内孔30側にはみ出すととも
に外縁部31には塗布されておらず、また薄板27のP
t電極剤29は外周面32側にはみ出すとともに内縁部
33には塗布されていない。これら薄板26、27は交
互に重合され、例えば薄板27が最下部に設けられ、薄
板28が上から2番目、Pt電極剤を全く塗布しないも
のが最上部に載置される。これらの薄板26、27は、
例えば約100枚積み重ねられ、軸方向に圧縮されつつ
焼結されて一体成形される。
薄板26、27を多数積層することにより成形されるも
のである。これらの薄板26、27は略同形であり、共
に、片面にPt電極剤28、29が塗布されている。薄
板26のPt電極剤28は内孔30側にはみ出すととも
に外縁部31には塗布されておらず、また薄板27のP
t電極剤29は外周面32側にはみ出すとともに内縁部
33には塗布されていない。これら薄板26、27は交
互に重合され、例えば薄板27が最下部に設けられ、薄
板28が上から2番目、Pt電極剤を全く塗布しないも
のが最上部に載置される。これらの薄板26、27は、
例えば約100枚積み重ねられ、軸方向に圧縮されつつ
焼結されて一体成形される。
この積層一体形のセラミックに、上記第1および第2電
極面13、17が施されたものがアクチュエータ1であ
る。
極面13、17が施されたものがアクチュエータ1であ
る。
次にこのアクチュエータ1の製造方法について説明する
。まず、PbO,ZrO2、Ti02の微粉末が混合さ
れ、PVA(ポリビニルアルコール)等の接着剤によっ
て粘土状にされた後、0.1〜0.5mm厚さの薄板に
成形され、この薄板から円環状の薄板が多数打抜かれる
。円環状の薄板の片面にPtペーストが電極剤として塗
布される。PtペーストはPtの微粉末番高密度に有機
溶媒に混合させたものであり、市販されている。
。まず、PbO,ZrO2、Ti02の微粉末が混合さ
れ、PVA(ポリビニルアルコール)等の接着剤によっ
て粘土状にされた後、0.1〜0.5mm厚さの薄板に
成形され、この薄板から円環状の薄板が多数打抜かれる
。円環状の薄板の片面にPtペーストが電極剤として塗
布される。PtペーストはPtの微粉末番高密度に有機
溶媒に混合させたものであり、市販されている。
薄板26に塗布されるPt電極剤28は、内孔30の上
縁部に1〜2mmだけはみ出し、また外縁部31には1
〜2mm幅の環状の塗り残しが形成される。一方、薄板
27に塗布されるPt電極剤29は、外周面32の上縁
部に1〜2mmだけはみ出し、また内縁部33には1〜
2mm幅の環状の塗り残しが形成される。
縁部に1〜2mmだけはみ出し、また外縁部31には1
〜2mm幅の環状の塗り残しが形成される。一方、薄板
27に塗布されるPt電極剤29は、外周面32の上縁
部に1〜2mmだけはみ出し、また内縁部33には1〜
2mm幅の環状の塗り残しが形成される。
薄板27を最下部に置き、その上に薄板26、さらにそ
の上に薄板27を載置し、以下同様に、薄板26、27
を交互に載置する。そして上から2番目に薄板26を載
せた後、その上には全くPt電極剤が塗布されていない
薄板を載置する。しかして軸方向に圧縮力を作用させな
がら、約200℃で加熱密着させた後約1200℃で焼
成すると積層一体形のセラミックが得られ、この焼成時
、上記接着剤として添加されたPVAは蒸発して薄板2
6、27内から消失する。次いで、この積層体の外面に
Niメッキを施し、貫通孔12内に第1電極面13を、
上端面14、外周面16および下端面15に第2電極面
17を形成する。
の上に薄板27を載置し、以下同様に、薄板26、27
を交互に載置する。そして上から2番目に薄板26を載
せた後、その上には全くPt電極剤が塗布されていない
薄板を載置する。しかして軸方向に圧縮力を作用させな
がら、約200℃で加熱密着させた後約1200℃で焼
成すると積層一体形のセラミックが得られ、この焼成時
、上記接着剤として添加されたPVAは蒸発して薄板2
6、27内から消失する。次いで、この積層体の外面に
Niメッキを施し、貫通孔12内に第1電極面13を、
上端面14、外周面16および下端面15に第2電極面
17を形成する。
上記構成を有するアクチュエータ1を備えたポンプは、
次のように動作して吸入ボート7から吸入した流体を吐
出ボート9から吐出する。
次のように動作して吸入ボート7から吸入した流体を吐
出ボート9から吐出する。
すなわち、正電極端子22と負電極端子25との間に約
500Vの電圧を印加すると、アクチュエータ1の内部
において、隣り合う薄板26、27のPt電極剤28、
29内に500Vの電圧が印加されることとなり、この
間に約0.5μの伸長を起こす。
500Vの電圧を印加すると、アクチュエータ1の内部
において、隣り合う薄板26、27のPt電極剤28、
29内に500Vの電圧が印加されることとなり、この
間に約0.5μの伸長を起こす。
本実施例のアクチュエータ1は100枚の薄板26、2
7を重合させて成るので、このアクチュエータ1全体と
して、軸方向に約50μ膨脹する。したがって、ピスト
ン3は皿ばね2に抗して下降し、ポンプ室6の容積を減
少させてこの内部の流体を吐出ボート9より吐出する。
7を重合させて成るので、このアクチュエータ1全体と
して、軸方向に約50μ膨脹する。したがって、ピスト
ン3は皿ばね2に抗して下降し、ポンプ室6の容積を減
少させてこの内部の流体を吐出ボート9より吐出する。
次に上記電圧を解除すると、アクチュエータ1は元の長
さに復元するので、ピストン3は皿ばね2の弾発力によ
シ上方へ押戻され、ポンプ室6内には吸入ボート7を介
して外部の流体が吸入される。以上の動作を繰返し、ポ
ンプ作用が行なわれる。
さに復元するので、ピストン3は皿ばね2の弾発力によ
シ上方へ押戻され、ポンプ室6内には吸入ボート7を介
して外部の流体が吸入される。以上の動作を繰返し、ポ
ンプ作用が行なわれる。
このポンプ作用において、アクチュエータ1に電圧を印
加する際、このアクチュエータ1の外表面は、常にケー
シング4あるいはキャップ20と接触するので、この外
表面の電位はケーシング4等の電位と等しく、したがっ
てアクチュエータ1とケーシング4との間に放電を起こ
すことがない。
加する際、このアクチュエータ1の外表面は、常にケー
シング4あるいはキャップ20と接触するので、この外
表面の電位はケーシング4等の電位と等しく、したがっ
てアクチュエータ1とケーシング4との間に放電を起こ
すことがない。
また、各薄板間には隙間がないので、これらの薄板のP
t電極間に放電を起こすおそれもない。更に、成形前の
薄板に、厚みのむら、あるいは反りがあっても、焼成の
際に均一な密度に形成されるので、力を加えることによ
り破損することがない。
t電極間に放電を起こすおそれもない。更に、成形前の
薄板に、厚みのむら、あるいは反りがあっても、焼成の
際に均一な密度に形成されるので、力を加えることによ
り破損することがない。
なお、セラミック薄板11の材料は、従来公知の誘電体
セラミックであれば何でもよく、例えばBaTiO3等
を用いることもできる。
セラミックであれば何でもよく、例えばBaTiO3等
を用いることもできる。
また、アクチュエータ1の形状は断面外形が多角形のも
のでもよく、一方、貫通孔12の形状も多角形孔であっ
てもよく、さらに貫通孔12はアクチュエータ1の軸心
部になくてもよい。
のでもよく、一方、貫通孔12の形状も多角形孔であっ
てもよく、さらに貫通孔12はアクチュエータ1の軸心
部になくてもよい。
上記実施例では、アクチュエータ1を焼結して成形して
いるが、単に積層するものであってもよく、この場合、
第1および第2電極面13、17に代え、円筒状の電極
部材を積層体およびその貫通孔に嵌合すればよい。
いるが、単に積層するものであってもよく、この場合、
第1および第2電極面13、17に代え、円筒状の電極
部材を積層体およびその貫通孔に嵌合すればよい。
以上のように本発明によれば、動作中に放電することが
なく、常に確実に作動することのできる電歪式アクチュ
エータを得ることができる。
なく、常に確実に作動することのできる電歪式アクチュ
エータを得ることができる。
第1図は本発明に係る電歪式アクチュエータを適用した
ポンプを示す断面図、第2図は薄板状の圧電素子を示す
断面図である。 1・・・アクチュエータ 11、26、27・・・薄板
12・・・貫通孔 13・・・第1電極部材17・・・
第2電極部材 28、29・・・Pt電極剤特許出願人 株式会社 日本自動車部品総合研究所 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 中 山 恭 介 弁理士 山 口 昭 之
ポンプを示す断面図、第2図は薄板状の圧電素子を示す
断面図である。 1・・・アクチュエータ 11、26、27・・・薄板
12・・・貫通孔 13・・・第1電極部材17・・・
第2電極部材 28、29・・・Pt電極剤特許出願人 株式会社 日本自動車部品総合研究所 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 中 山 恭 介 弁理士 山 口 昭 之
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、薄板状に形成され多数枚積層されるとともに、それ
ぞれの間に電極層が介挿され、かつ、積層方向に貫通孔
が穿設された圧電素子と、上記貫通孔に設けられた第1
電極部材と、上記積層され圧電素子の外周面に設けられ
た第2電極部材とを備え、上記各電極層は、いずれかの
電極部材に導通可能であり、少なくとも1つが上記第1
電極部材に、少なくとも1つが上記第2電極部材に、そ
れぞれ接触することを特徴とする電歪式アクチュエータ
。 2、薄板状に形成され多数枚積層されるとともに、それ
ぞれの間に電極層が介挿され、かつ、積層方向に貫通孔
が穿設され、該電極層とともに一体的に圧縮焼結された
圧電素子と、上記貫通孔に設けられた第1電極部材と、
上記積層された圧電素子の外周面に設けられた第2電極
部材とを備え、上記各電極層は、いずれかの電極部材に
導通可能であり、少なくとも1つが上記第1電極部材に
、少なくとも1つが上記第2電極部材にそれぞれ接触す
ることを特徴とする電歪式アクチュエータ。 3、環状薄板の圧電素子と、この圧電素子の内孔もしく
は外周縁側にはみ出す環状の電極層とをそれぞれ成形し
、これら圧電素子と電極層とを交互に積層重合した後、
これらを積層方向に圧縮して密着させてから焼結し、積
層体の内孔および外周面にそれぞれ第1および第2電極
部材を設けることを特徴とする電歪式アクチュエータの
製造方法。 4、焼結前の圧電素子は接着剤を含有し、この接着剤は
焼結工程において蒸発して該圧電素子から消失すること
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電歪式アクチ
ュエータの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57100750A JPS58218183A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 電歪式アクチユエ−タとその製造方法 |
US06/504,304 US4471256A (en) | 1982-06-14 | 1983-06-14 | Piezoelectric actuator, and valve apparatus having actuator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57100750A JPS58218183A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 電歪式アクチユエ−タとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58218183A true JPS58218183A (ja) | 1983-12-19 |
Family
ID=14282200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57100750A Pending JPS58218183A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 電歪式アクチユエ−タとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58218183A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1982
- 1982-06-14 JP JP57100750A patent/JPS58218183A/ja active Pending
Cited By (14)
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