JPS5821565B2 - 透水性レジンコンクリ−ト成形体の製造方法 - Google Patents

透水性レジンコンクリ−ト成形体の製造方法

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Publication number
JPS5821565B2
JPS5821565B2 JP1611576A JP1611576A JPS5821565B2 JP S5821565 B2 JPS5821565 B2 JP S5821565B2 JP 1611576 A JP1611576 A JP 1611576A JP 1611576 A JP1611576 A JP 1611576A JP S5821565 B2 JPS5821565 B2 JP S5821565B2
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JP
Japan
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resin
mold
air
aggregates
molded body
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Expired
Application number
JP1611576A
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English (en)
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JPS5298775A (en
Inventor
森本尚夫
谷崎真三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPS5821565B2 publication Critical patent/JPS5821565B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透水性レジンコンクリート成形体の製造方法に
関するものである。
従来、集水管、護岸用柵板等を通水性に形成した土木用
レジンコンクリート成形体は公知であり、例えば特開昭
50−31607号公報には、粗骨材を樹脂で集結した
樹脂コンクリートを以って所定形状に一体成形され、か
つ粗骨材である砂利がその表面を包む添加樹脂の薄膜体
で相互に空隙を介して接着集成されてなるものが記載さ
れている。
しかしながら、この透水性レジンコンクリート成形体は
砂利の如き粗骨材の接着点を樹脂で接着したものである
から、通水路は良好に形成されるが、粗骨材同志の接触
はほとんど点接触に近いもので成形体中における砂利同
志の接着がきわめて弱く、外力特に衝撃力や曲げ応力を
受けると破損しやすく、又骨材間の接着面が小さいため
水との接触により樹脂が加水分解等を起して成形体の表
面から骨材の粒子が離脱するなどの欠点があった。
一方、レジンコンクリート成形体において、粗骨材と細
骨材とを混合した骨材を使用して、粗骨材同志の間に形
成される間隙を細骨材で埋めるようにすれば、その強度
が向上することが知られているが、粗骨材と細骨材とを
混合すると粗骨材間の間隙に細骨材及び樹脂が入りこみ
粗骨材同志の間隙により形成される通水路が閉塞されて
、透水性の悪いものとなる欠点があった。
本発明は、上述の欠点を解消し、透水性と強度にすぐれ
たレジンコンクリート成形体を得んとしてなされたもの
で、その要旨は、粗骨材と細骨材と硬化性液状樹脂との
混合物を成形用型に入れて硬化せしめるに当り、成形用
型の一方側から他方側に向けて空気を流通せしめて骨材
間に間隙を形成した状態で硬化せしめることを特徴とす
る透水性レジンコンクリート成形体の製造方法に存する
しかして本発明において、骨材としては無機質あるいは
有機質の中実または中空の粒状物が使用されるが、粗骨
材としては砕石、砂利等が、また細骨材としては川砂、
砕砂等が好適である。
普通の土木用に使用する透水性レジンコンクリートの場
合であれば、粗骨材は3〜8朋程度の大きさのものがよ
い。
また細骨材は、粗骨材同志が接触して形成する間隙に嵌
り込む程度の大きさのものがよく、普通、粗骨材の大き
さの約1/10程度のものを使用すればよい。
又、硬化性液状樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂
であり、硬化剤、硬化促進剤、触媒等が必要に応じて混
合される。
また、この樹脂には粉末充填剤、補強剤、顔料−を混合
することもできる。
そして、本発明においては、これらの粗骨材と細骨材と
硬化性液状樹脂とを混合し、混合物を成形用型に入れて
硬化せしめるのであるが、硬化せしめるに当り、空気を
流通せしめて骨材間に間隙を形成するものである。
次に本発明の一例を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す断面図である。
1は成形用型で、側壁11と底板12とからなる。
底板12は通気性を有するものであればよく、例えば多
孔板であっても、金網であってもよいが、孔の大きさは
粗骨材の太きさより小さくする。
2は空気吸引管、3は空気圧送管で、成形用型1の底板
12側に空気吸引管2が設けられ、上側に空気圧送管3
が設けられている。
そして、本発明においては、先ず、粗骨材と細骨材と硬
化性液状樹脂とを、粗骨材及び細骨材の表面に樹脂の薄
膜が形成される程度の割合で混合した混合物Aを成形用
型1に入れて均らす。
次いで、空気吸引管2より空気を吸引して混合物λの粗
骨材と粗骨材又は粗骨材と細骨材の間の間隙を通して空
気を流通せしめ、この間隙が樹脂で閉塞するのを防止し
た状態で混合物Aを硬化せしめる。
このとき空気を流通せしめるには、空気吸引管2より空
気を吸引しても、空気圧送管3より圧力空気を圧送して
もまた両者を併用してもよい。
また、空気を流通せしめる時期は、樹脂が硬化したとき
に間隙が形成されていればよいので、全硬化時間にわた
って連続して空気を流通せしめてもよく、また樹脂の硬
化が進んで最早や間隙が閉塞されないようになるまで空
気を流通せしめ、その後は止めてもよい。
又、成形用型1に入れた混合物Aの骨材同志を密に充填
配置するために成形用型1の混合物Aに加圧型にて圧力
を加えたり、又成形用型1を振動させる等の手段をとる
こともできる。
また、樹脂の硬化を促進するために加熱してもよい。
このようにして硬化したレジンコンクリート成形体は、
成形用型内で、一方に空気を流通せしめて骨材間に間隙
が形成されているので、空気の流通方向例えば厚さ方向
には間隙がたくさん形成されて通水性)が保たれるが、
厚さ方向と直角方向の骨材間の接触面においては空気の
流通が少ないので、間隙が形成されることがなく、骨材
同志が樹脂によって面接着されて接着強度が向上したも
のとなる。
本発明の透水性レジンコンクリート成形体の製造方法は
上述の通りであり、粗骨材と細骨材と硬化性液状樹脂と
の混合物を成形用型内で硬化せしめるに当り、成形用型
の一方側から他方側に向けて空気を流通せしめて骨材間
に間隙を形成した状態で硬化せしめるので、細骨材を混
ぜたことによる透水のだめの間隙が閉塞されることなく
良好な透水性を有するものが得られ、しかも、細骨材が
粗骨材の間隙に嵌り込むことになって、粗骨材間の接着
が細骨材を介しても行なわれることになり、外力に対し
て強度が向上すると共に接着点が多くなるため接着樹脂
の劣化による骨材の離脱も防止できるものとなっている
したがって、路岸壁、山留櫃、透水矢板、舗道板、敷石
等の用途に好適に使用されるものが得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施態様の一例を示す断面図である。 1:成形用型、11:側壁、12:底板、2:空気吸引
管、3:空気圧送管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粗骨材と細骨材と硬化性液状樹脂との混合物を成形
    用型に入れて硬化せしめるに当り、成形用型の一方側か
    ら他方側に向けて空気を流通せしめて骨材間に間隙を形
    成した状態で硬化せしめることを特徴とする透水性レジ
    ンコンクリート成形体の製造方法。 2 成形用型の底面より減圧吸引して混合物中に空気を
    流通せしめながら硬化させる特許請求の範囲第1項記載
    の製造方法。 3 空気を流通せしめるに先立って成形用型内で混合物
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP1611576A 1976-02-16 1976-02-16 透水性レジンコンクリ−ト成形体の製造方法 Expired JPS5821565B2 (ja)

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JPS5298775A JPS5298775A (en) 1977-08-18
JPS5821565B2 true JPS5821565B2 (ja) 1983-05-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6326581U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22
JPS6326583U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22
JPS6326582U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6326581U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22
JPS6326583U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22
JPS6326582U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22

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