JPS58215497A - 水洗トイレツト用清浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水洗トイレ便器の陶磁器表面に付着するケイ
酸スケールおよび排泄物等に起因する汚れを防止する組
成物に関する。

陶磁器類の水洗便器の水溜り部の界面や水洗水が流入す
る部分に見られる黒色ないし褐色を帯びた汚れは、非常
に頑固な汚れであり、強酸、強アルカリ、漂白剤などの
強烈な化学物質を用いても除去することが困難であった
。これは水洗便器に限られず、微量成分を含有する水道
水などを使用水（供給水）とする場合であって、この便
用水が水貯蔵器あるいは受水器などの陶磁器またはガラ
ス表面と、繰り返し接触、乾燥されるような状況におい
て共通して起こる現象であった。

本発明者らは、この汚れについて鋭意検討した結果、そ
の主原因が水道水のような使用水中に含まれるケイ酸で
おり、ケイ酸スケールトシて強固に陶磁器表面に付着し
たものであることを見出した。

また、水洗トイレ便器内には糞便および尿の負荷があり
、溜シ水の界面等にこれら排泄物に基因する汚れも付着
する。

本発明はケイ酸スケールおよび排泄物等に基因する汚れ
付着防止効果を有する組成物を提供することを目的とす
る、 すなわち、本発明の水洗トイレット用清浄剤組成物は、
（、）カチオン界面活性剤０．０５〜２０重８％、（ｂ
）＆リオキシエチレンアルキルエーテル型またはイリオ
キシエチレンアルキルフエエルエーテル型ノニオン界面
活性剤１．０〜５０重′＠チおよび（ｃ）一般式Ｉ ＲＯ（ｏ■＋、ｏｎｏ　）ｎａ／　　　　　　（１）（
式中、ＲおよびＲ′は水素または炭素数１〜４のアルキ
ル基を表わし、Ｘは水素またはメチル基を表わし、ｎは
１〜３の整数を表わす。）で示される化合物の１種また
は２種以上の混合物０．Ｏ１〜５重ｉ％を含むことを特
徴とする。

（、）成分であるカチオン界面活性剤の中で好ましいの
け炭素数１２〜２２のアルキル基を１〜３有する第４級
アンモニウム塩型カチオン界面活性剤であり、特には以
下の一般式（ＩＴ）〜（１）で示されるものである、。

（式中、Ｒ８は炭素数１２〜２２のアルキル基であり、
Ｘは塩素、臭素などのハ ロケン、メチルサルフェート、エチル サルフェートを表わす。） （式中、Ｒ８およびＲ，は炭素数１２〜２０のアルキル
基である。） （式中、”４　＊　ａ、および馬は炭素数１２〜１８の
アルキル基であ乙。） （式中、Ｒ７は炭素数１２〜２２のアルキル基である。

上記カチオン界面活性剤の具体例としては以下のものが
例示できる。

（１）ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド（
２）ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド（３
）シミリスチルジメチルアンモニウムクロライド（４）
ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロライド（
５）セチルジエチルメチルアンモニウムクロライド（６
）シミリスチルジメチルアンモニウムメチルサルフェー
ト　５− （ｂ）　成分であるポリオキシエチレンアルキルフｘ　
＝　／ｌ／　ｘ　−ｆルＷ　４　Ｌ　＜　ｕ　、ｔ？　
ＩＪオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン界面活
性剤の中で好ましいのは一般式Ｍで表わされるものであ
る。

Ｒｓ　（’）　（Ｏｘ　Ｈ４０）　ｎ　Ｈ（Ｍ）（式中
、電は炭素数８〜１８のアルキル基またはアルキル基の
炭素数が６〜 １２のアルキルフェニル基ｅ［ワＬ、 ｎは６〜１５の整数を表わす。） この中でも特に好ましいのは、ｕ、が炭素数８〜１４の
アルキル基またはアルキル基の炭素数が６〜１２のアル
キルフェニル基であって、ｎが７〜１２のものである。

上記ノニオン界面活性剤の具体例としては以下のものが
例示できる。ここで、■は、［リオキシエチレンの平均
付加モル数を表わす。

（１）ポリオキシエチレン（ｐ＝８　）ラウリルエーテ
ル（２）ポリオキシエチレン（＋）＝１０１ノニルフェ
ニルエーテル（３）ポリオキシエチレン（ｐ＝１２）オ
クチルエーテル　６− （４）ホリオキシエチレン（ｐ＝７）オクチルフェニル
エーテル（ｃ）成分は下記一般式Ｉで示される化合物で
ある。

ＲＯ（ＯＨ，ＯＨＯ）ｎ　ａ／　　　　　　（１）（式
中、ＲおよびＲ′は水素または炭素数１〜４のアルキル
基を表わし、Ｘは水 素またはメチル基を表わし、ｎは１〜 ３の整数を表わす。） この化合物の具体例としては、 ＋ｌ）ジエチレングリコールモノエチルエーテル＋２）
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル（３）トリ
プロピレンダリコール （４）ジプロピレングリコール などが例示でき、これらを単独であるいは２種以上併用
して用いることができる。

本発明の組成物は上記（、）　、　（ｂ）および（ｃ）
成分をそれぞれ００５〜２０重量％、１．０〜５０］ｉ
量係および０．０１〜５重ｆｔ％含むが、所望により爽
やかさを賦与するための青色１号などの着色剤、防臭、
芳香用としての香料さらにはキレート剤、殺菌剤、安定
化剤、増量剤などを添加することができる。まンそ、本
発明の組成物は通常液状組成物の形をとり、溶媒は一般
に水であり、所望により、エタノール、イソプロピルア
ルコール等の水溶性有機溶媒を使用することができる。

本発明組成物による防汚機構は次のように考えられる。

カチオン界面活性剤が水中に添加されると、これが陶磁
器あるいはガラス表面に吸着し、陶磁器（ガラス）表面
を疎水性にするため、水面と陶磁器（ガラス）表面にお
ける接触角が大きくカシ、界面よりの水分蒸発が抑制さ
れ、界面すなわち陶磁器表面に汚れが付着しにくくなる
。。

このような効果を生じせしめるためには、水中にカチオ
ン界面活性剤を０．０５〜２０　ｐｐｍ含有させるのが
適当であり、好ましくは０．１〜２ｐｐｍである。との
量が０．０５　ｐｐｍ未満ではカチオン界面活性剤の吸
着面積が少なく効果が十分ではなく、また、２０　ｐｐ
ｍを越えると多分子吸着となり陶磁器表面は再び親水性
となって十分な効果が得られない、４ しかしながら、カチオン界面活性剤単独では、使用を繰
り返するにつれてカチオン界面活性剤が蓄積されて再び
陶磁器表面が親水性とカリ、ケイ酸スケールの付着防止
効果が低下してしまう。ところが、ノニオン界面活性剤
が共存すると、この低下を抑えケイ酸スケールの付着防
止効果を継続して保持することができる。なお、ノニオ
ン界面活性剤の寄与機構の詳細は不明である。使用水中
のノニオン界面活性剤濃度が１〜５０　ｐｐｍ、好まし
くは３〜１０ｐｐｍとなるように本発明組成物を添加す
るのが適当である。

１　ｐｐｍに満たないとノニオン界面活性剤の十分な添
加効果が得られず、また、５０　ｐｐｍを越えると界面
でノニオン界面活性剤自体が濃縮されて付着するので好
ましくない。

このように１カチオンおよびノニオン界面活　９− 性剤を併用することにより、水洗トイレットの便器ある
いは水洗水槽々とのスケール付着を防止することができ
るが排泄物に起因する汚れの防止、特に有機物の付着に
対しては効果が少ない。（Ｃ）成分であるエチレングリ
コール又はプロピレングリコール誘導体は、この様な有
機物の付着、特に尿に基因する尿垢汚れの付着を有効に
防止し、（、）および（ｂ）成分と相俟って水洗トイレ
ットの汚れを効果的に防止する。

（ｃ）　成分であるエチレングリコール又はゾロピレン
グリコール誘導体の使用水中の濃度は０．０５〜５　ｐ
ｐｍが適当であり、好ましくは０１〜５ｐｐｍである。

この濃度が０．０５　ｐｐｍ未満では十分な効果が得ら
れず、また、５　ｐｐｍを越えても効果は変わらず経済
的でない。

そこで使用に際しては、本発明組成物は各成分が上記濃
度範囲となるように適宜希釈して使用されるが、本発明
組成物は（ａ）　、　（ｂ）および（ｃ）成分をそれぞ
れ０．０５〜２０重ｉＩｋチ、１．０〜５０重菫チおよ
び０．０１〜５重皺チ含むので、たと１０− えは適当な容器に入れ使用水中に一定量放出するように
するなどして容易に清浄効果を得ることができる。また
、液性、取扱いやすさ、経済性の観点からも優れたもの
である。

以上の説明および後の実施例からも明らかなように、本
発明の水洗トイレット用組成物によれば、水洗トイレッ
トにおけるスケールの付着および排泄物々どに基因する
有機物汚れを有効に防止できる。

実施例１ 表−１に示した各組成物を１００００倍に水道水で希釈
して試験を行々い、結果を表−ＩＫ示した。

（１）ケイ酸スケールの付着 試験槽の中にタイルを立てて入れ、この中に１時間ごと
に前記水道水をタイルが完全に水沈しないように加え、
タイルと水面との界面に形成されるケイ酸スケールの状
態を次の基準で求めた。

○：ケイ酸スケールが付着しない。

×：ケイ酸スケールが付着する。

′（２）　　排泄物などに基因する汚れケイ酸スケール
を予め付着させたタイルを用、採取後１２〜４８時間放
置し九人銀および糞便を、前記組成物の１００００倍希
釈水道水に５％になるように添加し、ケイ酸スケールの
付着した部分に着色物質が付着するか否かを、２４時間
室内放置後、タイル表面に水道水を１０秒間流したのち
、次の基準で調べた。

Ｏ：付着しない Ｘ：付着する （以下余白） 実施例２ 実際の家庭の水洗トイレ妊て本発明品の効果を調査した
ところ表−２に示すように汚れ付着防止効果に関して明
らかに効果が認められた。

調査は１５家庭にて１ケ月間行ない、各組成物が２０．
０００倍に希釈される容器を用いて行々った。

表−２ １４− ６４３−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　　（ａ）カチオン界面活性剤０．０５〜２０重［
   ｑ６、（ｂ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル型ま
   たけポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル型ノ
   ニオン界面活性剤１．０〜５０重量。 襲および（ｃ）一般式Ｉ ａｏ（ｏｎ、ｏｎｏ）ｎ＊　　　　　（１）（式中、几
   およびＲ′は水素または炭素数１〜４のアルキル基を表
   わし、Ｘは水素またはメチル基を表わし、ｎは１〜３の
   整数を表わす。） で示される化合物の１種または２種以上の混合物０．０
   １〜５重量俤を含むことを特徴とする水洗トイレット用
   清浄剤組成物。