JPS5821524Y2 - アツリヨクシキオスイロカソウ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力式汚水沢過槽の改良に関する。

従来の圧力式汚水沢過槽は、通常、第１図に示すように
構成されており、同図にかいて、Ｔは濾過槽本体、１は
該濾過槽本体Ｔの側壁上部の適所を流体密に貫通して装
着された被処理水導入兼逆洗圧力水の排出管路で、同管
路１の一端はｐ過水ポンプおよび逆洗圧力水の排出口に
接続され、また、その他端の濾過槽本体Ｔ内延出端部は
、該本体Ｔの中心上部に釦いて上方に向って開口してお
り該開口部は漏斗状に形成され、かつ本体Ｔの頂壁に近
接して開口している。

４はｒ過槽本体Ｔの底部にその水平断面の全面に亘り図
示の如く配設された多数の集散水ストレーナで、それら
ストレーナ４上に装着された支持層３を介して濾過層２
が図示の如く支持されている。

５は濾過槽本体Ｔの底壁中央に図示の如く装着されたｒ
過水排出兼逆洗用圧力空気むよび圧力水供給管路で、同
管路５は図示せざるｐ過水排出口と圧力空気源（プロワ
−）および圧力水源（給水ポンプ）に接続されている。

な釦図中９は濾過槽本体Ｔの頂壁に図示の如く装着され
た自動吸排気弁である。

従来の圧力式汚水濾過槽は、一般に上記のように構成さ
れており、図示せざるｐ過水ポンプより管路１を介して
濾過槽本体Ｔ内に圧入された二次処理水は該管路１の漏
斗状開口より噴出し頂壁に衝突して下降し、濾過層２で
沢過されて三次処理水となり、支持層３、集散水ストレ
ーナ４を経て管路５から外部に排出される。

そして一定時間濾過を続けると、濾過層２に不純物であ
る固形物の膜ができて濾過が不能となるため該濾過層２
の逆洗工程に入る。

すなわち沢過水ポンプの作動を停止したのち、管路５に
接続された圧力空気源から圧力空気を沢過槽本体Ｔ内に
圧入する。

そうすると該圧力空気は集散水ストレーナ４のスリット
から噴出して支持層３と濾過層２を空気撹拌する。

この空気撹拌作用で沢過層２にできた固形物の膜は該沢
過層２から分離される。

ついで管路５から圧力空気の供給に代えて圧力水を供給
すると、上記のようにしてｆ過層２から分離された固形
物の膜は、該圧力水とともに濾過槽本体Ｔ内を上昇し、
管路１の漏斗状開口を介して外部へ排出され逆洗工程を
終える。

上記従来の圧力式汚水濾過槽では、沢過層２の逆洗工程
時に逆洗用圧力空気および圧力水が各集散水ストレーナ
４の全体に均一に入らず、従って該各ストレーナ４から
噴出する圧力空気および圧力水が不均一に支持層３釦よ
び濾過層２に圧入されるため、濾過層２の逆洗作用が均
一とならず、そのため十分な逆洗作用が行なわれず、ひ
いては沢過工程中の１過能力が低下するという欠点があ
った。

本考案は上記従来のものの欠点を解消し、ｒ過工程時に
十分なｒ過能力を発揮することのできる圧力式汚水濾過
槽を提供することを目的として提案されたもので、ｒ過
槽本体Ｔの頂壁内のほぼ中央近傍に向って開口する被処
理水導入兼逆洗用圧力水排出管路１、該濾過槽本体Ｔの
底壁中央に開口するｆ過水排出兼逆洗用圧力水供給管路
５′、上記濾過槽本体Ｔの底部に該本体Ｔの水平断面の
ほぼ全面に亘りほぼ均一に分布配設され、下部円筒側壁
の適所に空気孔４’ｂをもつ多数の集散水ストレーナ４
′、それらストレーナ４′の上部に配設された支持層３
、同支持層３によって支持された濾過層２、濾過槽本体
Ｔの底部適所に配設された逆洗用圧力空気供給管７、ｐ
過槽本体Ｔの底部に設けられたｐ床１０内に多数列等間
隔毎に併設され、また上記逆洗用圧力空気供給管７に連
通され、かつ上記各集散水ストレーナイの下部円筒側壁
に設けられた空気孔４’ｂと連通する逆洗用圧力空気人
口枝管８、上記ｐ過水排出兼逆洗用圧力水供給管５′と
連通され、かつ上記集散水ストレーナ４′の下部円筒底
の開口部と連通し、上記各逆洗用圧力空気入口枝管８の
下面に連設された沢過水出ロ兼逆洗用圧力水入口枝管６
を具備することを特徴とする圧力式汚水濾過槽に係るも
のである。

以下第２図乃至第４図に示す実施例により本考案につき
具体的に説明する。

それらの図で１は被処理水導入兼逆洗用圧力水の排出管
路、２は濾過層、３は支持層、４′は集散水ストレーナ
、５′は濾過水排出兼逆洗用圧力水供給管路、９は自動
吸排気弁、Ｔは１過槽本体で、それら各部材の構成、作
用釦よび相互の関連構造は各集散水ストレーナ４′およ
び管路５′の構成、作用を除いては上記従来のものとほ
ぼ同様である。

（均等部分には同一符号を付しである。

）１０はＰａ槽本体Ｔの底部に図示の如く形成されたＦ
床で 同沢床１０はたとえばコンク’Ｊ −トで上面が
平らな水平面に形成され、またその上面は上記濾過水排
出兼逆洗用圧力水供給管路５′に連通孔１０ａを介して
連通されている。

６は該ｐ床１０の上面に近く、第３図に示す如くその全
面に亘りＰ床１０内に多数列等間隔毎に併設された濾過
水出口兼逆洗用圧力水入口枝管で、同枝管６は第４図に
示すように、はぼ正方形の横断面形状を有しその底壁は
ｆ床１０に埋め込まれた支持板６ａで支持され、また該
枝管６は該支持板６ａの連通孔６ｂを介してｒ床１０に
設けられた集水溝１０ｂを介し上記連通孔１０ａに連通
されている８はそれらｒ過水出ロ兼逆洗用圧力水入ロ枝
管６上に第４図に示す如く配設された逆洗用圧力空気入
口枝管で同枝管８の横断面形状も枝管６とほぼ同じに形
成される。

８ａはそれら逆洗用圧力空気人口枝管８上に溶接固定さ
れた板状部材で、同板状部材８ａの上面はｒ床１０の上
面とほぼ面一となるように上記枝管６，８および板状部
材８ａは配設される。

そして本考案では、該板状部材８ａに各集散水ストレー
ナ４′はその筒状脚部４’ａがねじ込まれて固定され、
またその脚部４’ａ下端開口は上告テ過水出ロ兼逆洗用
圧力水入ロ枝管６内に開口しており、また該筒状脚部４
’ａに設けられた空気孔４’ｂにより逆洗用圧力空気入
口枝管８内に連通している。

７は第２図および第３図に示す如く支持層３内に配設さ
れた逆洗用圧力空気供給管路で、同管路７の一端は濾過
槽本体Ｔの側壁を流体密に貫通して外部に延出しており
、該延出端部は図示せざる圧力空気源（プロワ−）に接
続され、またその他端は閉じられている。

また該管路７は下方に突設された多数の分岐管を介して
上記各逆洗用圧力空気入口枝管８に接続されている。

（第２図参照）そして逆洗用圧力空気供給管Ｉから各分
岐管を介して各枝管８内に圧入された圧力空気は上記各
集散水ストレーナ４′の空気孔４’ｂにより平均に送気
されて各集散水ストレーナ４′のスリットから支持層３
内に噴出されるようになっている。

またｐ過水排出兼逆洗用圧力水供給管路５′から連通孔
１０ａを介して各ｒ過水出ロ兼逆洗用圧力水入ロ枝管６
内に圧入された圧力水は、各集散水ストレーナ４′の筒
状脚部４’ａ内を経てそのスリットから支持層３内に噴
出するようになっている。

本考案の圧力式汚水沢過槽は上記のように構成されてお
り、濾過水ポンプにより管路１を介してｒ過槽本体Ｔ内
に圧入された被処理水（二次処理水）は、従来同様に沢
過槽２で１過されたのち、各集散水ストレーナ４′、濾
過水出口兼逆洗用圧力水入口枝管６、連通孔１０ａを経
てｒ過水排出兼圧力水供給管路５′から槽外に排出され
るが、濾過層２の逆洗工程時の逆洗作用は、つぎに述べ
るように従来のものと相違する。

すなわち濾過層２の逆洗を行なうに当っては、まず圧力
空気源から逆洗用圧力空気供給管７の各分岐管を介して
各逆洗用圧力空気入口枝管８内に圧力空気を圧入する。

そうすると該圧力空気は空気孔４’ｂを経て各集散水ス
トレーナ４′のスリットから支持層３内に噴出し、さら
に濾過層２に達して攪拌作用を行ない該濾過層２に付着
した固形物の膜を沢過層２から分離する。

この場合本考案では、逆洗用圧力空気管７を介して各逆
洗用圧力空気入口枝管８内に圧入された逆洗用圧力空気
は各枝管８から各集散水ストレーナ４′に均一に圧入さ
れそれらストレーナ４′の空気孔４’ｂを経て各集散水
ストレーナ４′のスリットから支持層３および濾過層２
内に均一に噴出し、濾過層２に付着した固形の不純物は
一様に分離される。

また、圧力空気は自動吸排気弁９を経て外部に排出され
る。

また逆洗用圧力水も各濾過水出口兼逆洗用圧力水入口枝
管６を介して各集散水ストレーナ４′に均一に圧入され
るため各集散水ストレーナ４′のスリットから支持層３
卦よび沢過層２内に均一に噴出し、上記のようにして圧
力空気によって沢過層２から分離された固形不純物を、
一様にｒ過槽本体Ｔ内を上昇させる。

そのため沢過層２の逆洗作用は、その全面に亘って均一
に行なわれる。

本考案の圧力式汚水ｐ過槽は、上記のような構成、作用
を具有するものであるから、本考案によれば沢過層２の
逆洗用圧力空気および圧力水による逆洗工程時に、上記
のような集散水ストレーナ４′と、濾過水出口兼逆洗用
圧力水入口枝管６および逆洗用圧力空気人口枝管８の関
係配置に基づき沢過層２はその全面に亘りむらなく均一
に逆洗作用を受は十分に逆洗されるため、ｒ過工程時に
おいて十分な１過能力を発揮できるばかりでなく、逆洗
用圧力空気は、逆洗用圧力空気入口枝管、各集散水スト
レーナ４′の空気孔４’ｂを経て該ストレーナ４′のス
リットから一様に噴出し、また逆洗用圧力水は、沢過水
出ロ兼逆洗用圧力水入口枝管６、集散水ストレーナ４′
のスリットを経て均一に噴出し、圧力水の空気圧と圧力
空気の空気圧とが互いに影響し合うおそれがないため、
均一な空気洗浄と水洗浄による逆洗が可能となるという
実用的効果を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のものの概略説明縦断面図、第２図乃至第
４図は本考案の一実施例の概略説明図で、第２図は縦断
面図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４図は第２
図のｒＶ−ＩＶ線断面図である。 第２図乃至第４図において、１・・・・・・被処理水導
入兼逆洗用圧力水排出管路、２・・・・・・濾過層、３
・・・・・・支持層、４′・・・・・・集散水ストレー
ナ、５′・・・・・・ｒ過水排出管路兼逆洗用圧力水供
給管路、６・・・・・・濾過水出口兼逆洗用圧力水入口
枝管、Ｉ・・・・・・逆洗用圧力空気供給管路、８・・
・・・・逆洗用圧力空気入口枝管、Ｔ・・・・・・１過
槽本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ｆ過槽本体Ｔの頂壁内のほぼ中央近傍に向って開口する
   被処理水導入兼逆洗用圧力水排出管路１、該濾過槽本体
   Ｔの底壁中央に開口する沢過水排出兼逆洗用圧力水供給
   管路５′、上記濾過槽本体Ｔの底部に該本体Ｔの水平断
   面のほぼ全面に亘りほぼ均一に分布配設され、下部円筒
   側壁の適所に空気孔４ｂをもつ多数の集散水ストレーナ
   ４′、それらストレーナ４′の上部に配設された支持層
   ３、同支持層３によって支持された濾過層２、濾過槽本
   体Ｔの底部適所に配設された逆洗用圧力空気供給管７、
   濾過槽本体Ｔの底部に設けられたＰ床１０内に多数列等
   間隔毎に併設され、また上記逆洗用圧力空気供給管γに
   連通され、かつ上記各集散水ストレーナ４′の下部円筒
   側壁に設けられた空気孔４’ｂと連通する逆洗用圧力空
   気入口枝管８、上記沢過水排出兼逆洗用圧力水供給管５
   ′と連通され、かつ上記集散水ストレーナ４の下部円筒
   底の開口部と連通し、上記各逆洗用圧力空気供給管８の
   下面に連設されたｒ過水出口兼逆洗用圧力水入口枝管６
   を具備することを特徴とする圧力式汚水沢過槽。