JPS582133Y2 - 回転電機のグリ−ス排出装置 - Google Patents
回転電機のグリ−ス排出装置Info
- Publication number
- JPS582133Y2 JPS582133Y2 JP13236476U JP13236476U JPS582133Y2 JP S582133 Y2 JPS582133 Y2 JP S582133Y2 JP 13236476 U JP13236476 U JP 13236476U JP 13236476 U JP13236476 U JP 13236476U JP S582133 Y2 JPS582133 Y2 JP S582133Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- receiver
- discharge port
- hole
- discharge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は回転電機にオープンタイプの軸受を使用する
場合に必要となるグリース排出装置に関するものである
。
場合に必要となるグリース排出装置に関するものである
。
従来、回転電機の排出装置としては、第1図のように軸
受1の側部に設けられ軸2とともに回転する排油ランナ
3の遠心力を利用して、古いグリースをブラケット4に
固定されかつ外方に長く延在された排油パイプ5から排
出させていた。
受1の側部に設けられ軸2とともに回転する排油ランナ
3の遠心力を利用して、古いグリースをブラケット4に
固定されかつ外方に長く延在された排油パイプ5から排
出させていた。
この方法は排油パイプ5が長く延在されているため排油
を取出しやすいが、逆にその排油パイプ5が邪魔となる
ことが多く、シたがって第2図のように排油パイプ5部
分を太く短くするものもあった。
を取出しやすいが、逆にその排油パイプ5が邪魔となる
ことが多く、シたがって第2図のように排油パイプ5部
分を太く短くするものもあった。
しかしこの場合には、ベルト車6が干渉し運転中プラグ
7の取外しが困難となる欠点があった。
7の取外しが困難となる欠点があった。
また、ブラケットに設けられたグリース排出口下方に着
脱自在のグリース受皿を設けてグリースを収容する場合
においても、グリース排出口とグリース受皿との間にグ
リースがつながって、グリース受皿を引き出す際、引き
離されたグリースが排出口より長く尾を引いて、機体を
汚損することとなるので、グリース受皿にさらにグリー
ス排出口と受皿の間につながるグリースを切断するため
の新たな可動機構を設ける必要があった。
脱自在のグリース受皿を設けてグリースを収容する場合
においても、グリース排出口とグリース受皿との間にグ
リースがつながって、グリース受皿を引き出す際、引き
離されたグリースが排出口より長く尾を引いて、機体を
汚損することとなるので、グリース受皿にさらにグリー
ス排出口と受皿の間につながるグリースを切断するため
の新たな可動機構を設ける必要があった。
この考案はかかる欠点を除去しようとするもので、排油
ランナを必要とせず、運転中でも容易にグリース排出を
行なえ、しかも、グリースを切断するための新たな可動
機構を設けることなく、グリースを収容したグリース受
けを引き出すだけで、機内を汚損することなくグリース
を排出できる回転電機のグリース排出装置を提供するも
のである。
ランナを必要とせず、運転中でも容易にグリース排出を
行なえ、しかも、グリースを切断するための新たな可動
機構を設けることなく、グリースを収容したグリース受
けを引き出すだけで、機内を汚損することなくグリース
を排出できる回転電機のグリース排出装置を提供するも
のである。
以下にこの考案の一実施例を第3図から第5図に基づい
て説明する。
て説明する。
8は軸2に装着された軸受1、ブラケット4、軸箱カバ
ー9とで構成された軸受部であり、ブラケット4と軸箱
カバー9はグリースの漏出を防ぐように軸2との間に細
い間隙22を設けである。
ー9とで構成された軸受部であり、ブラケット4と軸箱
カバー9はグリースの漏出を防ぐように軸2との間に細
い間隙22を設けである。
10は上記軸受1上端部のブラケット4に設けられたグ
リースの注入口、11は上記軸受1下端に設けられたグ
リース排出口、12はこのグリース排出口と連通し、上
記ブラケット4に設けられた断面円形の貫通穴であり、
管長lとグリース受けの直径dとの関係がl/d>1に
なるように設定する。
リースの注入口、11は上記軸受1下端に設けられたグ
リース排出口、12はこのグリース排出口と連通し、上
記ブラケット4に設けられた断面円形の貫通穴であり、
管長lとグリース受けの直径dとの関係がl/d>1に
なるように設定する。
13は上記グリース排出口11より排出されるグリース
を収容補集する筒状のグリース受けで、上記貫通穴12
に機外より着脱自在に挿入保持されている。
を収容補集する筒状のグリース受けで、上記貫通穴12
に機外より着脱自在に挿入保持されている。
次にこのグリース受け13を第5図に基づいて詳細に説
明すると、14は上記グリース受け13の基体15前端
に設けられた挿入引出し用の把持部、16は上記グリー
ス受け13を挿入保持した際、上記グリース排出口11
に対向した位置に設けられた切欠き状のグリース受口で
、上記グリース受け13の中途に位置する。
明すると、14は上記グリース受け13の基体15前端
に設けられた挿入引出し用の把持部、16は上記グリー
ス受け13を挿入保持した際、上記グリース排出口11
に対向した位置に設けられた切欠き状のグリース受口で
、上記グリース受け13の中途に位置する。
17は上記基体15の位置に周回して設けられた保持用
溝で、この保持用溝にC形スプリング18(またはO形
スプリング)が挿入固定され、上記グリース受け13を
上記貫通穴12に挿入した時に、上記貫通穴12に設け
られた溝19と嵌合して上記グリース受け13の挿入状
態を保持する。
溝で、この保持用溝にC形スプリング18(またはO形
スプリング)が挿入固定され、上記グリース受け13を
上記貫通穴12に挿入した時に、上記貫通穴12に設け
られた溝19と嵌合して上記グリース受け13の挿入状
態を保持する。
20は上記グリース受口16の一側端をなし、上記グリ
ース受け13の後方部に設けられた上記基体15外径と
同じまたは近似径の端蓋を兼ねた壁部で、上記グリース
受け13を上記貫通穴12から引出す時、上記グリース
排出口11端面を接触するようにして移動する。
ース受け13の後方部に設けられた上記基体15外径と
同じまたは近似径の端蓋を兼ねた壁部で、上記グリース
受け13を上記貫通穴12から引出す時、上記グリース
排出口11端面を接触するようにして移動する。
そのため、上記グリース排出口16の端面は上記端蓋2
0と接触するようこの実症例においては弧状をなしてい
る。
0と接触するようこの実症例においては弧状をなしてい
る。
上記の様に構成された回転電機のグリース排出装置にお
いては、グリースの使用劣化のため新しいグリースを注
入口10から補給すると、古いグリースは給油圧力また
は自重により軸箱カバー9側から軸受1を通過し、第3
図矢印で示したようにグリース排出口11からグリース
受口16を通りグリース受け13に収容される。
いては、グリースの使用劣化のため新しいグリースを注
入口10から補給すると、古いグリースは給油圧力また
は自重により軸箱カバー9側から軸受1を通過し、第3
図矢印で示したようにグリース排出口11からグリース
受口16を通りグリース受け13に収容される。
この際、古いグリースは第3図で示したように垂直に最
短距離を移動すれば良く、更にグリース排出口11部分
においては断面積を容易に大きくとれるので、グリース
移動時の抵抗は最小に押え得る。
短距離を移動すれば良く、更にグリース排出口11部分
においては断面積を容易に大きくとれるので、グリース
移動時の抵抗は最小に押え得る。
次に、グリース受け13に収容したグリースを機外に排
出するには把持部14を持ってグリース受け13を引き
出せばよい。
出するには把持部14を持ってグリース受け13を引き
出せばよい。
この時、壁部つまり端蓋20はグリース排出口を接触す
るように移動し、グリ−ス受口 つながるグリースを切断する。
るように移動し、グリ−ス受口 つながるグリースを切断する。
なお、グリース受け13を貫通穴12に挿入する際、グ
リース排出口11の端縁にグリースが付着している場合
もあるので、第5図に示すようにグリース受け13先端
に収容部21を設け、付着したグリースを壁部つまり端
蓋20の作用により収容部21に収容してもよい。
リース排出口11の端縁にグリースが付着している場合
もあるので、第5図に示すようにグリース受け13先端
に収容部21を設け、付着したグリースを壁部つまり端
蓋20の作用により収容部21に収容してもよい。
また、グリース受け13は断面円形であるが円形に限る
ものではない。
ものではない。
また、グリース受け13を必要に応じて上下逆にして挿
入すれば、グリース排出口11が無くなったと同じ状態
となり、グリースの出口がなくなるので、運転中の振動
などでグリースが自然落下する心配もなく、したがって
グリース不足による潤滑不良という事態を避けることが
可能となる。
入すれば、グリース排出口11が無くなったと同じ状態
となり、グリースの出口がなくなるので、運転中の振動
などでグリースが自然落下する心配もなく、したがって
グリース不足による潤滑不良という事態を避けることが
可能となる。
また、貫通穴12は途中で止めて図示したが左右対象に
なるような通り抜けの貫通穴にすれば、グリース受けを
両側から挿入可能になる。
なるような通り抜けの貫通穴にすれば、グリース受けを
両側から挿入可能になる。
この考案は以上説明したとおり、軸受下端のグリース排
出口と連通ずる貫通穴を設は機外より着脱自在に挿入保
持されるグリース受けを設けたので、運転中でも極めて
容易にグリース排出を行なえ、さらに、グリース受けは
中途に切欠は状のグリース受口を、後方部にグリース排
出口端面を接触するようにして移動する壁部を有したこ
とにより、グリース受口からグリースを収容したグリー
ス受けを引き出すだけの作業で、グリース受けとグリー
ス排出口端縁との間につながるグリースを端蓋が切断す
るので、グリース排出口よりグリースが機体に垂れ落ち
るのを防止し、機体を汚損することなく、収容したグリ
ースを機外に排出できる効果がある。
出口と連通ずる貫通穴を設は機外より着脱自在に挿入保
持されるグリース受けを設けたので、運転中でも極めて
容易にグリース排出を行なえ、さらに、グリース受けは
中途に切欠は状のグリース受口を、後方部にグリース排
出口端面を接触するようにして移動する壁部を有したこ
とにより、グリース受口からグリースを収容したグリー
ス受けを引き出すだけの作業で、グリース受けとグリー
ス排出口端縁との間につながるグリースを端蓋が切断す
るので、グリース排出口よりグリースが機体に垂れ落ち
るのを防止し、機体を汚損することなく、収容したグリ
ースを機外に排出できる効果がある。
また、貫通穴の長さ1と、グリース受けの直径dとの関
係がA/d>Lいいかえれば貫通穴の長さ1がグリース
受けの直径dより長くなっているので、貫通穴12の内
径りよりグリース受けの直径dとの間に多少のギャップ
があっても、グリース受13を引出す時、グリース排出
口11よりグリース受13につながるグリースを容易に
切断できる。
係がA/d>Lいいかえれば貫通穴の長さ1がグリース
受けの直径dより長くなっているので、貫通穴12の内
径りよりグリース受けの直径dとの間に多少のギャップ
があっても、グリース受13を引出す時、グリース排出
口11よりグリース受13につながるグリースを容易に
切断できる。
すなわち、貫通穴12の内径りとグリース受けの直径d
とがD=dで等しく、相互間にギャップがなければ貫通
穴の長さ1に関係なくグリース排出口11よりグリース
受13につながるグリースを切断できるが、一般には0
.5〜11nTILのギャップがあるのが普通である。
とがD=dで等しく、相互間にギャップがなければ貫通
穴の長さ1に関係なくグリース排出口11よりグリース
受13につながるグリースを切断できるが、一般には0
.5〜11nTILのギャップがあるのが普通である。
したがって、このギャップがグリースの切断のわるさグ
リース洩の原因となっているが、通常のD−d=0.5
〜1間の場合l/d>1とすれば充分よくグリースが切
れ、またグリース洩も防止できるものである。
リース洩の原因となっているが、通常のD−d=0.5
〜1間の場合l/d>1とすれば充分よくグリースが切
れ、またグリース洩も防止できるものである。
この結果、グリース受けを挿入したあとのギャップその
他のシール構造が不要となり形状もシンプルとなり安価
に製作することができる。
他のシール構造が不要となり形状もシンプルとなり安価
に製作することができる。
またl / d > 1とすることにより、グリース受
けの軸方向の振れが少くなり安定性がよくなるので、操
作時に貫通穴と排出口との角部a + bに引掛ること
による操作性の不良も生じにくくなるという効果もある
。
けの軸方向の振れが少くなり安定性がよくなるので、操
作時に貫通穴と排出口との角部a + bに引掛ること
による操作性の不良も生じにくくなるという効果もある
。
第1図、第2図は従来のグリース排出部分を示す断面図
、第3図はこの考案の一実施例を示すグリース排出部分
の断面図、第4図は同じく第3図に示すa−b−c−d
線における断面図、第5図は同じくグリース受けを示す
斜視図である。 図において8は軸受部、11はグリース排出口、12は
貫通穴、13はグリース受け、16はグリース受口、2
0は端蓋である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
、第3図はこの考案の一実施例を示すグリース排出部分
の断面図、第4図は同じく第3図に示すa−b−c−d
線における断面図、第5図は同じくグリース受けを示す
斜視図である。 図において8は軸受部、11はグリース排出口、12は
貫通穴、13はグリース受け、16はグリース受口、2
0は端蓋である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 軸受部に軸受下端のグリース排出口と連通ずる貫通穴を
設け、この貫通穴に上記排出口よりの排出グリースを収
容するグリース受けを機外より引出し自在に挿入保持し
たものにおいて、上記貫通穴の管長を少くともグリース
受けの直径よりも長くし、上記グリース受けはその前方
部を上記貫通穴に対する挿入引出し時の把持部とすると
ともに中途には上記排出口に対応する開口のグリース受
口を形成し、かつ後方部に上記排出口端縁のグリースを
切断して捕集する壁部を具備したことを特徴とする回転
電機のグリース排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13236476U JPS582133Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 回転電機のグリ−ス排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13236476U JPS582133Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 回転電機のグリ−ス排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5350410U JPS5350410U (ja) | 1978-04-28 |
JPS582133Y2 true JPS582133Y2 (ja) | 1983-01-14 |
Family
ID=28741398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13236476U Expired JPS582133Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 回転電機のグリ−ス排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582133Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH072154B2 (ja) * | 1989-03-23 | 1995-01-18 | 嘉男 中村 | 浴槽スピーカ及びバスサウンドシステム |
-
1976
- 1976-10-01 JP JP13236476U patent/JPS582133Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5350410U (ja) | 1978-04-28 |
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