JPS6015420Y2 - 回転電機の軸受給油装置 - Google Patents
回転電機の軸受給油装置Info
- Publication number
- JPS6015420Y2 JPS6015420Y2 JP1978126026U JP12602678U JPS6015420Y2 JP S6015420 Y2 JPS6015420 Y2 JP S6015420Y2 JP 1978126026 U JP1978126026 U JP 1978126026U JP 12602678 U JP12602678 U JP 12602678U JP S6015420 Y2 JPS6015420 Y2 JP S6015420Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- bearing
- reservoir chamber
- rotating electric
- grease reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は長期連続運転される回転電機の軸受給油装置に
関する。
関する。
一般に小中形回転電機には給油を要しない密封玉軸受が
多く用いられているが、長期連続運転される回転電機で
は封入されたグリースの寿命に左右され軸受を再々取り
換えねばならないので不経済となり、給油式軸受を用い
る方が良い。
多く用いられているが、長期連続運転される回転電機で
は封入されたグリースの寿命に左右され軸受を再々取り
換えねばならないので不経済となり、給油式軸受を用い
る方が良い。
給油式軸受の場合はできるだけ構造が簡単でしかも効果
的に潤滑が行える給油装置を設けることがのぞましい。
的に潤滑が行える給油装置を設けることがのぞましい。
第１図は従来の回転電気の軸受部縦断面図を示す。
回転軸１に、玉軸受２、油を排出するための回転用板３
を止め輪４で固定して取り付け、エンドブラケット５の
ハウジング部６に挿入し、外側軸受カバー７、内側軸受
カバー８によって覆い、給油のためにグリースニップル
９、給油管１０、給油穴１１を、排油のために排油管１
２、排油栓１３を設けた構造となっている。
を止め輪４で固定して取り付け、エンドブラケット５の
ハウジング部６に挿入し、外側軸受カバー７、内側軸受
カバー８によって覆い、給油のためにグリースニップル
９、給油管１０、給油穴１１を、排油のために排油管１
２、排油栓１３を設けた構造となっている。
この構造では構成部品が多く、複雑で寸法的にも大きな
スペースを要し高価につくといった欠点がある。
スペースを要し高価につくといった欠点がある。
本考案は上記欠点を除去し簡単な構造でコンパクトで経
済的であり、かつ潤滑性の良い軸受給油装置を提供する
ことを目的とする。
済的であり、かつ潤滑性の良い軸受給油装置を提供する
ことを目的とする。
次に本考案を実施例について説明する。
第２図は本考案の実施例による給油装置を備えた回転電
機の軸受部縦断面図、第３図はその外側軸受カバーを内
面より見た正面図である。
機の軸受部縦断面図、第３図はその外側軸受カバーを内
面より見た正面図である。
内側に面する一方側をシールされた片側シール玉軸受１
４が軸１に固定され、エンドブラケット５のハウジング
６に嵌め込まれ、外側軸受カバー１５が軸受の外側を覆
ってエンドブラケット５に取り付けられている。
４が軸１に固定され、エンドブラケット５のハウジング
６に嵌め込まれ、外側軸受カバー１５が軸受の外側を覆
ってエンドブラケット５に取り付けられている。
外側軸受カバー１５はその内側上部が円弧状の補給グリ
ースだまり室１６、下端が同じく円弧状の老廃グリース
だまり室１７となっており両室は仕切壁１８でへだてら
れている。
ースだまり室１６、下端が同じく円弧状の老廃グリース
だまり室１７となっており両室は仕切壁１８でへだてら
れている。
補給グリースだまり室１６は給油孔１９で外部に通じそ
の入口部にはグリースニップル２０が設けられている。
の入口部にはグリースニップル２０が設けられている。
老廃グリースだまり室１７は補給グリースだまり室１６
に比べてその容積を大にしている。
に比べてその容積を大にしている。
そして特に老廃グリースだまり室１７の軸受に対向する
開口部の半径ｒ１より老廃グリースだまり室の奥の半径
ｒ２を大にしている。
開口部の半径ｒ１より老廃グリースだまり室の奥の半径
ｒ２を大にしている。
以上のような構成になる本考案の作用を次に説明する。
はじめ、グリースニップル２０よりグリースを補給すれ
ばグリースは補給グリースだまり室１６に充満し、ここ
を経て軸受に補給され潤滑する。
ばグリースは補給グリースだまり室１６に充満し、ここ
を経て軸受に補給され潤滑する。
その後回転電機の運転に伴い温度の影響などにより補給
グリースだまり室１６内のグリースは少しづつ軸受に補
給される。
グリースだまり室１６内のグリースは少しづつ軸受に補
給される。
その結果１回のグリース給ニップルからの補給により軸
受には数個の補給を行ったと同様の効果があり、通常の
補給間隔を数倍に延長することができる。
受には数個の補給を行ったと同様の効果があり、通常の
補給間隔を数倍に延長することができる。
一方補給グリースだまり室１６から軸受へ少しづつグリ
ースが補給されるのに伴い老廃グリースが軸受から少し
づつ排出され老廃グリースだまり室１７へたまる。
ースが補給されるのに伴い老廃グリースが軸受から少し
づつ排出され老廃グリースだまり室１７へたまる。
老廃グリースだまり室１７の開口部の半径より奥の半径
が大きいので老廃グリースの収容量は大きい。
が大きいので老廃グリースの収容量は大きい。
図の実施例では補給グリースだまり室１６の円弧角に対
し老廃グリースだまり室１６の円弧角はほぼ３倍であり
かつ内側半径ｒ２も大きいので老廃グリースだまり室１
７の容積はグリースだまり室１６の容積の優に５倍以上
とすることができる。
し老廃グリースだまり室１６の円弧角はほぼ３倍であり
かつ内側半径ｒ２も大きいので老廃グリースだまり室１
７の容積はグリースだまり室１６の容積の優に５倍以上
とすることができる。
本考案を実施した小形回転電機の１つの例をとると、グ
リースの劣化から要請される補給期間は２０．０００時
間であり、前述のとおり１回のグリースニップル２０か
らの補給で少しづつ軸受に補給される作用があるためグ
リースニップル２０への補給は３０．００＠間毎でよい
こと判明した。
リースの劣化から要請される補給期間は２０．０００時
間であり、前述のとおり１回のグリースニップル２０か
らの補給で少しづつ軸受に補給される作用があるためグ
リースニップル２０への補給は３０．００＠間毎でよい
こと判明した。
その結果老廃グリースだまり室１７には１５０．０００
時間分のすなわち１日２楊間連続運転としても１７年間
分の老廃グリースを収容することができる。
時間分のすなわち１日２楊間連続運転としても１７年間
分の老廃グリースを収容することができる。
これは回転電機そのものの寿命ないし回転電機が使用さ
れる装置の寿命を考慮した場合、はぼその全期間に相当
する。
れる装置の寿命を考慮した場合、はぼその全期間に相当
する。
第１図の従来の装置では新旧のグリースの置換が明確に
行なわれるのに対し、本考案の構成では新旧のグリース
の混合が多少ある点は否めないが、従来の装置では補給
毎に老廃グリースの回収が必要であるのに対し本考案に
よれば老廃グリースの回収は回転電機の全使用期間にわ
たり必要としない。
行なわれるのに対し、本考案の構成では新旧のグリース
の混合が多少ある点は否めないが、従来の装置では補給
毎に老廃グリースの回収が必要であるのに対し本考案に
よれば老廃グリースの回収は回転電機の全使用期間にわ
たり必要としない。
ちなみに保守上、グリースの補給と同程度に老廃グリー
スの回収及び処理は困難である。
スの回収及び処理は困難である。
本考案によれば極めて簡単な装置で軸受に効果的な給油
を行い長期運転を行うことができるので価格低減と保守
性の向上の効果がある。
を行い長期運転を行うことができるので価格低減と保守
性の向上の効果がある。
第１図は従来の回転電機の軸受部縦断面図、第２図は本
考案の実施例による給油装置を備えた回転電機の軸受部
縦断面図、第３図はその外側軸受カバーを内面より見た
正面図である。 １：回転軸、２：玉軸受、３：回転円板、４：止め輪、
５：エンドブラケット、６：ハウジング、７：外側軸受
カバー、８；内側軸受カバー、９ニゲリースニツプル、
１０：給油管、１１：給油孔、１２：排油管、１３：排
油栓、１４：片側シール玉軸受、１５；外側軸受カバー
１６：補給グリースだまり室、１７：老廃グリースだ
まり室、１８：仕切壁、１９：給油孔、２０：グリース
ニツプル
考案の実施例による給油装置を備えた回転電機の軸受部
縦断面図、第３図はその外側軸受カバーを内面より見た
正面図である。 １：回転軸、２：玉軸受、３：回転円板、４：止め輪、
５：エンドブラケット、６：ハウジング、７：外側軸受
カバー、８；内側軸受カバー、９ニゲリースニツプル、
１０：給油管、１１：給油孔、１２：排油管、１３：排
油栓、１４：片側シール玉軸受、１５；外側軸受カバー
１６：補給グリースだまり室、１７：老廃グリースだ
まり室、１８：仕切壁、１９：給油孔、２０：グリース
ニツプル
Claims (1)
- 片側シール玉軸受をそのシール部が回転電機の内側に面
するようにしてエンドブラケットのハウジングに嵌め込
み、この軸受を外側より覆って、上部にグリース給油口
を設けて内面にその給油口に通じる円弧状の補給グリー
スだまり室と、下部にそれよりも容積の大なる円弧状の
老廃グリースだまり室とを仕切壁で仕切って設けた外側
軸受カバーをエンドブラケットに取り付け、前記老廃グ
リースだまり室の軸受に対向する開口部の半径より老廃
グリースだまり室の奥の半径を大にしたことを特徴とす
る回転電機の軸受給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978126026U JPS6015420Y2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 回転電機の軸受給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978126026U JPS6015420Y2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 回転電機の軸受給油装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5543358U JPS5543358U (ja) | 1980-03-21 |
| JPS6015420Y2 true JPS6015420Y2 (ja) | 1985-05-15 |
Family
ID=29087463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978126026U Expired JPS6015420Y2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 回転電機の軸受給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015420Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014050148A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Toshiba Corp | 回転電機および巻上機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5113648Y2 (ja) * | 1971-05-31 | 1976-04-12 |
-
1978
- 1978-09-13 JP JP1978126026U patent/JPS6015420Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014050148A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Toshiba Corp | 回転電機および巻上機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5543358U (ja) | 1980-03-21 |
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