JPS5821211Y2 - リニアicの耐ノイズ回路 - Google Patents

リニアicの耐ノイズ回路

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JPS5821211Y2
JPS5821211Y2 JP1976108708U JP10870876U JPS5821211Y2 JP S5821211 Y2 JPS5821211 Y2 JP S5821211Y2 JP 1976108708 U JP1976108708 U JP 1976108708U JP 10870876 U JP10870876 U JP 10870876U JP S5821211 Y2 JPS5821211 Y2 JP S5821211Y2
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JP
Japan
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linear
frequency noise
calculation
resistor
circuit
Prior art date
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JP1976108708U
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岡本哲夫
山内善幸
小林秀生
小林彰夫
西村陽一
平野正博
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高周波ノイズ対策を施したリニアICの耐ノ
イズ回路に関し、特に周波数が数100MHzの電波や
スパイク等の高周波ノイズに対して有効なリニアICの
耐ノイズ回路に関する。
一般にリニアICでは、入力に高周波ノイズが入るとI
C自体の検波作用や周波数弁別作用等により出力が変動
する場合がある。
例えば第1図に示すようなリニアICと演算抵抗R1〜
R4を用いた比例演算増幅回路において、入力信号Ei
1゜Ei2が加わる差動入力端子■N1.IN2間に1
00mVの正弦波電圧eNをO〜500MH2の周波数
範囲で加えたとき、リニアICの出力Eoの変動の一例
を示したのが第2図の実線である。
なお、Ei1=Ei2で、各抵抗R1〜R4の抵抗値は
500KJ7であり、フィルタ用コンデンサC1,C2
の容量は0.33μFである。
またリニアICは、抵抗R2とR4の結合点P2を演算
の基準点とし、入力電圧と帰還電圧の加算点である抵抗
R1とR2の結合点P、の電位がP2の電位と等しくな
るように動作する。
第2図から明らかなようにリニアICは、周波数が10
MHz〜500 MHzの正弦波電圧eNすなわち高周
波ノイズが加わると、出力変動を生ずる。
従来は高周波ノイズを除去するために、第1図に点線で
示すようにリニアICの正、負の入力端子間にコンデン
サC3を接続しているが、しかしコンデンサC3として
1009Fのものを用いても第2図の点線に示すように
250 MHz以上の高周波ノイズに対してはほとんど
効果がないばかりでなく、悪影響がある。
本考案は、上述のごとき高周波ノイズによる影響を有効
に除去できるリニアICの耐ノイズ回路を提供するもの
である。
第3図は本考案の一実施例を示す接続図で、第1図の従
来例と異なるところは、リニアICの入力側に抵抗R,
、R6とコンデンサC3を組合せた高周波ノイズ対策用
の回路を接続した点である。
すなわち抵抗R6は演算抵抗R1,R3の結合点すなわ
ち演算の加算点P1とリニアICの負の入力端子間に、
抵抗R6は演算抵抗R2,R4の結合点すなわち演算の
基準点P2とリニアICの正の入力端子間に、コンデン
サC3はリニアICの正、負の入力端子間にそれぞれ接
続されている。
このように構成すると差動入力端子IN、 、 IN2
間に100mVの正弦波の高周波ノイズe が加わって
も、リニアICの出力Eoは第4図の実線に示すように
ほとんど変動しなくなり、入力側に加わる高周波ノイズ
による影響を有効に除去でき、特にコンデンサC3のみ
の場合(第4図の点線)に比して250 MHz以上の
高周波に対して効果大である。
また、電源ラインにスパイク状の高周波ノイズが重畳さ
れると、駆動電源が瞬間的に低下して入力端子側からリ
ニアICの内部を経て電源側へ高周波ノイズによる電流
が流れ、出力変動を生ずることがあるが、抵抗R5?
R6により高周波ノイズによる型棒を制限できるため出
力変動は充分に小さくなる。
さらに抵抗R,、R,の抵抗値を演算抵抗R1〜R4(
50oKQ)に比して充分小さい値、例えば2に、Q程
度にすればオフセット電流の影響も無視でき、またコン
デンサC3の容量も1009F程度にすればリニアIC
に影響を与えない。
要するに高周波ノイズ対策用の抵抗R5v R6とコン
デンサC3をリニアICの入力側に接続してもリニアI
Cを用いた演算回路の定常的な特性には何ら影響を与え
ないようにできる。
なお上述では、高周波ノイズ対策用の回路としてコンデ
ンサC3をリニアICの入力端子間に直接接続する場合
を例示したが、第5図に示すように抵抗R5* R6を
介して接続するようにしてもよく、第6図に示すように
コンデンサ03′を追加してもよく、さらに第7図に示
すように抵抗R5tR6をそれぞれ分割してその中点間
にコンデンサC3を接続しても同様に高周波ノイズの影
響を除去できる。
なお上述では、リニアICを差動入力の比例演算増幅回
路に用いた場合を例示したが、その他の回路例えば反転
増幅回路(第8図)、ホールド回路(第9図)、積分回
路(第10図)等においても、抵抗とコンデンサを組合
せた高周波ノイズ対策用の回路をリニアICの入力端子
間に接続すれば高周波ノイズの影響を有効に除去できる
以上説明したように本考案によれば、演算の基準点およ
び加算点とリニアICの入力端子間に抵抗とコンデンサ
の組合せからなる高周波ノイズ対策用の回路を挿入して
いるので、簡単な構成で高周波ノイズによる影響を有効
に除去できるリニアICの耐ノイズ回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す接続図、第2図はその説明図、第
3図は本考案の一実施例を示す接続図、第4図はその説
明図、第5図〜第10図は本考案の他の実施例を示す接
続図である。 B11 、 R12・・・・・・入力信号電圧、EO・
・・・・・出力電圧、IC・・・・・・リニアIC,R
,〜R6・・・・・・抵抗、C0〜C3,C3′・・・
・・・コンデンサ、eN・・・・・・高周波ノイズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リニアICの正の入力端子に加えられる演算の基準点の
    電位に、リニアICの負の入力端子に加えられる演算の
    加算点の電位が等しくなるように、リニアICの出力端
    子から前記演算の加算点に帰還が施された回路において
    、前記リニアICの正の入力端子と演算の基準点間に接
    続される抵抗と、前記リニアICの負の入力端子と演算
    の加算点間に接続される抵抗および前記リニアICの正
    、負の入力端子間に直接または前記抵抗を介して接続さ
    れるコンデンサを組合せた高周波ノイズ対策用の回路を
    備えたことを特徴とするリニアICの耐ノイズ回路。
JP1976108708U 1976-08-13 1976-08-13 リニアicの耐ノイズ回路 Expired JPS5821211Y2 (ja)

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JPS5326841U JPS5326841U (ja) 1978-03-07
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