JPS58211181A - ホログラム記録用感光材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）＠明の技術分野 本発明はホログラフィに関し、さらに詳しく述べると重
合体の架橋反応を利用したホログラム記録用感光材料及
びかかる感光材料を使用してホログラムを製造する方法
に関する。

（２）技術の背景 ホログラフィ−は、簡単に述べると光波の干渉性を用い
物体から出る波面を例えば写真感光材料などのような記
録材料に記録し、それを照明して波面を再生する技術で
あり、また、ホログラムはホログラフィにおいて、物体
から出る光波を、そｎと干渉性がある光波と干渉させて
、例えば写真感光材料などのような記録材料に記録した
ものである。実用域に達しているホログラム用記録材料
としては、レリえば銀塩のような写真感光材料のほか、
電クロム酸ゼラチン、サーモグラスチックなど多くの材
料が公知である。

（３）従来技術と問題点 しかしながら、このような公知のホログラム用記録材料
は、以下に述べるようなそれに望ましい特性をすべて満
足させ得るものでもなく、また作業性にも劣っている。

ホログラム用記録材料に望ましい特性としては、例えば
、 （１）　　高解像度を有すること。

（２）　　高感度であること。

（３）耐湿熱性にすぐれていること。

（４）耐光性にすぐれていること。

（５）記録及び再生処理が簡単であること。

などをあげることができる。

近年、上述のような要件を満たすものとして、有機ハロ
ゲンの高感度性を利用したポリビニルカルバゾール系の
ホログラム用高分子記録材料が提案されている（例えば
、待開昭５３−１５１５３号公報、同５４−１０１３４
３号公報及び同５４−１０２１４０号公報を参照された
い）。このような記録材料は、架橋反応を利用しており
、かつ架橋剤としてハロゲン含有化合物を使用している
。

このタイプの記録材料は、解像性、感度及び耐環境性（
耐湿熱性、耐光性など）にすぐれているというものの、
長波長に感光性をもたないという欠点を有している。な
ぜなら、かかる材料の感光波長は、ハロゲン含有化合物
の感光波長に依存しており、色素増感が困難であるから
である。

（４）発明の目的 本発明の目的は、より長波長にも感度を有するような、
改良された感度、解１象性、耐湿熱性及び耐光性を具え
ているホログラム記録用感光材料を提供することにある
。

（５）発明の構成 本発明はアダマンタン誘導体を側鎖に有するＹ　＝　Ｃ
ｚ）１５０）１　＞　−Ｎ（、Ｃｔｌｈルおよび光分解
によってラジカルを放出町目目な環状シスーα−ジカル
ボニル化合物、そして増感剤を含んでなるホログラム記
録用感光材料により達成される。

（６）発明の実施例 本発明者らは、上記目的を達成すべく研究を行なった結
果、′アダマンタンを側鎖に有している重合体に架橋剤
としての光分解によってラジカルを放出可能な環状シス
−α−ジカルボニル化合物及び増感剤を併用することに
よって所期の感光材料を提供し得るということを見い出
した。

すなわち、本発明は環状シスーα−ジカルボニル化合物
の光分解反応で生じたラジカルの水素引き抜き反応によ
って高分子鎖の架橋を行ない、それによって高分子重合
体中に密度分布を記録することに特徴がある。付言する
と、かかる環状シスーα−ジカルボニル化合物の多くは
、可視光を吸収するため、安定なレーザ光源を必要とす
るホログラム記録に好都合である。

本材料の特徴は、その安定性にある。特に本材料の主感
分であるアダマンタン誘導体を側鎖に持つポリマーは、
耐熱紫外線、加水分解性に対する安定性がきわめて大き
い。これは母体のアダマンタンの構造、炭素数ｌＯ１水
素１６個からなる三速の炭化水素で、その構成単位はシ
クロヘキサンの椅子型であるためひずみがない。ことに
帰因するものと考えられる。

本発明において架橋剤として有用な環状シスーα−ジカ
ルボニル化合物としては、２，３−ボルナンジオン、２
，２，４５−テトラメチル−テトラヒドロ−４４−フラ
ンジオン、パラバン酸（イミダゾールトリオン）、イン
ドール−２，３−ジオン（イサチン）、１，４４．４−
テトラメチルテトラリン−２，３−ジオン、３−メチル
−Ｌ２−シクロベンタンジオンなどをあげることができ
る。

本発明を実施する場合の増感剤としては、例えば、特開
昭４８−８４１８３号公報に記載されているように、ビ
ス（ｐ−アミノフェニル−α、β−不飽和ケトン）、ビ
ス（アルキルアミノ）アクリジン染料、シアニン染料、
スチリル染料塩基、ｐ−アミノフェニルケトンなど、と
９わけｐ、ｐ′−ビス（ジメチルアミノ）−ペンゾフヱ
ノン（ミビラーケトン）を使用することができる。

木兄・、ｌＩｉによるホログラム記録用感光材料は、上
ユホのような成分、すなわち重合体、架橋剤及び増？ｔ
＜；／ｉｌｌを１を慧の濃度で適宜溶媒に４解もしくは
分散させ、得られた溶液もしくは＋散散をそのままフィ
ルム化するかもしくは、例えばガラス等の支持体上に被
膜した後に被膜とすることによってＡ製することができ
る。この場合、使用する架橋剤の１代は、車台体の全敗
を基準にして、約５〜５０屯鍍チ、好ましくは２０〜４
０重醍係、また増感剤の凌は、同じく重合体の全畦を基
準にして、約１〜５０屯鍍チ、好ましくは５〜２０爪ｔ
％であるのが有利である。さらに必要に応じて、上述の
ような成分に加えて、例えばｏ工塑剤、還元剤、酸化防
止剤などのような添加剤を適宜加えることもまた０１化
である。

本発明による感光相料を使用したホログラム記録は、例
えば添付の図面に図示のような常用のホログラム露光光
学系を使用して実施することができる。図示の露）し光
学系の場合、レーザ兄振器からのレーザを７ヤツタ一２
通過後にミラー３に照射する。その後５反射されたレー
デの一部はハーフミラ−へて反射され、そして残りのレ
ーザはミラー５に達する。ハーフミラ−４及びミラー５
からの反射レーザはそれぞれコリメータレンズ６及び７
を通過した後に感光板８に達し、ここでホログラム記録
用感光材料を干渉パターンＫ　ｉ”ｌ＝出す・ることか
できる。

実施例１ ポリ（アダマンチルアクリレート）Ｉｇ、２，３−ボル
ナンジオン０１ｇ、ミヒジーケトン０１ｇ及びモノクロ
ルベンゼンを混合することによって感光性溶液を得、こ
の溶液を暗所にて寸法７０ｘ７０ｘＬＯＨｇのガラス板
上にスピンコードし、そして乾燥した。得られた感光板
の膜厚は３０μｍであった。次いで、図示のホログラム
露光光学系を用いて感光板にホログラム自己縁を竹ない
、トルエン−キシレン（１：ｌ）混合浴媒中に２分間に
わたって浸漬した。引き上げ及び乾燥の後にホログラム
が得られた。

本例の場合、Ｈｃ−Ｏｄレーザ（イー３２５　ｎｍ。

５　＋ｎ　Ｗ　）を１史用し、ｊ４元時間は６０秒、空
間周波数は４００本／ｍａ　、そして回折効率は５０％
であった・） イ４られたホログラムの血ｊ光１牛を調べるため、それ
に２００ｍＷのアルゴンレーザを照射して加速試験をｒ
ｒなった。使用波長は５１４．５．及び強度は２８　ｗ
　ｌＩｉであったけれども、１８時間の経過後において
も回折効率の低Ｆが認められなかった。

耐湿熱性に関しては１　ｏ　Ｏ’Ｃの沸騰水蒸気中にホ
ログラムをさらすことによって試験した。４時間、経過
後、約２０％の回折効率の低下が認められたというもの
の、供試ホログラムは依然として十分な実用性能を有し
ていた。

実施例２ ポリ（アダマンチルメタクリレート）１ｇ、２．３−ボ
ルナンジオン０２ｇ及びアクリジオンオレンジα１ｇを
モノクロルベンゼンｌＯｇに溶解混合して感光性溶液を
得、この溶液を暗所にてＪ−法７０　ｘ　７０　ｘ　Ｌ
Ｏ□のガラス板上にスピンコードシ、そして乾燥した。

得られた感光板の膜厚は４．５μｍであった。（欠いて
図示のホログラム露光光学系を用いて感光仮にホログラ
ム、３Ｕ２緑をｆｊなった後、前記実施νす１と同様に
してｒ６媒処理を行ない、ホログラムを得た。

本例の場合、Ａｒレーザ（イー５１４．５ｎｍ。

２００ｍＷ　）を使用し、露光時間は１０秒、空間周波
数は６５０本／Ｕ、そして回折効率は５２％であった。

この場合にも耐光性、耐湿性ともに友施例１と同様に良
好であった。

（７）発明の効果 本発明に従うと、高回折効率及び高解像度を有し、かつ
耐環境性にすぐれたホログラムを比較的に容易に得るこ
とができ、そし−〔ホログラムの喰産も口丁能である。

【図面の簡単な説明】

図はホログラム露光光学系を示す図である。 １、レーザ発１欣器、４４，５：ミラー、へ７．し″・
°°８光板°１．・ｊ′、７・′・代理人　弁理士　松
　岡　宏四部　゛ い）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 アダマンタン誘導体を側鎖に１する下記構造式％式％ ） および光分解によってラジカルを放出可能な環状シス−
   α−ジカルボニル化合物並びに増感剤を含んでなるホロ
   グラム記録用感光材料。