JPS5821099A - 低温液化ガス貯蔵用地下式貯槽の構築法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液化天然ガス（ＬＮＧ）等の低温液化ガスを貯
蔵する地下式貯槽の構築法に関するもので、地下式貯槽
側壁における各種の応力を考慮して極めて安全性の高い
構築法を提案するのが目的である。

低温液化ガス貯蔵用地下式貯槽に例えばＬＮＧを貯蔵す
ると、ＬＮＧの冷熱により、貯槽躯体に外荷重に対して
貯槽を保護する機能を有するが、通常に於ける凍結土は
貯槽の下方に成長し、上方に行くに従って薄くなる。こ
れは地上からの入熱の影響で、上方では凍結土化の進行
が妨げられるためである。また下方では凍結土の成長に
より、貯槽躯体は凍結土庄を受けることになる。下方の
地下水圧、土庄、凍結土庄を支えるものとしては、普通
の鉄筋コンクリート構造が最も適している。

一方貯槽上方では、大気温度の影響、或いは、雨水など
の浸入量の変化で、周囲の状況は常に変化する。この結
果、貯槽の上方では、常に、各種荷重の変動が生じ、ま
た下方からの荷重の影響で、例えば成るときは円周方向
に対する引張り、圧縮が生じ、これは貯槽の下方に発生
する応力とは異質である。また地震時に作用する荷重に
よって生じる応力も小さくない。

従来の地下式貯槽においては、上述の如き影響を設計上
予測して、例えば鉄筋コンクリート製の貯槽の場合、側
壁の上方の鉄筋量を多くすることで対応して来たのであ
るが、鉄筋量を多くするだけでは、その対応に限界があ
り、工費の増大も免れ難い。

本発明は斯かる点に鑑みて提案されるもので、その実施
例を第２図に基づいて詳記する。

先ず地下式貯槽構築用の穴を掘削し、この穴内に鉄筋コ
ンクリート製の底盤１を構築すると共に下方側壁２も鉄
筋コンクリートにより地下水面すよりもやや低い位置ま
で構築し、この側壁に続いて次に上方側壁３はプレスト
レストコンクリートにて構築し、内槽４、屋根５を施工
して構築を終了する。

なお、上記構築に際し、上方側壁３の深さは地下水面す
以下であることが原則であるが、種々の条件により地下
水面す上である場合もある。

本発明は上記の通り、地下式貯槽の側壁の下方は鉄筋コ
ンクリートにて構築し、上方はプレストレストコンクリ
ートにて構築したので、側壁の上方においては引張強度
、曲げ強度が向上し・側壁の上方に作用する各種の荷重
に対応して強度的に極めて安全な地下式貯槽を得ること
ができる。

また、プレストレストコンクリート製の上方側壁３は普
通の鉄筋コンクリート製側壁に比較して気密性、耐低温
性に優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の鉄筋コンクリート製地下式貯槽の断面図
、第２図は本発明に係る地下式貯槽の断面図である。 １・・・・・　底盤、２・・・・・下方側壁、３・・・
・・上方側壁、４・・・・・　内槽、５・・・・・屋根
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　地下槽の側壁の下方は鉄筋コンクリートにて構築し
   、これに続く上方はプレストレストコンクリートにて構
   築する低温液化ガス貯蔵用地下式貯槽の構築法。 ２　プレストレストコンクリートにて構築する側壁の高
   さを地下水面よりやや低い位置からとして成る特許請求
   の範囲第１項記載の低温液化ガス貯蔵用地下式貯槽の構
   築法。