JPS58210278A - 窓改装における旧窓枠の除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 上枠部、下枠部および左右の縦枠部同志が浴接固定され
ている鉄製の出窓枠を、壁から除去するだめの方法に関
する。

窓の改装において、出窓枠が装着されている壁をはって
から、出窓枠を新窓枠と交換する改装方法に比較して、
面倒なはつり作業を省略できるカバ一方式が知られてい
る。この改装方法は、出窓枠を残して、この出窓枠を新
窓枠のアンカーに対する浴接止め部材として利用し、か
つ出窓枠を新窓枠で被い隠すようになっている。

しかし、この改装方式では、既に錆付いている鉄製の出
窓枠の腐蝕が進行するので、新窓枠の取付は強度を長期
間にわたシ保障する信頼性に劣るとともに、壁面への錆
の参出しが生じ易い。

しかも、新窓枠は出窓枠の内側に設けられるから、改装
後の窓開口が大きく狭まる等の不具合がある。

本発明は上記の事情のもとに開発されたもので、その目
的は、出窓枠を新窓枠と交換］て窓改装を行うに当って
、壁をはつることなく、出窓枠を壁から除去することが
できるとともに、作業性も良好な窓改装における出窓枠
の除去力法を提供することにある。

即ち、本発明は、上枠部、下枠部および左右の縦枠部同
志が浴接固定されている鉄製の出窓枠を備える窓の改装
において、出窓枠の枠部に取付けられる引き具、および
この引き具に出窓枠内方への引外し力を与える動力機構
を誦えた引外し装置の上記引き具を、上枠部の少なくと
も両端から１５ｍ以上かつ（４０〜５０）ｃｒｎ未膚の
位置に夫々取付け、この後、各引外し装置により、上枠
部を、末々の引き具を屈折部として出窓枠の内方へ変形
させて、上枠部を浴接固定した壁内の差し筋から分離し
、次いで、引外し装置又は外し具によシ旧窓枠の残った
枠部を旧態゛枠の内方へ変形させて、これら枠部を浴接
固定した壁内の差し筋から分離して、出窓枠を壁から取
外すことを％徴とする。

以下、本発明を図面に示す実施例にもとづいて説明する
。

第１図から第３図中１は上枠部、２は下枠部、３．４は
左右の帳粋部で、これらにより方形の出窓枠が形成され
ている。谷枠部１，２，３゜４はいずれも鉄製で心って
、出窓枠の４隅稀において各枠ｓノ、２，３，４同志は
浴接固定されている。そして、谷枠％１，２．３・４の
裏［１［ｌ被数個所に夫々取付けられたアンカーＪａ＋
２ｍ、３ｍ、４ｍは、倣５のコンクリート部５１より突
出する走し肋６Ｉ／こ各別に浴接固定されている。なお
、アンカー１＆、２＆、３＠。

４８は、夫々各枠部１，２，３．４に沿って所定間隔毎
に配設されているか、少なくとも枠部の胸部側において
は、一般的に各枠部１，２゜３．４の端から１５＞およ
び（４（Ｎ〜５０）ｃｍの位置に配置されているもので
ある。′まだ、第１図から第３図中５ｂは外装壁材、７
は木製膜板、８は各枠部１，２，３．４に浴接止めされ
た勝機束ね片で、これらは図示しない止めねじで木製１
ｍ板７に固定されており、さらに、９ｔま下枠部２に浴
接固定された水切板を示す。

次に、上記出窓枠の除去について説明する。

まず、引き部４１０．および動力機構１ノを儂えた引外
し装置Ｍ１２を複数用意し一部、これらの引き具１０．
１０を、出窓枠における上枠部ノの少なくとも両端から
１５　ｃｔｎ以上かつ（４（１＝５０〕ｃＴｎ未南の位
置に夫々取付ける。なお、本尖施例は上枠部１とともに
下枠部２も引外して用窓枠除去の効率化をより図れるよ
うにした場合を示しており、各引外し装置１２は、他の
引き其１３を備えていて、これを下枠部２に取付けるこ
とによって、上記位置において大々上下枠部１．２間に
架設されるようになっている。この状態は第１図（３）
および第２図に示される。

なお、第２図に例示した引外し装ｆ１２について詳述ず
ｔＬば、この装置１２は、上記一対の引き・具１０，１
３．動力機＄１１および架設長さ調節機構１４とから形
成されている。引き具１０は上枠部１に取付けられるも
ので、略で字形状をなし、上枠部１の下面開口より差し
込まれた後に、９０°回動された状態で下げられること
により、上枠部１の開口縁部１ｂ　、ｌｂに引掛けられ
るようになっている。他方の引き具１３はフ、り形状で
、下枠部２の溝部に引掛けられるようになっている。こ
れら各引き具１０゜１３は引外し装置１２が備える接続
ビン１５や雄ねじ部１６等の継ぎ手段により、例えば着
脱可能に接続されている。なお、う１き具１０　、１３
には使い捨て形のものとして、枠部に対して接層、溶接
止め、又はねじ等の固定具により止着されるものを用い
てもよく、更には強力゛電磁石により枠部に吸着される
もの、枠部に軒を貫通させてこの軸に接続されるもの、
或いは枠部の一部に食い込んで枠部に挟着されるもの等
、徨種の構造の引き具を選択使用できる。

又、上記架設長さ調節機構１４は、出窓枠の大きさに合
わせて架設状態の引き具１０．１３間距離を調節するた
めに用いられる。この調節機構１４は本実施例の場合、
引き其１０に上記ビン１５を介して接続したチェノブロ
ック１７゜およびチェノ１８から形成されている。しか
し、調節機構としては、ワイヤ、およびこのワイヤを巻
取）・繰比し可能で、かつ任意の繰吊し長さを保持でき
るストツノ！付ワイヤリールからなるものでもよく、史
には、中間部にターンバックルを備えるか、又は複数本
の棒材を互に解合させる等によシ、軸方向長さを可変し
得る棹状構体を用いるようにしてもよい。

さらに、動力機構１１は、モータの動力、油圧力又は空
圧力等、賛すれば人力に依らずして引き具１０．１３に
出窓枠内方への４引外し力を与えるだめのものである。

なお、第２図に例示の機構１１は油圧シリンダ１９と、
このシリンダ１９に圧油を送り込む油圧発生器２０と、
可撓性配管２１とから形成されている。油圧発生器２０
は改装される窓の近くに置かれる可搬形であり、操作部
２０ａを有し、この操作部２０ａを手押し又は足踏みす
ることで、動作が営まれるようになっている。そし−Ｃ
１油圧シリンダｉｙｔζは上記雌ねじ部１６が設けられ
ているとともに、そのピストンロンド１９ｍには上記チ
ェノ１８が連結されている。

上記構造の引外し装置１２は、第２図に示されるように
油圧発生器２０および配貨２１を除いた部分が上下枠部
１．２間に架設され、この状態でチェ７１８によシ一定
の張り力を得て、不用意に動かないように保持される。

この架ｅ後に、引外し装置１２を動作させることにより
、引き其１０を屈折部として上梓部１を出窓枠の内方へ
変形させて、上枠部１を溶接固定した壁５内の差し筋６
から分離させる。

なお、この際において本実施例では引外し装置１２．１
２は他の引きＪｉｌ−１３を有するから、引き具１３を
屈折部として下枠部２も出窓枠の内方に変形されて、下
枠部２を溶接固定した壁５内の差し筋６から分離される
。勿論、本実施例の場合出窓枠内方への引外し力は、油
圧シリンダ１９のピストンロッド１９の引込みに伴って
得られ、これによりアンカー１鳳、２ｍ又は差し筋６が
破断され、或いはアンカー１　ａ　’、　２　ｍが上下
枠部１．２から剥されて、上下稈郁ノ。

２がその変形を伴って壁５から引外されゐものである。

これとともに、上枠部１の変形の影豐か、左右の縦枠部
３．４にも波及され、縦枠部３，４の上部側は出窓枠の
内方に引張られて下枠部１とともに壁５から引外される
。そして、本実施例では下枠部２の変形とともに縦枠部
３，４の下部側も壁から引外される。なお、上枠１ｆＢ
７に対する引き具１０．１０の取付は位置は既述の通り
であるから、よシ強大な引外し力倉擬することなく、し
かも縦枠部３．４７に容易に引外し得る。ちなみに、上
枠部１の端から１５ｏｎ未満の位置に引き具１０を取付
けて引外しを行う場合には、縦枠部３，４に近道ぎかつ
上枠部の端から１５ｚ離れだ位置のアンカー１１によっ
て、上枠部１を変形させるのに多大な引外し力を賛する
。また、上枠部１の端から（４０〜５０）ｃｆＲ以上の
位置に引き具１０を取付けて引外しを行う場合には、縦
枠部３，４から遠すぎてこれらに引外し力が有効に作用
しない。なお、各枠部１，２．３．４同志の溶接部は極
めて強固であるから、上記引外しの際に分離されること
はない。また、このようにして引外された状態は第１図
（Ｃ）に示される。

次いで、引外し装ｒｔｔ、１ｚｒ１２＊取外し、適当な
引外し装置又は外し具によシ、残った枠部３．４等を旧
ｇ枠の内方へ変形させて、これら枠部３．４等を溶接固
定した壁５内の差し筋６から分離する。なお、本実施例
は第１図（ｄ）および第３図に示したように、左右縦枠
部３，４に適合した引き具１０．１３ＶＣ交換した上記
引外し装置１２を、縦枠部３，４間に架設して、その動
作により、縦枠部３■４を夫々旧窓枠の内方へ引き具１
０．１３ｆｔ屈折部とする略へ字形状に変形させて、引
外す場合を示している。この場合に使用される引き具１
０，１３は、締付具ａにより締付けられる一対のし形状
挾み体す。

Ｃから形成され、挾み体ｂ　、　ｃＦｉ締付具ａの締付
けにより連結されると同時に、縦枠部３，４の＠後壁部
に尖鋭先端部ｄ、ｄを食い込ませて取付けられるように
なっている。なお、引外し装置１０を用いない場合には
、パール等の外し具を用いればよい。外し具は、縦棒部
３，４の上下端部が既に引外されているから、この上下
為部と窓縁との間の隙間に一部を差し込んで操作し、こ
れにより縦枠部３．４を出窓枠の内方に容易に変形させ
ることができる。

以上の手順により出窓枠が壁５から取外されるものであ
る。

なお、必ずしも必要ではないが、本実施例の場合引外し
装置１２０使用において、養生のための壁支え２２．２
３と、出窓枠の一方の対角縁上の隅部側がいずれも確実
に引外されるようにするだめのストッ・ン２４とを用い
るようになっており、これらの配役状態は第１図（ｂ）
および第２図に示されている。壁支え２２．２３は窓の
大きさに適合できるように伸縮調整可能であり、以下に
限られるものではないが、例えば互いに摺動可能に歌合
された複数本の突張り棒２５．２６を、これらに設けた
通孔に挿通された着脱可能な接続ビン２７で接続し、か
つ各棒２５．２６の先端に当接部２８を夫々設けた構造
を備えて形成されている。当接部２８は窓縁等に槽板重
ね片８等を避けて面接触されるもので、この接触面には
滑り止めを施すことが望ま］〜く、また一方の壁支え２
３の当接部２８は回動又は旋回可能である。また、スト
ツノ臂２４は壁支え２２．２３のすくなくとも一方、又
は窓際に立設されるＩ示しない支柱等に取付けられ、こ
れは出窓枠の内方に配設されて、出窓枠の対向枠部のう
ちの一方の変形を一定量に規制するものである。第２図
に例示のストツノ９２４は壁支え２２．２３に沿って移
動可能で、ねじ等の固定具２９で任意位置に同定される
ようになっている。このストツノ９２４により、例えば
下枠部２が上枠部１より先に引外された場合、下枠部２
の変形をストツノ９２４で規制して、この時点以降例外
し装＠１０の引外し力を上枠部１に有効に作用させて、
上下枠部１，２を順次１外し得るものである。

なお、既述の手順で出窓枠を除去した後には、まず、必
要に応じて図示しないアンカーデルトをコンクリート部
５ａに取付け、このがルト又は既設の差し筋６を利用し
て、第４図、第５図に示したようにアルミニウム合金製
等の新窓枠３０を、その裏面に取付けたアンカー３１を
介して溶接止めする。なお、第４図、第５図中３１１は
アンカー３１と一体の延出部、３２はアンカー３１に固
定した板材である。次に、新窓枠３０と槽板７との開口
部から充填材３３を注入して、どの充填材３３を壁５と
新窓枠３０との間隙に充填する。充填材３３にはガラス
ウール入りの発泡合性樹脂やモルタル等が用いられる。

そして、最後に、上記槽板７と延出部３１ａに固定され
るカバ一部材３４によシ、槽板７と新窓枠３０間の開口
部を閉塞する内装措置を施すとともに、屋外側にコーキ
ング３５等の外！！措装を施す。以上により婆の改装が
完了される。

このような窓改装によれば、従来のカッマ一方式による
窓改装の諸手具合を解消できることは勿論、出窓枠が埋
込まれていた部分への充填材の充填により、壁５内のひ
び割れを補修し得るオリ点がある。

また、本発明は上述の一実施例に制約されず、例えば引
外し装置等による出窓枠の引外しをよシ容易化し、かつ
外装壁材５ｂおよび槽板７を養生するために、必要に応
じて引外し等の前に次の前処理を行ってもよい。つまり
、槽板重ね片８を槽板７に固定しているねじを除去する
こと、および鋸歯等のカッターにより上枠部１およびＮ
右縦枠部３，４の屋外側前壁部に沿って切込みを入れる
こと、並びに水切板９を備える場合下枠部２と水切板９
とを切離すること。なお、各切込み位置は第２図および
第３図中Ａ−Ａ線、Ｂ−Ｂｌ或はＣ−Ｃ−で示される。

Ａ−Ａｉ、Ｂ−Ｂ線位置の切込みにより上枠部１および
縦枠部３．４が腐蝕していて、外装壁材５ｂ内にＩＩｅ
出している場合に、この膨出部を除去できるとともに、
上枠部１および縦枠部３゜４が、外装壁材５ｂ内に埋設
された水返し片を取付けている場合、この水返し片を切
離すことができる。また、本発明において引外し装置を
３台以上用いる場合には、画はしの引外し装置よシ中央
位置側の引外し装置の引外し速度を速くすることが望ま
しい。その他、本発明の具体的実施に当っては、発明の
要旨に反しない限り、適宜変更可能であることは勿論で
ある。

以上説明した本発明は上記特許請求の範囲に記載の構成
を要旨とする。したがって、本発明によれば、まず、用
窓枠の上枠部を引外し装置によシ壁から引外した後に、
他の枠部を引外し装置又は外し具で壁から外すようにし
たから、用窓枠を壁から除去するに当って、壁をはつる
作業を不要にできる。このため、旧悪枠除去後にお、い
て＃窓枠が用窓枠と交換されて壁に装着される窓改装方
式を実現できるから、窓改装に当り従来のカバ一方式に
よる諸手具合を解消できる。そし、て、用窓枠の除去に
おいて一般に壁への取付は強度が犬きく、かつ位置的に
外しづらい上枠部を、動力機構を儂えた複数の引外し装
置で引外すから、強大な引外し力を上枠部の複数１［５
１所に与えて、頗る容易に上枠部を壁から外すことがで
きる。これとともに、引外し装置の引き具の上枠部への
取付は位置により、上枠部とともに縦幹部を大きくかつ
容易に壁から外すことができるから、この後の縦枠部の
壁からの外し作業が容易となる。したがって、これらに
より用窓枠の除去作業性が良いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（、）　（ｂ）　（、）　（ｄ）は本発明方法の
工程を順に示す模式図、第２図は上下枠例外し工程を示
す詳細図、第３図は左右縦枠部用外し工程を一部分解し
て示す詳細図、第４図および第５図は夫々改装された窓
の縦断面図および横断面図である。 １・・・北枠部、２・・・下枠部、３．４・・・縦幹部
、５・・・壁、６・・・差し筋、１０・・・引さ其、Ｊ
ｌ・・・動力機構、１２・・・引外し装置。 出願人代理人　　弁理士　鈍　江　武　フ彦１、事件の
表７Ｉり ４Ｓ願昭５７−９２８５２　号 ２、発明の名称 ：身ｅ５４３　＋＝　１−、；　！フロ謬苦枠の除去方
法３、袖１ヒをする者 事件との関部　特８′Ｉ　出願人 （３７２）　　　　ｉ−−−ヲ　　−　　”ノ　　ノ゛
　　し／　才未　−ｒ鳥　・ン上　イ十（ほか２名） ４、代理人 （ＦＪｉ　　東京都港区虎）門１１゛目２６番５号　第
１７森ビル〒１０５を話０３　（５０２）　３１８１　
（大代表）明細″！ｉ全文 ７、ｈｉｉ正の内容 明細書の１争書（内ｒ）「こ哀υ４ｒ、；ｔ、）手続補
正書 １１ａＮ　””□１．パ・ｐ′。 特許庁長官　　若　杉　和　夫　　殿 １、事件の表示 特願昭５７−９２８５２号 ２、発明の名称 窓改装における旧窓枠の除去方法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 （３７２）　　）−ヨーサツシ株式会社７、補正の内容 特ｉＩｆ請求の範囲を別紙の通り訂正する。 ２、特ＰＩ−請求の範囲 上枠部、下枠部および左右の珂枠部同志が溶接同定され
′Ｃいる鉄製の旧窓枠を倫える窓の改装において、 旧窓枠の枠部に取付けられる引き具、およびこの引き具
に旧窓枠内方への引外し力を与える動力機構を倫えた引
外し装置の上記引き具を、Ｌ枠部の少なくとも両端から
１５ｍ以上かっ（４０〜５０　ｃｍ、　）未満の位置に
夫々取付け、この仮、各引外し表直により、下枠部を、
夫夫の引き具を屈折部とし°Ｃ旧窓枠の内方へ変形させ
て、上枠部を浴接固定した壁内の差し筋がら分離し、 次いで、引外し装置又は外し具により旧窓枠の残った枠
部を旧窓枠の内方へ変形させて、これら枠部を溶接固定
した壁内のガし筋から分離して、 旧窓枠を壁から収外すことを特命とする窓改装における
旧窓枠の除去方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上枠部、下枠部およびム右の縦枠部同志が溶接固定され
   ている鉄製の出窓枠を備える窓の改装において、 出窓枠の枠部に取付けられる引き具、およびこの引き具
   に出窓枠内方への例外し力を与える動力機構を備えた例
   外し装置の上記引き具を、上枠部の少なくとも両端から
   １５ｃｍ以上かつ（４０〜５０　ｃｍ　）未満の位置に
   夫々取付け、この後、各例外し装置によシ、上枠部を、
   夫夫の引き具を屈折部として出窓枠の内方へ変形させて
   、上枠部を浴接固定した壁内のルし筋から分離し、 次いで、引出し装置又は外し具により出窓枠の残った枠
   部を出窓枠の内方へ変形させて、これら枠部を溶接固定
   した壁内の差し筋から分離して。 出窓枠を壁から取外すことを％徴とする窓数！における
   出窓枠の除去方法。