JPS5820970A - 水車の軸受部冷却構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発“明は、水車において、その軸受：部を冷却するた
めの構造に関する。

従来、横軸水車″においては、水圧推力過作用する推力
軸受部を冷却するため、第１′図に示すような一冷却手
段が採用されている。

第１図において、符号１は水圧推力の作用する方向、２
は主軸、３は推力および案内兼用軸受部、４は推力軸受
面、５は軸受油槽兼用軸受支持台、６は冷却器を示して
お一す、これらは、給水加圧ポンプ７を使う場合と、水
圧鉄管Ｑの圧力水を利用する場合とに共通になっている
。

寸た、第１図中の符号８はモータ、６は高い鉄管水圧を
軸受冷却に適切な水圧へ減圧するための減圧装置、１０
は水車を起動する前に軸受に冷却水を送るための自動弁
、１１はモータを示している。　　　　　　　　　　　
　　　　　　。

第１図に示す冷却手段では、軸受部３の冷却が軸受油槽
５内の油を介して行なわれ、この油のための冷却器６が
軸受油槽５内に配設されている。

第２図は従来の水車における軸受部冷却手段の他の例を
示しており、第２図中、第１図と同じ符号はほぼ同様の
部分を示している。また第２図中の符号１２は油循環ポ
ンプ、１゛３はモ′二り、１４は熱交換“器を示す。

この第２図の例では、軸受油槽５内の油が油循環ポンプ
１２で熱交換器１４へ循環し冷却されるようになってい
る。

ところで、上述のごとき従来の水車軸受部冷却手段では
、冷却水の供給のために加圧ポンプ７または減圧装置９
のほか、自動弁１０などの大がかりな装置を必要として
おり、水車全体の構成が複雑になって、コストが高くな
るとともに、保守も面倒なものになる・という欠点があ
った。

本発明は、上述の諸問題の解決をはかろうとするもので
、従来から水車に設けられているバランス管の漏水を冷
却水として利用することにより、構造の簡素化をはかり
、コストを低下させるとともに、保守の簡素化もはかれ
るようにした、水車の軸受部冷却構造を提供することを
目的とする。

このため本発明の水車の軸受部冷却構造は、水車の主軸
を支承する軸受部に軸受油槽をそなえるとともに、上記
水車のランチクラウン側に部と゛を連通ずるバランス管
をそなえ、上記軸受油槽の油を介して上記軸受部を冷却
す、べく上記油のための冷却器が設けられて、上記バラ
ンス管を通る水が冷却水として上記冷却器を経由すべ（
、上記バランス管に上記冷却器が介装されていることを
特徴としている。

以下１図面により本発明の一実施例としての水車の軸受
部冷却構造について説明すると、第３図はその縦断面図
、第４図はその平面図であって、横軸水車の主軸２０は
水圧推力２１を受ける軸受部２２で支承されてｉる。

一般に、水車ランナには、ランチの構造から決まるラン
ナクラウン２３側とランナシュラウド２４側との面積の
差がある。

また、ランナクラ９ン２３側では水が流れにくいので水
圧が高くなり、ランナシュラウド２４側では水が流れや
すいので水圧が低くなる。す　　　　　　１なわち、ラ
ンチクラウン２３側に作用する水圧　。

力とランナシュラウド２４側に作用す４水圧ガとに差を
生じることになる。

上述の面積の差および水圧力の差により、ランチクラウ
ン２３側からランナシュラウド２４側へ向けて水圧推力
が作用するので、この水圧推力を減少させるように、ラ
ンナクラクン２３側におけるサイドカバー２５の内部と
、この水車の吸出管２６の内部とを連通するバランス管
２７．２８が設けられている・ また、軸受部２２には軸受油槽２９が設けられており、
この軸受油槽２９内の油を介して軸受部２２の冷却が行
なえるように、軸受油槽２９内の油を冷却するための冷
却器３０が、軸受油槽２９の壁部な取り囲むように配設
されている。

そして、一方のバランス管２７を通る水が冷却水として
冷却器３０を経由するようｋ、バランス管２７の途中に
冷却器３０が介装されている。

なお、油を冷却する冷却器として、上述の冷却器３０の
代わりに、第１図に符号６そ示したようなコイル管式の
冷却器を軸受油槽２９内に設けてもよく、また第２図に
符号１４で示したよう°な熱交換器を設けて、その内部
にコイル管式の冷却器を設けてもよめが、−ずれの場合
でも冷却器がバランス管２７に介装されて、バランス管
２７を通る水が冷却水として利用されるのである。

上述の実施例では横軸水車の場合に本発明が適期されて
いるが、本発明は竪軸水車の場合にも適用することがで
きる。

以上詳述したように０本発明の水車における軸受部冷却
構造では、水圧推力の低減のために設けられているバラ
ンス管の内部の流水が、軸受油槽内の油のための冷却水
として利用されるので、従来の場合に比べて加圧ポンプ
や減圧装置、自動弁、モータ等が工費となり、構造が大
幅に簡素化されて水車の据付に要する面積が少なくなる
ほか、保守が容易となり、エネルギー節約の観点からみ
ても有利となるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第一２区社いずれも従来の水車における軸
受部冷却構造を示す縦断面図であり、第３，４図は本発
明の一実施例としての水車の軸受部冷却構造を示すもの
で、第３図はその縦断面図、第４図はその平面図である
。 ２０１横軸水車の主軸、２１φ・水圧推力、２２拳・軸
受部、２３・・ランナクラウン、２４・・ランナシュラ
ウド、２５・・サイドカバー、２６・・吸出管、２７，
２８・・バランス管、２９・・軸受油槽、３ｏ・・冷却
器。 復代理人　弁理士　　飯　沼　義　彦 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水車の主軸を支承する軸受部に軸受油槽をそなえるとと
   もに、上記水車のランナクラタン側におけるサイドカバ
   ー内部と上記水車の吸出管内部とを連通ずるバランス管
   をそなえ、上記軸受油槽の油を介して上記軸受部を冷却
   すべく上記油のための冷却器が設けられて、上記バラン
   ス管を通る水が冷却水として上記冷却器を経由すべく、
   上記バランス管に上記冷却器が介装されていることを特
   徴とする、−・水車の軸受−冷却構造。　　　　　・