JPS5820879Y2 - マイクロ波溶融装置 - Google Patents
マイクロ波溶融装置Info
- Publication number
- JPS5820879Y2 JPS5820879Y2 JP16780878U JP16780878U JPS5820879Y2 JP S5820879 Y2 JPS5820879 Y2 JP S5820879Y2 JP 16780878 U JP16780878 U JP 16780878U JP 16780878 U JP16780878 U JP 16780878U JP S5820879 Y2 JPS5820879 Y2 JP S5820879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- melting furnace
- melting
- metal
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は粉状体等誘電率の大きい物質をマイクロ波で溶
融する装置に関し、特に被溶融物内に金属成分を含みそ
の金属成分を分離抽出するのに適したマイクロ波溶融装
置に関する。
融する装置に関し、特に被溶融物内に金属成分を含みそ
の金属成分を分離抽出するのに適したマイクロ波溶融装
置に関する。
従来金属成分を分離抽出するには、溶融炉等に金属含有
物を入れ外部から電気、ガスバーナ等で加熱溶融し分離
抽出を行なっている。
物を入れ外部から電気、ガスバーナ等で加熱溶融し分離
抽出を行なっている。
しかし金属成分を大量に含んでいてしかも固形物になっ
ていれば熱伝導も良く外部加熱でも良いが粉状体、塊状
体またはその混合物である場合は熱伝導が悪く全体を加
熱溶融しようとすると美大な熱量を必要とし、また外部
加熱のため溶融炉の温度も溶融物の温度以上に上昇し、
炉の保守の意思には断熱材の必要等でも不都合が生じ実
用的でない。
ていれば熱伝導も良く外部加熱でも良いが粉状体、塊状
体またはその混合物である場合は熱伝導が悪く全体を加
熱溶融しようとすると美大な熱量を必要とし、また外部
加熱のため溶融炉の温度も溶融物の温度以上に上昇し、
炉の保守の意思には断熱材の必要等でも不都合が生じ実
用的でない。
本考案はマイクロ波を用いることにより粉状体、塊状体
またはその混合物を内部から加熱することにあり、その
目的は断熱材を特に必要とせずしかも効率の良い加熱溶
融をすると共に粉状体、塊状体等に含まれる金属成分を
その成分ごとに分離抽出することにある。
またはその混合物を内部から加熱することにあり、その
目的は断熱材を特に必要とせずしかも効率の良い加熱溶
融をすると共に粉状体、塊状体等に含まれる金属成分を
その成分ごとに分離抽出することにある。
被加熱材が粉状体、塊状体またはその混合物である場合
は熱伝導が悪く外部加熱では効率の悪いことは前述のと
おりであるが、これらは電気伝導も悪いため誘電体損失
が大きくなりマイクロ波による加熱が有効となる。
は熱伝導が悪く外部加熱では効率の悪いことは前述のと
おりであるが、これらは電気伝導も悪いため誘電体損失
が大きくなりマイクロ波による加熱が有効となる。
これら粉状体になっていれば金属が単体で含まれていて
も、化合物になって含まれていてもマイクロ波による加
熱が有効になる。
も、化合物になって含まれていてもマイクロ波による加
熱が有効になる。
このマイクロ波加熱の装置を以下図面により詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案の実施例で、1はマイクロ波供給口、2
はマツチング機構、3は共振形溶融炉、4は粉状体等の
被加熱材、5はホッパ、6はスクリューフィーダー、7
は比重の大きい溶融体、8は比重の軽い溶融体、9,1
1は開閉機構、10.12は、溶融物の流出口である。
はマツチング機構、3は共振形溶融炉、4は粉状体等の
被加熱材、5はホッパ、6はスクリューフィーダー、7
は比重の大きい溶融体、8は比重の軽い溶融体、9,1
1は開閉機構、10.12は、溶融物の流出口である。
これを動作するには溶融炉底部に設けられた開閉機構9
,11を閉じておきスクリューフィーダー6により被加
熱材4を溶融炉3に適量投入する。
,11を閉じておきスクリューフィーダー6により被加
熱材4を溶融炉3に適量投入する。
この状態でマイクロ波供給口1よりマイクロ波を導入し
マツチング機構2により完全に共振させれば溶融炉3内
に生じた強いマイクロ波電界による誘電体損により中心
部から加熱されて溶融される。
マツチング機構2により完全に共振させれば溶融炉3内
に生じた強いマイクロ波電界による誘電体損により中心
部から加熱されて溶融される。
この溶融された物質はしばらく(1〜2分間)溶融状態
を維持すれば成分元素の比重により重いものは下層に、
軽いものは上層に更にガラス状物質はその上に層状をな
して沈積する。
を維持すれば成分元素の比重により重いものは下層に、
軽いものは上層に更にガラス状物質はその上に層状をな
して沈積する。
そのためある程度沈積した後比重の小さい溶融物を溶融
炉3の側面に設けた開閉機構11を開いて流出口12か
ら取り出す。
炉3の側面に設けた開閉機構11を開いて流出口12か
ら取り出す。
いま、たとえば金属成分が一種類で他がガラス状物質で
あり金属成分が少ない場合は金属溶融物の流出口10は
閉じたままで、ある間隔でガラス状物質のみを溶融物流
出口12から取り出し金属溶融物が流出口12の位置ま
できた時点で流出口10から取り出すことができる。
あり金属成分が少ない場合は金属溶融物の流出口10は
閉じたままで、ある間隔でガラス状物質のみを溶融物流
出口12から取り出し金属溶融物が流出口12の位置ま
できた時点で流出口10から取り出すことができる。
またあらかじめ含有成分の含有率(溶融時の体積比)が
わかっていればある量を溶融したときの金属の分布はあ
らかじめ知ることができ、その層に合わせて溶融炉3の
側面の取り出し口12を位置決めして設置しておけばあ
る量を溶融ごとに上層の物質から順次取り出すことがで
きる。
わかっていればある量を溶融したときの金属の分布はあ
らかじめ知ることができ、その層に合わせて溶融炉3の
側面の取り出し口12を位置決めして設置しておけばあ
る量を溶融ごとに上層の物質から順次取り出すことがで
きる。
(たとえばpbの比重:11.34、Fe)比重: 7
.86、Cr(7)比重: 7.2) 上記の例では二種類の分離を例にとり説明したが、金属
の含有成分が多い場合は溶融炉3の側面流出口12を複
数個設ければ同様に分離することができるし、また溶融
炉3の側面にスリットをきり流出口12を上下自由に調
節することができるようにすれば更に便利である。
.86、Cr(7)比重: 7.2) 上記の例では二種類の分離を例にとり説明したが、金属
の含有成分が多い場合は溶融炉3の側面流出口12を複
数個設ければ同様に分離することができるし、また溶融
炉3の側面にスリットをきり流出口12を上下自由に調
節することができるようにすれば更に便利である。
また化合物で含まれている金属成分を分離抽出したい場
合には本考案者が別に提案したように還元剤を混入すれ
ばより多くの金属成分を抽出することができ、本考案に
よる装置により各金属成分に分離することができる。
合には本考案者が別に提案したように還元剤を混入すれ
ばより多くの金属成分を抽出することができ、本考案に
よる装置により各金属成分に分離することができる。
以上説明したように本考案による装置は溶融炉の下側の
みならず、側面にも溶融物の流出口を設けたのでマイク
ロ波で溶融するのに適した物質を溶融分離することがで
きる利点がある。
みならず、側面にも溶融物の流出口を設けたのでマイク
ロ波で溶融するのに適した物質を溶融分離することがで
きる利点がある。
更には廃棄物の処理をマイクロ波で処理する場合に、処
理すると共に金属成分の回収をすることができ一石二鳥
であるし、公害の原因となる放射性物質や重金属を含ん
でいる場合でも放射性物質や重金属を分離抽出すること
ができ廃棄処理が容易になり非常に効果がある。
理すると共に金属成分の回収をすることができ一石二鳥
であるし、公害の原因となる放射性物質や重金属を含ん
でいる場合でも放射性物質や重金属を分離抽出すること
ができ廃棄処理が容易になり非常に効果がある。
第1図は本考案に係るマイクロ波溶融装置の断面図で゛
ある。 1・・・・・・マイクロ波供給口、2・・・・・・マツ
チング機構、3・・・・・・共振形溶融炉、7・・・・
・・比重の大きい溶融物、8・・・・・・比重の小さい
溶融物、10.12・・・・・・溶融物の流出口。
ある。 1・・・・・・マイクロ波供給口、2・・・・・・マツ
チング機構、3・・・・・・共振形溶融炉、7・・・・
・・比重の大きい溶融物、8・・・・・・比重の小さい
溶融物、10.12・・・・・・溶融物の流出口。
Claims (1)
- マイクロ波共振器とした溶融炉と、該溶融炉にマイクロ
波を導入するマイクロ波供給口と、該溶融炉を共振させ
るマツチング機構とを具備したマイクロ波溶融装置にお
いて、該溶融炉の底面および側面に複数個の溶融物流出
口を設けたことを特徴とするマイクロ波溶融装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16780878U JPS5820879Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | マイクロ波溶融装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16780878U JPS5820879Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | マイクロ波溶融装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5583696U JPS5583696U (ja) | 1980-06-09 |
JPS5820879Y2 true JPS5820879Y2 (ja) | 1983-05-02 |
Family
ID=29168353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16780878U Expired JPS5820879Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | マイクロ波溶融装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820879Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4619471B2 (ja) * | 1999-11-19 | 2011-01-26 | 電気化学工業株式会社 | 固体状物質の加熱溶融方法とその装置、及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 |
JP5066690B2 (ja) * | 2006-02-01 | 2012-11-07 | 和宏 永田 | 溶鉱炉及びそれを用いた銑鉄の製造方法 |
-
1978
- 1978-12-05 JP JP16780878U patent/JPS5820879Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5583696U (ja) | 1980-06-09 |
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