JPS5816639Y2 - マイクロ波溶融装置 - Google Patents
マイクロ波溶融装置Info
- Publication number
- JPS5816639Y2 JPS5816639Y2 JP17016078U JP17016078U JPS5816639Y2 JP S5816639 Y2 JPS5816639 Y2 JP S5816639Y2 JP 17016078 U JP17016078 U JP 17016078U JP 17016078 U JP17016078 U JP 17016078U JP S5816639 Y2 JPS5816639 Y2 JP S5816639Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- melting
- heated
- melting furnace
- supply port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は焼却灰・下水スラッジ・メッキスラッジ等の廃
棄物で粉状体・塊状体またはその混合物のマイクロ波溶
融による処理装置に関する。
棄物で粉状体・塊状体またはその混合物のマイクロ波溶
融による処理装置に関する。
従来、焼却灰、下水スラッジ、メッキスラッジ等の廃棄
物で、粉状体、塊状体またはその混合物の処理方法とし
ては、そのまま投棄するかまたはセメントやアスファル
ト中に混入固化して投棄する方法がとられている。
物で、粉状体、塊状体またはその混合物の処理方法とし
ては、そのまま投棄するかまたはセメントやアスファル
ト中に混入固化して投棄する方法がとられている。
しかしそのまま投棄した場合は有害物質の流出、雨水に
よる汚泥化、風による飛散等により環境を破壊し、セメ
ントやアスファルトに混入固化して投棄した場合でもセ
メントやアスファルトによる体積の増加に伴なう用地難
および経年変化によるクラック等により有害物質の流出
等環境破壊になり、共に公害化しつつある。
よる汚泥化、風による飛散等により環境を破壊し、セメ
ントやアスファルトに混入固化して投棄した場合でもセ
メントやアスファルトによる体積の増加に伴なう用地難
および経年変化によるクラック等により有害物質の流出
等環境破壊になり、共に公害化しつつある。
そのため最近粉状体、塊状体またはその混合物であるこ
れらの廃棄物をマイクロ波で溶融し固化して投棄する方
法が検討されつつある。
れらの廃棄物をマイクロ波で溶融し固化して投棄する方
法が検討されつつある。
すなわちこれら粉状体等は熱伝導が悪くまた誘電体損が
大きいため外部加熱では効率が悪い反面、マイクロ波で
は中心部から加熱されるため溶融炉の温度は余り上がら
ず効率良く加熱することができ、しかも焼却灰中に含ま
れる二酸化珪素（Ｓ ｓ ０２ ）を利用してガラス化
し固化できるためである。
大きいため外部加熱では効率が悪い反面、マイクロ波で
は中心部から加熱されるため溶融炉の温度は余り上がら
ず効率良く加熱することができ、しかも焼却灰中に含ま
れる二酸化珪素（Ｓ ｓ ０２ ）を利用してガラス化
し固化できるためである。
第１図は現在実用化が検討されつつある従来のマイクロ
波溶融装置の一例で１はマイクロ波供給口、２はマツチ
ング機構、３は共振形溶融炉、４は粉状体等の被加熱材
、５は被加熱材の投入口であるホッパ、６はスクリュー
フィーダー、７は溶融物、８は溶融物の流出口、９は開
閉機構である。
波溶融装置の一例で１はマイクロ波供給口、２はマツチ
ング機構、３は共振形溶融炉、４は粉状体等の被加熱材
、５は被加熱材の投入口であるホッパ、６はスクリュー
フィーダー、７は溶融物、８は溶融物の流出口、９は開
閉機構である。
この装置において流出口８を開閉機構９により閉じてお
きスクリューフィーダー６により被加熱材４を溶融炉３
に適量投入する。
きスクリューフィーダー６により被加熱材４を溶融炉３
に適量投入する。
この状態でマイクロ被供給口１よりマイクロ波を導入し
マツチング機構２により完全に共振させれば、溶融炉３
内に生じた強いマイクロ波電界による誘電体損により中
心部から加熱されて溶融する。
マツチング機構２により完全に共振させれば、溶融炉３
内に生じた強いマイクロ波電界による誘電体損により中
心部から加熱されて溶融する。
この溶融装置はＴＭｏ、ｎ モードで共振するように設
計されているため、溶融炉３の底面中心部から溶融し、
図のように溶融物７が底面中央部にたまる。
計されているため、溶融炉３の底面中心部から溶融し、
図のように溶融物７が底面中央部にたまる。
この溶融物の成分は半分以上が二酸化珪素のため他の酸
化物も共有結合されてガラス化し、これを流出口８から
開閉機構９を開いて適時流出させれば体積は’／１０以
下となり強固な固化体が得られるため、廃棄処理が容易
となり非常に便利である。
化物も共有結合されてガラス化し、これを流出口８から
開閉機構９を開いて適時流出させれば体積は’／１０以
下となり強固な固化体が得られるため、廃棄処理が容易
となり非常に便利である。
しかしこの装置では溶融炉３をマイクロ波共振器となる
よう設計されているため、マイクロ波の波長により溶融
炉３の形状が決定されてしまい、自由に溶融炉の大きさ
を選択するということができず、自づと廃棄物処理の処
理能力に制限がある。
よう設計されているため、マイクロ波の波長により溶融
炉３の形状が決定されてしまい、自由に溶融炉の大きさ
を選択するということができず、自づと廃棄物処理の処
理能力に制限がある。
そのため大量の廃棄物処理をするには倒台もの溶融装置
が必要となり、マイクロ波発生源である高価なマグネト
ロンは溶融装置ごとに必要でしかも廃棄物の処理も各溶
融装置ごとに運転しなければならず、装置全体としては
高価なものとなり運転時の工数も多く要し、共にコスト
アップの原因となる欠点がある。
が必要となり、マイクロ波発生源である高価なマグネト
ロンは溶融装置ごとに必要でしかも廃棄物の処理も各溶
融装置ごとに運転しなければならず、装置全体としては
高価なものとなり運転時の工数も多く要し、共にコスト
アップの原因となる欠点がある。
本考案はこれらの欠点を除去するためマイクロ波溶融炉
を複数個とし、マイクロ波発生源および被加熱材をそれ
ぞれ共用したもので、その目的は大量の廃棄物を処理す
るのにできるだけ安価で、容易に、早く処理することの
できる溶融装置を提供することにある。
を複数個とし、マイクロ波発生源および被加熱材をそれ
ぞれ共用したもので、その目的は大量の廃棄物を処理す
るのにできるだけ安価で、容易に、早く処理することの
できる溶融装置を提供することにある。
以下図面により詳細に説明する。
第２図は本考案の実施例で符号は第１図の場合と同じで
ある。
ある。
図から明らかなように本装置は同様な形状の溶融炉を２
個設置し、マイクロ波供給口および被加熱材の投入口で
あるホッパ５をそれぞれ共用したものである。
個設置し、マイクロ波供給口および被加熱材の投入口で
あるホッパ５をそれぞれ共用したものである。
この装置はマイクロ波供給口および被加熱材投入口をそ
れぞれ共用しているため動作としては第１図の場合と同
じで各溶融炉ごとに溶融物を流出できる。
れぞれ共用しているため動作としては第１図の場合と同
じで各溶融炉ごとに溶融物を流出できる。
この溶融物の流出口をできるだけ近づけて、流出する溶
融物を一箇所に集めるようにすれば尚一層利用価値は高
くなる。
融物を一箇所に集めるようにすれば尚一層利用価値は高
くなる。
上記溶融装置は溶融炉２個を設置した場合の例で説明し
たが、マイクロ波発生源であるマグネトロンを出力の大
きいものを使用すればもつと多くの溶融炉を連結するこ
とができることは明らかである。
たが、マイクロ波発生源であるマグネトロンを出力の大
きいものを使用すればもつと多くの溶融炉を連結するこ
とができることは明らかである。
また被加熱材の投入口であるホッパおよびマイクロ波供
給口の全部をそれぞれ共用しなくても本考案の主旨を外
れるものではない。
給口の全部をそれぞれ共用しなくても本考案の主旨を外
れるものではない。
以上説明したように本考案によれば、溶融炉を複数個に
したため全体としては溶融炉の体積が多くなり廃棄物の
処理を一度に大量行なえ、しかもマイクロ波発生源は１
個ですみまた被加熱材の投入口であるホッパも共用して
いるため溶融装置の運転も簡単で、結果として安価で容
易に大量の廃棄物を処理できるという効果がある。
したため全体としては溶融炉の体積が多くなり廃棄物の
処理を一度に大量行なえ、しかもマイクロ波発生源は１
個ですみまた被加熱材の投入口であるホッパも共用して
いるため溶融装置の運転も簡単で、結果として安価で容
易に大量の廃棄物を処理できるという効果がある。
第１図は従来のマイクロ波溶融装置の断面図、第２図は
本考案に係るマイクロ波溶融装置の断面図である。 １・・・・・・マイクロ波供給口、２・・・・・・マツ
チング機構、３・・・・・・共振形溶融炉、５・・・・
・・被加熱材の投入口であるホッパ。
本考案に係るマイクロ波溶融装置の断面図である。 １・・・・・・マイクロ波供給口、２・・・・・・マツ
チング機構、３・・・・・・共振形溶融炉、５・・・・
・・被加熱材の投入口であるホッパ。
Claims (1)
- マイクロ波共振器とした溶融炉と、該溶融炉にマイクロ
波を供給する供給口と、該溶融炉に被加熱材を投入する
投入口とを具備したマイクロ波溶融装置において、マイ
クロ波共振器とした該溶融炉を複数個とし、該マイクロ
波供給口および、または該被加熱材投入口をそれぞれ共
用したことを特徴とするマイクロ波溶融装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17016078U JPS5816639Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | マイクロ波溶融装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17016078U JPS5816639Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | マイクロ波溶融装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5585699U JPS5585699U (ja) | 1980-06-13 |
| JPS5816639Y2 true JPS5816639Y2 (ja) | 1983-04-04 |
Family
ID=29172887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17016078U Expired JPS5816639Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | マイクロ波溶融装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816639Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-08 JP JP17016078U patent/JPS5816639Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5585699U (ja) | 1980-06-13 |
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