JPS58208354A - 酸素検知用インキ組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸素検知用インキ組成物に関するものである
。

包装容器内の酸素を除去すれば、容器内の内容物の酸化
防止または鮮度保持に役立つことは一般νこよく知られ
ていることで》》る。酸素を除去する方法としＣは、窒
素、炭酸ガスによ４）ガス置換方式、ある（・は酸素吸
収剤の便用１ｖこより包装容器内の酸素を吸収する方式
があり、これらの方式は既ＶＣ多くに実用されている。

しかしながら、これらの方式において包装容器内の酸素
を除去しても、酸素が十分に除去されているかどうかは
包装容器の外からは判断−（ることかできなかった。

そのためピンホール等の包装Ｉ料の不備、包装作業中あ
るいは流通過程中における様々な事故等の四回による包
装容器内へ酸素が流入してしまう事故を簡単に発見でき
ず、結果的に食品等の内容物が酸化したり、または鮮度
が低下してしまい、著しく商品価値を損ねてしま一〕で
いた。

そこで、上記の問題点を改善するために酸素Ｏｆｆ．在
の一ｆｊ無により色相が変化−４７）酸素’ｌ’ｌＪ定
用のインジケータ−が開発され一Ｃいる。

この一つの例として、還元剤と水溶液中で還元剤により
色相が変化する色素を含むインジケーターで酸素が存在
しないときは還元剤の作用Ｃ・こ５Ｌり色相が変化する
ことを利用したインジケーターがある。

具体的にはブドウ糖、アスコルビン酸も・の還元剤とメ
チレンブルーを使用したものは、酸素の仔在下において
は青色、酸素の不存在Ｆ＆′ｃ、ｔｊ　ｕ・ては白色を
程する酸素検知剤である。

この種の酸素検知剤の具体的形態と使用方法は以下のと
おりである。

メチレンブルー、還元剤、水及び結合剤古の添加剤を一
定割合で混合した粉末をタブレット化し、これを個別に
包装し、外部の酸素を遮断し、黄几剤の酸化を防止する
ため、ガスバリアー性フイルノ、の小袋に包装し保存す
る。そして酸素の存ｒ１．の有無を判定するのはこの小
袋に釧等で穴をあけ、包装された酸素検知剤を酸素の存
在の有無を判定しようとする包装容器内に投入すること
により１り定している。

しかし、この方法では個々にタブレットを包装しなげり
、ばならない点、あるいはタブレット状酸素検知剤が崩
壊した場合、小袋にあけた穴を１ｌｊｌ　’ｌ−て崩壊
した粉末が外部ハ・流１］ヒｊ“るという問題点があっ
た。

また、上記酸素検知削組成物Ｍコ水溶性バインダー樹脂
を加えることにより、インキ化し−（使用するものも提
案されている。しかし、当該インキで印１ｂｌｌした印
９；す物を脱酸素状態−トにお（・ても酸素検知剤の変
色速度が遅いため酸素の存在の有無の１１定が遅れると
いう欠点があった１゜ またアルコール以外の有機溶剤に可溶な樹脂をバ・ｆン
ダー闇脂として使用【−だ場合、チアジン系染料、［・
−アスコルビン酸および水からなるインジケーターを添
υ［１することｖｃ　、１：リイ／キ化するとインジケ
ーターと前’Ａ（２樹脂との相溶性の点で問題があり、
ゲル化及び分肉１＃゛８を起し、」１逅性なインキ組成
物が得られなかった。

本発明は、Ｌ記問題を解消したものＣ、チアジン系染料
、１、−アスコルビン酸および水からなるインジケータ
ーをアルコール可溶性バインダー樹脂溶液中に溶解もし
くは分散させてなる酸素検知用インキ組成物である。

また本発明は、上記インキ組成物中に無機多孔物質を添
加ｌ−でなる酸素検知用インキ組成物でル。

る。

本発明において、チアジン系染料として、たとエバメチ
レンブルー等、また、１．−７スコルヒ／酸は還元剤と
し２てはたらき、その便用鼠は１．記染刺１重量部に対
し−Ｃ１１〜１５０縁部部がりｒ土し℃）。

次に、」二記インジケーターを溶解もしく　ハ分ｉ１’
ｌ−するためのアルコール可溶性バインダー樹脂溶イに
とし−Ｃは、エチルセルロース、ブチラール樹脂、耐酸
ビニル樹脂等の樹脂の少なくとも−ｆｉｉを、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール等の゛ノ′ルコール
系の有機溶剤に溶解または分散したもので、このインジ
ケーターを分散または溶解する溶液は、少なくとも２０
重量部以上きむものである。

また上記溶液は、アルコール系溶剤１００小ｋｔ部に対
して樹脂５〜３０重ｈ１部の範囲で溶解したものである
。

さらに本発明で用いる無機多孔物質としては１、酸化ケ
イ素、ケイ酸ノノル／ウノ、等があり、その使用址は、
バインダー樹脂溶液１００重置部にλ１して５〜６０重
量部の範囲がＩｆましい。

この無機多孔物質を加えｌ、−インキ組成物は酸素との
接触をより速く行なわれ、変色が速やかに行なうことが
できる７、 に記インジケーターをバインダー樹脂溶液中に溶解もし
くは分散させる方法どしては、全成分を混合してザンド
ミル、ボールミル、ロールミル、アトライター等の一般
的手段により練肉すれば良いが、■・〜アスコルビン酸
とチアジン系染料をあらかじめ水に溶解させた後、他成
分と混合させるとし・−）た：゛液分離方法をとっても
艮い。

その他、酸素存在−トまたは酸素不イｆ在−１・で色変
化【−ない顔料、染料ｔ６０色相調整剤を添加１−るこ
とも１１０止であり、チアジン染旧１部ＶこスｋＪ　ｌ
−てＵ１〜１（］部稈度添加することが好ましく・。

上記の如く構成される本発明のインキ組成物は、グラビ
ア印刷、スクリーン印刷、凸版印判などの印刷方法ある
いは塗布方法なとりこより、紙、シラスチックフィルム
、金属２西などの任意の基＋（表面に施すことができる
。さらに、本発明のインキ組成物は酸素吸収能力を有す
る薬剤を包装している通気性の包装料にも印１６１１可
能であり、又食品佑を包装する包装にも印１６１１可能
である。

以上の説明で明らかなように、本発明の酸素検知用イン
キ組成物は、簡単に印刷することができ印１６す物をそ
のまま酸素の有無の判定に用いることができるので手軽
に使用できる。

また、本発明の・インキ組成物は変色スピー１か速いた
めに、素早く酸素の有無を判定することができるという
特徴を有する。

以下、実施例及び比較例を述べる。

〈実施例〉 メチレンブルーｉ、　ｏ　部、Ｌ−アスコルビン酸２０
部を水１００ｓ［溶解した酸素検知能力をイ」する溶液
をエチルセルロースＮ−１４（ハーギュレス社製）２０
重皿係、エチルアルコール１６重に％、イソプロピルア
ルコール６４　’ｌ　駄％からなるワニス１００部に対
して２０部混入し、さらに−リイロイド２　’４４　Ｄ
；＋す、富１デヴイノン社製）１０部を添加してザ／ド
ミル機にて１時間練肉−ｊ゛ることＩ／こより、本発明
のイン）・組成物ヲ１′１成した。

得られたインキ組成物を用（・′（版深１２０１１のグ
ラビア派に−（−Ｌ質紙（出隅国策バルブ社製Ｋｌｌ’
ｌ）５５９　／　ｍ’　）　Ｋグラビア印刷　ｔ＋ｉ１
丁したところ、ノチレ２７ブルーの青色に発色した印刷
物が得られた。この印刷物を酸素吸収能力を有−Ｊる薬
剤（凸版印（１；すｒ１°製、魚Ｙ度保持剤Ｃ）と共に
、ポリ塩化ビニリゾ７／、１′：ｉ−１・したグロビレ
ンフイルム（２０μ）トポリエチレン（４０μ）をラミ
ネートしたフィルムで作成した袋に投入したところ約５
時間でメチレンブルーの青色が消えはじめ、約１０時間
後には、はとんど力（（色と１ぶり、脱酸素状態となっ
たことを示した。さらに、脱酸素状態となった袋に釧で
穴をあげピンホールをつくり酸素な導入したとごろ、１
時間ＪｐＬ内でメチレンブルーの青色があられれはじめ
、３時間以内でほぼもとの青色・＼山変色した。

（上記の配合比は、いずれも重量部である。）く比較例
〉 メチレンブルーｔｏ部、■、−アスコルビ／酸２０部を
水１００部に溶解した酸素検知１１［力を′イ］する溶
液をポリビニルアルコ１−ル４重Ｉｔ％、水９６重吋係
からなるワニス１００部Ｖこ苅して２（］部混入しザン
ドミル機にて１時間練肉することにより、水溶性バイン
ダー樹脂を用いた酸素検知用インキ組成物を得た。

得られたインキ組成物を用いて、９０メツ／ユのスクリ
ーン印刷版にて、−Ｌ：、’ｉｍｔ紙（出隅国ｉ￥パル
プ社製Ｋ　ＩＩ’　Ｉ）５５　、ゾ、′ｌ　）　Ｋスク
リーン印１１；りしたところ、メチレンブルーの青色に
発色した印１１；す物が得られた。この印１ｉｉす物を
実施例と同様の方法Ｃ脱酸素秋態下Ｖこおし・たところ
、３日後にメＪし／フ゛ル−の−Ｈ色がｌ肖え（′！じ
めたが、５１−Ｊ後すこ：１．３い゛こも青色は完全に
消えることはなかった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１チアジン系染料、ｒｌ−アスコルビン酸および水
   よりなる・インジケーターをアルコール可溶性陶脂溶液
   中に溶解または分散してなる酸素検知用１ンキ組成物。 （２）チアジン系染料、［Ｊ−アスコルビン酸おＬぴ水
   よりなるインジケーターおよび無機多孔物質へ・アルコ
   ール可溶性樹脂溶液中に溶解または分散してなる酸素検
   知用インキ組成物。 （３）無機多孔物質がアルコール可溶性樹脂溶ｊ＋Ｉｔ
   。 １００市紙部Ｖ対して５〜３０止址部の範囲である特許
   請求の範囲 組成物。