JPS5820715Y2 - 下水管渠内の水溜め装置 - Google Patents

下水管渠内の水溜め装置

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JPS5820715Y2
JPS5820715Y2 JP1979008831U JP883179U JPS5820715Y2 JP S5820715 Y2 JPS5820715 Y2 JP S5820715Y2 JP 1979008831 U JP1979008831 U JP 1979008831U JP 883179 U JP883179 U JP 883179U JP S5820715 Y2 JPS5820715 Y2 JP S5820715Y2
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JP
Japan
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sewage
door body
pipe
sewage pipe
storage device
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Expired
Application number
JP1979008831U
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English (en)
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JPS55110588U (ja
Inventor
勗 立石
Original Assignee
日本自動機工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、下水管渠内に存在する下水を防火用等に再
利用するために一時的に下水を溜めることができるよう
にした下水管渠内の水溜め装置に関するものである。
すでに周知のように下水管渠内は各種の下水が流れてい
る。
そして通常はこの下水は何らの利用に供することもなく
やがて棄て去られるのであるが、この下水も例えば火災
時の消火に利用することは可能である。
しかし、この下水は管渠内において絶えず流れ続けてお
り、かつその量もさほど多くはないので、そのままの状
態において消火に利用するには不向きとなる。
常に一定量が要求されてくるのである。
従来から暗渠ではなくて上部が開口している排水溝や下
水道などではこの水を利用するために、これに上部から
仕切板を差し込んで流れを堰止めることは広く行なわれ
ている。
しかし、下水管渠のような暗渠の場合には開口部がない
ので上部から仕切板を差し込むことはできないので、こ
のような方法は不可能である。
従って新しい方法を考える必要があり、下水管渠を堰止
めるためには下水管渠内で人間が作業するのは大変であ
るので遠隔操作により堰止めることができるのが望まし
いとともに、堰止めない場合には下水の流れを邪魔しな
いような方法である必要がある。
そこでこの考案は下水管渠内の所望個所に、この下水管
渠内の内幅員に相当する起伏扉体を配設し、起伏扉体の
裏面と下水管渠の底部とを蛇腹状の筒によって連結しこ
の筒を圧縮空気源に連結するとともに、倒伏時に起伏扉
体が筒を覆い起伏扉体と下水管渠の底部が平滑面となる
ようにして、筒を遠隔操作により伸ばして起伏扉体を起
立させてこれによって下水の流れをせき止めて、マンホ
ールを利用してこの下水を例えば消火目的に利用するこ
とができるようにし、利用しない倒伏時には起伏扉体で
筒を覆い筒を保護するとともに起伏扉体と下水管渠の底
部が平滑面となるようにして下水の流れを邪魔しないよ
うにした下水管渠内の水溜め装置を提供することを目的
として開発したものである。
いま、この考案にかかる下水管渠内の水溜め装置の一実
施例を図面にもとづいて述べると。
1は断面をほは゛方形状に形成した下水管渠であす、2
はこの下水管渠1内の所望個所に配設した起伏扉体であ
る。
この起伏扉体2は、下水管渠1の内幅員に相当する幅員
を有し、その一端縁を下水管渠1の底部に蝶番3を介し
て連結しである。
そして起伏扉体2の裏面と下水管渠1の底部とを蛇腹状
の筒4によって連結し、さらにこの筒4にパイプ5を介
して圧縮空気源となるコンプレッサー6と連結しである
そして筒3は下水管渠1の底部より一段低くなっている
ここで駆動源として圧縮空気を使用するのは他のもの(
例えば油圧、水圧)に比べて装置が簡単であり、持ち運
びが便利であるので駆動源を固定とせず必要なときだけ
コンプレッサーを持って行って連結すればよいので設備
が簡単で済むからである。
そのうえ、漏洩した場合に油圧のように公害問題を引き
起こす心配も無いので下水管渠内で使用する動力源とし
て適しているのである。
一方、水圧を使用した場合には寒冷時に凍結する恐れが
あるので保守が大変である。
また、蛇腹状の筒を使用するのはシリンダーのように外
部に摺動部がないので水蜜を保てるので耐久性が向上す
るという効果を有するからである。
しかして、水を溜める際にはコンプレッサー6を作動せ
しめて筒4内に給気を行う。
するとこの筒4は空気圧によって徐々に伸びてゆきやが
て起伏扉体2は筒4の伸びる量にしたがって起立するこ
とになる。
そしてこの下水管渠1内において起伏扉体2が起立する
ので、起立する高さが、下水管渠1内における下水の水
深となり、水が溜まることになるのである。
また起伏扉体2を倒伏せしめるときは、筒4内の圧縮空
気の排気を行えば、起伏扉体2の自重によって徐々に倒
伏することになる。
一方、起伏扉体2が倒伏した後には、筒4を流水から保
護する必要があるので起伏扉体2が筒4を覆うように倒
伏させる必要がある。
また、下水の流れを円滑に行なわれるようにするため、
倒伏時に下水管渠1の底部が平滑面にする必要がある。
そこでこのような条件を満足させるために前記筒4を配
設する位置を、一段低く形成しておくのである。
以上のようにこの考案にかかる下水管渠内の水溜め装置
によれば、遠隔操作によって起伏扉体を起立させること
によって下水管渠内に水を溜めることができるので、例
えば火災時において開放の水路でない暗渠のマンホール
からこの水を消火用として用いることができることにな
り、特に火災時のような非常時において多量の水が要求
され消火栓では不充分なときなどは、きわめて効果的で
あるとともに、倒伏時には起伏扉体と下水管渠の底部が
平滑面となるので下水の流れを妨げることがないのであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案にかかる下水管渠内の水溜め装置の一実
施例を示すものであり、第1図は断面図、第2図は第1
図のA−A線断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下水管渠内の所望個所に、その下水管渠内の内幅員に相
    当する起伏扉体を配設し、起伏扉体の裏面と下水管渠の
    底部とを蛇腹状の筒によって連結しこの筒を圧縮空気源
    に連結するとともに、倒伏時に起伏扉体が筒を覆い起伏
    扉体と下水管渠の底部が平滑面となるようにしたことを
    特徴とする下水管渠内の水溜め装置。
JP1979008831U 1979-01-29 1979-01-29 下水管渠内の水溜め装置 Expired JPS5820715Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55110588U JPS55110588U (ja) 1980-08-02
JPS5820715Y2 true JPS5820715Y2 (ja) 1983-04-30

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ID=28818512

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4429967Y1 (ja) * 1965-11-13 1969-12-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4429967Y1 (ja) * 1965-11-13 1969-12-10

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JPS55110588U (ja) 1980-08-02

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