JPS5820698Y2 - 建設機械に於ける運転室の構造 - Google Patents

建設機械に於ける運転室の構造

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JPS5820698Y2
JPS5820698Y2 JP17972778U JP17972778U JPS5820698Y2 JP S5820698 Y2 JPS5820698 Y2 JP S5820698Y2 JP 17972778 U JP17972778 U JP 17972778U JP 17972778 U JP17972778 U JP 17972778U JP S5820698 Y2 JPS5820698 Y2 JP S5820698Y2
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JP
Japan
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cab
driver
noise
frequency
construction machinery
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JP17972778U
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JPS55101972U (ja
Inventor
貴善 畑山
幹雄 木全
Original Assignee
住友重機械工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建設機械に於ける運転室の新規な構造に関する
ものである。
特に騒音が少く、オペレーターにとって良好な作業環境
を与え得る運転室の構造を提供しようとするものである
一般に産業機械の運転室は上・下面及び左右面が平行で
ある。
本考案者は油圧ショベルに於けるこのような構造の運転
室内での騒音レベルの分布について調べた結果、第1図
(運転室の左右方向分布)と第2図(運転室の上下方向
の分布)の如き結果、即ち平行な面で構成される運転室
では騒音の共振現象が発生するという結果を得た。
理論的には平行面で構成された運転室でも、内張材とし
て波状パネルを貼付けることなどによって平行面を避け
ることはできる。
しかし、実際上はスペースが制限されている建設機械に
於ては、共振現象を全く考慮せず、吸音材を貼付ける程
度であった。
この吸音材の貼付けによって全体の騒音レベルは低下す
るが、運転室内の有している周波数と騒音源の周波数と
の共振を避けることはできない。
即ち運転室内の或領域では他の領域よりも騒音レベルが
高くなるという現象が必ず存在し、その領域が丁度オペ
レーターの耳元に位置する場合には騒音対策の効果が充
分に生きてこないのである。
本考案は斜上の問題を解決し得る運転室を提供しようと
するもので、以下公知構造と比較しつつ説明する。
第3図と第4図に於てOは公知の運転室で、天井1と床
2とは平行、又両側壁3,4も平行である。
さて定常波は互に平行な2面間での音波の干渉で生ずる
同じ周波数の音波の干渉によって、どの場合でも同一の
位相をもつ振動が現われ、音圧又は粒子速度の振幅が極
大となる点(腹)と極小となる点(節)とが空間的に交
互に存在し、各点で同じ運動をくり返して波形が進行し
ないとき、これを定常波というが、例えば1つの平面波
が完全反射面に垂直に入射して、反射波が重なったとき
、その合成液は A sin (+、vt −kx ) +As1n (
wt÷kx)=2八cos kx sin wt となり(A:振幅、W−2πf、に=wcただしCは音
速)、位相はXに関係なく、またその振幅の場合的な変
化はcos kxで表わされる。
即ち、理論的には最大振幅Aであったものが2Aまで増
幅される。
次に運転室内形状によって定まる定常波については1次
元の場合(平行面を考慮することから)f”= n
x flる式が一般的に知られている。
2′ ただし、・−音速従って、運転
室の高さと幅を例えば1.5と1と仮定すれば 高さ方向には 幅方向には なる定常波を潜在的に有する事になる。
以上説明したごとく、平行面を有する事に依り、ある周
波数の定常波を基本的に持つ運転室内に、建設機械の各
騒音源の騒音が伝播されかつ運転室の持つ周波数と一致
した場合、騒音レベルは2倍にまで増幅されうる。
例えばエンジン冷却用のファンのもつ騒音の周波数は にて求められる。
従って、平行面を有する運転室である限り、何らかの騒
音源の周波数と一致又は近接することがさけられず、一
般的にうなりと称する騒音レベルの増大化が発生する。
第5図〜第6図はこのような平行平面間に発生する定常
波による騒音レベルの増大化を避けるべく改良された運
転室を示す。
即ち天井1aと床2a9両側壁3aと4aが非平行平面
によって構成されている。
この構成であるから、空間的に交互に存在し、各点で同
じ運動を繰返して波形が進行しないという定常波の発生
条件が破られる。
従って産業機械の各所に有する騒音源によって発する騒
音のレベルの増大が防がれる。
このような構成にしたのち、運転室内の壁に吸音材を貼
付けるならば、騒音対策はほぼ完璧である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は公知運転室内の騒音レベル分布状態を
示すグラフ、第3図は公知運転室の側面図、第4図は第
3図の右側面図、第5図は本考案を実施した運転室の側
面図、第6図は第5図の右側面図。 図において:O・・・・・・運転室、1,1a・・・・
・・天井、2゜2a・・・・・・床、3,3 a 、4
,4 a・・・・・・側壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気と遮断可能で、その内部前後壁、左右側壁ならびに
    上・下壁が何れも非平行面で構成されることを特徴とす
    る建設機械に於ける運転室の構造。
JP17972778U 1978-12-29 1978-12-29 建設機械に於ける運転室の構造 Expired JPS5820698Y2 (ja)

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JPS55101972U JPS55101972U (ja) 1980-07-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2528091B (en) * 2014-07-09 2020-11-25 Bamford Excavators Ltd Operator compartment structure

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JPS55101972U (ja) 1980-07-16

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