JP2004156299A - 建設機械の作業装置 - Google Patents

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Kunihiko Ikeda
邦彦 池田
Seiichiro Takeshita
清一郎 竹下
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Abstract

【課題】作業装置のブーム、アーム等の内部に共鳴管を設けることにより、油圧アクチュエータの作動時に共鳴による騒音を低減する。
【解決手段】ブーム12の閉塞空間29内には、油圧配管18内を流れる圧油の脈動等によりブーム12内の空気が共鳴するときに共鳴の定常波を打消す有底筒状のブーム共鳴管39を設け、この共鳴管39は、定常波の腹となる隔壁25,26の近傍等に配置する。また、アーム13の閉塞空間37内にも、定常波の腹となる位置に有底筒状のアーム共鳴管41を設ける。これにより、共鳴管39,41を用いた簡単な構造で共鳴による騒音を低減でき、作業環境を良好に保つことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば鋼板等により中空構造体として形成され、土木作業、掘削作業等を行うのに好適に用いられる建設機械の作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械には、各種の土木作業、掘削作業等を行うための作業装置が設けられている。そして、この種の従来技術による作業装置として、油圧ショベルの作業装置を例に挙げて述べると、この作業装置は、ブーム、アーム、バケットと、これらを作動するブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ等とにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−13940号公報
【0004】
ここで、ブームは、例えば複数の鋼板等を溶接することにより、長さ方向の両端側が閉塞された細長い中空構造体として形成され、その内部は長さ方向に延びる閉塞空間となっている。
【0005】
また、作業装置には、油圧ショベルの車体側に搭載された油圧ポンプ等からブームシリンダ、アームシリンダ及びバケットシリンダに対してそれぞれ圧油を給排する複数の油圧配管が取付けられている。この場合、各油圧配管は、ブームの長さ方向に沿って延びると共に、クランプ等の固定具を用いてブームの外面側に固定されている。
【0006】
そして、油圧ショベルの運転時には、オペレータが各種の運転操作を行うことにより、油圧ポンプから各油圧配管を介してブームシリンダ、アームシリンダ及びバケットシリンダに圧油が供給され、これらのシリンダが作動する。これにより、オペレータは、車体に対してブームを俯仰動させたり、アームやバケットを回動して掘削作業等を行うものである。
【0007】
この場合、油圧ポンプから吐出される圧油には、ポンプの吐出動作に応じて周期的な圧力変動(脈動)が生じ易い。そして、この脈動が油圧配管等を介してブームに伝わると、ブームの閉塞空間内に存在する空気が圧油の脈動に対応した周波数で共鳴し、作業装置の騒音が増大することがある。
【0008】
このため、従来技術では、油圧配管が圧油の脈動に応じて振動するときの節に対応する部位にクランプを配置し、この節の位置で油圧配管をブームに固定することにより、圧油の脈動が油圧配管からブームに振動となって伝わるのを抑える構成としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、油圧配管のうち圧油の脈動に応じて振動するときの節に対応する部位を、クランプによってブームに固定する構成としている。しかし、この場合には、例えば油圧配管の長さ、振動(脈動)の周波数等に応じてクランプの取付位置を決定しようとすると、油圧配管の取付強度を十分に確保できないことがある。
【0010】
このため、油圧ショベルの設計時には、複数のクランプによって油圧配管の取付強度を確保しつつ、各クランプを振動の節に対応する適切な部位に配置しなければならず、これらを両立させる設計作業に手間がかかるという問題がある。
【0011】
また、例えば油圧配管の長さ、振動の周波数等によっては、取付強度と振動対策とを両立できるようなクランプの取付位置が存在しない場合もあり、ブーム内の共鳴による騒音を十分に抑えることができないという問題がある。
【0012】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、作業装置の中空構造体内で共鳴による騒音が生じるのを確実に低減でき、所望の共鳴周波数に対する騒音対策を容易に実行できるようにした建設機械の作業装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、中空構造体として形成され建設機械の車体に俯仰動可能に取付けられるフロント構造物と、該フロント構造物を作動させる油圧アクチュエータとを備えた建設機械の作業装置に適用される。
【0014】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、フロント構造物の内部には油圧アクチュエータが作動するときに前記フロント構造物内で共鳴により生じる騒音を低減する共鳴管を設け、該共鳴管は共鳴により生じる定常波の腹に対応する位置に配置する構成としたことにある。
【0015】
このように構成することにより、例えば油圧アクチュエータの作動時に生じる共鳴の周波数等に対応して共鳴管の長さを予め設定しておき、この共鳴管をフロント構造物内で定常波の腹に対応する位置に配設することができる。これにより、フロント構造物の内部で共鳴が生じるときには、共鳴管内で反射された反射波を用いて定常波を打消すことができ、共鳴により生じる騒音を共鳴管によって低減することができる。
【0016】
また、請求項2の発明によると、フロント構造物は油圧ショベルを形成するブームであり、前記共鳴管は該ブームの内部で定常波の腹に対応する位置に配置するブーム用の共鳴管により構成している。
【0017】
これにより、油圧ショベルのフロントを構成するブームの内部には、定常波の腹に対応する位置に共鳴管を配置できるから、ブームの内部で生じる騒音を共鳴管によって低減することができる。
【0018】
また、請求項3の発明によると、フロント構造物は油圧ショベルを形成するアームであり、前記共鳴管は該アームの内部で定常波の腹に対応する位置に配置するアーム用の共鳴管により構成している。
【0019】
これにより、油圧ショベルのフロントを構成するアームの内部には、定常波の腹に対応する位置に共鳴管を配置できるから、アームの内部で生じる騒音を共鳴管によって低減することができる。
【0020】
また、請求項4の発明によると、中空構造体の内部には端部側が閉塞された細長い閉塞空間を形成し、共鳴管は該閉塞空間の端部側に配置する構成としている。
【0021】
この場合、中空構造体の閉塞空間内で共鳴が生じるときには、反射面となるその空間内壁面に定常波の腹が配置されるが、細長い閉塞空間では、その長手方向の端部側壁面に定常波の腹が配置されやすい。従って、例えば共鳴管を閉塞空間の端部側に取付けることにより、これを定常波の腹に対応する位置に容易に配置でき、共鳴による騒音を安定的に低減することができる。
【0022】
また、請求項5の発明によると、中空構造体の内部を細長い閉塞空間に画成する隔壁を設け、共鳴管は該隔壁の近傍に配置する構成としている。これにより、例えば共鳴管を隔壁の近傍に取付けることにより、これを定常波の腹に対応する位置に容易に配置することができる。
【0023】
また、請求項6の発明によると、共鳴管は定常波の腹に対応する位置に複数個配置する構成としている。これにより、複数個の共鳴管を用いて共鳴による音圧振動を効率よく打消すことができる。また、例えば定常波の異なる腹の位置にそれぞれ共鳴管を配置し、音圧振動をより確実に減衰させることができる。
【0024】
また、請求項7の発明によると、共鳴管は定常波の腹に対応する位置に複数個配置し、該各共鳴管は複数種類の周波数の定常波を低減するために異なる長さ寸法に形成する構成としている。
【0025】
これにより、例えば共鳴の周波数にばらつきがある場合、または複数の周波数や高調波等の振動モードにおいて定常波が生じる場合でも、これらの周波数に対応してそれぞれ長さ寸法の異なる共鳴管を形成でき、複数種類の定常波等に対して騒音を低減することができる。
【0026】
さらに、請求項8の発明によると、中空構造体は内部が閉塞されたボックス状に形成し、共鳴管は当該ボックス状に形成された中空構造体の内部で角隅の近傍に取付ける構成としている。これにより、ボックス状に形成された中空構造体の角隅には、例えば定常波が中空構造体の内壁で反射することによって集まり易いので、角隅の近傍に共鳴管を配置することにより、定常波を効率よく打消すことができる。また、例えば共鳴管を中空構造体の角隅を挟んで内壁の複数箇所に固定できるから、その取付けを容易に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械の作業装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
ここで、図1ないし図8は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、例えば油圧ショベルの作業装置、油圧クレーンのブーム等、中空の支柱構造をもつ各種のフロント構造物のうち、油圧ショベルの作業装置を例に挙げて述べる。
【0029】
図中、1は本発明が適用される油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた後述の作業装置11とにより大略構成されている。
【0030】
そして、上部旋回体3は、旋回フレーム4と、該旋回フレーム4の前部側に設けられたキャブ5と、該キャブ5の後側に位置して旋回フレーム4に搭載されたエンジン、油圧ポンプ(図示せず)等を覆う建屋カバー6と、旋回フレーム4の後端側に設けられたカウンタウェイト7とを含んで構成されている。
【0031】
11は本実施の形態による作業装置で、該作業装置11は、基端側が旋回フレーム4の前部側に俯仰動可能に取付けられたブーム12と、該ブーム12の先端側に回動可能に取付けられ、該ブーム12と共に油圧ショベル1のフロント構造物を構成するアーム13と、該アーム13の先端側に回動可能に取付けられたバケット14と、油圧アクチュエータとしてのブームシリンダ15、アームシリンダ16、バケットシリンダ17とを含んで構成されている。
【0032】
ここで、ブームシリンダ15は、旋回フレーム4とブーム12との間に取付けられ、アームシリンダ16は、ブーム12とアーム13との間に取付けられると共に、バケットシリンダ17は、アーム13とバケット14との間に取付けられている。そして、これらの各シリンダ15,16,17は、車体側の油圧ポンプから後述の油圧配管18等を介して圧油がそれぞれ給排されることにより、ブーム12、アーム13、バケット14をそれぞれ作動させるものである。
【0033】
18は作業装置11に設けられた複数の油圧配管で、該各油圧配管18は、図2、図5に示す如く、その長さ方向の途中部位がブーム12、アーム13等に沿って延びると共に、車体側の油圧ポンプと各シリンダ15,16,17との間に接続されている。そして、例えばアームシリンダ16に接続される油圧配管18は、その途中部位がクランプ18Aを用いて後述するブーム12の上板19に固定され、バケットシリンダ17に接続される油圧配管18は、その途中部位がクランプ18Bを用いて後述するアーム13の上板30に固定されている。
【0034】
次に、図2ないし図4を参照しつつ、ブーム12の構造について述べると、該ブーム12は、例えば複数の鋼板等を溶接することにより、略へ字状に屈曲して細長く延びる内部が閉塞されたボックス状の中空構造体として形成されている。
【0035】
そして、ブーム12は、その上面側に位置してブーム12の長さ方向に延びる上板19と、該上板19と対向してブーム12の長さ方向に延びる下板20と、上板19と下板20との間に溶接された左,右の側板21,21と、ブーム12の基端側に後述の閉塞空間27を閉塞した状態で設けられ、旋回フレーム4に回動可能に取付けられる略筒状のブームフート部22と、ブーム12の先端側に設けられ、アーム13が回動可能に取付けられるアーム取付部23と、後述の隔壁24,25,26とを含んで構成されている。
【0036】
また、ブーム12は、図4に示す如く、その長さ方向と垂直な断面形状が上板19、下板20及び各側板21を四辺とする角筒状に形成されている。また、上板19の上面側には、アームシリンダ16のチューブ側が回動可能に取付けられる取付ブラケット19Aが設けられ、各側板21には、ブームシリンダ15のロッド側が回動可能に取付けられる取付孔21Aが設けられている。
【0037】
24,25,26はブーム12内に長さ方向に間隔をもって取付けられた例えば3個の隔壁で、該隔壁24,25,26は、例えば四角形の金属板等により形成され、その四辺が上板19、下板20及び各側板21に溶接されている。
【0038】
そして、隔壁24〜26は、ブーム12内に3個の細長い閉塞空間27,28,29を画成し、これらの閉塞空間27〜29は、略四角形の立体形状をなす空間として形成されている。また、隔壁24〜26のうち最も先端側に位置する隔壁26は、ブーム12内の空間を先端側で閉塞している。
【0039】
この場合、ブーム12を組立てるときに、上板19、下板20、各側板21及び隔壁24〜26は、例えば作業性等を考慮して閉塞空間27〜29の外郭を構成する3個の部位に分割して形成され、これらの部位を組立てた後に接合することにより、ブーム12が完成される。そして、隔壁24〜26は、これら3個の接合体を補強する補強部材としての機能を有しているものである。
【0040】
また、閉塞空間27〜29のうち、例えば最も先端側に位置する閉塞空間29は、ブーム12の先端側に位置して他の閉塞空間27,28よりも細長く形成されているため、後述の如く圧油の脈動等による共鳴が生じ易い。このため、閉塞空間29には、共鳴による騒音を低減する後述のブーム共鳴管39が配置されている。
【0041】
この場合、閉塞空間29には、図4に示す如く、上板19、下板20及び各側板21からなる四角形の頂点に対応した4箇所の角隅29Aが形成され、ブーム共鳴管39は、閉塞空間29の後側(隔壁25側)と前側(隔壁26側)とに位置して各角隅29Aにそれぞれ配置されているものである。
【0042】
次に、図5及び図6を参照しつつ、アーム13の構造について述べると、該アーム13は、ブーム12とほぼ同様に、例えば複数の鋼板等を溶接することにより、細長く延びるボックス状の中空構造体として形成されている。
【0043】
そして、アーム13は、その上面側に位置してアーム13の長さ方向に延びる上板30と、該上板30と対向してアーム13の長さ方向に延びる下板31と、上板30と下板31との間に溶接された左,右の側板32,32と、後述のブーム取付部33、アームシリンダ取付部34、バケット取付部35、隔壁36とを含んで構成されている。
【0044】
また、アーム13は、図6に示す如く、その長さ方向と垂直な断面形状が上板30、下板31及び各側板32を四辺とする角筒状に形成されている。また、上板30の上面側には、バケットシリンダ17のチューブ側が回動可能に取付けられる取付ブラケット30Aが設けられている。
【0045】
33はブーム12のアーム取付部23に回動可能に連結される略筒状のブーム取付部で、該ブーム取付部33は、アーム13の基端側寄りの部位に取付けられている。また、アーム13には、ブーム取付部33よりも基端側に位置してアームシリンダ16のロッド側が回動可能に取付けられるアームシリンダ取付部34が形成されている。また、アーム13の先端側には、バケット14が回動可能に取付けられる略筒状のバケット取付部35が取付けられ、該バケット取付部35は、後述の閉塞空間37をアーム13の先端側で閉塞している。
【0046】
36はアーム13の内部に取付けられた隔壁で、該隔壁36は、例えば四角形の金属板等により形成され、その四辺が上板30、下板31及び各側板32に溶接されている。そして、隔壁36は、アーム13内に2個の細長い閉塞空間37,38を画成している。
【0047】
ここで、閉塞空間37には、図6に示す如く、上板30、下板31及び各側板32からなる四角形の頂点に対応した4箇所の角隅37Aが形成され、これらの角隅37Aには、後述のアーム共鳴管41が配置されている。
【0048】
39は例えばブーム12の閉塞空間29内に設けられた複数個のブーム共鳴管で、該各ブーム共鳴管39は、図3、図4に示す如く、例えば金属材料、樹脂材料等により有底の円筒状に形成され、軸方向の一端側が閉塞された底部39Aとなり、他端側が開口39Bとなっている。
【0049】
ここで、作業装置11の各シリンダ15,16,17等が作動するときには、例えば油圧配管18からブーム12に圧油の脈動等が伝わることにより、閉塞空間29内の空気が隔壁25,26間で共鳴状態となって振動し、閉塞空間29内には、図7、図8に示す如く、音圧レベルの振幅が最大となる腹と振幅が最小となる節とを有する定常波が生じることがある。
【0050】
このため、ブーム共鳴管39は、ブーム12内の定常波を干渉作用によって打消すために、例えば0.2〜1m程度、好ましくは0.2〜0.43m程度の予め定められた軸方向の長さL1をもって形成され、この長さL1は、後述する数1、数2の式により圧油の脈動周波数等に応じて設定されているものである。
【0051】
また、各ブーム共鳴管39は、例えば隔壁25,26の近傍等からなる所定の位置に取付けられ、その開口39Bを隔壁25,26のいずれかに向けた状態で固定されている。この場合、隔壁25,26の近傍等は、図7、図8に示すように、定常波の音圧振動の振幅が最大となる腹の位置に対応している。また、各ブーム共鳴管39は、閉塞空間29の両端側に離間して配置され、定常波の異なる腹の位置にそれぞれ配設されている。そして、ブーム共鳴管39は、ブーム12の閉塞空間29内で共鳴により生じる音圧の定常波を干渉作用によって減衰させ、騒音を低減するものである。
【0052】
また、ブーム共鳴管39は、例えば閉塞空間29の各角隅29Aにそれぞれ配置され、上板19、下板20及び各側板21からなる四辺のうち角隅29Aを挟んで隣接する二辺に溶接等の手段を用いて固着されている。
【0053】
これにより、ブーム共鳴管39は、閉塞空間29で反射することにより角隅29A側に集まり易い定常波を効率よく低減できると共に、ブーム12に対して角隅29Aを挟んだ2箇所で容易に固定できる構成となっている。また、ブーム12内には、図2に示す如く、他の閉塞空間27,28にも複数個のブーム共鳴管40がそれぞれ配置されている。
【0054】
41は例えばアーム13の閉塞空間37内に設けられた複数個のアーム共鳴管で、該各アーム共鳴管41は、図5、図6に示す如く、ブーム共鳴管39とほぼ同様に、例えば金属材料、樹脂材料等からなり、底部41Aと開口41Bとを有する有底の円筒状に形成されると共に、例えば0.2〜1m程度、好ましくは0.2〜0.43m程度の予め定められた軸方向の長さL2を有している。
【0055】
そして、アーム共鳴管41は、例えば定常波の腹に対応した位置となるバケット取付部35、隔壁36の近傍等に取付けられ、その開口41Bは、バケット取付部35または隔壁36に面して配置されている。また、アーム共鳴管41は、閉塞空間37の各角隅37Aにそれぞれ配置され、上板30、下板31及び各側板32からなる四辺のうち角隅37Aを挟んで隣接する二辺に固着されている。
【0056】
そして、アーム共鳴管41は、閉塞空間37内で共鳴により生じる騒音を低減するものである。また、アーム13内には、図5に示す如く、他の閉塞空間38にも複数個のアーム共鳴管42が配置されている。
【0057】
ここで、ブーム共鳴管39の長さL1と閉塞空間29内に生じる定常波との関係、及びアーム共鳴管41の長さL2と閉塞空間37内に生じる定常波との関係について説明する。ブーム共鳴管39を例に挙げて述べると、その長さL1は、下記数1の式に示すように、低減したい定常波の波長λの1/4として予め設定されている。
【0058】
【数1】
Figure 2004156299
【0059】
この場合、nは任意の奇数(n=1,3,5,…)として成立するものであり、n=1としたときに長さL1の最小値となる基本的な寸法を与えるものである。
【0060】
そして、図7、図8に示すように、閉塞空間29内に波長λの定常波が生じるときには、定常波がブーム共鳴管39の開口39Bから入射波として進入し、底部39Aで反射することにより反射波として開口39Bの位置に戻ってくると、この反射波の位相は、共鳴管39内の往復経路の長さ(L1×2)分だけ入射波に対してずれた位相、即ち定常波とは半波長(λ/2)分だけ位相が異なる逆位相となる。
【0061】
このため、共鳴管39の開口位置では、定常波と反射波とが干渉して打消し合うようになり、定常波の音圧レベルが減衰されるため、共鳴による騒音を低減することができる。なお、図7、図8は、例えば閉塞空間29内に3次の定常波が生じる状態を示している。
【0062】
また、定常波の波長λ、周波数fと、空気中での音速vとの間には、λ=v/fとなる関係があるので、この関係式を前記数1の式に代入することにより、下記数2の式を得ることができる。
【0063】
【数2】
Figure 2004156299
【0064】
この場合、定常波の周波数fは、圧油の脈動周波数とほぼ等しくなり、例えばエンジンの回転数、油圧ポンプに設けられたピストンの個数、エンジンとポンプとの間の減速比等に応じて変化する。そして、油圧ショベル1の実際の運転状態を考慮すると、定常波の基本的な振動モードの周波数、即ち定常波の1次の周波数は、例えば200〜350Hz程度の周波数領域となることが多い。
【0065】
従って、前記数2の式に周波数f=200〜350Hz、音速v=340m/sを代入し、n=1とすることにより、ブーム共鳴管39の長さL1をL=0.2〜0.43mとして算出することができる。また、アーム共鳴管41の長さL2についても、前記数1、数2の式でL1をL2に置換えることにより、これを算出することができる。
【0066】
本実施の形態による油圧ショベル1の作業装置11は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0067】
まず、油圧ショベル1の運転時には、オペレータが運転操作を行うことにより、車体側の油圧ポンプから油圧配管18等を介して作業装置11の各シリンダ15,16,17にそれぞれ圧油が給排される。これにより、オペレータは、その運転操作に応じて各シリンダ15,16,17を作動させることができ、ブーム12を俯仰動させたり、アーム13、バケット14を回動させて掘削作業等を行うことができる。
【0068】
この場合、ブーム12の内部には、圧油の脈動が油圧配管18等を介して伝わるため、例えば閉塞空間29内の空気が圧油の脈動に応じて共鳴状態で振動することにより、図7に示すような音圧の定常波が生じることがある。また、アーム13の内部にも、圧油の脈動が油圧配管18等を介して伝わるため、ブーム12と同様の定常波が生じ易い。
【0069】
しかし、これらの定常波は、各ブーム共鳴管39とアーム共鳴管41の干渉作用により打消すことができるので、これらの共鳴管39,41によってブーム12とアーム13の共鳴による騒音を確実に低減でき、オペレータや周囲の作業環境を良好に保つことができる。
【0070】
かくして、本実施の形態によれば、例えばブーム12の閉塞空間29内に各ブーム共鳴管39を設け、例えばアーム13の閉塞空間37内に各アーム共鳴管41を設ける構成としたので、例えば各シリンダ15,16,17の作動時に生じる共鳴の周波数等に対応して共鳴管39,41の長さを予め設定しておき、これらの共鳴管39,41をブーム12やアーム13の内部で定常波の腹に対応する位置に配設することができる。
【0071】
これにより、ブーム12やアーム13の内部で共鳴が生じるときには、共鳴管39,41内で反射される反射波によって騒音となる定常波を打消すことができ、ブーム12内の騒音をブーム共鳴管39によって低減できると共に、アーム13内の騒音をアーム共鳴管41によって低減することができる。
【0072】
従って、本実施の形態によれば、従来技術のように油圧配管18(クランプ18A,18B)の取付位置の調整等を行う必要がなくなり、共鳴管39,41を用いた簡単な構造により所望の共鳴周波数に対する騒音対策を容易に実行できると共に、オペレータや周囲の作業環境を良好に保持することができる。
【0073】
この場合、ブーム共鳴管39を、ブーム12の閉塞空間29の両端側に位置して隔壁25,26の近傍に配設したので、例えば定常波の周波数等を考慮してブーム12内で共鳴管39の位置合わせ等を行う必要がなくなり、隔壁25,26等を基準として共鳴管39を定常波の腹に対応する位置に正確かつ容易に配置できると共に、共鳴による騒音を安定的に低減することができる。
【0074】
また、アーム共鳴管41の場合も同様に、アーム13の閉塞空間37の両端側に位置してバケット取付部35と隔壁36の近傍に配設したので、これらのバケット取付部35と隔壁36を基準として共鳴管41を正確な位置に取付けることができ、その取付け作業を容易に行うことができる。
【0075】
また、ブーム12の閉塞空間29内に複数個のブーム共鳴管39を設け、アーム13の閉塞空間37内に複数個のアーム共鳴管41を設けたので、これらの共鳴管39,41を用いて共鳴による音圧振動を効率よく減衰できる。特に、各共鳴管39,41は、閉塞空間29,37の両端側で定常波の異なる腹の位置にそれぞれ配置したので、音圧振動の減衰をより促進することができる。
【0076】
また、共鳴管39,41を閉塞空間29,37の角隅29A,37Aに配置したので、例えば定常波が閉塞空間29,37の内壁で反射して角隅29A,37Aの近傍に集まるときには、この位置で共鳴管39,41により定常波を効率よく打消すことができる。また、共鳴管39,41を閉塞空間29,37の角隅29A,37Aを挟んで内壁の複数箇所に固定でき、その取付けを容易に行うことができる。
【0077】
次に、図9ないし図12は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、複数個の共鳴管を異なる長さ寸法に形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0078】
51はブーム12の閉塞空間29内に設けられた複数個のブーム共鳴管で、該各ブーム共鳴管51は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底部51Aと開口51Bとを有する有底の円筒状に形成されている。また、ブーム共鳴管51は、所定の長さL3をもって形成され、例えばブーム12の隔壁25,26の近傍等に取付けられている。
【0079】
52はブーム12の閉塞空間29内に複数個設けられた他のブーム共鳴管で、該各ブーム共鳴管52は、ブーム共鳴管51とほぼ同様に、底部52Aと開口52Bとを有する有底の円筒状に形成され、隔壁25,26の近傍等に取付けられている。
【0080】
ここで、ブーム12内に共鳴が生じるときには、図10ないし図12に示すように、1次の振動モードをもつ定常波以外にも、例えば2次、3次等の振動モードを含めてN次の振動モードをもつ複数種類の高調波等が生じたり、圧油の脈動周波数の変動等によって共鳴の周波数にばらつきが生じることがある。
【0081】
このため、ブーム共鳴管52は、ブーム共鳴管51と異なる軸方向の長さL4をもって形成され(L3≠L4)、この長さL4に応じてブーム共鳴管51と異なる周波数の定常波を低減させる構成となっている。
【0082】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、ブーム共鳴管51,52の長さL3,L4を互いに異なる寸法に形成したので、例えば共鳴の周波数にばらつきがある場合、または複数の周波数や高調波等の振動モードにおいて定常波が生じる場合でも、これらの周波数に対応してブーム共鳴管51,52の長さL3,L4をそれぞれ適切に設定でき、複数種類の定常波等に対しても騒音を確実に低減することができる。
【0083】
なお、前記各実施の形態では、ブーム12の閉塞空間29にブーム共鳴管39,51,52を設け、アーム13の閉塞空間37にアーム共鳴管41を設けるものとして構成した。しかし、ブーム12の他の閉塞空間27,28に設けたブーム共鳴管40や、アーム13の他の閉塞空間38に設けたアーム共鳴管42も、これらの共鳴管39,41と同様の作用効果を有するものである。
【0084】
また、第1の実施の形態では、圧油の脈動による定常波の1次の周波数fを、例えば200〜350Hz程度と想定し、この定常波を低減するために共鳴管39の長さL1を、例えば0.2〜1m程度、好ましくは0.2〜0.43m程度に設定し、共鳴管41の長さL2もこれと同様に設定する構成とした。しかし、本発明は、これらの具体値に限定されるものではなく、例えば2次、3次または4次以上の振動モードによる定常波を低減するために、これらの振動モードの周波数に応じて前記数2の式により共鳴管の長さを設定する構成としてもよい。
【0085】
また、共鳴管39の長さL1は、前記数2の式でn=1とした場合の寸法値を例示したが、nを任意の奇数として長さL1を設定してよいのは勿論であり、共鳴管41の長さL2についても同様である。
【0086】
さらに、実施の形態では、本発明を油圧ショベル1の作業装置11に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は油圧ショベルに限らず、例えば油圧クレーンのブーム等、中空の支柱構造をもつ各種のフロント構造物に適用できるものである。
【0087】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、フロント構造物の内部には、油圧アクチュエータの作動時に生じる共鳴の定常波の腹に対応する位置に共鳴管を設ける構成としたので、油圧アクチュエータの作動時にフロント構造物の内部で共鳴が生じるときには、共鳴管内で反射される反射波によって騒音となる定常波を打消すことができ、フロント構造物の騒音を共鳴管によって確実に低減することができる。従って、共鳴管を用いた簡単な構造により所望の共鳴周波数に対する騒音対策を容易に実行でき、作業環境を良好に保持することができる。
【0088】
また、請求項2の発明によれば、油圧ショベルのブーム内には、共鳴の定常波の腹に対応する位置にブーム用の共鳴管を設ける構成としたので、油圧ショベルの運転時にブーム内で生じる共鳴を共鳴管によって打消すことができ、掘削作業等の作業環境を良好に保持することができる。
【0089】
また、請求項3の発明によれば、油圧ショベルのアーム内には、共鳴の定常波の腹に対応する位置にアーム用の共鳴管を設ける構成としたので、アーム内で生じる共鳴を共鳴管によって打消すことができ、掘削作業等の作業環境を良好に保持することができる。
【0090】
また、請求項4の発明によれば、共鳴管は、中空構造体の内部に形成された細長い閉塞空間の端部側に配置する構成としたので、例えば定常波の周波数等を考慮して中空構造体の内部で共鳴管の位置合わせ等を行う必要がなくなり、中空構造体の端部側を基準として共鳴管を定常波の腹に対応する位置に正確かつ容易に配置できると共に、共鳴による騒音を安定的に低減することができる。
【0091】
また、請求項5の発明によれば、中空構造体の内部を細長い閉塞空間に画成する隔壁を設け、共鳴管は該隔壁の近傍に配置する構成としたので、例えば隔壁を基準として共鳴管を定常波の腹に対応する位置に正確に配置でき、その位置合わせを容易に行うことができる。
【0092】
また、請求項6の発明によれば、共鳴管は、定常波の腹に対応する位置に複数個配置する構成としたので、複数個の共鳴管を用いて共鳴による音圧振動を効率よく打消すことができる。また、例えば定常波の異なる腹の位置にそれぞれ共鳴管を配置し、音圧振動をより確実に減衰させることができる。
【0093】
また、請求項7の発明によれば、共鳴による複数種類の定常波を低減するために複数個の共鳴管を異なる長さ寸法に形成する構成としたので、例えば共鳴の周波数にばらつきがある場合、または複数の周波数や高調波等の振動モードにおいて定常波が生じる場合でも、これらの周波数に対応してそれぞれ長さ寸法の異なる共鳴管を形成でき、複数種類の定常波に対して騒音を低減することができる。
【0094】
さらに、請求項8の発明によれば、共鳴管は、ボックス状に形成された中空構造体の内部で角隅の近傍に取付ける構成としたので、例えば共鳴による定常波が中空構造体の内壁で反射して角隅の近傍に集まるときに、この位置で共鳴管により定常波を効率よく打消すことができる。また、例えば共鳴管を中空構造体の角隅を挟んで内壁の複数箇所に固定でき、その取付けを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による作業装置を適用した油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のブームを一部破断して示す拡大正面図である。
【図3】ブームの先端側を拡大して示す図2中の要部拡大図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみたブームの拡大横断面図である。
【図5】図1中のアームを一部破断して示す拡大正面図である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみたアームの拡大横断面図である。
【図7】ブーム内に共鳴による3次の定常波が生じる状態を示す要部拡大図である。
【図8】ブーム内に生じる3次の定常波を示す特性線図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による作業装置のブームを図3と同様位置からみた要部拡大図である。
【図10】ブーム内に生じる1次の定常波を示す特性線図である。
【図11】ブーム内に生じる2次の定常波を示す特性線図である。
【図12】ブーム内に生じるN次の定常波を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
11 作業装置
12 ブーム(フロント構造物)
13 アーム(フロント構造物)
14 バケット
15,16,17 シリンダ(油圧アクチュエータ)
18 油圧配管
19,30 上板
20,31 下板
21,32 側板
22 ブームフート部
23 アーム取付部
24,25,26,36 隔壁
27,28,29,37,38 閉塞空間
29A,37A 角隅
33 ブーム取付部
34 アームシリンダ取付部
35 バケット取付部
39,40,51,52 ブーム共鳴管
39A,41A,51A,52A 底部
39B,41B,51B,52B 開口
41,42 アーム共鳴管

Claims (8)

  1. 中空構造体として形成され建設機械の車体に俯仰動可能に取付けられるフロント構造物と、該フロント構造物を作動させる油圧アクチュエータとを備えた建設機械の作業装置において、
    前記フロント構造物の内部には前記油圧アクチュエータが作動するときに前記フロント構造物内で共鳴により生じる騒音を低減する共鳴管を設け、該共鳴管は共鳴により生じる定常波の腹に対応する位置に配置する構成としたことを特徴とする建設機械の作業装置。
  2. 前記フロント構造物は油圧ショベルを形成するブームであり、前記共鳴管は該ブームの内部で定常波の腹に対応する位置に配置するブーム用の共鳴管である請求項1に記載の建設機械の作業装置。
  3. 前記フロント構造物は油圧ショベルを形成するアームであり、前記共鳴管は該アームの内部で定常波の腹に対応する位置に配置するアーム用の共鳴管である請求項1または2に記載の建設機械の作業装置。
  4. 前記中空構造体の内部には端部側が閉塞された細長い閉塞空間を形成し、前記共鳴管は該閉塞空間の端部側に配置してなる請求項1,2または3に記載の建設機械の作業装置。
  5. 前記中空構造体の内部を細長い閉塞空間に画成する隔壁を設け、前記共鳴管は該隔壁の近傍に配置してなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の作業装置。
  6. 前記共鳴管は定常波の腹に対応する位置に複数個配置してなる請求項1,2,3,4または5に記載の建設機械の作業装置。
  7. 前記共鳴管は定常波の腹に対応する位置に複数個配置し、該各共鳴管は複数種類の周波数の定常波を低減するために異なる長さ寸法に形成してなる請求項1,2,3,4または5に記載の建設機械の作業装置。
  8. 前記中空構造体は内部が閉塞されたボックス状に形成し、前記共鳴管は当該ボックス状に形成された中空構造体の内部で角隅の近傍に取付ける構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の建設機械の作業装置。
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