JPS58204B2 - ダンセイヒヨウメンハソウチ - Google Patents
ダンセイヒヨウメンハソウチInfo
- Publication number
- JPS58204B2 JPS58204B2 JP49127485A JP12748574A JPS58204B2 JP S58204 B2 JPS58204 B2 JP S58204B2 JP 49127485 A JP49127485 A JP 49127485A JP 12748574 A JP12748574 A JP 12748574A JP S58204 B2 JPS58204 B2 JP S58204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- surface acoustic
- comb
- acoustic wave
- transducer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は弾性表面波装置に関する。
弾性表面波装置として圧電体上に第1及び第2の櫛形電
極を噛み合わせたインターディジタル電極を設けて構成
したものが実用されている。
極を噛み合わせたインターディジタル電極を設けて構成
したものが実用されている。
このインターディジタル電極は、電気−表面波変換効率
が他のトランスデユーサと比較して良好である。
が他のトランスデユーサと比較して良好である。
しかしながらこのインターディジタル電極もさらに次の
ようなことが要望されている。
ようなことが要望されている。
即ち、■ 電気信号を表面波に変換するトランスデユー
サからの弾性表面波が位相の揃った波として伝搬するこ
と、 ■ スプリアスが小さいこと、 ■ 大量生産した時櫛形電極の1本1本に断線が生じに
くい構造にすること(歩留りの向上)、などが要求され
ている。
サからの弾性表面波が位相の揃った波として伝搬するこ
と、 ■ スプリアスが小さいこと、 ■ 大量生産した時櫛形電極の1本1本に断線が生じに
くい構造にすること(歩留りの向上)、などが要求され
ている。
これらの事項のうち表面波の位相を揃えること、即ちト
ランスデユーサの中心部と周辺部を伝搬する表面波の位
相差を改善する手段としてUSP3699364号に記
載された技術がある。
ランスデユーサの中心部と周辺部を伝搬する表面波の位
相差を改善する手段としてUSP3699364号に記
載された技術がある。
この技術は第1及び第2の櫛形電極1,2を噛み合わせ
る噛み合わせ幅を変えて重みずけした際、重み付は包絡
線3の外側4の空隙部5にダミー電極6を端子部7に接
続して設けることによりトランスデユーサの中心部と周
辺部を伝搬する表面波の位相を補償したものである。
る噛み合わせ幅を変えて重みずけした際、重み付は包絡
線3の外側4の空隙部5にダミー電極6を端子部7に接
続して設けることによりトランスデユーサの中心部と周
辺部を伝搬する表面波の位相を補償したものである。
このトランスデユーサは表面波の位相特性がダミー電極
6により良好に補償される。
6により良好に補償される。
しかしながらこのような弾性表面装置においてはダミー
電極端部で不要な反射が起こり、第2図に示すように大
きなスプリアスが生じる欠点がある。
電極端部で不要な反射が起こり、第2図に示すように大
きなスプリアスが生じる欠点がある。
本発明は上記点に鑑みなされたもので、重み付けを行っ
たトランスデユーサにおいて位相特性が良好で、かつス
プリアスの少ない弾性表面波装置を提供するものである
。
たトランスデユーサにおいて位相特性が良好で、かつス
プリアスの少ない弾性表面波装置を提供するものである
。
すなわち、この発明は重み付けしたトランスデユーサに
おいて、トランスデユーサの噛み合い幅最大の部分を境
にして弾性表面波伝搬方向の一方のトランスデユーサは
位相補償形電極構造にし、他の一方についてはトランス
デユーサの複数の歯部電極を共通接続する端子電極部が
上記重み付けの包絡線に沿った細状電極であるようにし
たものである。
おいて、トランスデユーサの噛み合い幅最大の部分を境
にして弾性表面波伝搬方向の一方のトランスデユーサは
位相補償形電極構造にし、他の一方についてはトランス
デユーサの複数の歯部電極を共通接続する端子電極部が
上記重み付けの包絡線に沿った細状電極であるようにし
たものである。
このような本発明の弾性表面波装置によると、トランス
デユーサより発生され異なる二方向に伝搬される弾性表
面波のうち受信する必要のある一方の伝搬表面波につい
てはトランスデユーサの位相補償形電極構造部を伝搬し
て位相補償され、受信を必要としない他の一方の伝搬表
面波については、歯部電極の噛み合い部以外に余分な電
極が存在しないトランスデユーサ部分を伝搬するので、
弾性表面波の反射が少なく、従って、スプリアスを減少
することができる。
デユーサより発生され異なる二方向に伝搬される弾性表
面波のうち受信する必要のある一方の伝搬表面波につい
てはトランスデユーサの位相補償形電極構造部を伝搬し
て位相補償され、受信を必要としない他の一方の伝搬表
面波については、歯部電極の噛み合い部以外に余分な電
極が存在しないトランスデユーサ部分を伝搬するので、
弾性表面波の反射が少なく、従って、スプリアスを減少
することができる。
以下本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第3図は本発明装置の一実施例を示すものである。
圧電体上にトランスデユーサ12が形成されている。
このトランスデユーサ12は第1の櫛形電極13と第2
の櫛形電極14を噛み合わせたインターディジタルトラ
ンスデユーサである。
の櫛形電極14を噛み合わせたインターディジタルトラ
ンスデユーサである。
このインターディジタルトランスデユーサ12は噛み合
い幅Wが漸次変化した重み付けが施されている。
い幅Wが漸次変化した重み付けが施されている。
この発明でいう噛み合い幅Wとは第1及び第2の櫛形電
極13.14の相隣り合って設けられる歯部電極15の
対向している部分の長さである。
極13.14の相隣り合って設けられる歯部電極15の
対向している部分の長さである。
このような噛み合い幅Wに重み付けが施されたインター
ディジタルトランスデユーサ12において、噛み合い幅
Wが最大の部分を境にして必要とする弾性表面波の伝搬
方向(図中右側方向)の櫛形電極13.14はダミー電
極16を有する位相補償形電極構造にされ、不必要な弾
性表面波の伝搬方向(図中左側方向)の櫛形電極13,
14については、複数の歯部電極15を共通接続する端
子電極部17が上記噛み合い幅の重み付けの包絡線に沿
った細状電極となっている。
ディジタルトランスデユーサ12において、噛み合い幅
Wが最大の部分を境にして必要とする弾性表面波の伝搬
方向(図中右側方向)の櫛形電極13.14はダミー電
極16を有する位相補償形電極構造にされ、不必要な弾
性表面波の伝搬方向(図中左側方向)の櫛形電極13,
14については、複数の歯部電極15を共通接続する端
子電極部17が上記噛み合い幅の重み付けの包絡線に沿
った細状電極となっている。
ここで重み付けの包絡線とは重み付けが施された第1の
櫛形電極13あるいは第2の櫛形電極14の各歯部電極
15の先端部を結ぶ線を言う。
櫛形電極13あるいは第2の櫛形電極14の各歯部電極
15の先端部を結ぶ線を言う。
上記の電極構造を有する弾性表面波装置において第1の
櫛形電極13と第2の櫛形電極14との間に電気信号が
印加されたとき、弾性表面波が発生し図中矢印A、Bで
示すようにトランスデユーサ12の左右両方向に伝搬さ
れる。
櫛形電極13と第2の櫛形電極14との間に電気信号が
印加されたとき、弾性表面波が発生し図中矢印A、Bで
示すようにトランスデユーサ12の左右両方向に伝搬さ
れる。
このうち矢印A方告に伝搬される弾性表面波は図示しな
い出カドランスデューサにより受信されるべき必要な表
面波であり、位相の揃った波として伝搬されることが要
求される。
い出カドランスデューサにより受信されるべき必要な表
面波であり、位相の揃った波として伝搬されることが要
求される。
一方矢印B方向に伝搬される弾性表面波は受信する必要
がないものであり、波の位相は揃える必要はないが矢印
A方向にできるだけ反射されないことが要求される。
がないものであり、波の位相は揃える必要はないが矢印
A方向にできるだけ反射されないことが要求される。
このような要求に対して本発明の弾性表面波装置による
と矢印A方向に伝搬する弾性表面波については第1およ
び第2の櫛形電極13.14がダミー電極16を有する
位相補償形となっているため、トランスデユーサ12の
中央部を伝搬する弾性表面波に対して周辺部を伝搬する
弾性表面波の位相がダミー電極16によって補償され、
位相の揃った波となる。
と矢印A方向に伝搬する弾性表面波については第1およ
び第2の櫛形電極13.14がダミー電極16を有する
位相補償形となっているため、トランスデユーサ12の
中央部を伝搬する弾性表面波に対して周辺部を伝搬する
弾性表面波の位相がダミー電極16によって補償され、
位相の揃った波となる。
一方矢印B方向に伝搬する弾性表面波については複数の
歯部電極部を共通接続する端子電極が噛み合い幅の重み
付けの包絡線に沿った細状電極となっているため、各歯
部電極15の長さは弾性表面波を発生するに必要な噛み
合い幅の長さだけであり、しかもダミー電極等余分の電
極を有さないので、矢印B方向に伝搬する波の反射は従
来に比べて非常に減少する。
歯部電極部を共通接続する端子電極が噛み合い幅の重み
付けの包絡線に沿った細状電極となっているため、各歯
部電極15の長さは弾性表面波を発生するに必要な噛み
合い幅の長さだけであり、しかもダミー電極等余分の電
極を有さないので、矢印B方向に伝搬する波の反射は従
来に比べて非常に減少する。
また歯部電極15を接続する端子電極17が細状電極と
なっており、電極面積が小さいので、圧電体の裏面に形
成される接地導体板との間でのバルク波の発生も少ない
。
なっており、電極面積が小さいので、圧電体の裏面に形
成される接地導体板との間でのバルク波の発生も少ない
。
従ってスプリアスの非常に少ない弾性表面波装置を提供
することができる。
することができる。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、位相補償形
電極部の構造が第3図の実施例とは相異している。
電極部の構造が第3図の実施例とは相異している。
すなわち第3図の実施例では位相補償のためにダミー電
極16を用いたが、この実施例では重み付けの包絡線に
沿って端子電極18を形成するとともに、この端子電極
の太さを変えることにより、弾性表面波の導電体電極を
横切る長さがトランスデユーサ12の中央部と周辺部と
で同一になるようにしたものである。
極16を用いたが、この実施例では重み付けの包絡線に
沿って端子電極18を形成するとともに、この端子電極
の太さを変えることにより、弾性表面波の導電体電極を
横切る長さがトランスデユーサ12の中央部と周辺部と
で同一になるようにしたものである。
このような構成でも第3図の場合と同様に位相の揃った
弾性表面波を得ることができる。
弾性表面波を得ることができる。
以上のように本発明は位相特性が良好で、かつスプリア
スの少ない弾性表面波装置を提供することができる。
スの少ない弾性表面波装置を提供することができる。
第1図は従来の弾性表面波装置の電極構成を示す図、第
2図は第1図の弾性表面波装置によるフィルタの周波数
特性図、第3図は本発明装置の一実施例を示す図、第4
図は本発明の他の実施例を示す図である。 12・・・・・・トランスデユーサ、13・・・・・・
第1の櫛形電極、14・・・・・・第2の櫛形電極、1
5・・・・・・歯部電極、16・・・・・・ダミー電極
、17・・・・・・端子電極。
2図は第1図の弾性表面波装置によるフィルタの周波数
特性図、第3図は本発明装置の一実施例を示す図、第4
図は本発明の他の実施例を示す図である。 12・・・・・・トランスデユーサ、13・・・・・・
第1の櫛形電極、14・・・・・・第2の櫛形電極、1
5・・・・・・歯部電極、16・・・・・・ダミー電極
、17・・・・・・端子電極。
Claims (1)
- 1 圧電体上に第1および第2の櫛形電極をその歯部電
極部を互いに噛み合わせ、かつその噛み合い幅を変化さ
せて重み付けを施して形成してなる弾性表面波装置にお
いて、前記第1および第2の櫛形電極の歯部電極の噛み
合い幅量大部を境とし、弾性表面波伝搬方向の一方の櫛
形電極部は弾性表面波の位相を補償する電極構成とし、
他の一方の櫛形電極部は複数の歯部電極を前記噛み合い
幅の重み付けの包絡線に沿って細状の端子電極で共通接
続するよう構成したことを特徴とする弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49127485A JPS58204B2 (ja) | 1974-11-07 | 1974-11-07 | ダンセイヒヨウメンハソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49127485A JPS58204B2 (ja) | 1974-11-07 | 1974-11-07 | ダンセイヒヨウメンハソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5154389A JPS5154389A (ja) | 1976-05-13 |
JPS58204B2 true JPS58204B2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=14961094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49127485A Expired JPS58204B2 (ja) | 1974-11-07 | 1974-11-07 | ダンセイヒヨウメンハソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58204B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7810674A (nl) * | 1977-12-21 | 1979-06-25 | Tektronix Inc | Akoestische oppervlakgolfinrichting. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176946A (en) * | 1974-09-26 | 1976-07-03 | Plessey Handel Investment Ag | Onkyohyomenhafuiruta |
-
1974
- 1974-11-07 JP JP49127485A patent/JPS58204B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176946A (en) * | 1974-09-26 | 1976-07-03 | Plessey Handel Investment Ag | Onkyohyomenhafuiruta |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5154389A (ja) | 1976-05-13 |
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