JPS5820168Y2 - シユ−マイ容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシューマイ購入者が家庭で簡便な方法で蒸すこ
とができるようにしたシューマイ容器に関する。

通常、店舗でシューマイを購入して持ち帰ると、各家庭
ではこれを蒸籠（せいろう）その他の蒸し器に移して蒸
してから食膳に供する。

そこで考案者は、シューマイを容器から１つ１つ取り出
して蒸し器に移さなくとも容器ごと蒸し器に入れられる
容器をさきに提案している。

それは、本体の底壁に蒸気を通す貫通孔を形成した構成
のもので、包装を取り除いて蒸し器内にそのまま入れる
ことにより蒸し上げることができ、蒸し上った後は、容
器ごと食卓に載せることのできるものであるため便利で
、電子レンジにも使用することができ好評である。

ところが、蒸し器は、単身生活者の場合、これを所有し
ていない者が予想外に多、＜、そのことの故にシューマ
イを購入しない者が多いとの知見を得たので、検討を加
えた結果、単身生活者でも必らず所有している一般の鍋
を用いて簡単に蒸すことのできるシューマイ容器を完成
した。

それは、シューマイ容器に適当な支脚を取り付けうるよ
うにし、その支脚を一体戒型により容器本体に附属せし
めたもので、以下、実施例により説明する。

１は硬質合成樹脂成型品たる容器本体で、底板２とその
四周から起立する側壁３とから成る。

底板２には、シューマイを置く位置を示す環状突起４と
蒸気通過用の多数の貫通孔５が形成されている。

各側壁３には上縁から外方に折り返えされた折曲片６と
、四隅に突縁７が形成され、各突縁７の裏面には２個の
小孔８，８′が穿設されている。

９は先端１０に突出片を具えたフォーク状の支脚で、各
側壁３の折曲片６から支持片９ａを介して本体と一体に
接続成型されている。

先端１０の突出片は、突縁７裏面に設けられている小孔
８，８′に合致する形状、大きさのものとなっている。

第３図は容器底板２に切込みを設けることにより形成し
た支脚９の実施例を示すもので、先端１０において一部
底板２と連続しているのみで、他は切り離されている。

本考案は以上のように構成されるので、家庭に蒸し器を
有しない購買者は、容器から支脚９を折り取って別体と
し、先端１０の突出片を突縁７裏面の小孔８，８′に嵌
入して、第４図に示すように支脚９により容器を支持し
た状態で少量の水１１を入れた鍋１２の中に置き加熱す
ることができる。

かくして、蒸し器を所有しない者でも、通常の鍋さえあ
れば簡単かつ容易にシューマイを蒸して食べることがで
きる。

なお、上記実施例においては各突縁裏面の小孔は複数と
なっているが単数であってもよく、このときには当然の
ことなか゛ら支脚先端の突出片も１本となる。

そして、この場合は、支脚全体の形状を爪楊子状にして
おけば、これを楊子としても使用することができる。

このように、孔の形状、大きさはどのようなものであっ
てもよく、支脚先端は当然これに対応した形状、大きさ
のものとなる。

さらに、支脚先端を嵌入すべき孔の穿設個所は各突縁の
裏面に限らず、側壁または底板の一部に形成するように
してもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は平面図、
第２図は一部切欠した側面図、第３図は支脚形成の他の
実施例を示す底板の一部省略平面図、第４図は鍋の中で
の使用状態を示す側面図である。 １・・・・・・容器本体、２・・・・・・底板、３・・
・・・・側壁、５・・・・・・貫通孔、７・・・・・・
突縁、８・・・・・・孔、９・・・・・・支脚、１０・
・・・・・先端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数の貫通孔５を有する底板２と底板２から起立する側
   壁３とから戊る容器本体１に折取り可能の支脚９を形成
   し、容器本体１の適所に支脚９先端１０を嵌入するため
   の孔８を設けたことを特徴とするシューマイ容器。