JPS5820102B2 - イオンの静電濾過法 - Google Patents
イオンの静電濾過法Info
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- JPS5820102B2 JPS5820102B2 JP49010863A JP1086374A JPS5820102B2 JP S5820102 B2 JPS5820102 B2 JP S5820102B2 JP 49010863 A JP49010863 A JP 49010863A JP 1086374 A JP1086374 A JP 1086374A JP S5820102 B2 JPS5820102 B2 JP S5820102B2
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- H01J49/14—Ion sources; Ion guns using particle bombardment, e.g. ionisation chambers
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は分割によって二次イオンを発生する質量Mの一
次イオンと所定の質量比にある質量mの二次イオンの静
電濾過法および装置に関する。
次イオンと所定の質量比にある質量mの二次イオンの静
電濾過法および装置に関する。
本発明は多くの実際的な応用、特に高分子物質の分子量
の精密測定、混合気体の分析、および所与の化学種の同
位元素の分離に応用をもつ。
の精密測定、混合気体の分析、および所与の化学種の同
位元素の分離に応用をもつ。
本発明のイオンの静電沖過法は以下の手順を順次行なう
ことを特徴とするニ 一分子量Mの物質から単位電荷の担体であるイオンをつ
くり、運動エネルギeV1が与えられる質量に対して電
圧v1をかけてこのイオンをとり出すこと、 一イオンの運動エネルギをe(Vl V2)とするポテ
ンシアル障壁V2をこのイオンに貫通させること、 −この一次イオンを少くとも2つの二次イオンの破片に
解離すること、これにより単位電荷と質量mをもつ1つ
の担体は運動エネルギe (Vl−v2)m7Mを得る
、 一電圧v2をかけて質量mと運動エネルギe(v。
ことを特徴とするニ 一分子量Mの物質から単位電荷の担体であるイオンをつ
くり、運動エネルギeV1が与えられる質量に対して電
圧v1をかけてこのイオンをとり出すこと、 一イオンの運動エネルギをe(Vl V2)とするポテ
ンシアル障壁V2をこのイオンに貫通させること、 −この一次イオンを少くとも2つの二次イオンの破片に
解離すること、これにより単位電荷と質量mをもつ1つ
の担体は運動エネルギe (Vl−v2)m7Mを得る
、 一電圧v2をかけて質量mと運動エネルギe(v。
−V2)m/M+eV2をもつこの二次イオンの破片を
とり出すこと、 一エネルギeV“のイオンだけを通過させる静電分析器
で沖過すること、および −このように濾過され、質量mが M/m = (Vl−v2) / (V’/−V2)で
あるイオンを検出すること。
とり出すこと、 一エネルギeV“のイオンだけを通過させる静電分析器
で沖過すること、および −このように濾過され、質量mが M/m = (Vl−v2) / (V’/−V2)で
あるイオンを検出すること。
種々の分野において本発明の方法によってえられる顕著
な結果は、質量mの二次イオンが元の運動エネルギの一
部、すなりち正確に現在の質量に対する比m/Mをもっ
て質量Mの一次イオンから分離されるまえに、それから
質量mの二次破片を沢過したい質量Mの一次イオンが既
知の運動エネルギにされるということに基づく。
な結果は、質量mの二次イオンが元の運動エネルギの一
部、すなりち正確に現在の質量に対する比m/Mをもっ
て質量Mの一次イオンから分離されるまえに、それから
質量mの二次破片を沢過したい質量Mの一次イオンが既
知の運動エネルギにされるということに基づく。
そうすると、従来の静電分析器を用いてエネルギの濾過
をしても、容易に質量mの二次イオンのこの破片を濾過
することができることがわかる。
をしても、容易に質量mの二次イオンのこの破片を濾過
することができることがわかる。
その上、質量mとMの比が、たとえば周知のように10
−5という極めて高い精度で測定できる電圧の比のよう
に、本発明の方法によれば比M/mが同程度の精度で測
定できる。
−5という極めて高い精度で測定できる電圧の比のよう
に、本発明の方法によれば比M/mが同程度の精度で測
定できる。
このことから、多くの応用、すなわちたとえば以下の応
用が可能である。
用が可能である。
−もし一次イオンの質量Mが未知なら、電圧比の簡単な
測定により高精度でイオンの質量Mを推論するために、
イオン質量mを決定すれば十分であろう。
測定により高精度でイオンの質量Mを推論するために、
イオン質量mを決定すれば十分であろう。
このことは、質量Mが極めて高いので、一次イオンMの
解離による生成物の1つが単純な質量mの二次イオンで
あり、分解能の低い永久磁石磁気分析器によって容易に
特定できる炭素Cのイオンまたは原子団CHjN、CH
2,OH,NH,0゜CH3・・・・・・のイオンであ
ることがよくわかっているときは、特に興味がある。
解離による生成物の1つが単純な質量mの二次イオンで
あり、分解能の低い永久磁石磁気分析器によって容易に
特定できる炭素Cのイオンまたは原子団CHjN、CH
2,OH,NH,0゜CH3・・・・・・のイオンであ
ることがよくわかっているときは、特に興味がある。
一物質の混合物中で、特に混合気体中で分子量Mの物質
の存在を検出したいときは、本発明の方法によれば、こ
のことは、質量Mの一次イオンの解離のときに予測でき
る態様でつくられる二次イオンの中から質量mの二次イ
オンをたやすく特定することにより簡単に達成される。
の存在を検出したいときは、本発明の方法によれば、こ
のことは、質量Mの一次イオンの解離のときに予測でき
る態様でつくられる二次イオンの中から質量mの二次イ
オンをたやすく特定することにより簡単に達成される。
この条件においては、予測される質量mの二次イオンだ
けを静電分析器を通過させるようなイオン濾過を行なう
ように、種々の電圧■1.■2および■“を調節すれば
十分である。
けを静電分析器を通過させるようなイオン濾過を行なう
ように、種々の電圧■1.■2および■“を調節すれば
十分である。
この質量mのイオンの存在の簡単な検出は、元の物質の
混合物中に分子量Mの化合物があるとき、および更に、
元の混合物中の分子量Mの化合物の相対比を知りたいと
き、このように濾過された質量mの二次イオン流の強度
がこのデータを得させる、ということを確認するのに十
分である。
混合物中に分子量Mの化合物があるとき、および更に、
元の混合物中の分子量Mの化合物の相対比を知りたいと
き、このように濾過された質量mの二次イオン流の強度
がこのデータを得させる、ということを確認するのに十
分である。
本発明の方法のこの特殊な応用は特に大気汚染の監視に
極めて重要な応用をもち、たとえば窒素および炭素の酸
素化合物のような部会の空気の種々の古典的汚染物の極
めてじん速な特定と定量とを可能にする。
極めて重要な応用をもち、たとえば窒素および炭素の酸
素化合物のような部会の空気の種々の古典的汚染物の極
めてじん速な特定と定量とを可能にする。
−決まった化学物質の同位元素の分離は、本発明の方法
を用いれば、この物質の化合物から出発して、容易にな
すことができる。
を用いれば、この物質の化合物から出発して、容易にな
すことができる。
実際、この化合物の分子をイオン化すれば、および、中
性気体分子との非弾性衝突により、分離しようと思う質
量mの同位元素を得るためにこのイオンを解離させると
、分子量Mの元の化合物に対してこの質量mの同位元素
を濾過するように電圧v1.■2およびV“を調節すれ
ば十分である。
性気体分子との非弾性衝突により、分離しようと思う質
量mの同位元素を得るためにこのイオンを解離させると
、分子量Mの元の化合物に対してこの質量mの同位元素
を濾過するように電圧v1.■2およびV“を調節すれ
ば十分である。
これは特にウランの同位元素のばあいで、そのばあいは
分子量Mの6弗化物UF6は解離により原子量m=23
5のウランイオンを発生し、それた上述のように本発明
の方法によって容易に沢過できる。
分子量Mの6弗化物UF6は解離により原子量m=23
5のウランイオンを発生し、それた上述のように本発明
の方法によって容易に沢過できる。
本発明は同様に上述の実施装置に関し、電圧■1によっ
て抽出される分子量Mの物質のイオン源と、気体分子、
特に稀有気体分子を含み電位V2にある衝突箱と、エネ
ルギeV“のイオンを選択する静電分析器と、前記分析
器の出口における二次イオンの存在を検出するためのと
りはずしできる静電検出器とを具備することを特徴とす
る。
て抽出される分子量Mの物質のイオン源と、気体分子、
特に稀有気体分子を含み電位V2にある衝突箱と、エネ
ルギeV“のイオンを選択する静電分析器と、前記分析
器の出口における二次イオンの存在を検出するためのと
りはずしできる静電検出器とを具備することを特徴とす
る。
実際問題として本発明の方法の実施は従来の装置を用い
て容易にできる。
て容易にできる。
使用される装置の主な特徴は極めて低圧の気体分子、好
ましくは稀有気体分子を含み、一定の電位■2にある衝
突箱を具備したことである。
ましくは稀有気体分子を含み、一定の電位■2にある衝
突箱を具備したことである。
本発明の方法の主要な部分、すなわち質量Mの一次イオ
ンの解離、質量mの二次イオンの発生、および質量Mの
一次イオンの初期エネルギの割合m/Mの二次イオンへ
の変換の有効な実現はこの箱の中で行なわれる。
ンの解離、質量mの二次イオンの発生、および質量Mの
一次イオンの初期エネルギの割合m/Mの二次イオンへ
の変換の有効な実現はこの箱の中で行なわれる。
もちろん、与えられた質量と電圧間の関係の適用は、質
量Mの一次イオンも質量mの二次イオンもどちらも一価
であると予め仮定しである。
量Mの一次イオンも質量mの二次イオンもどちらも一価
であると予め仮定しである。
そうでない場合でも本発明の方法は常に適用できるが、
計算はやや複雑で、前記の関係は変更されるであろう。
計算はやや複雑で、前記の関係は変更されるであろう。
その理由は、実際上は常に主として単位電荷をもったイ
オンを扱うからである。
オンを扱うからである。
静電分析器の直後にある検出器は2つの本質的な目標を
もつ。
もつ。
まず、質量mのイオンが有効に濾過され系を通ったこと
を確認することができる。
を確認することができる。
次に、質量mのイオン流に対応するピークの高さを測定
することにより、沢過されたイオンビームの強度を知る
ことができる。
することにより、沢過されたイオンビームの強度を知る
ことができる。
それは衝突箱中のイオンMの濃度を与える。
できうれば、この検出器は、引き込めて質量mのイオン
ビームを磁気分析器で分析するために、取り外しできる
のがよい。
ビームを磁気分析器で分析するために、取り外しできる
のがよい。
もし正確な分子量、およびしたがって質量mの二次イオ
ンの性質を確実に決定したいなら、本発明にしたがって
低分解能の磁気分析器を置く。
ンの性質を確実に決定したいなら、本発明にしたがって
低分解能の磁気分析器を置く。
その理由はイオンは既にエネルギが完全に濾過されてい
るからである。
るからである。
これによりたとえば極めて安価な簡単な永久磁石磁気分
析器を用いることができる。
析器を用いることができる。
本発明の装置の重要な特徴によれば、分子量Mの一次イ
オンを発生するイオン源は既知の型の電位v1にされた
衝突箱で構成され、その中で(固体、液体または気体の
)どれかの形の分子量Mの物質が目的とするイオン化を
起す分子噴流、好ましくは中性気体の噴流を直接受ける
。
オンを発生するイオン源は既知の型の電位v1にされた
衝突箱で構成され、その中で(固体、液体または気体の
)どれかの形の分子量Mの物質が目的とするイオン化を
起す分子噴流、好ましくは中性気体の噴流を直接受ける
。
本装置の改良された一つの実施例においては、前記衝突
箱には、分子噴流が貫入する開口以外に、形成された質
量Mのイオンの特性の何等かの同時補足分析をするため
の単数または複数の横方向の他の抽出口がある。
箱には、分子噴流が貫入する開口以外に、形成された質
量Mのイオンの特性の何等かの同時補足分析をするため
の単数または複数の横方向の他の抽出口がある。
もちろん、既知の型のすべてのイオン源は、とにかくエ
ネルギの分散の小さいビームを発生するかぎり、本発明
の範囲を逸脱することなく、使用できる。
ネルギの分散の小さいビームを発生するかぎり、本発明
の範囲を逸脱することなく、使用できる。
本発明の同様に興味のある一つの実施例によれば、前記
装置はおのおのの中に取り外しできる静電分析器と検出
器とがある一連の複数の衝突箱を具備することができる
。
装置はおのおのの中に取り外しできる静電分析器と検出
器とがある一連の複数の衝突箱を具備することができる
。
分析しようと思う分子量Mの一次イオンは極めて高い質
量をもっており、最終的に容易に分析できる質量mのイ
オンになるために複数の分解を順次行なわなければなら
ないので、この装置は有効である。
量をもっており、最終的に容易に分析できる質量mのイ
オンになるために複数の分解を順次行なわなければなら
ないので、この装置は有効である。
このばあい、衝突箱は順次■2.V3.・・・・・・v
nの電位にされ、静電分析器はエネルギeV“、eV’
、・・・・・、eV”を濾過するように調整される。
nの電位にされ、静電分析器はエネルギeV“、eV’
、・・・・・、eV”を濾過するように調整される。
もちろん質量比と電圧の関係は解離の各段階において書
かれなければならない。
かれなければならない。
同様に本発明によれば、前記装置の異なる構成要素にか
けられた電圧V1.v2およびV“は極めて様々の運転
態様にしたがって選択することができる。
けられた電圧V1.v2およびV“は極めて様々の運転
態様にしたがって選択することができる。
これらは本発明のイオン沢過法を応用する特殊の問題に
応じて特に正、負またはゼロ、一定または変化させるこ
とができる。
応じて特に正、負またはゼロ、一定または変化させるこ
とができる。
従来の質量分析法による分離に対して本発明の方法は極
めて多くの決定的な利点をもつが、その主なものを列記
すれば、 一高精度。
めて多くの決定的な利点をもつが、その主なものを列記
すれば、 一高精度。
その限界は電圧比の測定性能だけによる。
−たとえば範囲100,000〜3,0OOj5.00
0〜200,3,000〜12,500〜1をカバーす
るように分子量範囲の切り換えの可能性。
0〜200,3,000〜12,500〜1をカバーす
るように分子量範囲の切り換えの可能性。
−分離器の性能はピーク比、すなわち物質の相対濃度に
無関係。
無関係。
一代学的には同じであるが殆ど異ならない分子量の2つ
の物質の分解によってえられた2つの原子を容易に分離
する可能性。
の物質の分解によってえられた2つの原子を容易に分離
する可能性。
および−たとえば12C180と14N160,12C
160180と14N160□のような極めて近い分子
量の化合物を容易に分離する可能性。
160180と14N160□のような極めて近い分子
量の化合物を容易に分離する可能性。
イオン濾過装置を運転する2つの実施例とこれら装置の
応用例についての以下の記述を読むことにより本発明が
よりよく理解されるであろう。
応用例についての以下の記述を読むことにより本発明が
よりよく理解されるであろう。
以下に制限のためではなく第1.2図を用いて本発明を
説明する。
説明する。
第1図に、既知の型で電位■1にされた、分子線2を標
的にぶち当てることにより分子量Mの一次イオンを発生
する第1衝突箱1が示されている。
的にぶち当てることにより分子量Mの一次イオンを発生
する第1衝突箱1が示されている。
箱1は図示されない検体用導入装置を備えている。
箱1はその中で形成された分子量Mのイオンを抽出する
板装置3をもっている。
板装置3をもっている。
この抽出装置3により箱1の中で発生された単位電荷、
質量Mのイオンがそれから運動エネルギeV1で取り出
される。
質量Mのイオンがそれから運動エネルギeV1で取り出
される。
第1図の実施例では、衝突箱1には同様に横方向の出口
4と抽出装置5とがあり、本発明のイオン濾過と同時に
したいと思う試験または分析のために質量Mのイオンビ
ーム6が取り出される。
4と抽出装置5とがあり、本発明のイオン濾過と同時に
したいと思う試験または分析のために質量Mのイオンビ
ーム6が取り出される。
同様に既知の型で入口8と出口9をもった第2の衝突箱
7は既知の手段10により電位■2に保たれている。
7は既知の手段10により電位■2に保たれている。
それはたとえば10−3〜2X10”−1トールの極め
て低圧の稀有気体(ヘリウム、アルゴン、ネオンまたは
クリプトン)分子で満たされている゛。
て低圧の稀有気体(ヘリウム、アルゴン、ネオンまたは
クリプトン)分子で満たされている゛。
出口9には、装置3のように、異なった電位に保たれた
何枚かの板を備えた抽出装置11がある。
何枚かの板を備えた抽出装置11がある。
青電分析器12の2つの円筒形電極13゜14は運動エ
ネルギeV“をもったイオンだけを中央の円形軌道15
に沿って濾過させるような電位に保たれている。
ネルギeV“をもったイオンだけを中央の円形軌道15
に沿って濾過させるような電位に保たれている。
従来のように、電極13,14の電位を、軌道14が装
置と同電位で、その軌道を画くイオンが分析器12内で
加速または減速による電界との例等のエネルギ交換も行
なわないように、装置に関して対称にする。
置と同電位で、その軌道を画くイオンが分析器12内で
加速または減速による電界との例等のエネルギ交換も行
なわないように、装置に関して対称にする。
分析器12は任意の既知の型で、特に任意の角の開きを
もったものでよい。
もったものでよい。
図示の例では角の開きは127°に選んである。
分析器12の出口には引込めることのできる検出器16
があり、実線で示された位置16aに置かれた時にはビ
ームを受け、点線で示された引込められた位置16bで
はビームを受けない。
があり、実線で示された位置16aに置かれた時にはビ
ームを受け、点線で示された引込められた位置16bで
はビームを受けない。
第1図の装置は低分解能永久磁気分析器17とその検出
器18とで完成する。
器18とで完成する。
既知の磁気分析器17と検出器18とは、質量mを精密
決定し、したがって静電分析器12で濾過されたイオン
の化学的性質を決定しようと思うだけなので単独に用い
られる。
決定し、したがって静電分析器12で濾過されたイオン
の化学的性質を決定しようと思うだけなので単独に用い
られる。
第1図では種々の装置は極めて模式的に上面図で示され
ている。
ている。
同様に、当業者には周知で記述の必要のない装置は白地
のままにしである。
のままにしである。
第1図の装置の作用は次のとおりである。
分子線2の衝突によって質量Mのイオンが箱1の中に予
め入れておいた物質からひきちぎられ、運動エネルギe
V1で軌道19に沿って衝突箱1から取り出される。
め入れておいた物質からひきちぎられ、運動エネルギe
V1で軌道19に沿って衝突箱1から取り出される。
これらのイオンは8から衝突箱7に入る。
後者は一方では電位■2に保たれ、他方では気体、好ま
しくは分子量Mのイオンと気体分子との化学反応を避け
るため稀有気体で満たされている。
しくは分子量Mのイオンと気体分子との化学反応を避け
るため稀有気体で満たされている。
衝突箱7の中では質量Mの一次イオンの一部は中性気体
分子との衝突により解離する。
分子との衝突により解離する。
この状態で、衝突因7の内部で運動エネルギe (Vl
−V2)にされた質量Mの一次イオンが解離して質量m
でイオンMと同じ単位電荷をもった二次イオンを生成す
ると、質量mの二次イオンは一次イオンとの質量比m
7Mと等しい割合のエネルギe (VI V2)の部
分をもつ(すなわちe (V1V2 )r′rl/M)
。
−V2)にされた質量Mの一次イオンが解離して質量m
でイオンMと同じ単位電荷をもった二次イオンを生成す
ると、質量mの二次イオンは一次イオンとの質量比m
7Mと等しい割合のエネルギe (VI V2)の部
分をもつ(すなわちe (V1V2 )r′rl/M)
。
この質量mの二次イオンはそれから板装置11によって
電圧■2の下に取り出され、その電圧は二次イオンに補
足エネルギeV2を与える。
電圧■2の下に取り出され、その電圧は二次イオンに補
足エネルギeV2を与える。
衝突因7の中で質量Mの一次イオンの解離により生成さ
れた二次イオンの中から、静電分析器12は運動エネル
ギeV“をもったイオンを選択することができる。
れた二次イオンの中から、静電分析器12は運動エネル
ギeV“をもったイオンを選択することができる。
これら質量mの二次イオンの検出と分析は種々の応用に
応じて引込み可能な検出器16と磁気分析器17により
なされる。
応じて引込み可能な検出器16と磁気分析器17により
なされる。
とに角、しかも本質的なことであるが、2つの電圧の比
を単に測定することによって第1図の装置は、一次イオ
ンと、衝突箱7内の分子の衝突により解離により発生し
た二次イオンの1つとにそれぞれ対応する質量Mとmの
比を極めて高精度で決定することができる。
を単に測定することによって第1図の装置は、一次イオ
ンと、衝突箱7内の分子の衝突により解離により発生し
た二次イオンの1つとにそれぞれ対応する質量Mとmの
比を極めて高精度で決定することができる。
第2図の装置は第1図の装置と分析器16までは同じで
あるが、その後に第1段と同じ第2段がある。
あるが、その後に第1段と同じ第2段がある。
この第2段は既知の手段21で電位v3に保たれた第2
衝突箱20を備えている。
衝突箱20を備えている。
衝突箱20はイオン抽出装置22を備えているとともに
、橋7と同様低圧の稀有気体で内部が満たされている。
、橋7と同様低圧の稀有気体で内部が満たされている。
箱20の後には分析器12に類似の第2静電分析器23
がある。
がある。
静電分析器23は引込み可能な検出器24と、低分解能
の永久磁石磁気分析器25とその検出器26とで完成さ
れる。
の永久磁石磁気分析器25とその検出器26とで完成さ
れる。
第2図の場合、■3で箱20の電位を、m′でこの箱の
中の衝突によって形成された三次イオンの質量を、eV
’で静電分析器23の濾過エネルギをあられせば、初等
的な計算により濾過比は式で与えられることが示される
。
中の衝突によって形成された三次イオンの質量を、eV
’で静電分析器23の濾過エネルギをあられせば、初等
的な計算により濾過比は式で与えられることが示される
。
第1応用例
本発明の方法による分子量決定の一例を述べる。
たとえば、実際の分子式はC55H88012N2□P
3であるが、未知の有機物質を分析したいと考えよう。
3であるが、未知の有機物質を分析したいと考えよう。
この物質は正確に分子量1341.6164をもつ。
十分な高電圧V1の下における質量Mの一次イオンの抽
出条件において、有機物質の非弾性衝突による分析にお
いてその生成物として炭素、原子団CH1原子団CH2
、窒素、原子団NH1原子団OH1原子団C2H1アセ
チレン原子団C2H2、燐、硫黄、原子団SHの流れを
得る。
出条件において、有機物質の非弾性衝突による分析にお
いてその生成物として炭素、原子団CH1原子団CH2
、窒素、原子団NH1原子団OH1原子団C2H1アセ
チレン原子団C2H2、燐、硫黄、原子団SHの流れを
得る。
実際問題として、衝突箱7の中で二次イオンの形で生成
された質量mの分解生成物から、炭素、原子団CH,お
よびアセチレン原子団C2H2のような軽い、容易に特
定できる化合物を探求することが極めて興味深い。
された質量mの分解生成物から、炭素、原子団CH,お
よびアセチレン原子団C2H2のような軽い、容易に特
定できる化合物を探求することが極めて興味深い。
特定電圧値V2および■“に対して、前記の3つの軽い
原子団に対して以下の3つの比が見出された。
原子団に対して以下の3つの比が見出された。
炭素でできた質量mの二次イオンに対してM/m= 1
11.798 原子団OHでできた質量mの二次イオンに対してM/m
= 78.907 原子団C2H2でできた質量mの二次イオンに対して
M/ m= 51.569 これらは質量Mとしてそれぞれ次の値を与える。
11.798 原子団OHでできた質量mの二次イオンに対してM/m
= 78.907 原子団C2H2でできた質量mの二次イオンに対して
M/ m= 51.569 これらは質量Mとしてそれぞれ次の値を与える。
M=1341.576
M=1341.636
M=1341.600
このことから未知分子量Mの平均値は1341.605
±0.03であることがわかる。
±0.03であることがわかる。
第2応用例
未知分子量の測定をもう一度やる。
この例では第1図の装置を用いる。
分析器12で濾過された解離二次イオンとして質量m=
12の炭素を得るために、■1は一定値の10,000
ボルト、■〃は一定値の100ボルト、V2は可変で正
電圧とする。
12の炭素を得るために、■1は一定値の10,000
ボルト、■〃は一定値の100ボルト、V2は可変で正
電圧とする。
磁気分析器17で炭素イオンの特性ピークを効果的に得
るためには、経験から衝突箱7にV=59.7609ボ
ルトの電圧をかけることが必要である。
るためには、経験から衝突箱7にV=59.7609ボ
ルトの電圧をかけることが必要である。
そうするとかえられる。
分子量測定の第3例
分解して二次イオンとして質量12の炭素イオンを与え
る一次イオンの未知分子量Mを求める。
る一次イオンの未知分子量Mを求める。
第1図の装置を使用してV“−100ボルト、v2=1
00ボルト、衝突箱1の電位V1は正で可変とする。
00ボルト、衝突箱1の電位V1は正で可変とする。
磁気分析器17で炭素の特性ピークを与えるためには箱
1を電位V1=5605.167ボルトにする必要があ
ることが実験的に確かめられている。
1を電位V1=5605.167ボルトにする必要があ
ることが実験的に確かめられている。
そうすると未知質量はであることがわかり、これはラク
トースCl2H220,1に対応する。
トースCl2H220,1に対応する。
この例は、特殊なばあいには、極めて接近した分子量の
2つの物質量に何の不確定も起さないということが証明
できるので、極めて興味あるものである。
2つの物質量に何の不確定も起さないということが証明
できるので、極めて興味あるものである。
実際、質量が342.116ではなくて342.140
のCl2H2401oNという物質が存在すると仮定す
ると、分析器12で質量m=12の炭素イオンを濾過す
るためには箱1に電圧■1=5602.333ボルトを
印加する必要がある。
のCl2H2401oNという物質が存在すると仮定す
ると、分析器12で質量m=12の炭素イオンを濾過す
るためには箱1に電圧■1=5602.333ボルトを
印加する必要がある。
質量が342.116と342.140と同様に極くわ
ずかしか異ならない一次イオンの解離により生じた二次
イオンに対する炭素の2つのピークを与えるためには、
箱1に差が0.4ボルトの2つの電圧を印加しなければ
ならないということがわかる。
ずかしか異ならない一次イオンの解離により生じた二次
イオンに対する炭素の2つのピークを与えるためには、
箱1に差が0.4ボルトの2つの電圧を印加しなければ
ならないということがわかる。
これは明らかに可能な測定誤差よりすぐれた値である。
極めて高い分子量(10,000以上のオーダつの測定
極めて高分子量のばあいは2つの衝突箱7,20を備え
た第2図の装置を使用するのが特に興味がある。
極めて高分子量のばあいは2つの衝突箱7,20を備え
た第2図の装置を使用するのが特に興味がある。
各節7,20に対する一次イオンと二次イオンの濾過比
M/mをたとえば20〜50程度になるように種々の電
圧を調節すれば十分である。
M/mをたとえば20〜50程度になるように種々の電
圧を調節すれば十分である。
この条件ではio、oooのオーダの分子量を正確に決
定することができると考えられる。
定することができると考えられる。
同様に、たとえば3つの衝突箱を直列に備えた装置を使
用することにより、このオーダを超えて200,000
までの分子量の測定を期待することができる。
用することにより、このオーダを超えて200,000
までの分子量の測定を期待することができる。
混合物の分析への応用
本発明の方法の特に興味ある応用は、一定の物質の混合
物中の、丁度トレースの状態にある、化合物の存在の決
定である。
物中の、丁度トレースの状態にある、化合物の存在の決
定である。
特に本発明は大部会または産業センターの周囲の大気の
汚染の決定に大きな用途をもち、大気中にトレースの状
態である汚染物質を簡単にじん速に決定することができ
る。
汚染の決定に大きな用途をもち、大気中にトレースの状
態である汚染物質を簡単にじん速に決定することができ
る。
例として、以下に大気中の窒素酸化物NOの探求法を記
述する。
述する。
先ず、低濃度、特にたとえば10−7〜10−9程度で
は従来の質量分析法では困難であることを思い起そう。
は従来の質量分析法では困難であることを思い起そう。
実際このばあいには、窒素と酸素のピークは極めて大き
いので、かなり感度を上げても窒素酸化物NOのピーク
を分離することは不可能である。
いので、かなり感度を上げても窒素酸化物NOのピーク
を分離することは不可能である。
この感度を上げることは極めて低い濃度に対しては明ら
かに必要である(この方法は、炭素酸化物CO1窒素酸
化物NO1および窒素分子N2のピークが実際上入り乱
れているので、更に困難になる)。
かに必要である(この方法は、炭素酸化物CO1窒素酸
化物NO1および窒素分子N2のピークが実際上入り乱
れているので、更に困難になる)。
酸化物NOによる空気の汚染を分析するためには、この
空気を箱1に入れ、それが含んでいる分子をイオン化す
る。
空気を箱1に入れ、それが含んでいる分子をイオン化す
る。
こうして、分析された空気が実際に酸化物分子NOを含
んでいると、それはイオンNO+に変換され、次に原子
イオンN+およびO+に解離される。
んでいると、それはイオンNO+に変換され、次に原子
イオンN+およびO+に解離される。
窒素酸化物Noの解離により生じた原子イオンN+と窒
素分子N2の分解にり生じた窒素イオンN+とを混同す
ることはないから、上記の問題はこう;して容易に解決
される。
素分子N2の分解にり生じた窒素イオンN+とを混同す
ることはないから、上記の問題はこう;して容易に解決
される。
実際、窒素酸化物NOの正確な分子量は29.9979
である。
である。
第1図の装置で窒素の原子イオンの濾過をすると、窒素
が窒素酸化物NOの解離によって生じたものであるとき
は、比m/Mは14.003074/29.9979=
0.4668である。
が窒素酸化物NOの解離によって生じたものであるとき
は、比m/Mは14.003074/29.9979=
0.4668である。
これに反して、自由窒素分子イオンN2の分解によって
えられたときは比は0.5となる。
えられたときは比は0.5となる。
上記の例では第1図の装置を使用し、■2−−500ボ
ルト、V”=50ボルトとし、■1 を可変とした。
ルト、V”=50ボルトとし、■1 を可変とした。
この条件で磁気分析器17において窒素の特性ピークを
有効に検出すると、2つのばあいが起る。
有効に検出すると、2つのばあいが起る。
■、この窒素は衝突箱7内において窒素酸化物NOの一
次イオンの解離によって生じ、比M/mはM/m=2.
1422=(v1+500)1550となり、電圧V1
=672.21ボルトとなる。
次イオンの解離によって生じ、比M/mはM/m=2.
1422=(v1+500)1550となり、電圧V1
=672.21ボルトとなる。
2、分子イオンN2の分解によって原子窒素N+が生じ
たばあいにはM/m=2= (V1+500)1550
、V1=600ボルト。
たばあいにはM/m=2= (V1+500)1550
、V1=600ボルト。
したがって、例の不確定も起らず、また、この方法を用
いれば、空気の窒素から生じる窒素原子のばあいと酸化
物分子NOの解離によって生じる窒素原子のばあいとを
区別することは極めて容易であることがわかる。
いれば、空気の窒素から生じる窒素原子のばあいと酸化
物分子NOの解離によって生じる窒素原子のばあいとを
区別することは極めて容易であることがわかる。
このことは従来の質量分析学では厳密に不可能である。
実際上は、空気中の窒素酸化物NOの存在を監視したい
ときは、衝突箱の電位V1を678.21ボルトに固定
すれば、静電検出器16上の信号は分析された空気の中
の分子NOの存在を報知するものと解釈されるであろう
。
ときは、衝突箱の電位V1を678.21ボルトに固定
すれば、静電検出器16上の信号は分析された空気の中
の分子NOの存在を報知するものと解釈されるであろう
。
最後に、検出器16上の窒素のピークの大きさを観測す
れば、第1のばあい、監視する空気中に含まれる窒素酸
化物NOの比率の測定をすることができる。
れば、第1のばあい、監視する空気中に含まれる窒素酸
化物NOの比率の測定をすることができる。
第1図は衝突箱1つを用いたイオンの静電r過装置であ
る。 第2図は衝突箱2つを備えたイオンの静電沖過装置であ
る。 L7,20・・・衝突箱、2・・・分子線、3,5゜1
1.22・・・抽出装置、6・・・イオンビーム、12
、23・・・静電分析器、13,14・・・電極、1
6.18,24,26・・・検出器、17 、25・・
・磁気分析器。
る。 第2図は衝突箱2つを備えたイオンの静電沖過装置であ
る。 L7,20・・・衝突箱、2・・・分子線、3,5゜1
1.22・・・抽出装置、6・・・イオンビーム、12
、23・・・静電分析器、13,14・・・電極、1
6.18,24,26・・・検出器、17 、25・・
・磁気分析器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1−分子量W物質から単位電荷の担体であるイオンをつ
くり、運動エネルギeV1が与えられる質量に対して電
圧■1をかけてこのイオンをとり出すこと、 一イオンの運動エネルギをe(Vl−V2)とするポテ
ンシアル障壁■2をこのイオンに貫通させること、 −この一次イオンを少くとも2つの二次イオンの破片に
解離すること、これにより単位電荷と質量mをもつ1つ
の担体は運動エネルギe(vl−■2)m7Mを得る、 一電圧v2をかけて質量mと運動エネルギe(■1V2
) rn 7M + e V2をもつこの二次イオン
の破片をとり出すこと、 一エネルギe V”(7)イオンだけを通過させる静電
分析器で沖過すること、および −このように濾過され、質量mがM/m7(Vl−V2
) / (V” V2 )であるイオンを検出すること
、 の操作を順次行なうことを特徴とする、分割によって二
次イオンを発生する質量Mの一次イオンと所定の質量比
にある質量mの二次イオンの静電沖過法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR7302771A FR2215874A5 (ja) | 1973-01-26 | 1973-01-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS49111691A JPS49111691A (ja) | 1974-10-24 |
JPS5820102B2 true JPS5820102B2 (ja) | 1983-04-21 |
Family
ID=9113886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49010863A Expired JPS5820102B2 (ja) | 1973-01-26 | 1974-01-25 | イオンの静電濾過法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US3916188A (ja) |
JP (1) | JPS5820102B2 (ja) |
CH (1) | CH577684A5 (ja) |
DE (1) | DE2403575A1 (ja) |
FR (1) | FR2215874A5 (ja) |
GB (1) | GB1410315A (ja) |
NL (1) | NL182523C (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3238474C2 (de) * | 1982-10-16 | 1987-01-08 | Finnigan MAT GmbH, 2800 Bremen | Hybrid-Massenspektrometer |
FR2622699B1 (fr) * | 1987-11-03 | 1991-10-18 | Devienne Fernand | Procede de detection d'un corps chimique de masse m connue |
JPH01213950A (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-28 | Jeol Ltd | 質量分析装置及びそれを用いたms/ms装置 |
DE3905631A1 (de) * | 1989-02-23 | 1990-08-30 | Finnigan Mat Gmbh | Verfahren zur massenspektroskopischen untersuchung von isotopen sowie isotopenmassenspektrometer |
FR2655149B1 (fr) * | 1989-11-24 | 1994-03-18 | Devienne Fernand | Appareil et procede de detection dans une atmosphere a surveiller d'un corps chimique de masse m connue et dont on connait les fragments de dissociation. |
DE4019005C2 (de) * | 1990-06-13 | 2000-03-09 | Finnigan Mat Gmbh | Vorrichtungen zur Analyse von Ionen hoher Masse |
US5466933A (en) * | 1992-11-23 | 1995-11-14 | Surface Interface, Inc. | Dual electron analyzer |
DE19544808C2 (de) * | 1995-12-01 | 2000-05-11 | Bruker Daltonik Gmbh | Verfahren zur Untersuchung der Struktur von Ionen in einem Flugzeitmassenspektrometer |
US10032614B2 (en) * | 2014-06-13 | 2018-07-24 | Dh Technologies Development Pte. Ltd. | Methods for analysis of lipids using mass spectrometry |
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---|---|---|---|---|
US3610921A (en) * | 1968-05-01 | 1971-10-05 | Perkin Elmer Corp | Metastable mass analysis |
US3673404A (en) * | 1970-05-15 | 1972-06-27 | Perkin Elmer Corp | Ion kinetic energy analysis |
US3769513A (en) * | 1972-12-14 | 1973-10-30 | Perkin Elmer Corp | Ion kinetic energy spectrometer |
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1973
- 1973-01-26 FR FR7302771A patent/FR2215874A5/fr not_active Expired
-
1974
- 1974-01-14 CH CH42974A patent/CH577684A5/xx not_active IP Right Cessation
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- 1974-01-24 GB GB329174A patent/GB1410315A/en not_active Expired
- 1974-01-25 NL NLAANVRAGE7401050,A patent/NL182523C/xx not_active IP Right Cessation
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- 1974-01-25 DE DE2403575A patent/DE2403575A1/de not_active Ceased
Also Published As
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---|---|
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NL7401050A (ja) | 1974-07-30 |
NL182523B (nl) | 1987-10-16 |
JPS49111691A (ja) | 1974-10-24 |
CH577684A5 (ja) | 1976-07-15 |
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FR2215874A5 (ja) | 1974-08-23 |
US3916188A (en) | 1975-10-28 |
GB1410315A (en) | 1975-10-15 |
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