JPS5819862Y2 - 自動調整機における調整軸駆動装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビ受像機、ステレオ装置等弱電機器の調
整を自動機械によって行なうことを目的とするものであ
る。

例えば、ステレオチューナーの調整を自動機械によって
行なうには、バリコンのシャフトを自動機械によって回
転駆動しなければならない。

しかし、バリコンが基板の規定の位置に精度良く取付け
られているとは限らないので、それを自動機械と結合さ
せた際、バリコンのシャフトと自動機械側の駆動軸との
間に偏心が生じる。

そして、この偏心状態のせ１バリコンのシャフトを駆ｔ
ｌｌｆると、バリコンに無理な力が加わり、そのフレー
ム等が変形し、電気的容量が変化して調整不能になるお
それがある。

本考案は、上記の問題を解決するものであって、図はそ
の実施例を示すものである。

Ａはステレオチューナーであって、基板１４に取付けた
バリコン１２を備えて釦り、図示しない移送装置によっ
て順次図示の位置へ供給される。

ＢはステレオチューナーＡの調整を自動的に行なう装置
の一部であるところの調整軸駆動装置でアッテ、バリコ
ン１２のシャフト１３を駆動するためのものである。

１１は調整軸駆動装置の移動台であって、図示しない固
定台に設けたガイドシャフト９にスライドヘアリング１
０を嵌装することにより、ガイドシャフト９の軸方向に
移動可能であり、所定のタイ□ングで、ステレオチュー
ナーＡＫ向って前進する。

移動台１１上にパルスモータ−８が取付けられており、
その軸１７にダブルユニバーサルジヨイント５を介して
、コレットチャック１が取付けられている。

２はコレットチャック１の開閉を行なうスライドスリー
ブであって、それとパルスモータ−８の軸１７に係止し
たワンシャ１６との間に縮設したスプリング６Ｖｃよっ
て付勢されている。

スライドスリーブ２はプレート３を介して、エアシリン
ダー７ｖｃよって前記付勢方向と逆方きに駆動される。

エアシリンダー７は移動台１１上に固定されたガイドブ
ロック４に固定されている。

ガイドブロック４は前記スライドスリーブ２を受は入れ
る孔１８を備えている。

な釦、前記プレート３はエアシリンダ７のロッド１９に
固定すしており、スライドスリーブ２はプレート３に設
けた孔２０に充分な遊びを持って挿入され、そのフラン
ジ２１がプレート３に当接する。

次に前記装置の動作を第２〜４図によって説明する。

ステレオチューナーＡが図示の位置に移送されて来る迄
の間は、移動台１１は第２図に示すように左方に後退し
てち゛す、エアシリンダー７はロッド１９を吸引してい
る。

したがって、スライドスリーブ２はガイドブロック４の
孔１８に納１す、コレットチャック１を、所定のセンタ
ー位置ニ仮保持している。

そして、コレットチャック１はスライドスリーブ２が後
退しているため拡開している。

ステレオチューナーＡが図示の位置にセントされると、
移動台１１が第３図に示すように、ステレオチューナー
ＡＶｃ向って前進し、所定の位置テ停止する。

この前進により、コレットチャック１がバリコン１２の
シャフト１３ＶＣ嵌合する。

コレットチャック１とシャフト１３との間には、多少の
偏心があるが、コレットチャック１が拡開していること
と、その入口にテーパー２２が設けられていることとに
よって、シャフト１３はコレットチャック１内に容易に
進入する。

次にエアシリンダー７の付勢が解かれる。

その結果第４図に示すように、スライドスリーブ２がス
プリング６の力で前進し、ガイドブロック４の孔１８か
ら脱出して、コレットチャック１を締付ける。

この状態においては、スライドスリーブ２がガイドブロ
ック４の孔１８から脱出しているので、コレットチャッ
ク１はダブルユニバーサルジヨイント５０作用で上下左
右に自由に動くことがテキる。

プレート３は充分な遊びがあるので、コレットチャック
１を拘束しない。

したがって、シャン）１３に偏心による過大な力を与え
ることはない。

かくして、シャフト１３はコレットチャンク１トよび、
ダブルユニバーサルジヨイント５を介しテ、パルスモー
ター８に連結すれるので、パルスモータ−８の回転によ
り、シャフト１３が所定角度の回転を受け、ステレオチ
ューナーＡの調整が開始される。

この回転中も、ダブルユニバーサルジヨイント５の作用
により、バリコン１２に偏心による過大な力が作用しな
い。

本考案は以上のように、例えば弱電機器の調整軸を駆動
するモーターの軸にユニバーサルジヨイントを介在させ
たので、調整軸が偏心してセントされても、該偏心によ
る過大なカが発生しない。

そして、駆動軸の先端に設けたコレットチャックを調整
軸に結合して締付ける迄の間は、コレットチャックのセ
ンター位置が、スライドスリーブを介してガイドにより
所定位置に保持されるので・コレットチャックを調整軸
に嵌装する操作が両者を突合わせる操作だけで行なえ、
しかもコレットチャックの締付後はスライドスリーブを
仲介とすルセンター位置の規制が解除されるので、ユニ
バーサルジヨイントの前記作用を発揮させることがテキ
る。

したがって、本考案を用いると例えば弱電機器の調整の
自動化が極めて簡単に実現可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す側面図、第２〜４図は動
作経過を示す側面図である。 １・・・コレットチャック、２・・・スライドスリーブ
、４・・・ガイドブロック、５・・・ダブルユニバーサ
ルジヨイント、８・・・パルスモータ−９・・・ガイド
シャフト、１１・・・移動台、１２・・・バリコン、１
３・・・バリコンのシャフト、Ａ・・・ステレオチュー
ナー、Ｂ・・・調整軸駆動装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 所定の位置にセントサれた機器に対して相対的に前進お
   よび後退する基台と、該基台上に固定されたモーターと
   、該モーターの軸ニユニバーサルジョイントを介して取
   付けられたコレットチャックと該コレットチャックの開
   閉を行なうスライドスリーブと、該スライドスリーブを
   受けるガイドとからなり、前記コレットチャックはその
   拡開時には、前記スライドスリーブを介して前記ガイド
   により所定のセンター位置に保持されると共に、その締
   付時には前記ガイドとは無関係に自由になり、機器の調
   整軸に結合することを特徴とする自動調整機における調
   整軸駆動装置。