JPS5819691B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5819691B2 JPS5819691B2 JP7570175A JP7570175A JPS5819691B2 JP S5819691 B2 JPS5819691 B2 JP S5819691B2 JP 7570175 A JP7570175 A JP 7570175A JP 7570175 A JP7570175 A JP 7570175A JP S5819691 B2 JPS5819691 B2 JP S5819691B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- thermoplastic resin
- drug
- vinyl chloride
- mold
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- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自己殺菌性を有する成形物を得るための熱可
塑性樹脂組成物に関するものである。
塑性樹脂組成物に関するものである。
近年、微生物汚染防止についての関心が益々高まってき
ており、自己殺菌性を有する成形物への要求か増加の一
途を辿っている。
ており、自己殺菌性を有する成形物への要求か増加の一
途を辿っている。
例えば、密閉型住宅の普及によって、住宅内は常に暖か
く、又、湿気かこもり易いために、住宅内に発生する黴
の被害の問題かクローズアップされ、防黴効果を有する
材料への要求が強い。
く、又、湿気かこもり易いために、住宅内に発生する黴
の被害の問題かクローズアップされ、防黴効果を有する
材料への要求が強い。
また、工業分野においても、特に食品、医薬品、化粧品
等の分野で製造工程での微生物汚染か大きな問題となっ
ており、自己殺菌性を有する内装材、什器等の要求か強
い。
等の分野で製造工程での微生物汚染か大きな問題となっ
ており、自己殺菌性を有する内装材、什器等の要求か強
い。
一方医療関係においても細菌による汚染を防ぐことか極
めて重要な問題であり、バイオクリーンルームの導入等
が活発に行われつつあるか、内装、床、什器等へ付着す
る細菌を積極的に殺してしまうことが汚染防止に大きな
貢献をすることは疑いなく、自己殺菌性材料に非常な期
待が寄せられている。
めて重要な問題であり、バイオクリーンルームの導入等
が活発に行われつつあるか、内装、床、什器等へ付着す
る細菌を積極的に殺してしまうことが汚染防止に大きな
貢献をすることは疑いなく、自己殺菌性材料に非常な期
待が寄せられている。
現在、微生物汚染防止対策には、洗滌、燻蒸、殺菌剤撒
布、殺菌塗料の塗装等が行われているが多くの手間を有
する一方、実施できない場合があったり、効果の持続性
が不足しているなど、問題か多い。
布、殺菌塗料の塗装等が行われているが多くの手間を有
する一方、実施できない場合があったり、効果の持続性
が不足しているなど、問題か多い。
本発明の目的は、人体に対して安全で防菌防黴効果の持
続性が長く、使用か容易な優れた自己殺菌性を有する成
形物を得るための樹脂組成物を提供することにある。
続性が長く、使用か容易な優れた自己殺菌性を有する成
形物を得るための樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、熱可塑性樹脂に各種の添加剤を配合、混
合、混練し、熱可塑性樹脂組成物とした後、成形した場
合の成形物の妨菌防溶効果について研究し、添加剤とし
て2−(4’−サイアゾリル)ベンツイミダゾール(以
下薬品Aと略記)と、N−フルオロジクロロメチルチオ
フタルイミド(以下薬品Bと略記)との混合物を熱可塑
性樹脂に配合した場合に優れた防菌防黴相乗効果を発揮
し、かつ持続性に優れている事実を見出し本発明を完成
させたものである。
合、混練し、熱可塑性樹脂組成物とした後、成形した場
合の成形物の妨菌防溶効果について研究し、添加剤とし
て2−(4’−サイアゾリル)ベンツイミダゾール(以
下薬品Aと略記)と、N−フルオロジクロロメチルチオ
フタルイミド(以下薬品Bと略記)との混合物を熱可塑
性樹脂に配合した場合に優れた防菌防黴相乗効果を発揮
し、かつ持続性に優れている事実を見出し本発明を完成
させたものである。
本発明でいう熱可塑性樹脂は、塩化ビニル単独重合体、
塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレンとプロピレンの共重合体、エ
チレンとプロピレンとジエンとの三元共重合体、塩素化
ポリエチレン、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、ア
クリロニトリルとスチレンとの共重合体、アクリロニト
リルとスチレンとブタジェンとの共重合体、スチレンと
ブタジェンとの共重合体、メタアクリル酸エステル重合
体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニルと塩化ビニリデン
との共重合体、塩化ビニリデンとアクリロニ) IJル
との共重合体、塩化ビニリデンとアクリル酸エステルと
の共重合体、ポリアミド、ポリウレタン、線状飽和エス
テル重合体、ニトロセルローズ、ビニルアルコール重合
体、アイオノマー、塩化ビニルとアクリル酸エステルと
の共重合体、スチレン重合体、酢酸セルローズ、アクリ
ロニトリルとスチレンとアクリルゴム三元共重合体及び
これらの混合物を言う。
塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレンとプロピレンの共重合体、エ
チレンとプロピレンとジエンとの三元共重合体、塩素化
ポリエチレン、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、ア
クリロニトリルとスチレンとの共重合体、アクリロニト
リルとスチレンとブタジェンとの共重合体、スチレンと
ブタジェンとの共重合体、メタアクリル酸エステル重合
体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニルと塩化ビニリデン
との共重合体、塩化ビニリデンとアクリロニ) IJル
との共重合体、塩化ビニリデンとアクリル酸エステルと
の共重合体、ポリアミド、ポリウレタン、線状飽和エス
テル重合体、ニトロセルローズ、ビニルアルコール重合
体、アイオノマー、塩化ビニルとアクリル酸エステルと
の共重合体、スチレン重合体、酢酸セルローズ、アクリ
ロニトリルとスチレンとアクリルゴム三元共重合体及び
これらの混合物を言う。
本発明でいう熱可塑性樹脂組成物とは、上記のような熱
可塑性樹脂に必要に応じて可塑剤、安定剤、抗酸化剤、
充填剤、架橋剤、顔料、発泡剤、滑剤、防滴剤、帯電防
止剤、紫外線防止剤を加え、更に薬品A及び薬品Bの単
体又は混合物を不可欠的に含有するものをいう。
可塑性樹脂に必要に応じて可塑剤、安定剤、抗酸化剤、
充填剤、架橋剤、顔料、発泡剤、滑剤、防滴剤、帯電防
止剤、紫外線防止剤を加え、更に薬品A及び薬品Bの単
体又は混合物を不可欠的に含有するものをいう。
本発明における添加剤配合において、薬品Aと薬品Bと
の配合比率は、両者の合計量に対して薬品Bが25〜7
5重量%で好ましい性能が得られ4両者の合計量が熱可
塑性樹脂組成物に対して0,2〜2.0重量%にするこ
とが望ましい。
の配合比率は、両者の合計量に対して薬品Bが25〜7
5重量%で好ましい性能が得られ4両者の合計量が熱可
塑性樹脂組成物に対して0,2〜2.0重量%にするこ
とが望ましい。
次に本発明で言う熱可塑性樹脂組成物を得るための製法
を述べる。
を述べる。
熱可塑性樹脂と上記の諸添加剤及び薬品A、Bとの混合
にはタンブラ−、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー等の混合装置を用いて混合し、粉状、粒状あるいはペ
ースト状の均一混合物を得ることができる。
にはタンブラ−、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー等の混合装置を用いて混合し、粉状、粒状あるいはペ
ースト状の均一混合物を得ることができる。
この混合廻程にて得られた熱可塑性樹脂組成物からなる
均一混合物を混練ロール4パンバリミキサー、コニーダ
ー、1軸又は2軸押出機或いはその他の混練装置等にて
混練し、溶融状態の均一混練物を得ることができる。
均一混合物を混練ロール4パンバリミキサー、コニーダ
ー、1軸又は2軸押出機或いはその他の混練装置等にて
混練し、溶融状態の均一混練物を得ることができる。
この混練過程にて得られた熱可塑性樹脂組成物からなる
均−混線物を上記の混練装置と直結した造粒装置又は混
練装置とは別途に独立したペレタイザー等の造粒装置に
供して、粒状の熱可塑性樹脂組成物を得ることができる
。
均−混線物を上記の混練装置と直結した造粒装置又は混
練装置とは別途に独立したペレタイザー等の造粒装置に
供して、粒状の熱可塑性樹脂組成物を得ることができる
。
勿論、上記の混合、混練、造粒の一連の過程において例
えば、造粒過程を省略すると塊状、紐状或いはシート状
の熱可塑性樹脂組成物を得ることもできる。
えば、造粒過程を省略すると塊状、紐状或いはシート状
の熱可塑性樹脂組成物を得ることもできる。
更に、上記の混線装置の後工程にTダイ、ハンガーダイ
、インフレーションダイ、パイプダイ、異形ダイ或いは
カレンダーロール等を直結したり、或いは別途独立して
連結することにより本発明の自己殺菌性を有する熱可塑
性樹脂組成物からなるシート、フィルム、パイプ、異形
品等の製品を得ることもできる。
、インフレーションダイ、パイプダイ、異形ダイ或いは
カレンダーロール等を直結したり、或いは別途独立して
連結することにより本発明の自己殺菌性を有する熱可塑
性樹脂組成物からなるシート、フィルム、パイプ、異形
品等の製品を得ることもできる。
以下に本発明の詳細を実施例によって説明する。
実施例 1
塩化ビニル重合体(P=1000) 100部可塑剤
25〃安定剤(亜鉛、バ
リウム塩系) 2.0//滑剤
0,5tt 薬品A O,〜0.9〃 薬品B O,〜0.9〃 以上をよく混合し、ミキシングロールで160°Cで5
分間混練し、樹脂組成物を得た。
25〃安定剤(亜鉛、バ
リウム塩系) 2.0//滑剤
0,5tt 薬品A O,〜0.9〃 薬品B O,〜0.9〃 以上をよく混合し、ミキシングロールで160°Cで5
分間混練し、樹脂組成物を得た。
次にこの樹脂組成物を170℃、301y/c11tの
圧力下でプレスし0.577L/ 771のシートを作
成した。
圧力下でプレスし0.577L/ 771のシートを作
成した。
このシートより95 X 75 m / mに切片した
小片を作り70%エチルアルコールに浸漬して試料を殺
菌し、予め殺菌したシャーレ内で完全にアルコールを揮
散させた。
小片を作り70%エチルアルコールに浸漬して試料を殺
菌し、予め殺菌したシャーレ内で完全にアルコールを揮
散させた。
この試験片を2枚用意し、1枚はバレイショカンテン培
地(以下P培地と略記する)の平板の上にのせて黴の試
験に用い、他の1枚は、肉汁カンテン培地(以下N培地
と略記する)の平板上で殺菌の試験に用いた。
地(以下P培地と略記する)の平板の上にのせて黴の試
験に用い、他の1枚は、肉汁カンテン培地(以下N培地
と略記する)の平板上で殺菌の試験に用いた。
試験に用いた黴の種類は、
クロカビ(Aspergillus niger)コウ
ジカビ(Aspergillus flauus)ケト
ミウム(Chaetomium globosum)ア
オカビ(Penicillium citrinum)
クモノスカビ(Rh1zopus nigricans
)クラドスポリウム(Cladosporinmher
barum) プルラリア(Pu1lularia pullulan
s)である。
ジカビ(Aspergillus flauus)ケト
ミウム(Chaetomium globosum)ア
オカビ(Penicillium citrinum)
クモノスカビ(Rh1zopus nigricans
)クラドスポリウム(Cladosporinmher
barum) プルラリア(Pu1lularia pullulan
s)である。
一方試験に用いた細菌は、緑膿菌(Pseudomon
as aeruginosa)枯草菌(Bacillu
s 5abtilis)大腸菌(Escherichi
a coli)変形菌(Proteus vulgar
is)ブドウ球菌(5taphylococcus a
ureus)で、いずれも0.005%のジオクチルス
ルフオコハク酸ナトリウム液に分散させ、試料片と培地
上に噴霧し、シャーレを密閉容器内に保って30°Cの
恒温器の中に28日及び40日間保って培養した。
as aeruginosa)枯草菌(Bacillu
s 5abtilis)大腸菌(Escherichi
a coli)変形菌(Proteus vulgar
is)ブドウ球菌(5taphylococcus a
ureus)で、いずれも0.005%のジオクチルス
ルフオコハク酸ナトリウム液に分散させ、試料片と培地
上に噴霧し、シャーレを密閉容器内に保って30°Cの
恒温器の中に28日及び40日間保って培養した。
試料の面にどの程度微生物が発育しているかを知る方法
として、50 X 60 m / mの薄い紙片の殺菌
したものを作り無菌的に試料の中心に貼りつけ15分間
保持した。
として、50 X 60 m / mの薄い紙片の殺菌
したものを作り無菌的に試料の中心に貼りつけ15分間
保持した。
次にこの小紙片を試験管内の無菌水中に移しこれを希釈
し、1rnlずつ無菌のシャーレ中に注入した。
し、1rnlずつ無菌のシャーレ中に注入した。
一方夫々に対応する培地を一度溶かしておき、次第に冷
却させて50℃になった時、菌液のシャーレに約101
rLlずつ分注し、よく混合しながら固化させた。
却させて50℃になった時、菌液のシャーレに約101
rLlずつ分注し、よく混合しながら固化させた。
シャーレは30℃で48時間培養し、平板上に発育した
コロニーを肉眼で計算し、小紙片あたりの面積の試料表
面に存在する生菌数を求めた。
コロニーを肉眼で計算し、小紙片あたりの面積の試料表
面に存在する生菌数を求めた。
表1表は培養試験28日間の培養試験結果、第2表は4
0日間の培養試験結果を示す。
0日間の培養試験結果を示す。
向試験片に覆われていない培地には1dあたり109〜
1012の微生物が繁殖しているのがみられた。
1012の微生物が繁殖しているのがみられた。
第1表、第2表から明らかなように薬品Aと薬品Bの混
合物は各々0.3重量%以上になると黴も細菌も検出さ
れず、単独使用よりも少量でその効果があることが明ら
かになった。
合物は各々0.3重量%以上になると黴も細菌も検出さ
れず、単独使用よりも少量でその効果があることが明ら
かになった。
これは相乗効果と判断される。
更に薬品Aと薬品Bは耐熱性を有しており、加熱混合、
加熱成形にも耐えるため、熱可塑性樹脂組成物に配合す
る添加剤とじて理想的なものと考えりt醜またこの添加
剤を加えた熱可塑性樹脂組成物からなるシート状成形物
の防菌防黴効果については引続きテスト継続中であるが
30℃での培養テスト3ケ月目の限在も向効果は全く損
われておらず、このことから判断して該成形物が、室内
等の通常の環境では長期にわたって防菌防黴効果を発揮
し続けると見られる。
加熱成形にも耐えるため、熱可塑性樹脂組成物に配合す
る添加剤とじて理想的なものと考えりt醜またこの添加
剤を加えた熱可塑性樹脂組成物からなるシート状成形物
の防菌防黴効果については引続きテスト継続中であるが
30℃での培養テスト3ケ月目の限在も向効果は全く損
われておらず、このことから判断して該成形物が、室内
等の通常の環境では長期にわたって防菌防黴効果を発揮
し続けると見られる。
実施例 2
実施例1で得られた薬品A及び薬品Bを各0.4重量%
を含有する樹脂組成物をカレンダーロールにかけ0.1
3mmの厚みのシートを作成した。
を含有する樹脂組成物をカレンダーロールにかけ0.1
3mmの厚みのシートを作成した。
次にこのシールにグラビア印刷機で最初にクリーム色の
ベタ印刷を施し、その上に3色を用いて花模様を印刷し
、エンボスロールを通してプリントしたエンボスシート
を得た。
ベタ印刷を施し、その上に3色を用いて花模様を印刷し
、エンボスロールを通してプリントしたエンボスシート
を得た。
一方シリコンコートした剥離紙にアクリル系粘着剤を3
0μ厚にコートしプリントエンボスシートとニップロー
ルを通して粘着剤をシート側に転写し、印刷面の裏面に
粘着剤層を有する壁紙を作成した。
0μ厚にコートしプリントエンボスシートとニップロー
ルを通して粘着剤をシート側に転写し、印刷面の裏面に
粘着剤層を有する壁紙を作成した。
実用テストとして該壁紙を発明者らの実験室の壁及び便
所の壁に貼りつけた。
所の壁に貼りつけた。
同時に比較例として薬品A及び薬品Bを含まない同組成
の樹脂組成物から得た同様のタイプの壁紙を近傍に貼り
つけた。
の樹脂組成物から得た同様のタイプの壁紙を近傍に貼り
つけた。
これらを貼りつけた状態で1ケ月間放置した後実施例1
に示す方法と同様の方法で表面の生菌を減菌した小紙片
に転移させ倍音し、壁面の微生物数を測定した。
に示す方法と同様の方法で表面の生菌を減菌した小紙片
に転移させ倍音し、壁面の微生物数を測定した。
その結果を第3表に示す。
第3表の結果から薬品A及び薬品Bを0.4重量%含む
壁紙は表面に薬品A及び薬品Bを含まない印刷インク層
が存在するにも拘らず優れた防菌防黴効果を有する壁紙
であることが分った。
壁紙は表面に薬品A及び薬品Bを含まない印刷インク層
が存在するにも拘らず優れた防菌防黴効果を有する壁紙
であることが分った。
実施例 3
塩化ビニル重合体(P二1100) 100補強剤
(MBS系)10 可塑剤(フタル酸エステル系)3゜ 安定剤(亜塩、バリウム塩系) 3滑剤
2 着色剤 0.3充填剤
5薬品A
O〜0.9薬品B
O〜0.9以上の硬化塩化ビニル樹
脂配合物を混合、混線、造粒の過程を経て、粒状の熱可
塑性樹脂組成物とした後、これをスクリュ一式押出成形
機に供して、実施例1に掲げた半硬質塩化ビニル樹脂配
合物よりなるシート状成形物、或いは実施例2に明記し
た壁基材を継ぎ合せるための付属具材としてジョイナ−
を得た。
(MBS系)10 可塑剤(フタル酸エステル系)3゜ 安定剤(亜塩、バリウム塩系) 3滑剤
2 着色剤 0.3充填剤
5薬品A
O〜0.9薬品B
O〜0.9以上の硬化塩化ビニル樹
脂配合物を混合、混線、造粒の過程を経て、粒状の熱可
塑性樹脂組成物とした後、これをスクリュ一式押出成形
機に供して、実施例1に掲げた半硬質塩化ビニル樹脂配
合物よりなるシート状成形物、或いは実施例2に明記し
た壁基材を継ぎ合せるための付属具材としてジョイナ−
を得た。
このジョイナ−は肉厚が約1 m?LL。巾が3〜5c
rrL1高さが5〜1101rLであり、巾方向の両端
が3〜5Rの丸味を持ったコ字形の断面形状を有する異
形押出成形品である。
rrL1高さが5〜1101rLであり、巾方向の両端
が3〜5Rの丸味を持ったコ字形の断面形状を有する異
形押出成形品である。
次にこのジョイナ−の両端の曲面部を適当に切り離して
得られた複数個の平坦な試料を実施例1と同様の手順で
夫々かび及び細菌の培養試験に供した。
得られた複数個の平坦な試料を実施例1と同様の手順で
夫々かび及び細菌の培養試験に供した。
第4表は28日間、第5表は40日間の培養試験結果を
示したものである。
示したものである。
第4表及び第5表から明らかなように薬品Aと薬品Bを
共に含有した硬質塩化ビニル樹脂配合物からなる異形押
出成形品にあっても、薬品A及び薬品Bの配合比率が各
々0.3重量%以上添加すると、黴及び細菌が検出され
なかった。
共に含有した硬質塩化ビニル樹脂配合物からなる異形押
出成形品にあっても、薬品A及び薬品Bの配合比率が各
々0.3重量%以上添加すると、黴及び細菌が検出され
なかった。
しかも薬品A及び薬品Bのそれぞれを単独で使用するよ
り、少量であっても複合で添加することの方が殺菌及び
防黴に有効であることが判明した。
り、少量であっても複合で添加することの方が殺菌及び
防黴に有効であることが判明した。
これは薬品A及び薬品Bの複合使用による相乗効果であ
ると判断される。
ると判断される。
実施例 4
塩化ビニル重合体(P=1100) 100部可 塑
剤(ポリエステル系) 70安 定 剤(亜
鉛、バリウム塩系) 3滑 剤
0.5充填剤 15 着色剤 0.4 薬品AO〜0.9 薬品B O〜0.9 以上の軟質塩化ビニル樹脂配合物を混合、混線、造粒の
過程を経て、粒状の熱可塑性樹脂組成物とした後、これ
をスクリュ一式押出成形機に供し、異形押出成形品とし
て冷蔵庫用ガスケットを得た。
剤(ポリエステル系) 70安 定 剤(亜
鉛、バリウム塩系) 3滑 剤
0.5充填剤 15 着色剤 0.4 薬品AO〜0.9 薬品B O〜0.9 以上の軟質塩化ビニル樹脂配合物を混合、混線、造粒の
過程を経て、粒状の熱可塑性樹脂組成物とした後、これ
をスクリュ一式押出成形機に供し、異形押出成形品とし
て冷蔵庫用ガスケットを得た。
これは通常、冷蔵庫のドア内側面全周囲に取り付けられ
るものであり、ドアの閉鎖時に冷蔵庫としての気密性を
保つための重要な機能部品である。
るものであり、ドアの閉鎖時に冷蔵庫としての気密性を
保つための重要な機能部品である。
この軟質塩化ビニル製ガスケットは巾が3〜4cIfL
、高さが1.5〜3CIrLあり、全体としての形状は
はゾ台形であるが、その断面の内部は、2〜5部屋に細
分割されていて、最外壁膜の肉厚が0.4〜0.8mm
あり、細分割された各部屋の隔壁膜の肉厚が0.3〜0
.6間からなる異形押出成形品である。
、高さが1.5〜3CIrLあり、全体としての形状は
はゾ台形であるが、その断面の内部は、2〜5部屋に細
分割されていて、最外壁膜の肉厚が0.4〜0.8mm
あり、細分割された各部屋の隔壁膜の肉厚が0.3〜0
.6間からなる異形押出成形品である。
次にこのガスケットの隔壁膜をすべて切り離し全体とし
てはゾ台形の外壁膜のみを残し、この外壁膜を平面aに
展開させ、そのま5120℃前後の温度でプレスして平
坦な試料を得た。
てはゾ台形の外壁膜のみを残し、この外壁膜を平面aに
展開させ、そのま5120℃前後の温度でプレスして平
坦な試料を得た。
この試料を実施例1と同様の手順で夫々黴及び細菌の培
養試験に供した。
養試験に供した。
第6表は28日間、第7表は40日間の培養試験結果を
示したものである。
示したものである。
産月ガスケットにあっては前述の実施例で掲げたものよ
り、殺菌、防黴の効果が高いことが明らかとなった。
り、殺菌、防黴の効果が高いことが明らかとなった。
さらに、引続き30℃で培養試験を続けているが、70
日口の現在にあってもその効果は全く損なわれていない
。
日口の現在にあってもその効果は全く損なわれていない
。
このことからして、冷蔵庫としての一般使用温度である
5℃前後の低温にあっては、細菌及び黴の繁殖活動が抑
制される環境にあるので、本実施例に於ける配合処分で
防菌防黴効果を充分に発揮でき、なおかつその効力を長
期間にわたり持続するものと考えられる。
5℃前後の低温にあっては、細菌及び黴の繁殖活動が抑
制される環境にあるので、本実施例に於ける配合処分で
防菌防黴効果を充分に発揮でき、なおかつその効力を長
期間にわたり持続するものと考えられる。
Claims (1)
- 12−(4’−サイアゾリル)ベンツイミダゾール及び
N−フルオロジクロロメチルチオフタルイミドとの混合
物を添加することを特徴とする自己殺菌性を有する熱可
塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7570175A JPS5819691B2 (ja) | 1975-06-23 | 1975-06-23 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7570175A JPS5819691B2 (ja) | 1975-06-23 | 1975-06-23 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51151740A JPS51151740A (en) | 1976-12-27 |
JPS5819691B2 true JPS5819691B2 (ja) | 1983-04-19 |
Family
ID=13583778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7570175A Expired JPS5819691B2 (ja) | 1975-06-23 | 1975-06-23 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819691B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0229862A3 (en) * | 1986-01-24 | 1987-09-30 | TERUMO KABUSHIKI KAISHA trading as TERUMO CORPORATION | Medical instrument |
KR20020090418A (ko) * | 2001-05-25 | 2002-12-05 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고 도어의 가스킷용 폴리염화비닐 수지 조성물 |
-
1975
- 1975-06-23 JP JP7570175A patent/JPS5819691B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51151740A (en) | 1976-12-27 |
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