JPS5819491B2 - 弾性支持剛体架線 - Google Patents

弾性支持剛体架線

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Publication number
JPS5819491B2
JPS5819491B2 JP675078A JP675078A JPS5819491B2 JP S5819491 B2 JPS5819491 B2 JP S5819491B2 JP 675078 A JP675078 A JP 675078A JP 675078 A JP675078 A JP 675078A JP S5819491 B2 JPS5819491 B2 JP S5819491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
flange
support rod
elastic
overhead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP675078A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54102708A (en
Inventor
大浦泰
大沢晋
鶴堀義夫
北西光雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP675078A priority Critical patent/JPS5819491B2/ja
Publication of JPS54102708A publication Critical patent/JPS54102708A/ja
Publication of JPS5819491B2 publication Critical patent/JPS5819491B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 すい道内におけるトロリー線はその限定された布設区域
に張設しなければならない為近年在来のカテナリー布設
方式に変わる弾性支持剛体架線の開発が盛んに行われて
いる。
すなわちこの弾性支持剛体架線は、主として支持部と弾
性部と摺動部の各セクションを構成し、支持部はすい道
内などに架線される碍子装置に固定張設され、弾性部は
この支持部に垂直方向に弾性を付与するように保持され
、そして摺動部は剛性を付与して弾性部に遍く支持させ
てなるものにして、前記摺動部の有する荷重を前記弾性
部のバネ力により受は止め、パンタグラフが通過すると
きの押上げ力とその通過後の押Fげ力を前記弾性部のバ
ネ挙動により吸収し、摺動部が常にパンタグラフの上下
動に追随できるように構成されているものである。
しかるにその構成がバネ挙動を利用するものなるが故に
次のような問題が残されている。
すなわちこの種架線は高速用として開発されたものであ
るが、高速車輌にあっては一つのパンタグラフでは間に
合わない為、複数のパンタグラフによって集電すること
が行われている為、前のパンタグラフが集電通過後ただ
ちに次のパンタグラフが通過することとなり、これによ
って前者の集電による給電線の振動が残留している間に
次のパンタグラフが進入し、離線やアークが発生しやす
い状況であった。
これらは弾性部でバネ支持することに大きな原因があり
、この解決が望まれていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、弾性
部の振動を直ちに減衰することのできる弾性支持剛体架
線の提供を目的とし、その要旨とするところはすい道内
などに固定張設され下部に開口を有する長筒形函体内に
単体バネの複数を所定間隔毎に独立配置せしめ各単体バ
ネ毎に該バネの上端に載置される盤状フランジを有して
バネ支持された支持杆をそのバネ内を通しかつ前記開口
を通して函体下方に垂下配設せLめ当該支持杆の下部に
剛性支持せLめてなるものであって、前記支枝杆の盤状
フランジと函体間に集電器通過時の支持杆の上下揺動に
より生ずる単体バネの座屈の際に盤状フランジが下降衝
突可能な振動減衰用弾性体を介在せしめてなることを特
徴とする弾性支持剛体架線にある。
以下図面により説明するに、第1図及び第2図は本発明
者によって既に開発された弾性支持剛体架線を示し、1
は上部に碍子装置(図示せず)に設けられる取付金具の
引掛は用フランジ1a+1aを設け、下部に開口1bを
有する金属矩形管状の長筒形函体、2は該函体1内の開
口1bを形成するリップ状フランジic、icに載置さ
れ長手方向に所定間隔毎に独立配置せられる複数のコイ
ル状単体バネ、3は上部に各単体バネ2,2゜2・・・
・・・の上端に載置される円盤状フランジ3aを有する
支持杆にして単体バネ2内を通しかつ前記開口1bを通
して函体1の下方に垂下突設されてなシ、更にこの支持
杆3の下部に縦方向に剛性を持った長尺イヤー4,4に
よって剛性が付与された長尺トロリー線5をそのイヤー
4,4をボルトなどの連結具6でもって連結支持してな
るものである。
長尺トロリー線5は、該トロリー線5及びイヤー4,4
更に支持杆3の自重をフランジ3aによって単体バネ2
に所定の荷重を付与して圧縮して弾性支持されており、
そしてパンタグラフ(図示せず)の押上げによシ支持杆
3が上方へ移動して単体バネ2を弾性復帰せしめ、パン
タグラフが通過した後は前記の自重により単体バネ2を
圧縮してトロリー線を静止時の弾性支持位置へ戻らせる
のである。
このとき単体バネ2に加わる下降エネルギーは静止時の
弾性支持位置で加わる荷重より大きく、従って単体バネ
2をその静止時より下方へ圧縮しその圧縮エネルギーに
よって数秒間の上下振動が繰り返される。
このような振動によってトロリー線5は同じく上下の揺
動あるいは振動が生じ、この振動が持続している間に次
のパンタグラフが通過することによって離線を惹起して
いるのである。
本発明は、上記既開発の弾性支持剛体架線における単体
バネの変形挙動に基いての上下振動による離線化傾向を
解決しようとするものであって、上記上下振動を速やか
に減衰させるように改良された弾性支持剛体架線を提供
するものである。
第3図はその改良例を示しておシ、第1図及び第2図の
ものと同一構成部材となるものは同一の符号で示しであ
る。
しかして函体1のリップ状フランジ1c、1cの上面に
中央に支持杆3を挿通するブッシング9を設けておき、
このフランジ1Cとフランジ3a間に単体バネ2を配置
すると共に、単体バネ2よシ高さ、幅の小さい弾性体7
をブッシング9上に設けてなるものである。
弾性体7は単体バネ2が受ける静止時の荷重による圧縮
があってもフランジ3aと接触しないように設けられて
おシ、今パンタグラフが通過した後フランジ3aが降下
せられたとき、単体バネ2が静止時より下方へ圧縮され
るが、最大圧縮点に達する前に弾性体7にフランジ3a
が激突し、よって単体バネ2の振動エネルギーは弾性体
7の変形エネルギーにより吸収せられ、その後の振動を
速やかに減衰させるのである。
図面上8は弾性体7と支持杆に設けられるカラーにして
弾性体7の正規の変形を行わしめるものである。
本発明者において、表1の材料からなる弾性体及び単体
バネを用い、6.45kgの荷重を与えた支持杆3を静
止時より10朋押上げた状態から下降させた場合と同条
件において弾性体7を取外した場合のそれぞれの減衰特
性を実験により確かめたところ第4図のようになった。
後者の場合は単体バネの自然減衰によるものであるが、
B図のように完全に静止(0位置)するまでに上側(プ
ラス)及び下側(マイナス)とも同程度に振動して約7
秒かかつているのに対し、前者の場合はA図のように下
側第一波で弾性の下降エネルギー吸収の為約半分の5朋
以下に減衰されそれによって上側も速かに減衰され、そ
の結果2秒までに完全に静止(0位置)することが確か
められ、パンタグラフが進入する前に減衰させることが
できた。
本発明における減衰用弾性体7は上記コイルバネの他ゴ
ム成形体を使用しても同等の効果が得られた。
また単体バネ2のフランジ3aの衝突する箇所にゴムモ
ールドしても同様であった。
本発明によれば弾性体7の弾性を小さく(コイルバネの
場合はバネ定数を大きく)することによって更に良好な
結果が得られた。
以上のようにしてなる本発明の弾性支持剛体架線によれ
ばトロリー線はパンタグラフ通過後直ちにその振動を減
衰させることができるので多数のパンタグラフを装備し
た車輌を走行させても離線やアーク発生の恐れはなぐな
シ、またその減衰はフランジと弾性体との衝突方式によ
る為、エアダンパー、オイルダンパーなどに比べ構造が
簡単かつ小型化できコンパクト化を要するこの種のもの
に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明前に既に開発された弾性支持剛体架線の
一実施例を示す説明図、第2図は同上図A−A断面図、
第3図は本発明弾性支持剛体架線の構造例を示す断面図
、第4図Aは本発明による単体バネの減衰特性図であり
、Bは従来の減衰特性図である。 1・・・・・・長筒形函体、2・・・・・・単体バネ、
3・・・・・・支持杆、3a・・・・・・フランジ、5
・・・・・・長尺トロリー線、7・・・・・・弾性体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ずい道内などに固定張設され下部に開口を有する長
    筒形函体内に単体バネの複数を所定間隔毎に独立配置せ
    しめ、各単体バネ毎に該バネの上端に載置されるフラン
    ジを有してバネ支持された支持杆をそのバネ内を通しか
    つ前記開口を通して函体下方に垂下配設せしめ、当該各
    支持杆の下部に剛性が付されてなる接触式給電線を連結
    支持せしめてなるものであって、前記支持杆のフランジ
    と函体間に集電器通過時の支持杆の上下揺動により生ず
    る単体バネの座屈の際にフランジが下降衝突可能な振動
    減衰用弾性体を介在せしめてなることを特徴とする弾性
    支持剛体架線。
JP675078A 1978-01-26 1978-01-26 弾性支持剛体架線 Expired JPS5819491B2 (ja)

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JPS54102708A JPS54102708A (en) 1979-08-13
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US8905320B2 (en) 2009-06-09 2014-12-09 Tsinghua University Room heating device capable of simultaneously producing sound waves

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