JPS5819421Y2 - シ−ル機構 - Google Patents

シ−ル機構

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Publication number
JPS5819421Y2
JPS5819421Y2 JP1978154847U JP15484778U JPS5819421Y2 JP S5819421 Y2 JPS5819421 Y2 JP S5819421Y2 JP 1978154847 U JP1978154847 U JP 1978154847U JP 15484778 U JP15484778 U JP 15484778U JP S5819421 Y2 JPS5819421 Y2 JP S5819421Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
gasket
seal
chamber
piston
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978154847U
Other languages
English (en)
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JPS5571854U (ja
Inventor
河野広
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復動ピストンシリンダーにおけるシール機構
に係る。
従来のシール機構を示す第1図において、1は往復動シ
リンダーのピストン 2はケーシング、3は高圧側シー
ル用パツキン、4は大気圧側シール用パツキンである。
今、高圧液体圧P1が高圧パツキン室Aにも作用した状
態で、ピストン1がX、Y方向に往復運動している場合
には高圧パツキン3により完全にシールし、低圧パツキ
ン室Bの空間には液体が漏れ出さないのが理想であるが
、実際は多少漏れ出すものである。
従って、低圧パツキン4がこの漏れ出す液体を完全にシ
ールし、大気圧Pa側に漏れ出させないことが要求され
る。
つ1す、液体が大気圧側シール部Cに漏れ出すことが、
この種シリンダーのメンテイデンス上手数のかかるとこ
ろである。
又、低圧パツキン4のシールが完全であればある程、高
圧パツキン3から漏れ出した液体は低圧パツキン室Bの
空間に溜することになる。
漏洩液体がこの低圧パツキン室Bの部分にいっばい溜1
つた状態でY方向にピストン1が動くと、この部分にP
2で示した圧力が発生するようになる。
この圧力P2はピろトンの速度、パツキンの種類形状、
シール機構の形状等によって、高圧液体圧P1よシ高い
ピーク圧力になることもある。
このような現象が生ずると、低圧パツキン4のリップa
が強くピストン1に押しつけられ、焼付を起すことにも
なる。
本考案は上記従来の往復動ピストンシリンダーにおける
シール機構の欠点を除去することを目的とし、高圧パツ
キンと低圧パツキンとの間のシール部に、連結管を介し
てケーシング内に設けられた空間室を連結させ、該空間
室を、高圧パツキンと低圧パツキン間のシール部に釦け
る空気の溜りとしかつ同シール部内に流入した漏洩液の
給排用にしたものであって、高圧パツキン側から低圧パ
ツキン側に液体が漏洩すると、両パツキン間のシール部
に卦ける空気および漏洩液が連結管を介し空間室内に流
入するため、前記シール部内にむける圧力増が著しく低
減され、また、ピストンが低圧側に動く際に生ずる両パ
ツキン間のシール部に釦ける増圧傾向は該部内の漏洩液
が空間室内へ流入することにより殆んどなく、かつ、逆
に高圧側に動く際に生ずる前記シール部の減圧傾向は空
間室内に溜っている空気圧によって空間室内の漏洩液が
前記シール部内へ逆流されて補われるため、両パツキン
間のシール部内における圧力は略一定の低圧に確保され
、程よい潤滑状態となうかつ低圧パツキンが過度にピス
トン側に押付けられることもなく、低圧パツキン側の焼
付や液漏波がなくなりそのシール性能が著しく向上され
る。
本考案を第2図を参照して説明する。
第2図において、1は往復動シリンダーのピストン、X
Yはピストン1の動く方向、2はケーシング、3は高圧
側シール用パツキン、4は大気圧(低圧)側シール用パ
ツキン、aはそのリップ、Aは高圧パツキン室、Bは低
圧パツキン室、Cは大気圧側シール部、Plは高圧液体
圧、P2は高圧パツキン3からの漏洩液体が低圧パツキ
ン室Bにいっばい溜1つた状態でピストン1がY方向に
動いたとき発生する圧力、Paは大気圧を示し、これら
は第1図の場合と同じである。
異なる点は、高圧パツキン3と低圧パツキン4との間の
シール部に、連絡管5を介してケーシング2内に設けら
れた空間室6を連結させている点である。
な訃、同空間室6は円環状の形状にしてもよいし、円周
上に1個または数個設けてもよい。
第1図即ち従来のシール機構において、低圧パツキン室
B側の部分に圧力P2が発生するのは、この部分に高圧
パツキン室Aからの漏洩液体が十分に充満したときに、
ピストン1の往復動(特にY方向移動)のポンピング作
用によるものであるが、本考案にあっては上記のごとく
高圧パツキン3と低圧パツキン4との間のシール部に連
通ずる連絡管5を介して該シール部に連絡する空間室6
をケーシング2内に設けており、該空間室6によってピ
ストンの寿命期間(メンテナンスからメンテナンス1で
の使用期間′)に生ずる高圧パツキン3からの液体漏洩
量を十分収容し、なおかつその内部に十分な空間層(通
常は空気層)Dを残こし得る大きさに形成することによ
って、同空間層りに残留する気体が圧縮してダンパーの
役目をし、このため大きな圧力P2の発生を防止する。
従って、従来のように低圧パツキン4のリップaをピス
トン1に押圧することなく、焼付の耘それかなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の往復動ピストンシリンダーにおけるシー
ル機構を説明するための1部縦断正面図、第2図は本考
案の1実施例の1部縦断正面図である。 図に釦いて、1・・・・・・往復動シリンダーのピスト
ン、2・・・・・・ケーシング、3・・・・・・高圧パ
ツキン、4・・・・・・低圧パツキン、A・・・・・・
高圧パツキン室、B・・・・・・低圧パツキン室、C・
・・・・・低圧側シール部、P。 ・・・・・・高圧液体圧、P2・・・・・・高圧パツキ
ン3からの漏洩液体が低圧パツキン室Bに充満しピスト
ンが動いたとき、3,4間のシール部に発生する圧力。 5・・・・・・連絡管、6・・・・・・空間室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 往復動ピストンシリンダーにおいて、前記シリンダーの
    ケーシング側に設けた高圧パツキンと低圧パツキン間の
    シール部に連通した連絡管および該連結管に連通した前
    記シール部の空気溜り兼漏洩液給排用の空間室を前記ケ
    ーシング内に設けてなることを特徴とするシール機構。
JP1978154847U 1978-11-10 1978-11-10 シ−ル機構 Expired JPS5819421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978154847U JPS5819421Y2 (ja) 1978-11-10 1978-11-10 シ−ル機構

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Publication Number Publication Date
JPS5571854U JPS5571854U (ja) 1980-05-17
JPS5819421Y2 true JPS5819421Y2 (ja) 1983-04-21

Family

ID=29143334

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JPS5571854U (ja) 1980-05-17

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