JPS5819308Y2 - 排気タ−ボ過給機の軸封装置 - Google Patents
排気タ−ボ過給機の軸封装置Info
- Publication number
- JPS5819308Y2 JPS5819308Y2 JP1976020080U JP2008076U JPS5819308Y2 JP S5819308 Y2 JPS5819308 Y2 JP S5819308Y2 JP 1976020080 U JP1976020080 U JP 1976020080U JP 2008076 U JP2008076 U JP 2008076U JP S5819308 Y2 JPS5819308 Y2 JP S5819308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- supercharger
- air
- turbo supercharger
- sealing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関に装備される排気ターボ過給機の軸封
装置に関する。
装置に関する。
ディーゼル機関の出力は年々増大し、このためより圧力
の高い空気を多量にシリンダ内に送る必要があり、はと
んどの機関に排気ターボ過給機が装備されているが、２
サイクルテ゛イ一ゼル機関の場合第１図の例に示すよう
に、排気ターボ過給機の他に更に他の過給機（空気圧縮
機）を設けて排気ターボブロワ１で圧縮された空気を圧
縮機２で加圧し、高圧の空気をシリンダ７内に送り、高
出力を得ると共に、始動時や低負荷運転時の排気ガスの
エネルギが少く排気ターボブロワ１が十分に送風しない
ときでも、圧縮機２により必要な空気を確保している。
の高い空気を多量にシリンダ内に送る必要があり、はと
んどの機関に排気ターボ過給機が装備されているが、２
サイクルテ゛イ一ゼル機関の場合第１図の例に示すよう
に、排気ターボ過給機の他に更に他の過給機（空気圧縮
機）を設けて排気ターボブロワ１で圧縮された空気を圧
縮機２で加圧し、高圧の空気をシリンダ７内に送り、高
出力を得ると共に、始動時や低負荷運転時の排気ガスの
エネルギが少く排気ターボブロワ１が十分に送風しない
ときでも、圧縮機２により必要な空気を確保している。
一方、これに使用する排気ターボ過給機の排気タービン
側の軸封装置としては第１図に示すように、ブロワ１に
より圧縮された空気の一部を空気通路３により排気ター
ビン４の背面に設けられたラビリンスシール部Ａに導く
方式が多く採用されている。
側の軸封装置としては第１図に示すように、ブロワ１に
より圧縮された空気の一部を空気通路３により排気ター
ビン４の背面に設けられたラビリンスシール部Ａに導く
方式が多く採用されている。
すなわち、排気タービン４の背面にシーリングエヤーを
噴出させることにより軸承５を潤滑したオイルが、排気
タービンの背面に漏れてくることを防止すると同時に排
気ガス通路６から高温の排気ガスが軸受５の方へ流入す
るのを遮断し、オイルと排気ガスが混って高温にさらさ
れることにより発生する炭化物の付着を防止しようとし
ている。
噴出させることにより軸承５を潤滑したオイルが、排気
タービンの背面に漏れてくることを防止すると同時に排
気ガス通路６から高温の排気ガスが軸受５の方へ流入す
るのを遮断し、オイルと排気ガスが混って高温にさらさ
れることにより発生する炭化物の付着を防止しようとし
ている。
この軸封装置の欠点としては、エンジンを低速低負荷の
状態で運転した場合、排気ガスのエネルギが少いためブ
ロワ１の送風力が低く、これに対し、排気ガスのエネル
ギ以外の手段で駆動される圧縮機２の吸引力が強いため
、ブロワ１の出口空気圧力が非常に低くなり、場合によ
っては負圧になることもあり、このためシーリングエヤ
ーの圧力も少く負圧のときは逆流し、軸封効果がなくな
り、軸受５からのオイルを吸い出したり、また排気ガス
も流入し、排気タービン４の背面の炭化物の付着が増長
される。
状態で運転した場合、排気ガスのエネルギが少いためブ
ロワ１の送風力が低く、これに対し、排気ガスのエネル
ギ以外の手段で駆動される圧縮機２の吸引力が強いため
、ブロワ１の出口空気圧力が非常に低くなり、場合によ
っては負圧になることもあり、このためシーリングエヤ
ーの圧力も少く負圧のときは逆流し、軸封効果がなくな
り、軸受５からのオイルを吸い出したり、また排気ガス
も流入し、排気タービン４の背面の炭化物の付着が増長
される。
一般に排気ターボ過給機の排気タービン背面には運転時
間の経過と共に、ある程度の炭化物が付着堆積するため
、定期的に分離して清掃しているが、第１図に示す過給
方式のテ゛イーゼル機関においては、低負荷運転が比較
的多い場合には排気ターボ過給機の排気タービンの背面
に多量の炭化物が短時間に付着堆積し、排気タービンの
回転の抵抗が増大し、機関の性能が低下したり、時には
運転不能に陥ることもある。
間の経過と共に、ある程度の炭化物が付着堆積するため
、定期的に分離して清掃しているが、第１図に示す過給
方式のテ゛イーゼル機関においては、低負荷運転が比較
的多い場合には排気ターボ過給機の排気タービンの背面
に多量の炭化物が短時間に付着堆積し、排気タービンの
回転の抵抗が増大し、機関の性能が低下したり、時には
運転不能に陥ることもある。
また、この炭化物が軸受摺動部に入り、軸受の損傷に到
ることもある。
ることもある。
このため短時間の運転で頻繁に排気タービンの分解清掃
を行う必要があり、使用者側の苦情やクレームが多い。
を行う必要があり、使用者側の苦情やクレームが多い。
本考案はこれらの欠点を解消すべくなされたもので、排
気ガスのエネルギ以外の手段で駆動されるエンジン付き
空気圧縮機により加圧された空気を排気ターボ過給機の
排気タービン側の軸封装置のシーリングエヤーとして使
用するようにしたものである。
気ガスのエネルギ以外の手段で駆動されるエンジン付き
空気圧縮機により加圧された空気を排気ターボ過給機の
排気タービン側の軸封装置のシーリングエヤーとして使
用するようにしたものである。
以下本考案の実施例について添付図面により詳述する。
第２図は本考案を適用した排気ターボ過給機付き機関の
概略構造を示す。
概略構造を示す。
大気は排気ガスタービン４で駆動されるブロワ１により
圧縮され、更に排気ガスエネルギ以外の手段で駆動され
る圧縮機２により加圧され圧力Ｐｓの状態で機関のシリ
ンダ７内に入り、燃焼後排気タービン４を駆動して大気
へ排出される。
圧縮され、更に排気ガスエネルギ以外の手段で駆動され
る圧縮機２により加圧され圧力Ｐｓの状態で機関のシリ
ンダ７内に入り、燃焼後排気タービン４を駆動して大気
へ排出される。
この排気ターボ過給機の排気タービン側軸封装置用のシ
ーリングエヤーは圧縮機２により加圧された圧力Ｐｓの
空気の一部を空気通路３により排気タービン４の背面の
ラビリンスシール部Ａに導く。
ーリングエヤーは圧縮機２により加圧された圧力Ｐｓの
空気の一部を空気通路３により排気タービン４の背面の
ラビリンスシール部Ａに導く。
機関が低速、低負荷で運転され、排気ガスエネルギが少
い場合でも排気ガスのエネルギ以外の手段で駆動される
圧縮機の空気圧力Ｐｓは、高く安定したシーリングエヤ
ーを排気タービンの軸封部に送ることか゛できる。
い場合でも排気ガスのエネルギ以外の手段で駆動される
圧縮機の空気圧力Ｐｓは、高く安定したシーリングエヤ
ーを排気タービンの軸封部に送ることか゛できる。
本考案の軸封装置によれば、排気ターボ過給機を駆動す
るための排気エネルギが少なく、“他の過給機の吐出空
気圧力が排気ターボ過給機のそれよりも高い低速、低負
荷運転時においても、排気ターボ過給機よりも圧力の高
い他の過給機の吐出空気をシール部に供給することがで
きる。
るための排気エネルギが少なく、“他の過給機の吐出空
気圧力が排気ターボ過給機のそれよりも高い低速、低負
荷運転時においても、排気ターボ過給機よりも圧力の高
い他の過給機の吐出空気をシール部に供給することがで
きる。
このため、従来のもののように低速、低負荷運転時にシ
ール部から給気路内にガスが逆流するようなことがなく
、シール部の軸封効果が向上し、オイルの漏れを少くす
ると同時に、排気タービン背面への炭化物の付着を防止
し、排気ターボ過給機の信頼性、耐久性を高める効果が
ある。
ール部から給気路内にガスが逆流するようなことがなく
、シール部の軸封効果が向上し、オイルの漏れを少くす
ると同時に、排気タービン背面への炭化物の付着を防止
し、排気ターボ過給機の信頼性、耐久性を高める効果が
ある。
第１図は排気ターボ過給機の他に更に圧縮機（過給機）
を設けた構成による従来の軸封装置の断面図、第２図は
同構成による場合の本考案の排気ターボ過給機の軸封装
置を示す断面図である。 １・・・・・・排気ターボブロワ、２・・・・・・圧縮
機、３・・・・・・空気通路、４・・・・・・排気ター
ビン、５・・・・・・軸受、６・・・・・・通路、７・
・・・・・シリンダ、Ａ・・・・・・シール部。
を設けた構成による従来の軸封装置の断面図、第２図は
同構成による場合の本考案の排気ターボ過給機の軸封装
置を示す断面図である。 １・・・・・・排気ターボブロワ、２・・・・・・圧縮
機、３・・・・・・空気通路、４・・・・・・排気ター
ビン、５・・・・・・軸受、６・・・・・・通路、７・
・・・・・シリンダ、Ａ・・・・・・シール部。
Claims (1)
- 排気ターボ過給機と排気ガス以外の駆動源により駆動さ
れる他の過給機とを機関の給気路に直列に配設した内燃
機関の排気ターボ過給機の軸封装置において、上記他の
過給機は上記ターボ過給機に対し、上記給気路において
機関寄りに配置され、上記排気ターボ過給機のタービン
と軸受室とのシール部と上記他の過給機の空気出口とを
接続する空気通路を設け、該シール部に上記他の過給機
の出口の空気を供給してシール作用を果させるようにし
たことを特徴とする排気ターボ過給機の軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976020080U JPS5819308Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 排気タ−ボ過給機の軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976020080U JPS5819308Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 排気タ−ボ過給機の軸封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52113109U JPS52113109U (ja) | 1977-08-27 |
| JPS5819308Y2 true JPS5819308Y2 (ja) | 1983-04-20 |
Family
ID=28480113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976020080U Expired JPS5819308Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 排気タ−ボ過給機の軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819308Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-02-24 JP JP1976020080U patent/JPS5819308Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52113109U (ja) | 1977-08-27 |
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