JPS58192893A - セレン含有金化合物 - Google Patents

セレン含有金化合物

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JPS58192893A
JPS58192893A JP1828483A JP1828483A JPS58192893A JP S58192893 A JPS58192893 A JP S58192893A JP 1828483 A JP1828483 A JP 1828483A JP 1828483 A JP1828483 A JP 1828483A JP S58192893 A JPS58192893 A JP S58192893A
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JP1828483A
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リチヤ−ド・エフ・ストツケル
フイリツプ・イ−・デユ−マス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセレン含有金化合物に関する。更に詳細には、
本発明はリューマチ関節炎における全療法に用いられる
金製剤として有用な金毒自己解毒作用を有する新規なセ
レン含有金化合物に関する。
従来、全療法に用いられている金含有薬剤には本質的に
言って4種類のものがある。抗リューマチ化合物である
その金含有薬剤の一つけ金チオリンゴ酸すj IJウム
であり、この化合物の製造に関しては米国特許第1,9
94,213号明細書に開示されている。他の金含有薬
剤としては、1−チオーD−グルコピラノサiゴールド
[1−thio −D −glucopyranosa
to(gold)]及び〔〔(フェニルカルバモイル)
メチル〕チオ〕ゴールド(〔((phenylcarb
amoyl)methyl)−thio ] gold
 lがある。後者の製造方法については米国特許2,4
51,841号明細書に開示されている。
第4番目の金含有薬剤は、(2,3,4,6−テトラ−
0−アセチル−1−チオ−β−D−グルコビラノサトー
S−)リエチルホスフィン)ゴールド(Gold、 (
2+3+4.6− tetra−0−acetyl−1
−thio−β−D−glucopyranosato
 −S −triethylphosphine ) 
)  であり、この薬剤の製造及び用途に関しては米国
特許第3.635,945号明細書に記載されている。
上記4種類の医薬用金化合物は、リューマチ関節炎の治
療において様々な程度の軽減を提供する。しかしながら
、関節炎協会(Arthritia Foundati
on )はリューマチ関節炎における全療法についての
小冊子を発行しており、その中には、全療法には数多く
の危険が伴彦い、用心が必要であることが明確に述べら
れており、一般に、全療法を行なう前に、別の治療法を
考慮することがすすめられる。知識のちる医者による適
切な管理下で治療が行なわれる時には、病気の初期の段
階で治療を受ける10人の患者のうち平均約7人に良い
結果又は優れた結果が見られる。しかしながら、10症
例のうち約2症例においては、金の副作用のために治療
を断念しなければならない。副作用の一般的なものとし
ては皮膚炎や粘膜の病変などがあり、又、全療法の腎に
対する影響は蛋白尿症からネフローゼ症候群にまで及ぶ
。更に幾つかの症例においては胆汁分泌停止性黄桓も報
告されている。
上記のように従来全療法に用いられている金含有薬剤に
は時おり非常に激しい副作用を伴なうという重大な欠点
がある。本発明者等はリューマチ関節炎の全療法上問題
となる全毒性が大幅に低減し、なおかつ治療効果の高い
金含有化合物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、
セレン含有金化合物がこの目的に適合することを見い出
し、本発明に到達したものである。
従って本発明の一つの目的は、リューマチ関節炎の全療
法に用いられる金製剤として有用な金毒自己解毒作用を
有する新規なセレン含有金化合物を提供することである
前記及び他の諸口的、諸特徴及び諸利益は、下記に行な
う詳細な記述より明らかになろう。
本発明によれば、一般式 %式%(1) (式中、R1は非置換あるいは置換グルコース残基、非
置換あるいは置換リンゴ酸残基、非置換あるいは置換リ
ンゴ酸塩残基、又は非置換あるいは置換フェニルカルバ
モイルメチル残基を表わし、R2は炭素数1〜4の直鎖
あるいは分岐アルキル基を表わす) で表わされるセレン含有金化合物が提供される。
上記(1)式における非置換あるいは置換グルコース残
基は一般式 (式中、R3,R4,R5及びR6はH1アセチル基、
グロビオニル基又はブチリル基を表わす)で表わされる
。(1)式のR1が非置換あるいは置換グルコース残基
である本発明のセレン含有金化合物の例としては、R1
が一般式 (式中、R′3.R′4.R′5及びR′6はH又は−
COCH3を表わす) で表わされる2、3,4.6−テトラ−0−アセチル−
1−β−D−グルコピラノシル残基、又はl−β−D−
グルコピラノシル残基であり、R2がC2H5−である
〔(テトラ−0−アセチル−1−β−D−グルコピラノ
シル)セレノ〕(トリエチルホスフィン)ゴールドや〔
(1−β−D−グルコヒラノシル)セレノ]()リエチ
ルホスフィン)ゴールドが挙げられる。
上記(1)式における非置換あるいは置換リンゴ酸残基
又は非置換あるいは置換リンゴ酸塩残基は一般式 %式%) で表わされる。(1)式のR1が非置換あるいは置換リ
ンゴ酸塩残基である本発明のセレン含有金化合物の例と
しては、R4がリンゴ酸ナトリウム残基であ’) 、R
2がC2H5−であるトリエチルホスフィンゴールドン
ディウムセレノマレートが挙げられる。
上記(1)式における非置換あるいは置換フェニルカル
バモイルメチル残基は一般式 (式中、Rlo及びR11はH又は炭素数1〜4の低級
アルキル基を表わす) で表わされる。(1)式のR1が非置換あるいは置換フ
ェニルカルバモイルメチル残基である本発明のセレン含
有金化合物の例としては、R4がフェニルカルバモイル
メチル残基 テアリ、R2カC2H5−である〔〔(フェニルカルバ
モイル)メチル〕セレノ〕トリエチルホスフィンゴール
ドが挙げられる。
本茜明のセレン含有金化合物の製造方法は以下の通りで
ある。
前記(1)式において、R1が非置換又は置換グルコー
ス残基であり、R2が炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐
アルキル基のセレン含有金化合物は次のようにして得ら
れる。アシルグルコース (式中、R13’ R14’ R15及びR46はH1
アセチル基、ノロピオニル基又はゾチリル基を表わす)
のハロダン誘導体をワグナ−の方法(ジー・ワグナ−と
ビー・ノーン6アーヒーフエ・デア・ファーマチア”1
964年、 297,461)(Wagner、G。
andNuhn、 P、+ArchPharm1964
 +297+461)に従ってセレノ尿素と反応させて
相当するセレノイソ尿素誘導体を得る。すなわちアシル
ブロモグルコースとセレノ尿素を反応させて、アシルグ
ルコースのイソセレノ尿素ハイドロブロマイド誘導体を
得る。この反応において溶媒としてはアセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン類を用いる。反応温度は室温
から100℃の範囲であるが、一般には用いる溶媒の沸
点で行なう。反応時間は1゜分から5時間の範囲であり
、セレノ尿素はアシルブロモグルコースに対してほぼ当
量を用いる。得うレタセレノイソ尿素誘導体(イソセレ
ノ尿素ハイドロブロマイド)をサラトン等の方法(ビー
・エム・サットン、イー・マクガーティ、7′イー・ワ
ルツ、エム・ジマルチノ1ジャーナル・オブ・メディシ
ナル・ケミストリー”第15巻11号。
第1095頁、1972年) (M、 5utton+
 E、McGurty+D、 Walz and M、
 DiMartino、 ” J、 of Mad、 
Chem、”  151095(1975))  に従
ってトリアルキルホスフィンゴールドクロライドCムu
P(R)s (但し、Rは炭素数1〜4の直鎖あるいは
分岐アルキル基を表わす)と反応させ、目的とするトリ
アルキルホスフィン金セレノ化合物を得る。
すなわち、アシルグルコースセレノイソ尿素ハイドロブ
ロマイドを等モルから1.5倍モルの炭酸カリを含む水
溶液に溶かした後、等モルのトリアルキルホスフィンゴ
ールドクロライドと反応させセレノアシルグルコースト
リアルキルホスフィン金化合物とすることができる。上
記反応は−2(1’cから室温の範囲で行なう。トリア
ルキルホスフィ7 コ−/I/ トクロライドは少量の
メチレンクロライドを含むエタノール、メタノール、イ
ソプロパツールなどのアルコール類に溶解して反応に供
することができる。又反応時間は30分から5時間の範
囲で行なう。ここで得られるセレノアシルグルコース)
 IJアルキルホスフィン金化合物ハメタノール中過剰
のナトリウムメトキシドを用いて脱アシル化し、セレノ
グルコーストリアルキルホスフィン金化合物を得ること
ができる。
前記(1)式において、R1が非置換あるいは置換リン
ゴ酸残基又は非置換あるいは置換リンゴ酸塩残基であり
、R2が炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐アルキル基の
セレン含有金化合物は次のようにして得られる。非置換
あるいは置換リンゴ酸のハログ/誘導体を上述のワグナ
−の方法によってセレノ尿素と反応させてセレノイソ尿
素誘導体を得る。
例えば非置換あるいは置換2−fクモ−2−デオキシ−
リンが酸とセレノ尿素を反応させて非置換あるいは置換
リンゴ酸イソ尿素ハイドロブロマイド誘導体を得る。こ
の反応において溶媒としてはアセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン類を用いる。反応温度は室温から10
0℃の範囲であるが、一般には用いる溶媒の沸・点で行
なう。反応時間は10分間から5時間の範囲であ夛、セ
レノ尿素は非置換あるいは置換2−ブロモ−2−デオキ
シ−リンゴ酸に対してほぼ当量を用いる。得られたセレ
ノイソ尿素誘導体(非置換あるいは置換IJ 7ゴ酸イ
ノ尿素ハイドロブロマイド誘導体)を上述のサラトン等
の方法によってトリアルキルホスフィンゴールドクロラ
イドctAup(R)3 (但し、Rは炭素数1〜4の
直鎖あるいは分岐アルキル基を表わす)と反応させて目
的とする非置換あるいは置換セレノリンゴ酸トリアルキ
ルホスフィン金化合物を得る。すなわち非置換あるいは
置換セレノイソ尿素リンゴ酸を等モルから2.5倍モル
の炭酸カリを含む水溶液に溶かした後、等モルのトリア
ルキルホスフィンゴールドクロライドと反応させ、非置
換あるいは置換セレノリンゴ酸トリアルキルホスフィン
金化合物とすることができる。この反応は一20℃から
室温の範囲で行なう。又、トリアルキルホスフィンゴー
ルドクロライドは少量のメチレンクロライドを含むエタ
ノール、メタノール、イソプロパツールなどのアルコー
ル類に溶解して反応に供することができる。反応時間は
30分から5時間の範囲で行なう。ここで得られる非置
換又はt換セレノリンが酸トリアルキルホスフィン化合
物は通常の方法でNa2CO,などのアルカリ金属塩と
水溶液中で反応させることにより非置換又は置換セレノ
リンゴ酸塩トリアルキルホスフィン化合物が得られる。
前記(1)式において、R1が非置換あるいは置換フェ
ニルカルバモイルメチル残基であり、R2が炭素数1〜
4の直鎖あるいは分岐アルキル基であるセレン含有金化
合物は次のようにして得られる。非置換あるいは置換フ
ェニルカルバモイルメチルハロゲン誘導体を上述のワグ
ナ−の方法によってセレノ尿素と反応させてセレノイソ
尿素誘導体を得る。すなわち非置換あるいは置換フェニ
ルカルバモイルメチルブロマイドとセレノ尿素を反応さ
せてセレノイソ尿素誘導体(非置換あるいは置換フェニ
ルカルバモイルメチルイソ尿素ハイドロブロマイド誘導
体)を得る。この反応において溶媒としてはアセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類を用いる。反応温度
は室温から100℃の範囲であるが、一般には用いる溶
媒の沸点で行なう。
反応時間は10分間から5時間の範囲であり、セレノ尿
素は非置換あるいは置換フェニルカルバモイルメチルブ
ロマイドに対してほぼ等モル量を用いる。得られたセレ
ノイソ尿素誘導体(非置換あるいは置換フェニルカルバ
モイルメチルセレノイソ尿素誘導体)を上述のサラトン
等の方法によってトリアルキルホスフィンゴールドクロ
ライドCtAuP(R)5 (但し、Rは炭素数1〜4
の直鎖あるいは分岐アルキル基を表わす)と反応させて
目的とする非置換あるいは置換フェニルカルバモイルメ
チルセレノトリアルキルホスフィン金化合物を得る。す
なわち非置換あるいは置換フェニルカルバモイルメチル
セレノイソ尿素誘導体を等モルから1、5倍モルの炭酸
カリを含む水溶液に溶かした後等モル量のトリアルキル
ホスフィンゴールドクロライドと反応させて非置換ある
いは置換フェニルカルバモイルメチルセレノトリアルキ
ルホスフィン金化合物とすることができる。この反応は
一20℃から室温の範囲で行なう。又、トリアルキルホ
スフィンゴールドクロライドは少量のメチレンクロライ
ドを含むエタノール、メタノール、イソゾロパノールな
どのアルコール類に溶解して反応に供することができる
。反応時間は30分から5時間の範囲で行なう。
前記(1)式で表わされる本発明のセレン含有金化合物
は、リューマチ関節炎の全療法に用いられる金毒自己解
毒作用を有する金製剤として有効であり、経口投与及び
非経口投与、例えば静脈注射や皮下注射、更に座薬とし
て投与が可能である。投与量は患者の年齢、病状及び体
重などにより異なってくるが、一般には大人1日当たり
有効成分であるセレン化合物で約1〜約5009であり
、必要に応じて1日に伺回かに分けて投与することがで
きる。
本発明のセレン含有金化合物は、有効成分であるセレン
含有金化合物自体を投与することもできるが、一般には
種々の医薬組成物として投与される。このような医薬組
成物の剤型の例としては、例えばカプセル剤、顆粒剤、
散剤、錠剤、丸剤、軟膏剤、シロツノ剤、注射剤、坐剤
等があげられる。又医薬組成物に使用されるものとして
は例えば白糖、乳糖、ブドウ糖、でん粉、コーン・スタ
ーチ、マンニット、ソルビット、セルロース、タルク、
シクロデキストリノ等の賦形剤、セルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、アラヒャコム、ポリエチレングリコール、白糖
、でん粉等の結合剤、でン粉、カルがキシメチルセルロ
ース、カルざキシメチルセルロースのカルシウム塩等の
崩壊剤、タルク等の滑沢剤、安息香酸す) IJウム、
亜硫酸水素ナトリウム等の保存剤、メチルセルロース、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム
等の懸濁化剤、ポリエチレングリコール、ウィテプゾー
ル、白色ワセリン等の基剤等があげられ、これらは製剤
の種類に応じて適宜選択される。
又本発明のセレン含有金化合物は、リューマチ関節炎の
全療法に用いられる金製剤の金毒解毒剤としても用いる
ことができる。本発明のセレン含有金化合物を投与され
たマウスは金製剤、例えばNa5Au(S203)2・
2H2oの全毒性に対して強い抵抗性を示す。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明の範囲は実施例により限定されるものではない。
実施例1 〔(テトラ−O−アセチル−1−β−D−グルコピラノ
シル)セレノ)()リエチルホスフィン)ゴールド アセトブロモグルコース20.67とセレノ尿素6.2
fI−iア七トン100−中で還流反応させて、(テト
ラ−0−アセチル−1−β−D−グルコピラノシル)−
2−セレノイソ尿素ハイドロブロマイドを得た。得られ
た(テトラ−0−アセチル−1−β−D−グルコピラノ
シル)−2−セレノイソ尿素ハイドロブロマイドを用い
、その5.88Pこれに、炭酸カリ1.661i’(0
,012モル)を含む2゜−炭酸カリ水溶液を一10℃
で滴加した。この溶液に数滴のメチレンクロライドを含
むエタノールに溶解したトリエチルホスフィンゴールド
クロライド3.86 F!−(0,011+=ル)を滴
加し、30分間冷却下攪拌反応させる。反応液中に結晶
が生成するので、これを炉取し、水−エタノール、水で
順に洗い、〔(テトラ−0−アセチル−1−β−D−グ
ルコピラノシル)セレノ)()リエチルホスフィン)ゴ
ールド0.007モルを得た。
元素分析(C2oH,Au02PSeとして)゛理論値
(pi):C33,13;H4,69;Se  10.
77実測値(%l : C33,21:H4,71:S
e  10.89) 実施例2 [(1−β−D−1”ルコビラノシル)セレノ〕(トリ
エチルホスフィン)ゴールド 実施例1で得られた〔(テトラ−0−アセチル−1−β
−D−グルコピラノシル)セレノ](トリエチルホスフ
ィン)ゴール)”1.4p(2ミリモル)を無水メタノ
ール10−に溶解し、これにCHsONa 540 m
l (10ミリモル)を加え水冷下2時間攪拌する。反
応終了後0%IN−HCtで反応液を微酸性にした後、
水10−を加え、析出した沈澱を涙取し、乾燥して〔(
1−β−D−グルコピラノシル)セレノ]()リエチル
ホスフィン)ゴールド890m9(1,6ミリモル)を
得た。
元素分析 (C42H2605AuPSeとして)理論
値(%l : C25,87; H4,67: Se 
14.17実測値($9 : C25,69: H4,
76: Se 14.28実施例3 トリエチルホスフィン ゴールドソディウムセレノマレ
ート 2−ブロモー2−デオキシリンゴ酸3,9Jとセレノ尿
素2.5fil’eアセトン50m7!中で1時間煮沸
還流し、反応液を冷却して析出した結晶を涙取して2−
セレノイソ尿素リンゴ酸ハイドロプロマイ2−セレノイ
ソ尿素リンゴ酸ハイドロブロマイドを用い、その3.2
7(10ミリモル)を含む3〇−水溶液を調製した。こ
れに炭酸力IJ2.04y−(22ミリモル)を含む2
〇−炭酸カリ水溶液を一10℃で滴加する。この溶液に
数滴のメチレンクロライドを含むエタノールに溶解した
トリエチルホスフィンゴールドクロライドの3.51p
(10ミリモル)で−10℃で滴加し、30分間冷却下
攪拌する。反応液中に結晶が析出するので、これを炉取
し、水−エタノール、0.I N −HCl、水で順に
洗い、トリエチルホスフィンゴールドセレノマレート3
1(6ミリモル)を得た。これf Na2CoS320
 m9(3ミリモル)を含む2〇−水溶液に懸濁し1時
間攪拌した後、凍結乾燥してトリエチルホスフィンゴー
ルドソディウム七レノマレート3ミリモルを得た。
元素分析(C1oH18AuNa204PSeとして)
理論値(%) C21,64; H3,24: Se 
14.23実測値ry、l: C21,73: H3,
28: Se 14.33なおトリエチルホスフィンゴ
ールドソディウムセレノマレートを製造する際の中間体
として得た2−セレノイソ尿素リンゴ酸ハイドロブロマ
イドの元素分析値(C5H7N204BrSeとして)
は次の通シである。
理論値(%) : C18,76: H2,84: S
e 24.67実測値(%) : C18,69: H
2,77: Se 24.81実施例4 [(フェニルカルバモイル)メチル〕セレノ〕トリエチ
ルホスフィンゴールド cj?−NHCOCH2Se−AuP(C2H5)3の
製造フェニルカルバモイルメチルブロマイド6.4%と
セレノ尿素371をアセトン100mj!で1時間煮沸
還流し、反応液を冷却して析出した結晶を炉取してフェ
ニルカルバモイルメチルセレノイソ族を得た。得られた
フェニルカルバモイルメチルセレノイソ尿素ハイドロブ
ロマイドを用い、その3.4%(10ミIJモル)を含
む3〇−水溶液を調製した。これに炭酸カリ 1.66
i(12ミリモル)を含む2〇−炭酸カリ水溶液を一1
0℃で滴加した。
この溶液に数滴のメチレンクロライドを含むエタノール
に溶解したトリエチルホスフィンゴールドクロライド3
.51F?(1−0ミリモル)を−10℃で滴加した。
1時間−10℃に冷却して攪拌した後、析出した結晶を
涙取し、水−エタノール、水で順に洗い乾燥して[[(
フェニルカルバモイル)メチル〕セレノ〕トリエチルホ
スフィンゴールド2.9Fi−(5,5ミリモル)を得
た。
元素分析(C,4H23NOAuPS eとして)理論
値(@ : C31,84; H4,36: Ss 1
4.95実測値(%) : C31,91: H4,4
4; Ss 15.03ナオ〔〔(フェニルカルバモイ
ル)メチル〕セレノ〕トリエチルホスフィンゴールドヲ
製造する際の中間体として得たフェニルカルバモイルメ
チルセレノイソ尿素ハイドロブロマイドの元素分析値(
C7■、2N30BrSeとして)は次の通りである。
理論値(@:C32,06: H3,59: Ss 2
3.42実測値(%) : C32,13: H3,6
8: Ss 23.56特許出願人 リチャード エフ
 ストッケルフィリップ イー デユーマス 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和58年特許願第018284号 2、発明の名称 セレン含有金化合物 3゜補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 アメリカ合衆国、ニューシャーシー 08807
゜ブリッジウォーター ローリングヒルズロード475
氏名 リチャード エフ ストッケル (外1名)4、
代理人 住所 東京都港区赤坂4丁目3番1号 5、補正命令の日付  昭和58年5月31日6.補正
の対象   明細書 7、補正の内容 明細書第1頁、第2頁、第3頁、第4頁。
第7頁、第8頁、第9頁、第10頁、第19頁、第21
頁、第22頁、及び第24頁の浄書(内容に変更なし) 明     細     書 1、発明の名称 セレン含有金化合物 2、特許請求の範囲 1、一般式 %式%(1) (式中、R4は非置換あるいは置換グルコース残基、非
置換あるいは置換リンプ酸残基、非置換あるいは置換リ
ンゴ酸塩残基、又は非置換あるいは置換フェニルカルバ
モイルメチル残基全表わし、R2は炭素数1〜4の直鎖
あるいは分岐アルキル基を吹わす) で表わ嘔れるセレン含有金化合物。
2、R1が一般式 (式中、R,# R4,B、及びR6はH1アセチル基
、グロビオニル基又はブチリル基を表わす)で表わされ
る非置換あるいは置換グルコース残基である特許請求の
範!!l第1項記載の化合物。
3、R1が一般式 (式中、R’、 l R’4. R’5及びR−はH又
は−COCH,會表わす) で表わされる2、3,4.6−テトラ−0−フ七チル−
1−β−D−グルコピラノシル残基又は1−β−D−グ
ルコピラノシル残基であり、町が02H5−である特許
請求の範囲第2項記載の化合物。
4、R1が一般式 會表わす) で表わされる非置換あるいは置換リンゴ酸残基又は非置
換わるいは置換リンが酸塩残基である特許請求の範囲第
1項記載の化合物。
5、R4が式 で表わされるリンゴ酸ナトリウム残基であり、R2がC
2H5−である特許請求の範8v、4項記載の化合物。
6、R4が一般式 (式中、R1゜及びR1,はHX線炭素数1〜4の低級
アルキル基を表わす) で表わされる非置換あるいは置換フェニルカルバモイル
メチル残基である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
7、R4が式 で表わ逼れるフェニルカルバモイルメチル残基であり、
R2がC2H5−である特許請求の範囲第6項記載の化
合物。
3、発明の詳細な説明 本発明はセレン含有金化合物に関する。更に詳細には、
本発明はリューマチ関節炎における金僚法に用いられる
金製剤として有用な金毒自己解毒作用を有する新規なセ
レン含有金化合物に関する。
従来、金療法に用いられている金含有薬剤には本質的に
言って4種類のものがある。抗り、−マチ化合物である
その金含有薬剤の一つは金チオリンゴ酸ナトリウムであ
り、この化合物の製造に関しては米国特軒Ml、994
,213号明細書に開示されている。他の金含有薬剤と
しては、1−チオー〇−グルコビラノサトゴールド(1
−thio −D −glu@opyranoamto
(gel d)’]及び〔〔(フェニルカルバモイル)
メチル〕チオ〕ゴールド(([(ph*mylcarb
sawyyl)wthyl]記に行なう詳細な記述より
明らかになろう。
本発明によれば、一般式 %式%(1) (式中、R1は非を換あるいは置換グルコース残基、非
置換あるいは置換リンゴ酸残基、非置換あるいはtk換
リンを酸塩残基、又は非置換あるいは置換フェニルカル
バモイルメチル残基を表わし、R2は炭素数1〜40厘
鎖あるいは分岐アルキル基を表わす) で表わされるセレン含有金化合物が提供される。
上記(1)式における非置換あるいは置換グルコース残
基は一般式 (式中、R,、R4,R5及びR6はH1アセチル基、
グロビオニル基又はブチリル基を表わす)で表わされる
。(1)式のR1が非置換あるいは置換グルコース残基
である本発明のセレン含有金化合物の例としては、R1
が一般式 (式中、R’l l R’41 R’5及びB/4はH
又は−COCH,i表わす) で表わされる2、3.4.6−チトラーO−ア七チル−
1−β−D−グルコピラノシル残基、又は1−β−D−
グルコピラノシル残基でIQや、R2がC,R5−であ
る〔(テトラ−0−ア七チルー1−β−D−グルコピラ
ノシル)七レノ)()リエテルホスフィン)プールドや
〔(l−β−D−グルコピラノシル)セレノ]()リエ
チルホスフィン)ゴールドが挙げられる。
上記(1)式における非置換あるいは置換リンプ酸残基
又は非置換あるいは置換リンゴ鐵塩残基は一般式 %式%) で表わされる。(1)式OR5が非置換あるいは置換リ
ンゴ酸塩残基である本発明のセレン含有金化合物の例と
しては、R1がすy f fllす)17ウム残基であ
’)、R2がC2H4−であるトリエチルホスフィン!
−ルドソディウム七しノ!レートが挙けられる。
上記(1)式における非置換おるいha換フェニルカル
Δモイルメチル残基は一般式 (式中% R,。及び”ItはH又は炭素数1〜4の低
級アルキル基を表わす) で表わされる。(1)式OR1が非置換あるいは置換フ
ェニルカルバモイルメチル残基である本発明のセレン含
有金化合物の例としては、R1がフェニルカルバモイル
メチル残基 であり、R1がC2H5−である[((フェニルカルバ
モイル)メチル〕セレノ〕トリエチルホスフィンプール
Fが挙けられる。
本発明のセレン含有金化合物の製造方法は以下の通りで
ある。
前記(1)式において、R,が非置換又は置換グルコー
ス残基てあり、R2が炭素数1〜4の直鎖わるいは分岐
アルキル基の七しy含有金化合物は次のようにして得ら
れる。アシルグルコース (式中、Rls ’ R141RIs及びR14はH1
アセチル基、NA5Au(820,)、・2H20の全
毒性に対して強い抵抗性を示す。
以下、実施例によシ本発明會更に群細に観明するが、本
発明の範囲は実施例により限定されるものではない。
実施例1 〔(テトラ−0−アセチル−1−β−D−グルコピラノ
シル)七レノ〕(トリエチルホスフィン)ゴールド アセトブロモグルコース20.6Fとセレノ尿素6.2
)をア七トン10〇−中で還流反応させて、(テトラ−
O−ア七チルー1−β−D−グルコピラノシル)−2−
七しツイン尿素ハイドロブロマイドを得た。得られた(
テトラ−0−アセチル−1−β−D−ダルコビラノシル
)−2−セレノイノ尿素ハイドロプロiイドを用い、そ
の5.88)実施例2 〔(1−β−D−グルコピラノシル)七レノ〕(トリエ
チルホスフィン)f−ルド 実施例1で得られた〔(テトラ−0−ア七チルー1−β
−D−ダルコピラノシル)セレノ)()リエチルホスフ
ィン)ゴールド1.4F(2jlJモル)を無水メタノ
ール10−に溶解し、これにCH3ONa 54084
/ (10ミリモル)Yr加え水冷下2時間・攪拌する
。反応終了vkO%IN−H(、tで反応液を微酸性に
した後、水105g1加え、析出した沈澱會炉取し、乾
燥して〔(1−β−D−ダルコピラノシル)セレノ](
)リエチルホスフイン)ゴールド890Iv(1,6ミ
リモル)を得た。
元累分析 (Cl2H2605AuP8*として)理論
値(情二C25,87;  H4,67;  S・ 1
4.17笑測i(イ):C25,69; H4,76:
 8・ 14.28実施例3 トリエチルホスフィンゴールドンディウムセレノル−ト 2−ブロモ−2−デオキシリンが酸3.9?とセレノ尿
$2.5?t−ア七トン50wt中で1時間蕉沸:1j
1t!Lシ、反応[會冷却して析出した結晶をp取して
2−七レノイソ尿素り/ゴ酸ハイドロプロマイ2−セレ
ノイソ尿素リンゴ識ハイドロブロマイド【用い、その3
.2)(10ミリモル)を含む30wj水#I液t11
mまた。これに炭酸カリ2.04SL(22ミリモル)
を含む2〇−炭酸カリ水溶fIL會−10℃で滴加する
。この溶液に数滴のメチレンクロライドを含むエタノー
ルに溶解したトリエチルホスフィンゴールドクロライド
のa、5ty(10ミリモル)で−1〇℃で滴加し、3
0分間冷却下攪拌する。反応液中に結晶が析出するので
、これt−p取し、水フェニルカルバモイルメチルブロ
マイド6.4Pとセレノ尿素3.7Pt−ア七トン10
0−で1時間蕉沸還流し、反応液を冷却して析出し九結
晶七P取してフェニルカルバモイルメチルセレノイソ尿
レノイソ尿素ハイドロブロマイドを用い、その3.4)
(10きリモル)を含む30mg水溶液七−製した。こ
れに炭酸カリ 1.66 t(12<リモル)を含む2
0gd炭酸カリ水溶il1−10℃で滴加した。
この溶液に数滴のメチレンクロライドを含むエタ/−ル
KmML*)リエーチルホスフィンゴールドクロライド
3.51)(10ミリモル)t−to℃で滴加した。1
時間−10℃に冷却して攪拌した後、析出した結晶上f
取し、水−エタノール、水で順に洗い乾燥して〔〔(フ
ェニルカルバモイル)メチル〕七しノ〕トリエチルホス
フィンプールド29?(5,5ミリモル)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 %式%(1) (式中、R1は非置換あるいは置換グルコース残基、非
    置換あるいは置換リンゴ酸残基、非置換あるいは置換リ
    ンゴ酸塩残基、又は非置換あるいは置換フェニルカルバ
    モイルメチル残基を表ワし、R2は炭素数1〜4の直鎖
    あるいは分岐アルキル基を表わす) で表わされるセレン含有金化合物。 2、R1が一般式 (式中、R3,R4,R5及びR6はH,アセチル基、
    グロピオニル基又はブチリル基を表わす)で表わされる
    非置換あるいは置換グルコース残基である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 3、R1が一般式 (式中、R′3. R′4. R′)及びR16はH又
    は−COCH3を表わす) で表わされる2、3,4.6−テトラ−0−アセチル−
    1−β−D−グルコピラノシル残基又は1−β−D−グ
    ルコピラノシル残基であり、R2がC2H5−である特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 4、R1が一般式 を表わす) で表わされる非置換あるいは置換リンゴ酸残基又は非置
    換あるいは置換リンゴ酸塩残基である特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 5、R1が式 %式% で表わされるリンゴ酸ナトリウム残基であり 、R2が
    C2H5−である特許請求の範囲第4項記載の化合物。 6、R4が一般式 (式中、R1゜及びR1,はH又は炭素数1〜4の低級
    アルキル基を表わす) で表わされる非置換あるいは置換フェニルカルバモイル
    メチル残基である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 7、R1が式 で表わされるフェニルカルバモイルメチル残基テあり、
    R2がC2H5−である特許請求の範囲第6項記載の化
    合物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0189306A2 (en) * 1985-01-22 1986-07-30 Smithkline Beecham Corporation [alpha, omega-bis(diphenylphosphino)hydrocarbon]bis[(thiosugar)-gold]and bis[selenosugar)gold]derivatives

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EP0189306A2 (en) * 1985-01-22 1986-07-30 Smithkline Beecham Corporation [alpha, omega-bis(diphenylphosphino)hydrocarbon]bis[(thiosugar)-gold]and bis[selenosugar)gold]derivatives

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