JPS58192502A - 時計側とバンドの取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ンドの取付方法に関するものである。

従来、時計側へのバンドの取り付は方法は、時計側へバ
ンド取付用部を成形し、穴明け、ネジ切り等を施し、一
方バンド側にも穴明け、ネジ切り等を施しお互いの時計
側とバンドとをバネ棒、ピン、ネジ等により接合して固
定する方法が多く行なわれていた。

今日、腕時計においては時計の薄型化、見映えの美しさ
等の意匠的効果のねらいからバンドを時計側本体に直接
接合したものが多くなっている。

バンドと時計側の直接接合の方法は第１図に示すように
従来ロウ付加工によって行なわれている。

なお、従来技術の側面図である第１図において、１は時
計側、２Ｆｉバンド、３はロウ付は部である。

このロウ付加工によるバンドの取付方法は、欠点が多く
、生産上困難がある。

すなわち第一に、ロウ付けによるロウ流れがあり、必要
部分以外へのロウ流れによる汚れ、変色がありそのため
後加工が必要となる。しかも時計側、バンドの形状及び
取付部の形状によってＩ′ｉ後加工が非常に困難であっ
たり又不可能であったりする。

特にメツシー構造のバンドをロウ付する場合は、ロウが
メツシュの隙間に流入して付着し、汚れと変色が著るし
い。

そこでかかる欠点を防止するため金属酸化物を主成分と
するロウ止め剤を塗布し、ロウ付けすることが行なわれ
ている。しかしながらメソシュ構造のバンドにおいては
隙間が多く、この部分に対して流れ込むロウを効果的に
ロウ止めすることはできない。また、ロウ止め剤を使用
することによってロウ付けの加熱炉中にガスが発生し時
計側及びバンドを変色させる等の問題も有している。

さらにロウ止め剤を使用すれば、ロウ付は後に、ロウ止
め剤を除去する作業が必要となるばかりでなく、該ロウ
止め剤の完全除去が困難であり、除去が不完全な状態で
腕時計を携帯すると時計側及びバンドの変色発生の原因
ともなる。

第二には、ロウ付は加工による時計側及びバンドの高温
加熱による欠点がある。

時計側を高温加熱することによって、金属の再結晶、あ
るいはロウ付炉中雰囲気による若干の酸化等により時計
側にクモリや、仕上面品質の劣化が起きる。また高温に
さらされることによる時計側及びバンドの軟化の発生か
ら強度的劣化による品質低下もある。

第三の欠点として製造コストが高いものになる。

これはロウ付加工の工程の繁雑さとロウ材を使用するこ
とによるコストアップによる。

本発明は前記欠点を解消し、合理化されかつ量産性を有
する時計バンドの取付方法を提供しようとするもので、
時計側とバンドの一方あるいは両方にプロジェクション
を成形し直接プロジェクション溶接しバンドを取付ける
ことを特徴としている。

次に本発明の詳細を実施例に従い説明する。

第２図は本発明の実施例の要部を示した斜視図であり、
時計側１は、ステンレス鋼を用い通常時計側を製造する
加工工程のプレス、切削、研削、研磨等により完成する
。一方バンド２もステンレス鋼を用い、先駆２ａ、中駒
２ｂ、縁駒２ｃをプレス及び機械加工により製作し、連
結ネジ２ｄ及び連結ビン２ｅとで連結する。

なお、時計側及び先駆、は黄銅、Ｎ＋金合金ｃｏ合□ｔ
ｖ＠ｔｖ□□ヶ□、よい。　　　　　艶。

次に、連結されたバンドの表面裏面及び側面等を一体に
組んだ状態で研磨等を行いバンドを完成する。この時の
バンドの厚さは１．８　ｍｍである。

先駆２ａにはあらかじめプロジェクションＰを時計側と
の台面にプレス成形する。この時のプロジェクションは
直径０．５価、高さ０．１　ｍｍで１２ｍｍ間隔で２箇
所に成形した。

次に仕上げが完成したバンド２がら連結ネジ２ｄを弛め
先駆２ａのみをはずし、第３図に示すプロジェクション
溶接の概要を示す側面図の如く溶接を行なう。

すなわち先駆２ａを電極治具４によって固定し、シリン
ダー５によって溶接加圧力を与え時計側１にプロジェク
ション溶接する。

この時の溶接ピーク電流は２，７ＫＡ、通電時間０．０
４ｓｅｃ、溶接加圧力２０　ｋｇｆである。

溶接完了後、先に連結ネジ２ｄによってはずしたバンド
２を再び連結し、完成体とする。

実施例によって完成された時計側とバンドの溶接部の引
張強度は６５　ｋｇｆ以上得られ、腕時計の携帯におい
て何ら問題なかった。また時計側及びバンドの外観は溶
接の影響も全くなく時計側、バンド各々で仕上げた状態
を維持していた。

本発明によれば、従来のバネ棒、ビン、ネジ等により時
計側へバンドを取付けていた方法に比較し簡略化し見映
えも美麗でバンドの取付方法の薄型化に非常に有利とな
った。さらｆ時計側及びバンド形状が簡略化したため部
品点数の減少、製造工程の短縮から製造コストを下げる
ことが可能になった。

さらに時計側とバンドの直付方法としての従来のロウ付
は方法と比較しても、ロウ材も必要としなく、また時計
側及びバンド全体は高温にさら烙れることもなく、プロ
ジェクション及びその周辺の極めて一部が高温になり溶
接されるのみである。

従って、時計側及びバンドには酸化も起らず、再結晶等
による表面変化、クモリ、汚れ等の発生もなくバンド取
付前の表面品質を維持することができる。また高温にさ
らされないため時計側及びバンドの強度劣化もなく非常
に有益である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 時計側と先駆をステンレス鋼、黄銅、Ｎ１合金、ｃｏ合
   金等の溶接可能な金属で作り、前記先駆を中駒、縁駒と
   連結して表面の仕上げをし、前記先駆を前記バンドより
   外ずし、前記時計側と前記先駆とをプロジェクション溶
   接した後に、前記先駆を前記バンドに連結することを特
   徴とする時計側とバンドの取付方法。