JPS58192309A - ノイズフイルタ−用磁心 - Google Patents

ノイズフイルタ−用磁心

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JPS58192309A
JPS58192309A JP57075915A JP7591582A JPS58192309A JP S58192309 A JPS58192309 A JP S58192309A JP 57075915 A JP57075915 A JP 57075915A JP 7591582 A JP7591582 A JP 7591582A JP S58192309 A JPS58192309 A JP S58192309A
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magnetic
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noise
noise filter
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Masaru Takayama
勝 高山
Masao Shigeta
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/04Cores, Yokes, or armatures made from strips or ribbons

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明はノイズフィルター用磁心に関する。
さらに詳しくは、パルス状雑音除去用のノイズフィルタ
ーとして用いる各種コイルの磁心に関する。
先行技術とその問題点 例えば、電源ラインあるいは電源回路から機器に入力す
るよちな場合、パイル雑音が、偶発的に1機器内部に侵
入したり、あるいは機器から外部Km出したりすること
があり、このため電源ライン用のノイズフィルターを電
源ラインあるいは電源回路に挿入し、これを阻止してい
る。
このような電源ライン用等のノイズフィルターとしては
、その竪ろう性等から、フィルター機能素子としてコイ
ルを用いるのが有利な場合が多く、電源回路の人力ある
いは出力からの非周期的かつ非定期的なパルス状の雑音
を除去するための、コイルないしコモンモードやデイフ
ァレンシアルモードのLCノイズフィルター等が条鋼さ
れている。
このような電源ライン用等のノイズフィルターにおける
各種コイルの磁心を形成する材料としては、従来、フェ
ライト、圧粉材料等が用いられている。
しかし、フェライト磁心は飽和磁束密度(Bs)が小さ
く、例えば、それをコモンモードチョークコイルとして
、コモンモードノイズフィルタを形成し、AClooV
の電源フィンに挿入したような場合、大電圧雑音が人力
すると、磁心が飽和してしまい、それを有効に阻止する
ことができず、機器の誤動作を招いてしまう。
また、圧粉磁心は飽和磁束密度は大きいが、透磁率が小
さく、入力端子に対するインタフタンスが小さく、必要
な特性を得るためには形状の大きなコアを使用する必要
があり、夾用土大きな欠点となっている。
このような実状の中で、この出願の出願人は、先に、電
源ライン用のノイズフィルターのコイルの磁心として、
実質的に完全に非晶質の磁性合金からなる閉磁路磁心を
用いる旨の提案を行っている。 この先の提案に係る磁
心は、従来の磁心と比較して、大電圧の雑音電流パルス
の阻止能が格段と向上したものである。
しかしながら、この電源ラインあるいは電源回路に重畳
するような雑音tLtlLパルスは、しばしば100O
V以上、lμsec以上ものきわめて大きなパルス状電
圧として生ずるものである。 そして、このような大電
圧パルス状雑音に対しては、上記の実質的に完全に非晶
質の閉磁路磁心も未だ実用に耐えないことが判明した。
そこで、本発明者はさらに研究を重ね、先に、非晶質の
磁性合金中に%部分的に結晶質を番人すると、大電圧の
パルス状雑音の除去能が向上する旨を提案している。
しかし、このようKfiJ分的に結晶質を含む非晶質磁
性合金の薄帯かも形成される会心をもつノイズフィルタ
ーも、パルス状の大電圧雑音の除去能について、より一
層の改良が望まれ、また、耐食性、耐久性、耐衝撃性、
耐高電圧パルス性等の1!頼性の点で未だ不十分である
■ 発明の目的 この出願の発明は、このような実状に鑑みなされたもの
であって、その主たる目的は、直流または交流に、偶発
的に重畳する、%に大電圧のパルス状雑音を除去するた
め−のノイズフィルター用の非晶質磁性合金からなる磁
心を改良して、すぐれた雑音除去症を有し、しかも耐食
性、耐久性、針術撃性、耐高電圧パルス性等の信頼性に
すぐれたノイズフィルター用磁心を提供することにある
本碗明者は、このような目的につき銃、を研究を行い、
この出願の発明をなすに至った。
すなわち、この出願の第1の発明は、部分的に結晶質を
含み、下記KI〕で示される組成をもつ非晶質磁性合金
の薄帯を巻回してなる巻回体から形成されてなることを
特徴とするノイズフィルター用磁心である。
式(x ) MxMn、(Si、BqCr)。
〔上式中、Mは、Feまたはl”eと他の遷移金属元素
の1!M以上との組合せを表わし、X+y+z=too
at%であり、このうち、yは0.1〜10at%、2
は16〜32at%である。
さらに、p十q十r = 100%であり、このうち、
pは20〜80%、rは0.01〜5%、s/qは0.
05〜0.4である。
加えて、(115)p + 6≦2≦−(1/2)p+
 67である。〕 また、第2の発明は、部分的に結晶質を含み、下記式〔
DT”示される組成をもつ非晶質磁性合金の薄帯を巻回
してなる巻回体から形成されてなる゛ことを特徴とする
ノイズフィルター用磁心である。
式(1) MxMny(Si、BqC,P、)。
〔上式中、Mは、FeまたはFeと他の遷移金属元素の
1種以上との組合せを表わし、x十7+x=100at
%であり、このうち、yは0.1〜10jIt%、Xは
16〜32at%である。
さらK 、 p + q 十r + s = 100%
であり、このうち、pは20〜80%、Sは5%以下、
r/qは0.O2N2.4である。 加えて、(115
) P +6≦2≦−(1/2)p+67である。〕 I 発明の具体的構成 以下、この出願の発明の具体的構成について詳細に説明
する。
この出願の第1および第2の発明の非晶質磁性合金薄帯
は、それぞれ上記式[’l〕およ、C8,。い□ユ□オ
う。       i。
上式[I)および〔夏〕において、Mは、FeまたはF
e”と他の遷移金属元素(Sc−Zn、YCd 、 L
a〜Ht 、 AC〜)を表わすが、 Feと組みあわ
せて含有される元素の好ましい具体例としては、Co 
、 Ni 、 Cr 、 Cu 、 Mo 、 Nb 
Ti 、 W I V 、 Zr 、 Ta 、 Yあ
るいは希土類元素等の1種以上を挙げることができる。
この場合、他の元素は、Fe yc対しl Q at%
以下、一般KO11〜5at%含有することができる。
一方、薄帯中に必須成分として含有される鳩の含有量、
yは、0.1〜1Qat%である。
0.1%未満では、インダクタンスの経時変化が大きい
。 また、後述する微結晶析出のための熱処11に4b
11な温度と時間の制限が厳しくなり、結晶質を所望の
ごとく含有させることが困難となる。
yが1Qat%を超えると、薄帯が作りにくくなる。 
また、飽和磁化が減少し、大電圧雑音に対する除去能が
低下する。
これに対し、yが0,1〜1Qat%、好ましくは0.
1〜5at%では、このような不都合が解消する。
他方、Si、BおよびC1あるいはSl、B。
PおよびCからなるガラス化元素の元有量2は、16〜
32at%である。
2が15at%未満となると、薄帯が作りにくくなる。
 また、結晶化温度も低くなり、熱処理が困難となる。
翼が32at%を超えると、やはり薄帯が作りにくくな
る。 また、飽和磁化が低下し。
磁気特性上問題が生じ、さら(熱処理も困拳となる。
これに対し、2が16〜32at%であると、このよう
な欠点はきわめて少なくなる。
さらに、ガラス化元素中のSi含有比pは。
20〜80%である。
pが20%未満となると、インダクタンスの経時変化が
大きく、安定した磁心が得られない。
pが80%を超えると、薄帯が作りにくくなる。 また
、熱処理が困難となる。
これに対し、pが20〜80%となると、このような欠
点は解消する。
また、ガラス化元素の総計(Si +B+C,あるいは
8i +B+C+P )ノ含有量z at%と、Si含
有比9%との間には、(115)p + 6≦2≦−〇
力)P+67なる関係が存在しなければならない。
これは、2〉−〇/2)p+s7であったり、2<(1
15)p + 6であったりすると、薄帯が作りにくく
なり、熱処理が困難となるからである。
なお、ガラス化元素の総計の含有量z(at%)とSt
含有比p(%)との間には、上記したように、16≦2
≦32,20≦p≦80、かつE115)p + 6≦
2≦−(1/2) p +67なる関係がある。
これらの関係を第1図に従い説明するならば、縦軸[x
(at%)、横軸にp(%)をとり、cpaz)の座標
で表わしたとき、A(20,32)、B(70,32)
、C(80,27)、D(80,22)、E(50,1
6)、F(20,16)およびA7k1m次直線で結び
、これらの直線上とこれらの直線で囲まれる領域とが、
この出願の両発明において2とpとが満足すべき条件で
ある。
加えて、ガラス化元素中の炭素C含有比rを、B含有比
qで除した値r/qは0.01〜0.4である。
0.01未満では十分なこの出願の発明所定の効果が得
られない。
0.4をこえると、薄帯化が困難となり、また磁気特性
に問題が生じる。
一方、この出願の第1の発明においては。
ガラス化元素は、Si、BおよびCからなるが。
第2の発明においては、Si、BおよびCK加えて、P
が含有される。
ガラス化元素中にPを含有させることによって、インダ
クタンスの0時変化が抑えられ。
耐久性が向上する。
ユ。□、よう0..3おいア、2o、  【Sは、5%
以下である。
これは、Sが5%を超えると、大電圧雑音の除去能力が
低下してしまうからである。
なお、Sが0.01%未満では、p添加による耐久性の
向上の効果が顕著ではないので、P含有量Sは、001
〜5%、より好ましくは0.01〜2%である。
なお、このようなカラス化元素には、必要に応じ、ガラ
ス化元素総量の10%以下の範囲で、さらKAt、Be
、Ge、Sb、In等の1種以上が含有されていても、
この出願の発明の効果は減じられない。
以上詳述したような組成をもつこの出願のfalおよび
第2の発明における非晶質磁性合金の薄帯は、部分的に
結晶質を含むものである。
薄帯内において、非晶質中に部分的に含まれる結晶質は
、一般に、微結晶が析出して、非晶質中に混在している
ものである。
従って、薄帯のX線回折を行うと、回折スペクトルは、
非晶質特有のハローの上に、結晶質の存在を示すピーク
が重畳されたパターンを示す、 また1回折像にはハロ
ー上にスポットが重畳され、所定の環径と環幅なもつデ
バイーシエーラー環が現われる。
そして、回折スペクトルのハローとピークとの面積比を
とれば、薄帯中の結晶質と非晶質との存在比が求められ
るものであるが、このように得られる結晶質/非晶質の
比は、通常、0.1〜50%程度であることが好ましい
また、mした微結晶は、通常、デバづ一シエーラーーの
環径と塊幅とから、概ね10〜1000A@度の平均粒
径なもつものと考えられるものである。
そして、前記したような組成をもつ薄帯中に、このよう
に部分的に微結晶を含ませることKより、薄帯かもノイ
ズフィルター用輯心を形成したとき、大電圧パルス状雑
音の除去能が格段と向上し、しかも熱的安定性も向上す
る。
この出願の第1およびt82の発明における薄帯は、以
上詳述した条件さえ満足すれば、他の条件につき、特に
制限はない。
ただ、薄帯中に結晶質が部分的に導入された結果、%に
薄帯面内の所定方向に磁気異方性が付与されると、透磁
率が向上したり、雑音除去能がより一層向上したり、更
には各種磁気特性の調整が容易となる点で好ましい。
この場合、磁気異方性は、薄帯面内における所定の一方
向に1通常−軸異方性として導入されることが好ましい
すなわち、i[完全に非晶質の磁性合金の薄帯を、後述
するように巻回する前、あるいは場合によっては巻回の
後に無磁場中で熱処理することによって、微結晶を析出
させると、通常、薄帯長手方向に一軸異方性が付与され
、そのとき透磁率が向上する。
また、薄帯長手方向と所定の角度をなす方向K、薄帯巻
回前、あるいは巻回後に磁場を印加して熱処理すること
により、微結晶を析出させると、薄帯長手方向と所定の
角度をなす方向に、−軸異方性が付与され、そのとき。
異方性方向を所定の方向とすることにより、角形比やB
−Hループの不飽和領域を所望のごとく調整することが
でき、しかも、大電圧雑音の除去能をさらに向上させる
ことかできる。
このような磁気異方性の存在は、常法に従い、トルク曲
線を調定したりすることなどにより容易に横1される。
以上詳述してきたような薄帯は、概ねlO〜100μm
程度の厚さと、概ね0.1〜50aw程度の巾をもつ長
尺の薄板である。
この出願の@1および第2の発明におけるノイズフィル
ター用磁心は、このような薄帯を巻回してなる巻回体か
ら構成される。
すなわち、薄帯を巻回してなる巻回体自体から磁心が形
成されてもよい。
あるいは1巻回体を切断してU字、C子。
1字、L字状等の切断体とし、この切断体を     
 :′・カットコアとし、このカットコア同志を突きあ
わせて磁心としてもよい。
更には、切断体を接続して所定形状、例えif E字状
等のカットコアとなし、このカットコア同志を、あるい
は、このカットコアと上記の1字状等の切断体からなる
カットコアとを突きあわせて磁心としてもよい。
このように、a心をカットコア形状とするときには、捲
線作業が容易となる。
このように、この出願の発明の磁心は、薄帯の巻回体か
ら構成されるものであり、薄帯を所定の形状となして積
層してなるものではない。 これは以下のような理由に
よる。
すなわち、上記のように、薄帯には、微結晶の析出によ
り、薄帯面内の所定方向九−軸性の磁気異方性が付与さ
れると好ましい結果を得る。 そして、このような微結
晶析出のための処理は1通常、巻回体形成前に施すこと
Kなるが、このとき、巻回体における容易軸の方向は、
磁路方向に対し一定となるため。
雑音除去能等の特性は高いものが得られる。
これに対し、積層構造とするときKは、面内に所定の異
方性をもつ薄帯を例えばホトエッデンダしたり、打抜い
て、これを積層するので、磁路と容易軸の方向は、一定
とはならず、雑音除去能等の特性として高いものが得ら
れない。
さらには、巻回後黴結晶析出のための処理を施すときに
も、巻回体から形成するときには、磁路に対し、所望の
任意の一定の角度をもつ容易軸を容易に導入することが
できる。
反面、積層型では、両者のなす角度を、−路中一定の角
度にて、任意の値とすることはできず、また、そのよう
Kできるとしても、その制御が非常に@かしい。
そして、この出願の発明の磁心は、巻回体自体からなる
場合はもとより、上記のように。
種々のカットコア形状とするときでも、さらには磁路中
に必要に応じ空隙を設けるときでも、容易軸が磁路方向
となす角度は、常に一定でしかもそれを任意の角度とな
すことができる。
なお、コア加工時の特性劣化も1巻同型の方がすぐれて
いる。
そして、この出願の発明の磁心は、このように巻回体か
ら構成される結果、製造が容易となり、Illココスト
低摩となる。
このように巻回体から磁心を構成する場合、通常、巻回
体は、薄帯な所定の巻枠、巻心等に巻回し、その端部を
固定して形成される。
この場合、巻枠、善心等の構造、形状等は種々のものと
することができる。 そして、その材質は、磁器、ガラ
ス、樹脂等の他、金属であってもよく、さらには、ケイ
素鋼板、パーマロイ等の磁性体であってもよい。 また
、薄帯端部の固定は、接着剤、溶接、テープ等によった
り、あるいは、巻枠等に設けられたかしめ爪によってか
しめる等によってもよい。
なお1巻回される#帯間には、絶縁材料を介在させるこ
ともできる。
また、薄帯の巻回形状は1円輪状とする他、内輪状等と
してもよい。
この出願の発明の磁心は、通常、以下のようにして作製
される。
まず、対応する組成の母合金から、公知の高速急冷法に
従い、はぼ完全に非晶質の薄帯を得る。
次いで、通常は、こり薄帯に、微結晶析出のための処理
を施す。
このような処理は通常、無磁場中にて、結晶化温度付近
の温度で適当な時間加熱し、これを冷却、例えば空冷す
ることによって行う。
加熱温度、加熱時間、冷却速度等は、必要とする特性値
に応じ、容易に実験的に求めることができる。 なお、
このような熱処理の雰囲気は、空気中、真空中、不活性
ガス中、非酸化性ガス中等いずれであってもよい。
あるいは、この他、上記のような熱処理を   □( 静磁場中で行うこともできる。 この場合、    ・
印加磁場は、例えば10006程度とする。
そして、このとき、薄帯面内の長手方向と所定の角度を
なす異方性が付与される。 また、熱処理を張力を印加
しながら行ったり、さらには場合によっては、回転磁場
中で行うこともできる。
次いで、上記したようKこの薄帯を巻回し、巻回体を得
、これをそのまま磁心としたり、これから各種カットコ
アを形成し、磁心としたり、さらには必要に応じて磁路
中Ktl隙を設けたりして、この出願の発明のノイズフ
ィルター用磁心が形成される。
なお、薄帯に予め微結晶析出のための処理を施さず、巻
回体作製後、カットコア形成後、あるいは空隙形成後の
いずれかに、処理を施すこともできる。
また、薄帯に予め微結晶析出のための処理を施して、そ
の後巻回体を得るときには、巻回体作製後等K、別途歪
除去のため熱処理を施すこともできる。
■ 発明の具体的作用 このようにして、上式(1)または〔夏〕で示される組
成を有するこの出願の発明の磁心が作成されることにな
るが、このような磁心には巻線が巻装され、その他所定
の加工が施され、ノイズフィルターに用いる各樵コイル
とされる。
このようなコイルは、電源ラインなどに挿入されるノイ
ズフィルター用のコイル、ディファレンシャルモードま
たはコモンモードのLCノイズフィルターに用いるコイ
ル等として、雑音除去用に用いられ、きわめて有用であ
る。
このような場合、in心に巻線を施し、ノイズフィルタ
ーとして用いるチョークコイルとすることができ、電源
ラインに挿入して、1000Vもの大電圧のパルズ状雑
音を有効に31.32を巻装して、コモンモードチョー
ク1コイル40を構成することもできる。
この場合、巻線31,32は、往復電流による磁束が相
殺されるようにして巻線方向が定められており、例えば
第2図に示されるような回路を構成して電源ライン用の
コモンモードノイズフィルターが形成される。
この場合、第2図においては、コモンモードチョークコ
イル40の一対の巻線31.32間の−544にはコン
デンサC□が、また、他端にはコンデンサC,,C3、
C4および抵抗R0、R3が接続され、コンデンサC5
、C,および抵抗R工、町の接続点は接地される。
このよウナコモンモードノイズフィルタを電源ラインに
挿入したとき、100OVもの大電圧のパルズ状雑音が
人力しても、雑音出力電圧はきわめて小さな値を示し、
きわめて有効なノイズフィルタ機能を発揮する。
マ 発明の具体的効果 この出願の第1および第2の発明のノイズフィルター用
蝿心は、ノイズフィルターとして、雑音除去能がきわめ
て烏い。
しかも、鮭時により雑音除去能等の特性が劣化するなど
の欠点がなく、耐食性、耐久性、耐衝撃性、耐高電圧パ
ルス性等の信頼性かきわめて高い。
さらK、熱処理温度中も広く、製造が容易である。
そして、第2の発明の磁心は、より一層良好な耐食性、
耐久性を示す。
■ 発明の具体的実施例 次に、この出願の発明の実施例を示し、この出願の発明
を更に詳細に説明する。
実施例1 上記した式〔1〕に含まれる組成Fe7.Mn。
Si1..8.4C,、(z=24 at%、p;60
%、r/q=。、0214つオ&*m****オ、1□
4    町:速急冷法により得た。 薄帯ははぼ完全
に非晶質であり、厚さ30μ鵠、巾8■である。
次いで、この薄@/161につき、それぞれを5分割し
、その1つは何ら処理を施さず、又、他の4つKは、下
記表1のような温度と時間にて無磁場中熱処理を行い、
試料/161−1〜1−5を得た。
表    1 試 料    熱処理   X#1回折1−1    
    □  ハローのみ1−2    360℃、6
0分 ハローのみ1−5     500℃、10分 
ピークのみこれら試料41−1〜1−56’Cつき、X
la回折を行ったところ、上記表IK示される結果を得
た。
これとは別に、上記薄帯1を各5分割して、内径19■
、外径31■、巾811@のトロイダル状に巻回し、計
+5・・個の巻回体を得た。
このようにして得た計l51161の巻回体1−1〜1
−5につき、上記表IK示される51種の熱処理を行っ
た後、巻回体にエポキシ糸樹脂を含浸させ、樹脂硬化さ
せ、磁心/S61−1〜1−5を得た。
次いで、このようにして得た磁心1−1〜1−5につき
、往復電流による磁束が相殺されるようKして、所定巻
数の2つの巻線31.32を巻装して、コモンモードチ
ョークコイルを作成した。
そして、このようにして作成したコモンモードチョーク
コイルを用い、コンデンサCよ、C,、C3、C4を用
い、第2図に示されるようなコモンモードノイズフィル
ターを作成した。
この場合1巻!I31.32の一端の間には0.22μ
FのコンデンサC□が接続され、又その他端には、0.
22μFのコンデンサC8とそれぞれ5000pFのC
s、C,が接続されている。
このようなコモンモードノイズフィルタを用い、第2図
に示されるように、コンデンサC0の一端を50Ωの抵
抗R5を介し、接地しまた。その他端を、アテニュエー
タAを介しパルス発生器PGと゛接続し、さらにコンデ
ンサC3、C6とそれぞれ並列[50Ωの抵抗R□、R
1を接続し、抵抗)ti、RQの接続点をWl地し、抵
抗R0の一端をオシロスコープに接続した。
このような測定回路を用い、磁心1−1〜1−5それぞ
れにつき構成したコモンモードノイズフィルタに対し、
パルス発生5PG[より、アテニュエータAを介し、1
00OV、lμsecのパルスを人力し、その際の出力
電圧を測定した。 結果を表2に示す。
表     2 磁心  1ooov、 1 p 5ee(対する出力電
圧 !            (V) −1300 −2100 1−5600 さもに、これら各磁心を、120℃にて1000時間放
置した後、上記と同様の測定を行い耐久性の試験を行っ
たところ、7g61−3〜1−5ははとんど特性に変化
がなかったのに対し、41−1.1−2は10〜20%
特性劣化が生じた。
これらの結果から、この出願の発明の効果6□あよう9
、やあ、。          (なお、第3図に示さ
れるように、第2図に示される場合と異なり、コンデン
サC□の一端を接続した測定回路を用いる場合にも、上
記と全く同様の結果を得た。
実施例2 下記表3に示されるようなz、pをもつ組成の各種非晶
質磁性合金薄帯を作成し、実施例1と同一のサイズの巻
回体を得たのち、440℃、30分間、無磁場中の熱処
理を行った。
各薄帯のX11回折スペクトルには、ハローとピークと
が存在していた。
次いで、エポキシ系樹脂を含授し、固定して各磁心43
〜14を得た。
なお、Allは、良好な*帝を得ることができなかった
このような各磁心につき、実施例1と同一の条件で、1
00OV、1μsec[対する出力電圧を測定したとこ
ろ、表3に示される結果を得た。
また、120℃、1000時間放置後の出力電圧を測定
したところ、はとんどの試料は特性変化がなかったのに
対し、414では特性劣化が大きく、しかもサビの発生
が大きかった。
なお、第1図には(p、z)座標中に、各磁心の組成が
グロットされている。
これらの結果から、この出願の発明において2およびp
を特定の値とすることKよる効果があきらかである。
実施例3 下記表4に示される組成の#帯を得た後、熱処理温度を
30分に固定して、熱処理を行  観い、部分的に結晶
質を析出させて、磁心を形成シ、100OV、1声se
cのパルスに対する出力電圧を測定して、出力電圧が4
0V以下となる熱処理温度中を測定した。
結果を表4に示す。
49− なお%/l620の磁心は出力電圧を40V以下にでき
なさった。
また、120℃、1000時間放置後、/%8.116
〜20の各磁心について出力電圧を測定したところ、A
8.17.18,19は特性劣化がなかったが、416
の動量0のものは特性劣化が大きかった。
これらの結果から、Mn含有量を0.1〜1Qat%と
したときKもたらされる効果があきらかである。
実施例4 実施例1に準じ、下記表5に示される組成の薄帯な得、
部分的に結晶質を析出させて但心ム22.23.24を
得た。
tooov、1Jsecのパルス状電圧に対する出力電
圧を表5に示す。
表5に示される結果から、B/C比、すなわち、r/q
を0.01〜0.4としたときに、高い雑音除去能が示
されることがわかる。
実施例5 下記費6に示される組成の各種薄帯を得て実施例2と同
様にして1巻回としたのち1部分的に結晶質を析出させ
磁心とした。
各磁心につき、100OV、lμsecに対する出入電
圧と、a時変化とを実施例1と同様に測定した。
結果を表6に示す。
表6中、経時変化において、Oは、はとんど劣化はなか
ったが、劣化は生じたこと、またOはまったく劣化が認
められなかったことを表わす。
lI6に示される結果から、第2の発明におする各種磁
心にPを添加したときも、まったく同様に再現された。
【図面の簡単な説明】
ts1図は、この出願の発明における非晶質磁性合金薄
帯の組成、特にガラス化元素成分中のSi含有比p(%
)と、ガラス化元本成分量2(%)との関係を説明する
ための線図である。                
      \第2図および第3図は、それぞれ本発明
の  き磁心からコモンモードチョークコイルを構成し
、これを用いコモンモードノイズフィルタを形成し、そ
の際のパルス電圧入力に対する出力電圧応答を測定する
測定回路の例を示す回路図である。 1・・・・・・・・・磁 心 第1図 P(7,)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 部分的に結晶質を含み、下記式CI)で示される
    組成をもつ非晶質磁性合金の薄帯を巻回してなる巻回体
    から形成されてなることを特徴とするノイズフィルター
    用−心。 式〔I:] MxMn、(SipB、Cr)。 (−上式中、Mは、FeまたはFeと他の遷移金属元素
    の1種以上との組合せを表わし、x十Y+!=100a
    t%であり、このうち、yは01〜1081%、2は1
    6−32at%である。 さらに、  pfq十r=100%であり、このうちp
    は20〜80%、r/qは0、O1〜0.4である。 加えて、[115)p+6≦2≦−(1/2)p+67
    である。] 2、 部分的に結晶質を言み、下記式〔藺〕で示される
    組成ななもつ非晶質磁性合金の博労を巻回してなる巻回
    体から形成されてなることを特徴とするノイズフィルタ
    ー用磁心。 式(1) MxMrly(S r pBqL rPs 
    )z〔上式中、Mは、FeまたはFeと他の遷移金属元
    素のl種以上との組合せを六わし、X+y −4−z 
    = 100 a 1%であり、このうち、yは0,1〜
    10at%、2は16〜32at%である。 さらに、p + q + r 十s = 100%であ
    り、このうち、pは20〜80%、Sは5%以下、r/
    qは0.01〜0.4である。 加えて、(1/s)p +6≦2≦−(1/2)P +
    67である。〕 3、  sが0.01〜5%である時肝請水の範囲第2
    項に記載のノイズフィルター用−心。
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