JPS5819186B2

JPS5819186B2 - カラ−テレビジョン受像機

Info

Publication number: JPS5819186B2
Application number: JP53017779A
Authority: JP
Inventors: 平嶋正芳
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1978-02-17
Filing date: 1978-02-17
Publication date: 1983-04-16
Also published as: JPS54110726A

Description

【発明の詳細な説明】この発明はカラーテレビジョン受像機に関するものであ
る。

テレビジョン放送波には、マイクロウェーブ回線による
波形変動等を調べるために例えば第１７Ｈに第１図に示
すようなカラーパー信号が挿入されている場合がある。

このような場合、カラーテレビジョン受像機の垂直振幅
を縮めると、カラーテレビジョン受像機の画面上部に１
ラインのカラーパーが見える。

これを用いれば、カラーテレビジョン受像機の色相調整
ができるが、従来のカラーテレビジョン受像機ではこの
カラーパーが非常に見にくく色相調整が困難であった。

したがって、この発明の目的は、色相調整を容易に行な
うことができるカラーテレビジョン受像機を提供するこ
とである。

この発明の特徴は、カラーパー信号を第１７Ｈだけでな
く数Ｈ間記憶して数Ｈの幅のカラーパーを画面に表示し
て色相調整を行なうように構成したことである。

この発明の一実施例を第２図および第３図に示す。

すなわち、第２図において、１はチューナ・映像中間周
波増幅回路、２は映像検波回路、３は同期分離回路、４
は色信号成分のみを取り出す高域フィルタ、５は入力切
換回路、６は色信号処理回路、７は入力切換回路、８は
輝度信号処理回路、９は色信号復調回路であり、入力切
換回路５，７以外は通常のカラーテレビジョン受像機の
回路と共通である。

１０は同期分離回路３の出力の水平・垂直同期信号から
第１７Ｈのみを抽出するゲートパルスを発生するゲート
パルス発生回路、１１は同様に第１８Ｈ〜第２１Ｈの４
Ｈ間の幅を有するゲートパルスを発生するゲートパルス
発生回路であり、アナログゲート回路１２は第１７Ｈの
み高域フィルタ４の出力を色信号遅延回路１４へ入力し
、以降、色信号遅延回路１４の内容は毎Ｈ１回色信号遅
延回路１４の中を巡回する。

従って、第１７Ｈの信号は第１８Ｈから色信号遅延回路
１４の出力として得られる。

色信号遅延回路１４の出力を入力切換回路５へ供給し、
ゲートパルス発生回路１１の出力により第１８Ｈ〜第２
１．Ｈ間のみ色信号遅延回路１４の出力を色信号処理回
路６へ供給する。

一方、低域フィルタ１３は色信号成分を除去する。

アナログゲート回路１５はアナログゲート回路１２と同
様に第１７Ｈのみ低域フィルタ１３の出力を輝度信号遅
延回路１６へ伝え、以降輝度信号遅延回路１６の内容は
毎Ｈ１回輝度信号遅延回路１６の中を巡回する。

入力切換回路７は、入力切換回路５と同様に、ゲートパ
ルス発生回路１１の出力によって第１８す〜第２１Ｈの
み輝度信号遅延回路１６の出力を輝度信号処理回路８へ
伝える。

したがって、第１８Ｈ〜第２１１■では、色信号処理回
路６および輝度信号処理回路８へは第１７Ｈと同じ信号
が伝えられ、色信号復調回路９の出力は第１７Ｈ〜第２
１Ｈの５Ｈ間同−となり、画面上に５Ｈ幅のカラーパー
が現われるので、色相の調整を容易に行なうことができ
る。

振幅切換スイッチ１８は、色胛調整時のみ、入力切換回
路５．７をゲートパルス発生回路１１の出力で制御する
ようにアンドゲート１９を制御しかつ偏向回路１７を制
御して垂直振幅を縮める。

なお、低域フィルタ１３が使用されているのは、輝度信
号遅延回路１６にＢＢＤ素子を使用しているので高周波
信号を除去する必要がるためで、ＢＢＤ素子が広帯域に
なれば省略できる。

また、第１図に示すような信号なら、第１７Ｈの輝度信
号成分は数百叱以下となり、輝度信号処理回路８への信
号としては低域フィルタ１３を通してもほとんど悪影響
を受けない（階段波の境目が少し鈍っても、カラーパー
の幅が広いので色相調整には影響がない）。

つぎに、第３図を参照して、信号遅延・切換関係部分に
ついて詳しく説明する。

すなわち、第３図において、１２Ａ、１２Ｂ、１５Ａ、
１５Ｂ。

５Ａ、５Ｂ、７Ａおよび７Ｂは、いずれもアナログゲー
Ｉ・で、市販のアナログスイッチが用いられる。

１２Ｒおよび５Ｒはインバータである。ゲートパルス発
生回路１０の出力は、インバータ１２Ｒで反転されるの
で、第１７Ｈでゲートパルス発生回路１０の出力が低レ
ベルになるとアナログゲート１２Ａ、１５Ａが遮断され
、アナログゲート１２Ｂ、１５Ｂが導通する。

色信号遅延回路１４は、例えばＰＡＬ受信機のＩＨ超音
波遅延線の遅延時間を修正して用いる。

第１７Ｈ以外の水平期間では、アナログゲート１２Ａ、
１５Ａが導通し、色信号遅延回路１４およびＢＩ３Ｄ素
子１６Ｂの出力が循環する。

ＢＢＩ）素子１６Ｂとしては５１２ビットで帯域２００
〜５００ＫＨ２のものが容易に入手でき、ＩＨを５１２
分割すれば、このＢＢＤ素子１６Ｂで第１図のカラーバ
ー信号の輝度信号成分は十分サンプリングされて再生で
きる。

仮に、ビット数を２５６ビツトとしても、１ビツトの幅
”６３．５Ｔ（μ５ｅｃ）＝２４−０（ｎ５ｅｃ：］となり
、狭過ぎるぐらいである。

この周波数にＢＢＤ素子１６Ｂが追随できなければ、直
列→並列→直列変換を行ない、ｋ個（ｋは２以上の整数
）のＢＢＤ素子を並列使用すればよい。

１６Ｃは、クロック発生回路であり、色副搬送波を用い
てもよく、また水平パルスでゲートされたゲーテッドＯ
ＳＣ奔用いてもよい。

一方、１９はアンドゲートで、スイッチｉｓｃ、１ｓｖ
が接地されたときに、その出力が低レベルとなり、アナ
ログゲート５Ａ、７Ａが遮断され、アナログゲート５Ｂ
。

７Ｂが導通し、色信号処理回路６および輝度信号処理回
路８へそれぞれ通常の信号が供給され、また偏向回路１
１の出力も正常で垂直振幅も再常となっている。

スイッチ１８Ｃ，１８Ｖの共通端子を電源（＋！５Ｖ）
に接続するとアンドゲート１９が導通し、ゲートパルス
発生回路１１の出力が第１８Ｈ〜第２１Ｈで高レベルに
なるさアンドゲート１９の出力も高レベルになり、アナ
ログゲート５Ａ、７Ａが導通し、アナログゲート５Ｂ、
７Ｂが遮断される。

し、たがって、第１８Ｈ〜第２１Ｈでは、負信号遅延回
路１４の出力が色信号処理回路６へ、ＢＢＤ素子１６Ｂ
の出力が輝度信号処理回路８へ伝えられる。

また、この時、偏向回路１７の出力が変化して垂直振幅
が小さくなり、画面上部に５Ｈ（第１７Ｈ〜第２１Ｈ）
幅のカラーバーが表示される。

このように構成した結果、色相調整の時のみ、画像信号
中の色信号と同じ伝播経路を経たカラーパー信号を表示
できるので、伝送系の位相歪を考慮した色相調整を容易
に行なうことができる。

また、周辺をＩＣ化すれば極めて簡単かつ安価な回路に
なる。

さらに、カラーパーの表示区間については、第１７Ｈ〜
第２１Ｈに限定する必要はなく、任意に選ぶことができ
、画像が削られるのを許容すれば垂直振幅を縮めずに画
面の上部にカラーバーを出すことができる。

なお、カラーバーのかわりにレインボーを用いてもよい
。

また、色信号遅延回路１４に用いられる遅延線は中間タ
ップ付ならＩＨ以上のものでもよい０以上のように、この発明のカラーテレビジョン受像機は
、色相調整を容易に行うことができ、しかも多くの色を
見ながら調整できるので、調整精度を高めることができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を説明するための説明図、第２図はこ
の発明の一実施例のブロック図、第３図は同じく要部ブ
ロック図である。１・・・・・・チューナ・映像中間周波増幅回路、２・
・・・・・映像検波回路、３・・・・・・同期分離回路
、４・・・・・・高、域フィルタ、５・・・−・−人力
切換回路、６・・・・・・色信号処理回路、７・・・・
・・入力切換回路、８・・−・・・輝度信号処理回路、
９・・・・・・色信号復調回路、１０，１１・・・・・
・ゲートパルス発生回路、１２・・・・・・アナログゲ
ート回路、１３・・・・・・低域フィルタ、１４・・・
・・・色信号遅延回路、１５・・・・・−アナログゲー
ト回路、１６・・・・・・輝度信号遅延回路、１７・・
・・・・偏向回路、１８・・・・・・振幅切換スイッチ
。

Claims

【特許請求の範囲】１色信号および輝度信号を含むテレビジョン信号を受
信する受信回路と、この受信回路により受信されたテレ
ビジョン信号に基すいて画面を表示する表示回路と、前
記受信回路により受信されたテレビジョン信号の垂直帰
線期間に挿入されたカラーパー信号の色信号および輝度
信号をそれぞれ１水平期間だけ遅延させる第１および第
２の遅延回路と、前記テレビジョン信号から前記カラー
パー信号が挿入されている１水平期間の色信号および輝
度信号をそれぞれ抽出して前記第１および第２の遅延回
路に入力しかつその後前記第１および第２の遅延回路の
出力信号をそれぞれ再入力して複数回数前記第１および
第２の遅延回路の中を巡回させるゲート回路とを備え、
前記色信号および輝度信号の挿入された水平期間より後
の他の水平期間に前記第１および第２の遅延回路の出力
信号を取り出し前記テレビジョン信号に代えて色信号処
理回路および輝度信号処理回路に入力することにより前
記表示回路に前記色信号および輝度信号に基ずいたカラ
ーパーの画面を２水平期間以上の幅で表示させるように
したことを特徴とするカラーテレビジョン受像機。２前記第１の遅延回路が超音波遅延線で構成されてい
る特許請求の範囲第１項記載のカラーテレビジョン受像
機。３前記第２の遅延回路が外部クロックで制御されるｎ
ビット（ｎはし以上の整数）のアナログメモリ素子で構
成されている特許請求の範囲第１項記載のカラーテレビ
ジョン受像機。