JPS5819167Y2 - 七宝装飾付洋食器 - Google Patents
七宝装飾付洋食器Info
- Publication number
- JPS5819167Y2 JPS5819167Y2 JP2172179U JP2172179U JPS5819167Y2 JP S5819167 Y2 JPS5819167 Y2 JP S5819167Y2 JP 2172179 U JP2172179 U JP 2172179U JP 2172179 U JP2172179 U JP 2172179U JP S5819167 Y2 JPS5819167 Y2 JP S5819167Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloisonné
- cavity
- western tableware
- decoration
- glaze
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Table Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は七宝装飾付洋食器に係わるものにして、その
目的とするところはスプーンの腔部のような彎曲面に七
宝層を焼付固着する場合に生じる彎曲西口縁部からの七
宝釉薬の流出を防止するにあり、腔部の内面上端部の周
囲に口縁部と連続する凹状段部を形成するとともに口縁
部を水平又は内側へ行くにしたがい下方に向うテーパー
面になしたことを特徴とするものである。
目的とするところはスプーンの腔部のような彎曲面に七
宝層を焼付固着する場合に生じる彎曲西口縁部からの七
宝釉薬の流出を防止するにあり、腔部の内面上端部の周
囲に口縁部と連続する凹状段部を形成するとともに口縁
部を水平又は内側へ行くにしたがい下方に向うテーパー
面になしたことを特徴とするものである。
従来、この種洋食器を製作する場合には実公昭４９−３
１９８８号公報のように柄に適当大きさの凹溝を設け、
これに銅メツキ部を形威し、この銅メツキ部を設けた凹
溝に七宝部を焼付固着することにより柄部への七宝焼成
は非常に簡単に行われている。
１９８８号公報のように柄に適当大きさの凹溝を設け、
これに銅メツキ部を形威し、この銅メツキ部を設けた凹
溝に七宝部を焼付固着することにより柄部への七宝焼成
は非常に簡単に行われている。
すなわち柄の水平面に凹溝をプレスにより設けたことに
より七宝釉薬の流出は簡単に防止されることになる。
より七宝釉薬の流出は簡単に防止されることになる。
しかるにスプーンの腔部のような彎曲面に七宝層を彎曲
状に設けることは極めて困難であり、特にスプーンの腔
部には柄部の場合のような凹溝を設けたことが難しいた
め七宝釉薬が腔部の口縁がら流出してしまい多量の不良
品が出てコスト高になるという欠点があった。
状に設けることは極めて困難であり、特にスプーンの腔
部には柄部の場合のような凹溝を設けたことが難しいた
め七宝釉薬が腔部の口縁がら流出してしまい多量の不良
品が出てコスト高になるという欠点があった。
この考案は上記欠点を一掃し得る七宝装飾付洋食器を提
供するものである。
供するものである。
次にこの考案の構成および作用を図面の実施例により説
明する。
明する。
１は腔部であり、その内面２の上端部の周囲に口縁部と
連続する凹状段部３を形成している。
連続する凹状段部３を形成している。
４は腔部１の口縁の水平面又は内側に行くにしたがい下
方に向うテーパー面であり、その内側が凹状段部３と連
続している。
方に向うテーパー面であり、その内側が凹状段部３と連
続している。
５は腔部１の内面２に彎曲状に焼付固着した七宝層であ
り、七宝釉薬は第３図に示すように凹状段部３に流入し
て表面張力の働きにより流れにくくなるため七宝釉薬が
口縁から流出する虞がなくなる。
り、七宝釉薬は第３図に示すように凹状段部３に流入し
て表面張力の働きにより流れにくくなるため七宝釉薬が
口縁から流出する虞がなくなる。
なお、腔部１の材料によっては腔部１の表面にメッキ等
の加工を施してもよい。
の加工を施してもよい。
このような形状の腔部１は薄板素材がら型プレスにより
打抜いて形成する第４図のようなスプーン生地６を、第
５図のような周面にテーパー面７を有し下面周縁に凸状
段部８を設けた溝９を形威した下型１０に載置するとと
もに上型１１によりプレスして第６図のように生地６の
周面に柄部１２の稜線１３に連続するテーパー面１４を
形威し、上面周縁にテーパー面１４と連続する凹状段部
３を設け、その後生地６に常法通りのプレスによる壺１
５を起こして第７図のような腔部１を形成するものであ
り、この場合第６図のテーパー面１４は水平面又は内側
へ行くにしたがって下方に向うテーパー面４になる。
打抜いて形成する第４図のようなスプーン生地６を、第
５図のような周面にテーパー面７を有し下面周縁に凸状
段部８を設けた溝９を形威した下型１０に載置するとと
もに上型１１によりプレスして第６図のように生地６の
周面に柄部１２の稜線１３に連続するテーパー面１４を
形威し、上面周縁にテーパー面１４と連続する凹状段部
３を設け、その後生地６に常法通りのプレスによる壺１
５を起こして第７図のような腔部１を形成するものであ
り、この場合第６図のテーパー面１４は水平面又は内側
へ行くにしたがって下方に向うテーパー面４になる。
さらに腔部１の内面２に七宝層５を焼成して被覆し、そ
の後非施釉面を金属光沢面とし、あるいはメッキ加工を
施して製品にするものである。
の後非施釉面を金属光沢面とし、あるいはメッキ加工を
施して製品にするものである。
この考案はこのように腔部１の内面２の上端部周囲に口
縁と連続する凹状段部３を形成するとともに口縁部を水
平又は内側へ行くにしたがい下方に向うテーパー面にな
したことを特徴とするから、七宝の焼付けが本来困難で
あった起部においても簡単なプレス加工によって形成さ
れる凹状段部３と水平面又はテーパー面４を設けるだけ
で七宝釉薬は表面張力が働いて流れにくくなり凹状段部
３に第３図のように固着して七宝釉薬の口縁からの流出
が一掃され、七宝の焼付と自由な色彩の発揮とが簡単的
確になされ不良品の発生する虞もないからその実用効果
は大きい。
縁と連続する凹状段部３を形成するとともに口縁部を水
平又は内側へ行くにしたがい下方に向うテーパー面にな
したことを特徴とするから、七宝の焼付けが本来困難で
あった起部においても簡単なプレス加工によって形成さ
れる凹状段部３と水平面又はテーパー面４を設けるだけ
で七宝釉薬は表面張力が働いて流れにくくなり凹状段部
３に第３図のように固着して七宝釉薬の口縁からの流出
が一掃され、七宝の焼付と自由な色彩の発揮とが簡単的
確になされ不良品の発生する虞もないからその実用効果
は大きい。
図面はこの考案の実施例であり、第１図は全体斜視図、
第２図は同上釉部の断面図、第３図は同上要部の拡大断
面図、第４図は生地の断面図、第５図はプレス加工状態
の断面図、第６図はプレス後の生地の断面図、第７図は
壺を起こした状態の生地の断面図である。 １・・・・・・起部、２・・・・・・内面、３・・・・
・・凹状段部、４・・・・・・テーパー面。
第２図は同上釉部の断面図、第３図は同上要部の拡大断
面図、第４図は生地の断面図、第５図はプレス加工状態
の断面図、第６図はプレス後の生地の断面図、第７図は
壺を起こした状態の生地の断面図である。 １・・・・・・起部、２・・・・・・内面、３・・・・
・・凹状段部、４・・・・・・テーパー面。
Claims (1)
- 腔部の内面上端部の周囲に口縁部と連続する凹状段部を
形成するとともに口縁部を水平又は内側へ行くにしたが
い下方に向うテーパー面になして腔部からの七宝釉薬の
流出を防止せしめたことを特徴とする七宝装飾付洋食器
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2172179U JPS5819167Y2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 七宝装飾付洋食器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2172179U JPS5819167Y2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 七宝装飾付洋食器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55124466U JPS55124466U (ja) | 1980-09-03 |
| JPS5819167Y2 true JPS5819167Y2 (ja) | 1983-04-19 |
Family
ID=28855136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2172179U Expired JPS5819167Y2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 七宝装飾付洋食器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819167Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-21 JP JP2172179U patent/JPS5819167Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55124466U (ja) | 1980-09-03 |
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